御岳山ハイキング（レンゲショウマまつり）

2014/08/22 - 2014/08/22

夏休み期間中は高くて混んでいるために遠出がしづらいので、日帰りで御岳山に行ってみました。一人ハイキングです。
初めてなのでケーブルカーで上って、一般的なコースでぐるり一周。ちょっとしたアップダウンもあり、滝あり、川あり。とても暑かったけれど、ちょうどレンゲショウマの見頃でもあり、玉紫陽花もたくさん咲いていて、楽しかったです！
いいところだなぁ、御岳山。また別の季節にも行こうっと。

エリア 青梅(東京)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

ケーブルカー乗り場までは、御嶽駅からバスで10分ほど（電車・バスともにSuicaやPASMO利用可で便利）。平日ですが満員御礼です。

御岳山ケーブルカー 乗り物

ケーブルカーも電子マネー利用できるのですが、片道590円、往復だと1100円で少しお安くなるので、切符を購入〜。貧乏だからちょっとずつ節約だい。

なかなかの傾斜をぐんぐん上って、あっというまに御岳山駅に到着。歩いて上ると1時間半くらいかかるらしいです。
駅前は「御岳平」という広場になっていて、おみやげ＆食事のお店が数件。

御岳山駅 駅

夏場なので霞んでいるけれど、なかなかの景色です。
ただいま9時ちょっと。ほぼ都内を横断して来た私はここまで3時間がかりだったので、ここでお茶を飲んだりトイレに行ったりして少し休憩。

レンゲショウマという花が群生していてちょうど見頃だというので、このすぐ上の富士峰園地というところに上ってみます。
なぜかリフト（片道100円）もあるけど、この階段を上るだけなので、普通に歩ける方なら乗らなくても大丈夫。（むしろ高所恐怖症の私はリフトのがイヤだ・・・）

おお、これがレンゲショウマというものですか！開花の直径4センチくらい、上品な感じの花ですね。蕾も丸くてかわいい〜。

たくさん咲いてますよー。写真でわかりますか？
ここには約5万株もあり、レンゲショウマの群生地としては日本一なんですって。

見頃というだけあり、平日にもかかわらずそこそこの数の人が写真撮影中。

私はあまり写真には熱心ではないので、ぶらぶら眺めながらコンデジで適当に撮るだけですけど、傾斜があるので下を向いているお花が撮りやすい感じです。

毎年8月中旬くらいに見頃をむかえて9月初旬まで楽しめるそうですが、今年は少し遅めだったんですって。同じ株でも一気に咲くわけではないので、長い期間楽しめるとのことですよ。

この園地だけでも、ほかの花もいろいろ〜。

私はぜんぜん名前はわからないのですが、くわしい皆さんが「これは××だね」とか言うのを盗み聞いてみたり。

のんびりレンゲショウマを見ながら園地をぐるぐる上ったら、また見晴らしのよいところに出ました。暑いけど気持ちいいね！

展望食堂 グルメ・レストラン

さて。山頂でもある御嶽神社のほうへ向かうことにします。
ゆるやかな下り道を5分ほど、

道端のお花など見ながら元気に歩きます。

あ。ビジターセンター。
なんの予備知識もなく訪れた馬鹿者ビジターなので、これはぜひ寄っていきますぞ。

こんにちはーと入っていったら、馬鹿者なのが即座にわかったのか、おねえさんが地図でルートを教えてくれました。ありがたやー。
ピンクのルートが私が歩くことにしたルートです。でも「急坂」の文字にビビっていたら教えてくださったのがオレンジの回避ルート。七代の滝を経由しないのであれば、こちらが楽らしいです。

せっかくなので展示も見ていきます。
飛べ！むささび君！（この紐をひくとムササビのぬいぐるみが飛ぶ仕掛けを見てだいたいおわかりと思いますが、こちら手作り感いっぱいの低予算展示でございます。でも私は飛ばすけどねー。びゅーん。）

