2014/09/18 - 2014/09/18
35位(同エリア167件中)
櫻さん
日本には、嘘つきな人間は死んだら地獄に落ちて閻魔様に舌を抜かれる、という民間伝承があります。
中国では、冥界(地獄)には世の中の裁判所や刑務所などを真似た司法システムがあり、罪人に対し逮捕・拘留・尋問・判決などを行ないます。
そして判決を下された罪人は、罪に応じて様々な拷問を与えられるのです。
それがいわゆる『十八層地獄』。
漢の時代から伝わる民間伝承です。
そんな地獄絵図の恐ろしさを実際に体感して学べるのが、この『南天宮』。
「巨額の投資を惜しまず(不惜巨資)、改築(重新改建)」しています。
では改築前はどんな様相だったのか、そんなことは今は重要ではありません。
旅行前に『十八層地獄』について色々調べてみたのですが、十八種類を完全に把握することは出来ませんでした。
とりあえず私なりに解釈して、どんな罪を犯すとどんな地獄に落とされるのかレポートしてみます。
悪人は死後も悪とされ、地獄に落とされて永遠に苦しまなければなりません。
でも生前に良いことをすれば来世は報われるので、悪いことをせず善行を積みましょう、という教えを共に学べればと思います。
それではLet's Go!!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
鹿港よりバスで彰化站へ。
そして彰化站から徒歩10分ほど。
『八卦山風景区』入り口に到着。
八卦“山”と言っても、小高い丘程度です。 -
ただでさえ暑い中、何故こうも自分を痛め続けたいのかと思うほどの上り坂。
-
看板が出てまいりました。
「全部電動」。
そのハイテクノロジーぶりに、私の期待感が裏切られないことを願って止みません。 -
鬱蒼と生い茂る木々に覆われた坂道。
否が応にも気持ちが昂ぶります。
猛暑と坂道を昇ったことにより、血圧が上昇した感も否めません。 -
道というか、廃墟の敷地内のような所を通り。
-
先程の、眩暈を覚えるほどの坂道を昇ったのが全て無駄足に終わるような急勾配の階段を降り。
-
階段横に何やら見えて参りました。
胸のドキドキが止まりません。 -
ようやく入り口に到着。
いたって普通のよくある廟です。 -
「不惜巨資」などと太っ腹な文句を掲げているわりには、ちゃっかり拝観料(50元)を徴収されました。
-
ご本尊であるどなたか様が祀られていましたが、そこまで調べられませんでした。
この際もう誰でもいい。 -
ご本尊向かって左に早速。
“偽造國幣”と言うのは、いわゆるニセ札造りのことでしょうか? -
奥に見えるのが裁判官役の泰廣王ですね。
このように裁判官が判決を下すと、地獄に落とされた罪人達は亡者たちによって様々な拷問を与えられます。
そして勿論「全部電動」なので、亡者や罪人たちがギッコンギッコン動きます。 -
ご本尊向かって右側。
-
ダーツ大会。
-
既に入り口付近でこのような鬼気迫る地獄絵図が展開されておりますが、本番はこれから。
2階が『十八地獄』、4階が『魔界怪譚』となっています。 -
そして2階。
ガバチョな鬼の口を抜けて、いざ。 -
この薄暗さがなんとも…。
そして手前の、不自然に盛り上がっている床部分。 -
歩いた瞬間、床板が激しく揺れました。
唐突にド肝を抜かれる仕掛けが施されております。 -
1階から引き続き、第3の地獄へ。
石錐地獄だの銅蛇地獄だの書かれています。
貪官汚吏したり堀人墳墓しちゃうと、こんな地獄に落とされてしまうんですね。 -
えい。
石錐地獄。 -
どうだ。
銅蛇地獄。
蛇に腕を食いちぎられ悶絶する、楳図かずおテイストな女性。 -
続きまして、第4の地獄。
ここは詐欺などの罪を犯した罪人達が来るコーナー。 -
臼で挽かれちゃってます。
“放高利貸”と見えるので、悪徳ヤミ金業者でしょう。
脱穀地獄という刑だそうです。 -
いたたたたた。
腸をズルズル引き抜かれちゃっています。
題して“抽腸地獄”。
後方で見学している裁判官達の冷ややかな視線が、より一層恐怖心を煽ります。 -
ご覧のように一直線に続く長い廊下。
「見えないじゃねぇか」と歩み進めて次のアトラクションの前に来ると。 -
必要な箇所のみ点灯する仕組み。
その他は太陽光だけという、とってもエコ仕様。 -
飛んで第7の地獄。
通姦とか強姦とかあるから、性欲旺盛な方達の地獄ですね。 -
パーマネントへアの女性が亡者に引き連れられてきました。
通姦しちゃったんですか? -
この先自分の身に起きることを想像して、恐怖で顔が引きつっています。
通姦なんかするからですよ。 -
第8の地獄の様子はどうでしょうか?
こちらは暴行沙汰や強盗などを犯した罪人達の地獄のようですが。 -
「フライヤーッ!」
ってな感じで、ヘッドスピンかまされちゃってます。 -
こっちの罪人は胴体切断です。
左の方が楽しげに実況中継しているように見えなくもない。 -
こちらは何でしょうか?
