2014/09/12 - 2014/09/17
387位(同エリア1495件中)
ともしさん
日本航空のチャーター便でパラオへ行きました
家族の目的は海でしたが、私は海だけでなくペリリュー島にも行きたかったので別行動してきました
この旅行記ではペリリュー島ツアーを中心にペリリュー島の戦いに関する写真を載せていこうと思います
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- ジャルパック
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-
パラオロイヤルリゾートから出発です
-
雨季なのでお天気が心配でしたが、良いお天気になりました
-
ボートが急に止まり、何事かと思ったらマンタがいるとのこと
ダイビングしなければ見れないような魚が見れて運が良かったです -
非常に綺麗な海です
あまり戦史に詳しくないのですが、
「支援軍をおくってもらっても無駄になるだけなので、援軍の必要はない」
と伝えるためにペリリュー島からコロールまで泳がされた日本兵もいるそうで
ほとんどたどり着くことが出来なかったそうですが、こんな透き通った海では上空からすぐに見つけられてしまいますね -
ペリリュー島に着きました
ここまで1時間ちょっとかかりました
幸い波が穏やかだったので、気分が悪くなる人もおらず無事たどり着くことが出来ました -
水戸山
日本兵がいたところのようです -
英語が達者な方どうぞ
-
中に入り、ガイドさんに説明してもらいました
私は身長が171センチなのですが、ずっと腰を曲げていないと頭をぶつけてしまうくらいの高さでした
何度か天井に頭をこすりつけてしまい、毛根がやられました
これは個室らしいです
当然ドアはありません -
ビール瓶がたくさんありました
私たちのガイドさんは水をためておくのに使ってたと言っていましたが、ガイドさんによっては火炎瓶と説明する人もいるようです
本当のところは良く分かりません -
さっきの個室の4倍くらいの広さのところがありました
ガイドさん曰く「医務室」らしいです
これじゃ治るものも治らなかったでしょうに… -
弾いれらしいです
-
米軍の火炎放射器で焼かれた跡
「散るぞ悲しき」という本に書いてあったのですが、
硫黄島を指揮した栗林大将とペリリュー島を指揮した中川中将、
どちらも洞窟を掘ったようですが、栗林大将はアメリカに駐在していたことがあるので米軍が火炎放射器を持っているのを知っていたとかなんだとか
そのため硫黄島の洞窟は入り口から居住区までの距離が長いらしいです
いつか硫黄島に行って確かめてみたいものです
余談になりますが、ガイドさんが「いおうじま」と言っていたのには萎えました
「いおうじま」は鹿児島県にある島で戦地になったのは東京都の「いおうとう」ですから、そこを間違えたら意味が違ってきてしまうのでちゃんとして欲しかったです -
トーチカ
-
ツアーで一緒だった親切な女性がライトで照らしてくださいました
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日本人の国民学校の門の跡です
今はペリリュー州の小学校があるようです
ガイドさんから聞いて初めて知ったのですが、アメリカ軍が上陸した9月15日にこの場所でアメリカ政府とペリリュー州が主催する合同慰霊祭があるとのこと
ペリリュー島を訪れたのが9月13日でしたから、あと2日ずれていたら式典を見ることが出来たのかもしれません -
帰ってホテルの掲示板を見たら、慰霊祭のお知らせが貼ってありました
実はこの慰霊祭に参加する為にペリリュー島にいらっしゃっていた三十四会(ペリリュー島の戦いで最後まで生き残った34人で構成される会)の方に偶然お目にかかる事が出来ました
実際戦地に派遣されていた方とお話しできる機会なんて滅多にないことですし、まさかパラオで?!と非常に驚きました
私の出身地(ペリリュー島に多く派遣された県)を聞くと涙ぐんでいたので、辛いことを思い出させてしまったようで申し訳なかったです
写真をお願いしたところツアーに参加していたお客さん1人1人と写真を撮ってくださいました
最後にお礼を言ったのですが、一言付け加えなかったことを今でも後悔しています
私が今のように平和で豊かな日本で生活できるのはすべて先代、先先代の方々のおかげです
その旨のお礼をちゃんと伝えたかったです
2人で撮っていただいた写真は宝物になりそうです -
慰霊碑
船坂弘さんがつくった慰霊碑です
立派なものでした
お線香を持ってきたので、ガイドさんに火をつけていただき手を合わせました -
戦死した方の家族が個人的につくった慰霊碑もありました
ここでもお線香を
皆私より年下の方でした -
日本から持参したお酒とたばこをお供えしました
お口にあえばいいのですが -
ガイドさん曰く最後の34人はここから300メートルくらい行った洞窟にいたそうです
木が鬱蒼と生い茂っていて良く見えませんでした -
弾薬庫らしいです
ガイドさんによっては病院の跡という人もいるらしいので事実は分かりません
今は資料館になってます
アメリカ軍は400隻もの軍艦を並べて3日間に亘り17万発の艦砲射撃をしたとのこと
弾薬庫も2発あたっていますが、物凄く丈夫な鉄筋コンクリートなのか未だにしっかり建っています -
地面に突き刺さってるこれも艦砲射撃の跡なんでしょうか?