ビジターセンターから先は「御師集落」といういくつも宿がある通りを抜けます。これ東京都内ですよ、かっこいいねー。

神代けやき、という立派な木のところから先、みやげもの屋が並ぶところを通って。

御岳山の神代ケヤキ 自然・景勝地

いざ、御嶽神社へ。ここから330段の階段をのぼります。暑いから大変よ〜

階段の途中には、ところどころに休憩できるベンチも。（河童かわええやないかい）
でも階段がつらいわけではなく暑さがつらい今日、これでは休まらーん。

ところどころ、鬼も隠れてますよ。

よいしょー！と。着いたー。
10時過ぎなので、ケーブルカーを降りてから、レンゲショウマを見たりビジターセンターを見たりしつつ一時間くらい。普通にここに直行するだけなら20分くらいでしょうか。

お参りも済ませて。

奥のほうにもいくつか社があり、こちらが旧本殿だったところですって。

神社から5分くらい下って、長尾平まで。

長尾平には小さな茶屋がありましたが、土日だけの営業なんですって。ベンチでまた休憩し、ここから「急坂」の下りになるので、靴紐をきちんと結びなおして出発します。

あ。カナチョロ。（かなへび、って言うんでしたっけ？私がコドモ時代を過ごした地域ではカナチョロって呼ばれてましたの）

いざ、急坂へ！

神社までの道にもたくさんありましたが、この先も玉紫陽花がたくさん。いたるところに咲いていました。レンゲショウマが有名だけど、広範囲なことと数からいって玉紫陽花のがすごいんじゃないかなー。

小さな花もいろいろー。

私はぜんぜん名前がわからないけど。

下のほうから聞こえるせせらぎの音のなかを、お花も眺めつつ、慎重に下ります。

あ、キノコ。

こんなに下って帰りに上るの大丈夫かな、と思うくらい下り続けます。（ちなみに、かなり不安に思っていた上りルートでしたが、下るのよりぜんぜん楽でした）

ちゃんと整備はされているけど、長尾平から先はやはり山道だし坂も急なので、トレッキングシューズを履いていないと危ない気がします。

ただただ急坂を下りて25分くらい。なんだか水気の多い平坦な道にでました。滝が近づいた予感でいっぱいです！

なんだか緑も明るい色合いで、わくわく。

きました七代の滝〜。
全体としては落差50mあるそうですが、それは何段にもなった滝の合計で、これは下から4段目なんですって。あまり大きな滝ではありませんが、周りの景観もよくて素敵です。ここの岩場に座って皆さん休憩してらしたので、私も真似してここでオヤツを食べてのんびりしました。

七代の滝 自然・景勝地

さぁ！下ってしまったぶん上らねばなりません。でも上ってみると、鉄の階段になっているし、渓谷で涼しいこともあり、山登りをしない私でもそんなに大変じゃなかったです。

ただ途中、少しだけロープをつたって岩場を上るところがあって、そこの途中で座り込んで休憩している方々がいらっしゃって、えー！と思った心の狭い私でありました。「先に行って」じゃないわよ！怖いじゃん！私にもロープ掴ませなさいよ。

ロープなしでも滑落せずに上れた先には、天狗岩というものがありました。どうやらここを上ると天狗がいるらしい。でも私はひどい高所恐怖症なので遠慮しておきます（というくらいなので、さきほどの悪態は大目にみていただきたい・・・）。

さぁここからはロックガーデンこと奥御岳渓谷です。

素敵な景色のなかを、岩をほいほい渡っていきますよ。楽しい♪

この素敵さをお伝えするいい写真がなかったのですが、せせらぎに沿って、ゆるやかな岩場をゆくのです。ところどころお水も触れてみましたが、すごく柔らかくてなんとも気持ちいい。靴を脱いでちょっと入ってみている方もいました。

せせらぎの周りがダイナミックな岩場は苔生していい感じ☆
途中、休憩エリアやトイレもあります。私はオヤツしか持ってこなかったけど、お弁当持ってくるとよりいいですね。

