初秋の長岡の信濃川

2014/09/04 - 2014/09/04

　昨日、長岡祭りの花火の時は100万以上の観客で賑わった信濃川は秋の日差しを浴びてゆったりと静まり帰っていた。
　曲がりくねった川の流れは長生橋辺りは埋め立てて直線にして、何万もの有料席を造った。これには賛否両論がある。私は曲がりくねった信濃川が好きだった。曲がりくねった川がやがて河口の新潟から静かに日本海に注ぐので、自分の人生にダブらせていた。
　今、長岡市は市長村合併で広域市となり、長岡市の中央部に流れる信濃川に七つの橋がある。その中で昔から一番有名なのが長生橋である。江戸時代からその名はあった。この橋を渡ると長く生きるという説もある。
　長岡空襲の時は何千という人がこの橋の近くに避難し、B29の直撃に遭って犠牲になった人もいた。架橋を壊すために何発も焼夷弾を投下したが架橋は破壊しなかった。長生の名の通りだった。
　長岡花火は長生橋近くの中洲で打ち上げられる。何万坪もある西の河川敷は市立の運動場がいくつもある。そこも長岡花火の両日は有料の観覧席に早変りする。
　昨年は長岡花火で有名になったフェニックスから名を取ったフェニックス大橋が完成した。その辺りの車の往来に20分の短縮になったのだそうだ。
　自然のままがいいのか、人工で便利にるのがいいのか、河水は今日も黙々とひたすらに海を目指して流れるのみだった。

　　行き方：　長岡駅大手口に出て歩いて10分
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エリア 長岡・寺泊(新潟)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

西側の河川敷。川の向こうは長岡の市街地。

長岡名物の長生橋。河川敷には市立のグランドやテニスコート沢山在る。
無料の草原は、子供達の遊び場（表紙の写真と同じ）

これも河川敷。フランスの田舎を思い出させるステキな風景も見られる。

長生橋から土手を50メートル上流方向へ歩くと、昨年開通したフェニックス大橋が見えた

東側の曲がりくねった流れは埋め立てて直線にして、数万の花火の観覧席を造った。花火が終われば、静寂のみ。