2014/08/17 - 2014/08/19
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harihariさん
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石川雲蝶という彫物師の存在を知ってから、「一度その作品を見てみたい!」と思い続けて何年か。
この夏にようやく雲蝶巡りの旅を計画することができました。
長岡、魚沼に散らばる雲蝶作品を辿りながら、今回泊まることに決めたのは、以前からチェックを入れていた栃尾又温泉「宝厳堂」。
近年リニューアルされて、ぐっと魅力度が増しているようです。
朝に夜にと、魚沼産コシヒカリを味わいながら、雲蝶作品を中心にあれやこれやと観てまわった2泊3日の旅です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
大阪からの夜行バスで、長岡駅前には早朝6時頃に到着。
天候は生憎の雨。 -
身支度を整えてから、どこかで朝食を食べられないかな・・・とキャリーバッグを引きながら付近を物色。
すると、駅の構内に7時半からオープンしているUCCカフェプラザがありました。 -
ブレンドコーヒーと、トーストサンド。
休日の長岡駅構内は、まだ人通りも少なくて、レンタカー屋さんが開く時間まで、のんびり朝食タイム。 -
長岡駅前のレンタカー屋さんで車を借りて。
まず最初に訪れたのは、旧栃尾市にある秋葉三尺大権現。
天文20年(1551年)、上杉謙信によってこの地に移されたという由緒ある神社。 -
長岡市指定文化財の「秋葉神社 奥の院」。
厳しい豪雪から守るように、金網の中に収められています。 -
土台から破風まで、豪華な彫刻に埋め尽くされています。
江戸安政年間に、8年の歳月をかけて石川屋安兵衛と熊谷源太郎の2人の彫り物師によって造られたもの。
石川屋安兵衛こそ、石川雲蝶その人です。 -
烏天狗酒宴の図。
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大天狗の前で行う、牛若丸と烏天狗の試合の図。
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烏天狗の敗北の図。
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生憎の雨のため、幾重にも連なる彫刻の奥深くまで光が届かず、よく見えなかったのが残念でしたが、初めての雲蝶彫刻に圧倒されっぱなしです。
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旧栃尾市のマンホール。
かつて紬の産地だった栃尾では、古くから紬の残り糸を利用した手かがりてまり作りが盛んだったとのことです。 -
再び車を走らせて、次にやってきたのが光福寺。
明治の戊辰戦争のとき、長岡藩の本陣が置かれた場所です。
長岡に旅行をすると決めたときから、ここは訪れたかった場所。 -
新政府でも旧幕府でもなく、武装中立を堅持しようとした長岡藩家老・河井継之助。
『新政府につくか、会津藩につくか。というどちらかしかないというのがこの時勢であり、時勢の切迫であったが、しかし継之助はあくまでも中立が存在しうると信じていた。その中立を守るために、この小藩にすれば過重なほどに新鋭武器を買い入れ、藩軍を洋式化し、封建組織をあらためつつあった。』
「峠」司馬遼太郎より -
戊辰戦争という、日本史上で最も重要な出来事の一つの舞台とは思えないほど、今ではひっそりと静まり返った光福寺境内。
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摂田屋の古い町並み。
大正7年築の味噌星六の主屋。 -
明治創業の機那サフラン酒造。
サフラン酒とは、昔は一世を風靡した薬草酒で、現在ではリキュールとして販売しています。 -
ここの特徴は、何といってもこの土蔵。
軒の部分、戸袋の部分、全部が極彩色に彩られた鏝絵で仕上げられています。 -
息を飲むような美しさ。
豪華。絢爛。派手。繊細。
掛け値なしに、日本随一の鏝絵だと思う。 -
鳳凰、麒麟、恵比須、大黒や十二支などの極彩色鏝絵が、白壁土蔵の全面に施されています。
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ここでは、その一部しか掲載しませんが、戸袋の一枚一枚、鏝絵の一つ一つ、全部を写真に収めて帰りました。
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長岡を訪れたなら、必ず見ておくべき建物。
日本の伝統技術の素晴らしさを、多くの人に知ってもらいたい。 -
長岡市のマンホール。
長岡城、大花火、スキー、長生橋のデザイン。 -
この日の昼ごはんは、ここに決めていました。
青島食堂。創業は昭和38年の老舗ラーメン店。 -
券売機で青島ラーメンの食券を購入。
生姜醤油のラーメンは、スープも美味しくて病み付きになるような味わい。 -
長岡には、もう一つ忘れてはならない酒蔵があります。
吉乃川酒造。天文17年(1548年)創業。
ちょうど、長尾景虎が上杉家に養子に入り、19歳にして上杉家の家督を継いだのがこの年。 -
吉乃川の酒造資料館「瓢亭」。
僕たちが訪れたときは、貸切状態で、吉乃川の歴史や酒造りの行程などを、映像と説明で案内していただきました。 -
奥さんは、6種類ぐらいのお酒を試飲させていただいて、気に入った何種類かをお土産に購入。
ドライバーの僕が飲んだのは、これ。
酒作りに欠かせない、吉乃川の仕込み水。
運転がなければ、僕も飲んだのに...(´・ω・`). -
再び車に乗って。
旧長谷川家住宅。1716年頃の建築。国指定重要文化財。 -
長谷川家は、慶長の頃からこの場所に移り住んで、代々世襲で庄屋をつとめてきた旧家です。
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越後でも最古の部類に属する木造家屋。
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当主のみに使用が許された、最も格式の高い上段の間。
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今でこそ電気がありますが、蝋燭や行灯の明かりしかなかった時代の方が長かったのです。
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広い土間は、昼間でも暗い。薄暗いというより、暗い。
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主屋を裏庭から。
厳しい冬の季節、豪雪にも耐える立派な茅葺屋根です。 -
