2006/07/14 - 2006/07/18
134位(同エリア309件中)
かずおさん
初めて来た7月中旬の北海道、今回はこれまで行ったことのないところを中心に周ろうと計画していますが2日目は旭川でレンタカーを借りて「北海道の屋根」とも言われる大雪山を右回りにぐるっと走りたいと思います。特に楽しみなのが雄大な山々を遠くに見る大雪アンガス牧場と、三股山荘のビーフライス、そしてこちらは2年前に一度来ましたが「幻の橋」旧国鉄士幌線のタウシュベツ橋梁などなど。その後は新得から狩勝峠を通って富良野まで、距離にしたら300kmくらいありそうですが頑張りたいと思います。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー JALグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
宿のある白石から地下鉄を乗り継いで札幌駅へ。まず旭川までは網走行きの特急オホーツク号で向かいます。
札幌駅 駅
-
それにしても、今日も空を雲が覆っています・・・なかなか上手くはいかないものですがこればかりは仕方がない。石狩平野を走って旭川までは約1時間半、やっぱりのんびり車窓を見るのはいいなぁ〜
-
旭川駅で予約してあったレンタカーに乗換て一路東へ。まずやってきたのは上川町にある大雪アンガス牧場、広大な牧場の向こうに雄大な大雪山が見えるとても綺麗な写真が撮れそうということで来てみたのですが・・・残念ながら山は雲に隠れてしまっています。
大雪アンガスの郷 展望台 自然・景勝地
-
一面のじゃがいも畑
-
じゃがいもの花
-
大雪山にこだわらなければ青空と牧場の風景を見ることが出来ました。もくもくとした雲が夏ですね。
-
奥の山々を青空の下で撮りたかった・・・旭川からそれほど遠くない場所ですしまた来ることにしましょう。
-
-
「山越えてゆく白雲も涅槃かな」
-
さらに国道39号を東へ走って層雲峡を過ぎた先にある銀河・流星の滝に到着。木々が茂ってちょっと見にくいですがこちらが流星の滝。
流星の滝 自然・景勝地
-
とその下の渓流、澄んだ水が涼しげで気持ちいいです。
-
直線的に落ちる流星の滝とは対称的に岩肌を伝って落ちてくる銀河の滝。
銀河の滝 自然・景勝地
-
裏手にある階段を10分ほど登ってたどり着く双瀑台からは2つの滝を一度に見ることが出来ます。駐車場のある滝の下からは合わせて見る音は出来ないのです・・・
-
滝を後にしてさらに進みます、今日はこの後富良野まで走るので頑張らなければ。30分ほど走って次に車を停めたのは三国峠。車で走ることの出来る峠としては北海道で最も高い場所にあります。
三国峠 名所・史跡
-
ここから先は十勝、十勝といえば大平原のイメージが先行しがちですが北の方へ行けばこんな山深いところもあります。
-
三国峠を紹介する写真でよく使われるこの橋の場所ですが、実際の峠からは少し十勝寄りに下った場所にあります。道路以外に人工物の見当たらない、まさに樹海といった雰囲気があります・・・これで晴れていたらどんな景色だったのか。
-
ここからは一気に下り坂に、しばらく樹海の中の単調な道が続きます。お、道路脇にゴソゴソと動く影があると思ったらキタキツネではないですか。体の大きいエゾシカはすぐわかるけれどもキタキツネってなかなか見かける機会も少ないのですよね〜
-
やがて森の中へと消えていってしまいました。よかったよかった、野生動物らしく人慣れしていないようで。
-
三国峠からの坂を下りきったあたりにある集落は十勝三股。かつては国鉄士幌線の終点だったこの場所、林業が盛んでここから材木を載せた汽車が走っていたようですが今では人が住んでいるのはたったの2軒だけ。その内の一つがこちらの三股山荘です。今回楽しみにしていたのがここのビーフライス、早速中に入りましょう。
三股山荘 グルメ・レストラン
-
ログハウス風の店内はどことなくほっと出来る空間。椅子に腰掛けたら迷うこと無くビーフライスを注文、10分も待たずして出てきました。「牛トロフレーク」を使ったという、ハンバーグとも違う食感、味も意外とあっさりとしていていくらでも食べられそう。これは人気になるわけだわと思ってあっという間に平らげてしまいました。
-
