プラハ行き夜行列車

2014/08/25 - 2014/08/27

ドイツ/ケルンからCNL(City Night Line:夜行列車）でプラハへ。２人個室の旅です。表紙の写真は翌朝プラハに到着した列車です。

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

有名なケルン大聖堂は駅の目と鼻の先。夜行列車の出発は２２時過ぎなので、大聖堂をのんびり見学して、そのあとは、ゆっくり食事しても余裕です。列車には食堂車はついてないので夕飯は乗る前に取るか、食糧持参で乗車です。

これが切符です。１８０ユーロとありますが、これだけで乗れるわけではありません。これは鉄道パス(１等)ホルダー用の差額です。でも２人分で、しかも個室、トイレシャワー付きなら、使う価値はありそう。

出入り口に列車番号と行き先が張ってあります。

この列車はCNL457　アムステルダム発プラハ行です。アムステルダムから途中、ケルンまで南下し、ケルンで東に向きを変え、ドルトムント、ベルリン、ドレースデンを経由します。列車の半分はコペンハーゲン行きで、途中から分割します。
(2014/09追記）ドイツ鉄道は、夜行列車の合理化に取り組んでいるようで、この列車のアムステルダムーケルン間の運転はこの12月から中止になるようです。また、その他のCNLも一部廃止になるという情報があります。残念ですが、高速鉄道の普及と夜行列車の両立は日本と同様不可能なのでしょうか？

さて、車内に入ると狭くて長い廊下。写真の左側が外側で、右側がコンパートメントですが、なぜか廊下の外側は極端に窓が少ない構造になってます。廊下に窓があっても意味ないことは確かでしょうが。

反対向きを撮ったところ、左側がわれわれの部屋の入り口

ドアの脇に寝台番号が張ってあります。われわれの寝台は、３２と３６。ひと部屋は３人分まで寝台が設置できるため、３つの番号があるようです。６は６号室かな。

部屋の中は２段ベットになっています。下のベッドから窓側を見たところ。上段のベットに上る階段があります。スーツケースはこの階段の下に寝かしておきました。

その反対側。通路側の入口ドアの方向です。べたべたと張っているのがドアです。左の茶色い壁がバスルーム。

手で持っているのがカード式のキー。昔、よく見た穴がたくさん空いたプラスティックのカード。こんなものお目にかかるのは久しぶりです。部屋に鍵がかかるので、セキュリティー上、安心できます。ついカードを忘れて部屋の外に出てしまって、車掌さんのお世話になりました。

ドアに、デンマークの海底トンネルでの火災時の注意事項がドイツ語と英語とチェコ語（多分）で、書かれています。
この客車はコペンハーゲンから、プラハへの列車にも使われているのでしょう。

ウエルカムドリンクと言ってましたが、ワインが２本、部屋に置いてありました。ちなみに缶ビールも写ってますが、これは自分で買って持ち込んだものです。

ドアを開けると、トイレ。

その左側に、洗面ボールとカーテンが見えます。その奥がシャワースペース。カーテンを閉めてシャワーを使います。とても狭い。細身の私でもきつかったですが、体格の良い現地の人はどうするんだろと、心配になったくらい。日本の列車のシャワーの方がスペース的にはゆとりがあります。

朝になると、お弁当箱と飲み物を車掌さんが届けてくれました。（料金に込み）あまり、大したものは入っていないですが、朝、駅について食べるところを探してうろうろするよりは助かります。

２２時過ぎにケルンを出て１１時間後、プラハ本駅５番線に到着です。時刻は朝の９：３０すぎです。

これが、われわれが乗った１等寝台車の外観。

駅構内の様子。地下のコンコースは、モダンなどこにでもありそうな雰囲気です。

駅の外観は古い歴史を感じさせる建物です。地下のコンコースはこの道路に下に広がってます。

ホームへの地上の入り口。動線が不便なので、ほとんどの人が地下の通路を行き来し、ここは人影はまばらです。
歴史あるプラハの街に、夜行列車で到着するのも良いものです。お勧めします。廃止になる前にお早めに！