長岡から魚沼までドライブ。
小千谷の住宅の一番端っこのほうに、魚沼神社があります。 -
弥彦村にある越後国一宮「彌彦神社」に対して、戦国時代には「上弥彦神社」と呼ばれていたのが、この魚沼神社。
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境内には、室町時代の1563年に造られた重要文化財の阿弥陀堂。
もしかしたら、謙信も手を合わせたかもしれないお堂です。 -
一日の予定が終わって、本日のお宿へ。
魚沼神社から、ひたすら山へ行くこと1時間弱。
栃尾又温泉に到着。 -
今回の旅の宿、栃尾又温泉「宝厳堂」。
懐かしい佇まいのする木造の宿。 -
木造三階建ての宝厳堂全景。
緑に囲まれた、心地よさそうなお宿です。 -
玄関。
ほぼ予定通りの17時、チェックイン。 -
木の温もりを感じるフローリング、階段。
ここではスリッパも不要。裸足のままが心地よい。 -
全部で数部屋の小さなお宿。
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僕たちは、弐(に)の陸番(ろくばん)の部屋。
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踏み込み+11畳のきれいな和室。
窓が2面にあるので、明るくて風通しも抜群。 -
最近になってリニューアルされただけあって、水回りの清潔感は特筆。驚くほど快適です。
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ウェルカムスウィーツは、魚沼米のおかきとクッキー。
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標高の高い土地にあって、風が通ればエアコンも要らないぐらい。
この団扇で十分。 -
座り心地の良いソファと、女子好みのするお風呂用の籠。
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館内の設えやライティングも、モダンな感じで雰囲気がいい。
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何といっても嬉しかったのは、このサービス。
タオルや浴衣が必要なだけ使えるって、温泉宿の宿泊客にとって、すごくポイントが高いと思う。 -
いや、どちらかというと、ムササビなら出てきてほしいくらいかも。
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早速、吉乃川さんのお水を冷やしました。
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ライブラリー。
部屋以外に、こういう寛ぐスペースがあるのも、ちょっと特別感があって◎。 -
宿の貸切風呂に入った後は、お楽しみの夕食。
食事はお食事処で。 -
テーブルも椅子も、すべて木にこだわった家具類。
この日の宿泊は僕たちだけだったので、素敵な空間を贅沢にも独占状態で。 -
それでは、早速頂くことにしますか。
どれもこれも美味しそう。 -
まずは食前酒。
きりっと冷えた梅酒。 -
魚沼産の枝豆と茶豆。
程よい塩加減と食感で。 -
タタキ胡瓜。
ごま油の香ばしさと、少しのピリ辛と。 -
ゴーヤとささみの夏サラダ。
瑞々しい苦さがお酒にピッタリ。 -
おからサラダ。
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なますうり胡麻あえ。
初めて食べる「なますうり」。別名「そうめんかぼちゃ」。 -
八海酒造のしぼりたて原酒「越後で候」を冷酒で。
ほわっとした甘さと豊潤な香り。料理にも合うから、あっという間に飲み干して。 -
深雪なすの浅漬け。
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バターナッツかぼちゃの冷たいスープ。
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美雪ますの刺身。
ニジマスとアメマスを掛け合わせて生み出した、魚沼育ちのとっても美味しい鱒です。 -
「緑川」大吟醸をワイングラスで。
まずは、香りの甘さに驚き。次に、口に含んでからの透明感のある優しい味に、参りました。
本っっっ当に美味しい!!! -
茄子のはさみあんかけ。
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岩魚の炭火焼。
獲れたばかりの新鮮な川魚を、頭から丸ごと。最高の贅沢。 -
日本最高のお米、魚沼産コシヒカリ。
米も水も炊き加減も、全て満たされたご飯。 -
味噌汁と糀づけのお漬物。
おひつのご飯がなくなるまで、お替り。 -
南魚沼市にある、「ジェラート工房ヤミー」さんのジェラート、紫いも味。
これ以上ない料理と、最高のお酒で幸せな夕餉でした。 -
翌日、早朝。
物音を立てないようにそっと起きだして。 -
朝風呂へ。
宿から階段を下りていって・・・ -
公衆浴場は2つ。男女別で時間制。
案内にしたがって… -
栃尾又温泉は、源泉36度のぬる湯。湯治客や地元の常連さんだと、2〜3時間はつかっているという気の長〜い温泉。
したの湯の入り口。 -
この時間は、女性が「したの湯」。
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栃尾又温泉センター「うえの湯」。
目を閉じて温いお湯に長時間つかっていると、一瞬どこにいるか分からなくなるような、不思議な感覚になります。 -
こちらは、お隣の宿「自在館」の湯治部。
木造三階建ての鄙びた湯治宿。 -
朝食までの間、少しだけ散歩。
天気は相変わらず良くないかな。 -
朝食も、昨日と同じ食事処で。
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朝から食欲をそそる品々。
卵焼き、焼き鱒、おひたし、雲蝶納豆… -
まずは、フレッシュなトマトジュースから。
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具だくさんのお味噌汁。
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そして、朝からコシヒカリ。
2人で残さず完食。 -
デザートは、ヨーグルトと西瓜です。
晩ごはんに続き、朝ごはんも大満足だなんて、今日もいい一日が始まりそう。 -
2日目は、西福寺と永林寺を訪れようと思っています。
女将の「いってらっしゃい!!」の優しい声に送られて、この日も雲蝶を巡る旅へ出発です。
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