私の大好きな香腸を食べさせてもらっているのかな?と思ったら、舌を抜かれているんだそうです。
その名も“抜舌地獄”。
日本の「嘘つきは閻魔様に舌を抜かれちゃうよ」が、これですね。 -
このような数々のおどろおどろしい地獄絵図を眺めながら、やがて出口へ。
その出口付近にさりげなく展開されていた、素手にお茶を注ぐ陰湿な苛め。 -
配役が非常に分かり易い。
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次の『魔界怪譚』へ向かいます。
-
途中の3階に祀られていた方。
どなたか存じませんが、とりあえずご挨拶。 -
「どう見てもソッチだろ?」としか思えない方向にも、親切に道案内が記されています。
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坂道を上り、階段の下り、そしてまた階段を上る。
自分の脚力の強さに感動を禁じえない。
ちなみに廟内にはエアコンが設置されていません。
もはやサウナ状態です。 -
『魔界怪譚』の説明書き。
意味が分かったような、分からないような…。 -
入り口。
笑顔の意味を知りたい。 -
入り口脇。
唐沢寿明似の三蔵法師によるハンドパワー。 -
入り口を入ると暗闇が広がりますが、そのまま正面に進むと。
-
あいや〜。
明かりが灯って首がビョーン。
『魔界怪譚』とは、早い話がいわゆるひとつのお化け屋敷です。 -
なので他にも暗闇からキョンシーとか。
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暗闇から突然ほうきでシバかれそうにとか。
「暗闇から○○」シリーズのオンパレード。 -
先程の十八層地獄でド肝を抜かされた、入り口付近の床と同じような作り。
今度は驚かないわよ〜、と、足元ばかりを注意していたら。 -
大音量で響き渡るおぞましい笑い声と共に、まさかの頭上から鬼の首がボローン。
-
こういう定番的なお化け屋敷は久しぶりなので、イチイチ驚きの声を上げて楽しんでしまいました。
しかし、参拝者は私1人だけだったはずなのに、この瞬間も響き渡った、少し離れた背後での“鬼の首がボローン”の笑い声。
誰?誰かいるの?と、それがこの日ピカイチで恐ろしかった。 -
サウナ状態のお化け屋敷も終了。
もう汗が全身を流れ落ちています。 -
出口を出た右側に、まだ何やら。
-
西遊記の名場面を再現しているコーナーだそうです。
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西遊記というと、私はどちらかというとドリフの「飛べ!孫悟空」が好きでした。
リアルタイムで見ていたのか、再放送を見ていたのか、それは秘密。 -
猪八戒のお色気シーン。
この他にも名場面シーンが幾つか展示されていましたが、つけるコメントが思いつかないので省略。 -
ただでさえ暑さで目が回りそうなのに、最後は螺旋階段を下らされます。
-
いかがでしたでしょうか?
冷房設備がないため、居るだけで既に生き地獄の『南天宮』。
夏場は絶対オススメできません。
それでも参拝し終わると、自分のこれまでの行いを振り返り
「あんなことしちゃった。反省して、これからは善行を積んでいこう」
という気持ちになってしまわなくもない気がしないでもありませんが、よく分かりません。
暑さで意識が朦朧としつつも、しかし、まだまだ今日の観光は終わらないのであります。
つづく。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- taroトラベルさん 2014/10/06 23:14:17
- おお!
- 櫻さん、こんばんは!
ご無沙汰してます。
私、ちょっと前に首の調子が悪くって(またいつもの持病です)しばらくパソコンもたまにしか使用してなくて、旅行記にコメントさせて頂くのも控えていました。
また復活できたので書き込みさせてくださいね!
石門金剛宮とも甲乙つけがたいスゴイところですね〜。
本宮不惜巨資
全部電動
っていうのをわざわざ書いてる所がまた台湾らしいというか。
でもたぶん、台中に行く事があればtaroもきっと行ってしまうなぁ。
なんか、こういうの滑稽だ〜と思っても、見ちゃうってことは結局好きなんだよね。きっと。
いや〜、地獄が好きという事じゃなくて、こういうのを見て戒めるってことが私達アジアの人って潜在的に好きなんだなぁって思いました。
なので、善行をつめる様に努力しなくちゃ…と。
今回の旅行記も「霧社事件」といい、「鹿港」といい、盛りだくさんですね。
続きもじっくりと拝見させていただきますね。
taroトラベル
- 櫻さん からの返信 2014/10/10 06:08:51
- RE: おお!
- 大丈夫ですか?
季節の変わり目だったり台風が来たりと、
持病がある方には何かと辛い季節ですよね…。
相変わらず“こんなトコ”見つけて楽しんでます。
日本ではちょっと味わえない文化ですからね〜。
香港にも、以前taroさんが行かれた奇廟以外にも
きっとあるはずだから、是非是非見つけて見てください。
-
- しどにぃさん 2014/10/02 12:38:48
- そのうち行きたいです
- 櫻さん、こんにちは
私のツボにがっちりはまるような旅行記、じっくり拝見しました。
ここはまだ行ってない地獄ネタなので、次回台湾に行けた時に寄ってみたいです。
拝見する限り、なかなかの充実ぶり!?
「行きたい候補地」に登録させていただきました!
しどにぃ
- 櫻さん からの返信 2014/10/05 08:55:24
- RE: そのうち行きたいです
- しどにぃ様
毎度有り難うございます。
こういった珍寺奇廟があるから、台湾ってやめられないですね。
ここは石門金剛宮や、以前しどにぃさんにご紹介いただいた
台南の奇廟に比べてアクセスし易い場所にあるので、
是非是非訪れてみてください。
ただ、書いてある通り、夏場は“地獄”です。
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