七代の滝から休憩含めて40分くらいでしょうか。綾広の滝に到着しました〜。
落差は10mとのことですが、そんなにあるようには見えなかったような・・・。七代の滝のほうが水量があって雰囲気いいですが、こちらは飛沫も浴びれるくらい滝のすぐ下までいくことができて、これまた良いです。

綾広の滝 自然・景勝地

綾広の滝から先でロックガーデンは終わり、休憩所でまた少し休憩してから、神社のほうへ戻る道へ。これまた私が好きな感じのハイキング道です！

あら。なんとなく秋の気配？

アップダウンがあまりない楽な道なので、周囲にも目がいきますね。

ありゃなんじゃ？

これ東京都内ですよ。素敵な森ですよねー。

8月だからそんなにお花が多い時期ではないと思いますが、それでもちょこちょこと。

いろんな花が

咲いていますよー。

対面から歩いてくる方も結構いました。大岳山に行くには遅い時間だと思うので、綾広の滝だけ行くのかな？いろんなルートがあるのかもしれません。

綾広の滝から30分弱でしょうか、天狗の腰かけ杉まで来ました。なんで天狗なのかな？

今度は杉並木を抜けてー

おみやげもの屋さんを抜けて神代けやきまで戻ってきました。
12時半、お腹も空いてきたのでどこかでお昼を食べてもよかったのですが、朝ちょっと気になるお店があったので御嶽駅に戻ってから食べることにします。

行きは富士峰園地を経由したので通らなかった道。

ビジターセンターで出している掲示がいくつかあり、どれも可愛らしかったです。タマオー。

あー、楽しかった！バイバイ御岳山、また来るねー。

帰りは青色のケーブルカー。レンゲショウマを見に来る方が多いからか、増便されて15分ごとに発車していました。

さらにバスで御嶽駅へ。朝はすぐ乗り継いでしまったのでわからなかったけれど、駅もかわいいのね。

御嶽駅 駅

さて。私が気になっていたお店へ。
バス停からすぐの「玉川屋」という蕎麦屋さんです。茅葺かっこいい！

玉川屋 グルメ・レストラン

いろいろ気になったけど、鴨汁そば（1150円）を注文。
お蕎麦がザルに入って、水受けなしの状態できます。しっかり水切りされていて、びちゃびちゃのびのびにならず、最後までうまかった！
ザルが小さいので大盛りにすればよかったかと思いましたが、意外に深さがあり、蕎麦湯もいただいたらけっこうお腹いっぱいになりました。でも次は大盛りにするかな。

小さめとはいえザックを持って通勤時間に都心の満員電車に乗るのは申し訳ないので、早めに帰ろうとは思いますが、まだ時間も元気もあります。なので腹ごなしに、お隣の沢井駅まで歩くことにしました。

ボート遊びをしている方もたくさん。

楽しそう〜。

楽しそうなボートを眺めつつ、川沿いの遊歩道を歩きます。

川沿いにもお花が咲いていたり、

無人販売で野菜が売られていたり。すだち一袋50円か・・・安いな。

しつこいようですが都内とは思えません。多摩川って上流のほうはこんなに綺麗なのね〜。

沢井駅まではたぶん1.5kmくらい。途中ベンチでお茶を飲んだりしながら歩き、澤乃井というお酒を作っている酒造まで来ました。

小澤酒造 専門店

その向かいには「澤乃井園」という酒造でやっているらしいお店などが集まったところがあったので、ちょっと寄ってお茶でも飲んでいくことに。

澤乃井園 清流ガーデン グルメ・レストラン

私はお酒が飲めないのですけれど、せっかくなので、甘酒かき氷（400円）。甘いけどベタベタした甘味ではなくておいしかったです。
川が見える席にいて釣り人を見ていたら、なにかはわからねど大きなのが釣れていました。やったね！

のんびり園内を散策して、沢井駅から30分に一本の青梅線で帰路につきました。
奥多摩方面楽しいですね！私の家からはちょっと遠いのですが、また是非行こうと思います。