2014/09/01 - 2014/09/01
319位(同エリア576件中)
ちゃおさん
昼過ぎ、短い距離だったが駅前から乗ったタクシー運転手に掛川城のことを聞いたら、余り知らなかった。城主についても山内一豊の名前は挙げたが、それ以上の城の歴史とか、歴代城主に関しては、皆目と言って良い程、知識がなかった。観光タクシーではなく、普通の町の人を運んでいる運転手だから、城のことを知らなくても、運転には差し支えない。そもそもこの町にはお城以外の観光目玉は無く、観光タクシーなど存在していないに違いない。掛川城については山内一豊一人を知っていれば十分なのだ。
事任八幡宮からはバスで一旦掛川城まで戻り、歩いてお城へ向かう。もう既に4時半を回っているので、お城の中まで入れないかも知れない。逆川という自然の川を利用したお堀を渡るとお城に入る。下から見上げても中々優美な城だ。確かこの城も日本百名城に選ばれているが、成程、ここから眺めれば納得できる。
城門を入った直ぐの場所に受付があるが、既に係の人は帰る仕度。もうこれからの入城は出来ないとのことだが、天守閣の下までは散歩できるとのこと。お城に関しては先日小田原城の天守閣に登ったばかりだから、今日はここえ敢えて天守閣に登ることも無い。城郭の高台から城下が眺められれば十分だ。
成程、全体がこじんまりとしている。以前聞いていた通りの造りだ。再築されて凡そ20年は経つか・・。一豊がこの地に入府し、この場所に築城したその当時の状態を忠実に復元してるようだ。以前NHKの大河ドラマで放映されていた「一豊の妻」を思い出す。何事も質実剛健で華美に走らない。城にしても城門にしても、城の備えが出来れば、それで充分。だから人が通れる程度の出入口であれば十分だと。
天守閣の下の高台から街を眺める。意外だったのは、この町が盆地状の中にあることで、周囲を小高い山に囲まれている。遠州灘に続く平地の中にあるかと思っていたが、そうではなかった。一豊はこの天守閣から領内を眺め、手腕を発揮し、長曾我部亡き後の土佐高知に移封となった。僅か5万石の中大名からその5倍の25万石の大大名に栄転し、その子孫は明治まで命脈を保った。一豊の妻、千代女が偉かったのか、本人が有能だったのか、400年前一豊が眺めた山河を、今、同じように眺めている。
静岡も高知も気候温暖で、風光明媚だ。違いがあるとすれば、高知城のお城のすぐ下は賑やかな高知の繁華街で、その先に土佐湾、太平洋が眺められたが、今、ここに見えるのは、静かな掛川の街並みと、周囲の山並みだけだ。一豊千代も土佐に移ってからも、この眺めを思い出していたに違いない。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
逆川を利用したお堀の先に掛川城天守閣が見えた。
-
川が天然のお堀となっている。
-
物見櫓と天守閣。良い眺めだ。
-
天守閣の雄姿が見える。
-
大手門に向かう登城路も全体に狭い。
-
二の丸跡。今は花壇になっているが、築城当時には、妻のヘソクリ10両で買った馬を走らせていたのか・・
-
ああ、左手に小さな大手門が見える。
-
ああ、こんな小さな大手門だ。大手門とも言えぬ門構だ。
-
下から見上げる天守閣。築20年程か・・。
-
三の丸に抜ける木戸も小さい。人一人やっと通れる位の幅だ。
-
天守閣の下より、掛川の街を眺める。
-
周囲は小高い山に囲まれた盆地状の街だ。
-
この地は戦国時代より戦略上の要衝の地で、一豊が漸く安定させた。
-
天守閣の下に居宅が見える。一豊の後を継いだのは、太田道灌の一族だった。
-
復元された登城路。
-
二の丸跡は現在綺麗な花壇になっている。
-
掛川城ジオラマ。
-
下からもう一度天守閣を眺め、この城を後にする。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- motogenさん 2016/12/22 12:44:56
- 掛川の町
- 掛川駅は、たまに(数年に一度くらい)新幹線に乗り降りしたり、車で人を送り迎えする駅です。
息子が掛川の高校に通っていた時期もあり、友人も掛川に住んでいて、慣れ親しんだ町といえます。
昔は静岡まで国1を使って何度も行き来し、日坂辺りのことも知っているのですが、掛川城や八幡宮にはまだ行ったことがありません。
この旅行記を読ませていただき、体力作りを兼ねて、近いうちに自転車で訪ねてみようかと思いました。
- ちゃおさん からの返信 2016/12/24 09:09:04
- RE: 掛川の町
- お早う御座います。
返事が遅くなりました。当方、掛川へ行ったのは、もう3年ほど前になりますが、そんな古い時期のブログを見ていただき、どうも有難う御座いました。
当日は掛川にちょっとした幼児があり、国道に面した警察署まで行ったのですが、時間があったので、八幡宮まで足を延ばしました。ここで。竜虎という関取が家族でお参りしていた際に、奥の院の参道の入り口付近で、急死し、年齢はまだ60代そこそこの若さ。神社にお参りするとともに、竜虎の御霊にもお参りしました。格好の良い、良い力士でしたが、病気には勝てなかったようです。
実は当方も、今は沼津市の一部になっていますが、西伊豆の出身です。ですから、静岡には愛着があります。気候風土の良い土地柄ですね。サイクリングで、この辺りを駆け回れるとは優雅な人生、多分シニアの生活を送られていると思いますが、幸せな人生だと思います。
> 掛川駅は、たまに(数年に一度くらい)新幹線に乗り降りしたり、車で人を送り迎えする駅です。
> 息子が掛川の高校に通っていた時期もあり、友人も掛川に住んでいて、慣れ親しんだ町といえます。
> 昔は静岡まで国1を使って何度も行き来し、日坂辺りのことも知っているのですが、掛川城や八幡宮にはまだ行ったことがありません。
> この旅行記を読ませていただき、体力作りを兼ねて、近いうちに自転車で訪ねてみようかと思いました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
18