2014/08/09 - 2014/08/10
163位(同エリア497件中)
芦花さん
東京都庭園美術館を訪れて以来、すっかりアール・デコデザインが好きになった私としては、スイスに来たらどうしても泊まりたかったホテル「アールデコホテル モンタナ」。
4つ星で、トップシーズンなので、結構値段張りましたが、目もくれず予約しました。もちろんレイクビューで。
世界中のアール・デコデザインのホテルを紹介している稲葉なおと氏の写真集「アール・デコ・ザ・ホテル」で拝見して以来、やっと念願が叶いました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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インターラーケンからルツェルンまでは、ゴールデンパス・ラインの鉄道となる。
窓も大きく、まさに観光列車 -
スイスの鉄道は、バリアフリーが徹底されている。鉄道にもタラップがついているんです。
もちろん料金高いので当然かもしれませんが -
子供の遊び場まで用意されているんです。
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それにしても美しいブリエンツ湖。
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マイリンゲン駅でスイッチバックして、徐々に高度を上げるゴールデンパス・ライン。
ガイドによると、スイスではユングフラウ鉄道のグルント駅とここだけという。
つまりインターラーケンからルツェルンに向かう方は、進行方向右側の座席が一度で二度美味しいという座席になります。
常に湖側の景色が楽しめると言う訳です。 -
マイリンゲン付近で見た滝。 3段の滝です。日本だったら一番の名所になるような滝なんですが、そんな気配全くなし。
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峠を越えるとルンゲラー湖とルンガーンの教会
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ルンガーンの教会
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ルンガーンの街も本当にキレイです。ガイド本に載っていない街ですが、個人的には途中下車して散策してみた街(村か?)でした。
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そして、ルンゲラー湖とザルナー湖の間にあるギスウィルの街。
こちらも美しい。 -
ルツェルン駅からバスに乗る。こんな感じでバスは停留所を明確に表示してくれる。これもスイスパスでフリーです。
ルツェルン駅から湖畔を時計回りに走るバスで4つ目だったか。カジノパレスで下りる。 -
停留所から道路を渡り、ホテルのリフトのエントランスに入る。
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リフトエントランスのデコレーション。早速アールデコ主張。
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ホテルは高台にあるため、湖畔の道路からエントランスが用意されており、専用のケーブルリフトでレセプションに昇っていく。
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リフトから下を見るとこんなに旧坂。
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レセプションでチェックイン。
ああ憧れのアールデコデザイン満載。 -
ここからはホテル内のアールデコデザインの数々です。
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床のタイルもアールデコ。
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イチオシ
カウンター頭上に飾ってあった、アールデコの象徴ともいえるジャガー・ルクルトのレベルソデザインのクロック。
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廊下のデザイン
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レイクビューの泊まった部屋
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アールデコのソファ。モダンでオシャレ。
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キャビネットもアールデコ
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残念ながらバスはなし。
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シンクのデザインも
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モダンなデスク。
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飾ってある写真も、ホテル内のアールデコデザインを利用。
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ルツェルンの街並みとともに外壁のデザイン
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ここからは階段編。実に素敵。
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イチオシ
使ってるガラスの質感が何ともいい感じ。
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ウオールライトの何ともクラシックかつモダンなデザイン。
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ライトアップされた外観
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夜のレストランのフォーマルな雰囲気
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鍵もアールデコで統一。
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1910年以降のホテルの歴史をデフォルメしたポスター。アールデコデザインは1920年代から30年代が主流なので、その辺りからデザインを変更したのでしょう。
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車で乗り付ける場合は、こちらのエントランスから
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湖畔から見上げたモンタナの全容
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部屋からリギ山を望む。
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部屋から四森州湖とその奥のティトリス山を望む
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スイス旅行の最後の晩餐は、ホテルモンタナのレストラン「スカラ」のテラス。
HPによるとシェフはオランダ人の方ですが、イタリア語圏の南スイスのティチーノのホテルに長く働いていたようで、スイス料理をはじめ、フレンチ、イタリアン、ギリシャなどの料理をマスターした料理人とのこと。 -
頼んだコースは、3品のコースで、これに数種類のグラスワインを注文して280スイスフラン。
日本円にして32,000円ぐらい。もちろん絶対値は高いが、何でも高価格のスイスの物価で、このクラスとしてはリーズナブルか。 -
ローストビーフと帆立貝の前菜