十勝三股はルピナスの群生地でもあります。三股山荘の裏手もこの通り。
-
-
-
かつての集落跡に紫やピンクの花が咲き誇っています。
-
-
白樺の木と合わせて
-
看板が一部落ちてしまっていますが「安全第一」と書いてあったのでしょう、奥に見えている廃墟はかつての士幌線十勝三股駅に関係するものでしょうか。1978年に鉄道から代行バスに切り替えられているので、それからもうすぐ30年になろうとしていますね。。。雪も多いこの地域で、手入れもされていないであろう建物がこれだけ耐えているのでいかに頑丈な造りかがわかります。十勝三股駅ですが1日の乗降客はバス代行に切り替わった時点で3人だったとのこと。その後バス代行としての士幌線も1987年に廃線となっています。
-
出来るものなら汽車に揺られてこの地まで来てみたかった。。。というのはもう叶わないことなので、今現在あるものをしっかり自分の目とカメラに焼き付けておきましょう。10年も経てば今とはまた違った風景になっていることでしょうし。
続いてやってきたのは旧士幌線のタウシュベツ橋梁、糠平ダムの建設によって湖に沈んだものの水量によってその姿を現す「幻の橋」であります。 -
駐車場からは森の中を歩くこと200mほど、その姿が見えてきました。
-
今は水量の多い時期のようでした。古代ローマの水道橋を彷彿とさせる立派なコンクリート製11連のアーチ橋ですが、今日見えているのは上の方の一部分だけ。しかしこうして見ると結構傾斜のある橋だったのですね〜
タウシュベツ川橋梁 名所・史跡
-
湖面ギリギリまで下りてみます。
-
反対側から。1937年の竣工とのことなので既に70年が経とうとしています。現役期間は風雪と列車の重量に耐え、ダム湖に沈んだ後は水圧と湖の結氷によって崩壊が進んでいるのでこの姿が見られるのはそう長くないと言われています。
-
かつて木材を満載した貨車が山を下っていったのでしょう。今では風化に任せるだけ。話によればいつ崩壊してもおかしくないとのことでこの上は立入禁止です。
-
駐車場の車に戻って林道を少し走り、湖を見下ろす場所まで移動。もう少し橋の姿が見えていれば、湖面に映るめがね橋のようになるとのことですが今日はそのようにはならないですね・・・既に中間のあたりが崩落しているのがわかります。
-
林道はこの地点で通行止め、来た道を引き返しましょう。
-
糠平温泉を通り抜けて峠を越えれば見えてきたのは然別湖。北海道三大秘湖とも言われているようで、確かに山間にひっそりと佇む静かな湖であります。今日は生憎の曇り空ですがそれはそれで雰囲気ありますね。
然別湖 自然・景勝地
-
ここに来るのは今回で2回目、冬の結氷期に然別湖コタンと呼ばれる氷で造られた村が現れるというイベントを見に行ったことがあります。夏は遊覧船も出ているようで、今日は乗りませんが。
-
-
然別湖から10分もかからない場所にある扇が原展望台に到着。今日はキタキツネによく会いますね〜人からエサをもらうことを覚えてしまったのでしょうか、駐車場をうろついています。
扇ヶ原展望台 自然・景勝地
-
そして展望台からの景色は・・・残念ながら霧の中で何も見えませんでした〜晴れていればいかにも十勝といった感じの大平原をここから見下ろすことが出来たのですが・・・
-
狩勝峠も景色は望めそうになかったのでスルーしていよいよ「富良野」と呼ばれるエリアまで来ました。次に車を停めたのは南富良野町のJR幾寅駅。映画「鉄道員」の舞台「幌舞駅」のロケ地です。
幾寅駅 駅
-
ちょうど新得方面の列車が来たのでマーガレットの花と合わせて。
-
映画の撮影に使われた車両は撮影後も普通に走っていましたが昨年廃車になり、現在では頭の部分だけ駅前に展示されています。
-
いよいよ富良野に入ってきたということで、道の駅南ふらのの隣にラベンダー畑を見つけました。ラベンダー独特の香りを辺りに漂わせています。
道の駅 南ふらの 道の駅
-
さらに走ってJR富良野駅に到着。ここでレンタカーを返却します。この後は予約してあった北の峰の民宿に泊まり、明日から2日間の富良野ラベンダーめぐりに備えて情報収集することにしましょう。
富良野駅 駅
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
45