ガイドさんに質問してくれば良かった〜 -
資料館の中はフラッシュたかなければ撮影して良いとのことでしたので、いろいろ撮影してきました
アメリカ軍は当時、東洋一と言われたこの飛行場が欲しかったようです -
艦砲射撃をするアメリカ軍
ずらーっと並んでます -
その結果、ペンペン草も生えていない風景になりました
-
今資料館として使われてる建物もボロボロです
-
70年前の景色からは想像できないくらい、今はこんなに緑溢れる風景になりました
自然の力はすごい -
海軍司令本部跡
9月15日に備えて地元の方が草刈りをしていました
後で知りましたが、草刈りしている人は公務員さんらしいです
平均月収5万のところ公務員さんは10万と高給なので、人気職業のようです -
大砲落ちてきた跡
天井ないです -
一番奥の伝令室?
良く覚えていないのですが、壁の厚さが1m近くありました -
外は弾丸の跡がたくさんありますが、中は綺麗に残ってます
台風が来た時は避難所として利用しているとのこと
お役に立っているようでなによりですが、海軍司令部と歩兵隊の方たちの居住区に格差がありすぎです -
トイレはあるし
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お風呂はあるし
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2階へ行く階段には滑り止めまでついてますよ(苦笑)
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防空壕も完備!
何という待遇差でしょう -
日本軍の戦車?らしいです
小さいです -
171cmの自分と比べてみました
男性は私より身長も体格も良いでしょうし、狭かったでしょうね -
こちらはアメリカ軍の戦車らしいです
大きさの違いがお分かりいただけますか? -
滑走路
アメリカはこれが欲しかったようですよ -
アメリカ軍が上陸してきたオレンジビーチ
-
あの白波の立っているところに軍艦を並べて艦砲射撃を行ったそうです
-
墜落している零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)
近年では「ぜろしきせんとうき」と教える先生がいるそうです -
触って良いとガイドさんが仰っていたので、触ってみました
非常に薄いです
機体を軽くして燃費を良くするためでしょうか? -
折れた翼の中は空洞でした
-
大山にあった大砲
これを見る為に少し階段をあがったのですが、傾斜がきつかったです
今は階段と手すりがありますからすぐにたどり着けますが、よくこんな重いものを運んで造ったなと思います -
捕虜収容所の跡と説明されましたがちょっと分かりませんでした
-
ペリリュー神社
賽銭箱がないのかお金が散乱してました -
アメリカ軍の第1海兵師団のモニュメント
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中川中将が自決したと言われる場所へ行く途中
まだ不発弾の処理が終わっていない場所があるそうで、赤と白の円柱状の杭がささっていました
白と白の間は安全らしいです -
慰霊碑
ここでもタバコをお供えしてきました -
ブラッディ・ノーズ・リッジ・モニュメントからの景色
傾斜がほぼ垂直の階段をあがらなければいけませんが、島全体を見ることが出来ます -
こちらは4日目に参加した「ロックアイランドと大シャコガイツアー」で
パラオ人ガイドさんが「沈んでる零戦見ていく?」と提案してくださって参加者全員賛成で寄り道しました -
プロペラや機体は残っていましたが、翼は骨組しか残っていませんでした
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雨が降り、荒れていた海でしたが皆で手を合わせてきました
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帰国便にて
来年天皇皇后両陛下が慰霊のためにパラオを訪問する方向で調整しているとのニュースが流れていました
これを機にペリリュー島で起きたことに多くの日本人が興味を持ち、パラオを訪れるようになったら良いなと思っています
実際、出国前は「パラオ?ペリリュー島?どこ?」と言っていた会社の人たちも、帰国後は「来年天皇陛下が訪れるとこに行ってきたんだね〜」と言っていたので陛下の影響力は今も半端ないなと思いました
またガイドさんが仰るには骨1本につき1体の御遺体と数えていたので、まだ指の骨など細かいものは回収できていないとのことでした
新聞で戦後初めて海上自衛隊の士官学校の遠洋練習航海でガダルカナル島に寄港し、遺骨を日本に持ち帰るというのを知りました
パラオをはじめ他の戦地でもたくさんの日本人が置き去りにされていると思います
私のような一般人が勝手に持ち帰ることはできませんので、国主導で是非皆が帰国できるようにしてもらいたいと思います
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