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連れの頼んだラビオリの前菜
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こしらは、連れの頼んだメインのマグロの料理
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私は、子牛のロースト。柔らかく絶妙な火入れ。一般にスイスでは、牛肉よりも子牛の料理の方が一般的だそう。
成牛は、乳牛(牛)として活用し、雄牛は、子牛の状態で食用にしているのではと思います。 -
暮れなずむレストラン。素敵で明るくサービス精神旺盛なウエイトレスのシルエットとともに。
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テラスからは、ルツェルンの街並み。
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東洋人が我々だけだったので、ヨーロッパに来た実感がわきます。
東洋人の我々としては、身勝手な話ではありますが。。。 -
暮れなずむ四森州湖の美しい湖面。
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デザートは、多分美味いんでしょうが、ちょっと私の口には合わず。
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連れは、チーズの盛り合わせ
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すっかり暮れるルツェルンの街。
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屋内のスカラレストラン
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帰りにバーによってみる(見学のみ)。
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土曜の夜とあって、宿泊客だけではない模様。
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イチオシ
部屋の窓から。月光に照らされた四森州湖の湖面。
うっとりです。 -
イチオシ
翌朝のルツェルン。
ピラトゥス山がよく見える。今日、この山を登る、世界一の斜度を誇るピラティス鉄道に乗車する予定です。 -
眼下には5つ星ホテルのパレスホテル
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四森州湖は、通称ルツェルン湖とも呼ばれているらしい。
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朝の散歩でライオン記念碑へ。歩いて15分ぐらいか。
スイスは、耕地狭く牧畜だけでは経済的自立ができず、多くの男が出稼ぎで傭兵としてヨーロッパ各地で活躍。 -
というのも独立時のハプスブルク家との戦いで、その強さが評判となってヨーロッパ中に広がり、スイス人傭兵はその勇猛さから、引っ張りだこだったという。
今でもローマのバチカンに行くとスイス人傭兵が守衛しているのはその名残。 -
ルイ14世とマリー・アントワネット王妃のフランス革命の犠牲となった、そんな出稼ぎ傭兵達を追悼した碑がこのライオン像。
欧州列強に囲まれた小国の悲哀と誇りがこのレリーフの中には詰まっているのです。 -
そんなスイスならではの歴史に思いを馳せながら、ホテルへの帰り道、美しい湖面に出会う。
今は観光地として、風光明媚なその風景を武器に登山鉄道やスキー場などの多くの付加価値をつけ、世界中からお金をかき集めているのです。 -
そして、ピラトゥス山に向かうべく、電車に乗ってアルプナハシュタット駅まで15分ちょっとで到着。
ちなみにスイス鉄道の乗り換え検索には以下のサイトが便利。
http://www.sbb.ch/en/timetable.html -
日曜日とあって、こちらは地元の方も大勢。
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アルプナハシュタット駅を下りてすぐ右手にピラトゥス鉄道のチケット売場があります。こちらはスイスパス半額。
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ピラトゥス鉄道は、世界で唯一のロッヒャー式ラックの登山鉄道。
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世界で最も斜度のキツい斜面を登る鉄道
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線路のラックを見なければ、殆どケーブルカー。
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形もケーブルカーそのもの。
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こんな感じです。
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ピラトゥス山は見事な眺望
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ルツェルン市街を眼下に望む。
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スイスホルンの演奏も
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下りは、ロープウェイとゴンドラを乗り継いで下る。
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帰り道に複数の言語で「さようなら」。
ココから歩いて10分ぐらいのバス停留所からルツェルン駅に向かいました。
逆のコースは結構つらいかも、この10分は、結構激坂だったので。 -
ルツェルン市街観光も紹介します。
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再建された橋が完成して450年あまりのシュプロイヤー橋。
1400年前後の中世ヨーロッパにおいて、人口の半分を死亡させたというという疫病、黒死病(ペスト)を題材にした絵が屋根に描かれている。 -
こちらはルツェルンのシンボル。カペル橋。この橋は、ヨーロッパ最長の木橋。
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カペル橋の屋根は、一変してルツェルンの守護聖人の生涯が描かれているという
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イエズス教会。
高価そうな大理石がふんだんに使用されている。 -
こちらの大理石も見事。
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もう一つの教会。この教会の方が、ルツェルンの大聖堂。
ホーフ教会。 -
ガイド本によると、ホーフ教会のパイプオルガンの音色は、スイス一とも。
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旧市街には、赤い柱が美しい家屋も
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1スイスフランで食べたルツェルンのB級グルメ?
チーズタルト。 -
いかにもヨーロッパの美しい意匠の玄関
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素敵な市街地でした。
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ジュネーブ空港にて、総じて躾の行き届いたスイスの飼い犬達。
スイス旅行は、これで終了。
この後、パリ経由で帰国しました。
何でも高いスイス。本当にお金かかったけど、本当に美しく、利便性の高い近代的な国でした。
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