いざ！ハイライト！！あざらしくん小島に向かわん！！・・・のはずが・・・

2014/08/04 - 2014/08/09

旅行3日目、朝起きると雲一つない好天！！
朝食用のパンを買いにいくついでに海を見に行くと、昨日はあんなに波が高かったのに
今日は打って変わって静かな海。
今日はフェリーで対岸の島に渡って、そこからアザラシ君たちが集まる小島を見に行くツアーに参加予定☆
今日はアザラシ記念日！！・・・と自然テンションもあがります。
この旅行の行き先の決定打となったのも、このアザラシ君の愛らしいお目目。
この日をこの3か月間、楽しみに楽しみに楽しみにしていたのですが・・・・。

エリア ドイツ

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

本当にアザラシツアーにはうってつけの好天！！

北海沿岸には多数の風力発電機が設置されています。オフショアでの設置も考えられているそうですが、景観や鳥類保護の観点からも反対意見があるそうです。でも、原子力発電に比べたらエコですよね。

DagebüllからAmrumに向かうフェリー船上。
岸部にいればそれほど寒くはないのですが、船の上は結構風が強く寒かったです。小怪獣とっても暑がりなくせに、今日はお父さんのカンガルーヤッケにくるまれました。

この満面の笑みを見よ！
「もうすぐ、アザラシ君たちに会えるね〜♪」

DagebüllからFöhr島を経由して2時間。ようやく目的地Amrumに到着しました。

かもめさんが船上デッキまでお出迎えです☆

Amrumに到着してはじめにtouristinformationに行き、アザラシ君ツアーの予約をしようとします。
・・・ところが・・・・
AmrumからDagebull への最終便が17時25分発。アザラシ君ツアーは17時半Amrum着・・・えええええ？5分オーバー？？これってどうにもならないの？？

がああああああああん・・・（頭の中には葬送行進曲が流れる・・。）

旦那さん、今までにありえないくらい「レンタサイクル借りる？レンタカーにする？」と島めぐりのフォローをしようとしますが、すべて捨て鉢になった妻。
「もういい。このフェリー乗り場の浜で次のフェリーを待ってDagebullに帰る！！」と。
子供たち大喜びで貝を集めだします。

1時間ほどフェリー乗り場の浜で茫然としていた妻。どんどん血糖値が下がるのを感じます。時計を見たら1時過ぎ。これはいかん・・と思いつつ、「どこかのレストランで海の幸食べる？」と聞く旦那さん。
「いい、エデカ（ドイツのスーパーマーケット）でパン買ってかじる！！」

↑もったいないことをしました。こんなことを言ってくれるダーリンはいまだかつてありえなかったのに！！！
写真にも写るのが嫌で顔隠しました。でもこの写真みたら、怪獣たちがめちゃくちゃ私に気を使ってくれているな・・・と今頃反省。

お昼ごはんを食べたら少し血糖値があがって、前向きに考えれるようになりました。

当初到着してから散策しようと思っていた西海岸に向かうと、広大な砂浜というか、砂漠というか砂丘というか・・・。自然ってすごいもの作るな・・と。

怪獣たち、母がやっと始動しだしたので、ちょっと安心したのかな？またしても競争です。

予想外に広大な砂浜・・・というよりは砂漠に近い景色で圧巻です。
いつもの私なら感動しまくりの景色だと思うのですが・・・
ごまちゃんに会えないショックからまだ立ち直ることができず、「ああ、砂ね」・・・と今までの人生にありえないくらいクールに景色を見てしまいます。
我ながら異常事態・・・★

かもめさんが思索にふけっていらっしゃいました。

小怪獣が望遠鏡を触ると「かちり！」と音がしてお金もいれていないのに作動しだしたそうです。

西海岸の一番端の砂漠には子供用の難波した海賊船に似せた遊具がありました。

キャピテン小怪獣！舵を切ります！！
空、こんなに綺麗な日だったんですね。（記憶にない）

大怪獣はいつもながらダイナミックなブランコで楽しみます。
もう4年生なんだけれど、こういう遊具いまだに大好きですね。
ドイツは高校生くらいの子たちでもこういうシュピールプラッツで遊んでいるので違和感なくていいですけれどね。

フェリーでまたもや2時間、ようやくDagebüllに戻ってきました。
ちょうど満ち潮のころで、大怪獣が「昨日お砂に書いた星があるか確かめたい」というので、そのまま砂浜に直行しました。

やはり怪獣たちが作った星は波にさらわれていました。
そのまま靴をぬいで、波打ち際を目指しました。
遠くにあった波打ち際がどんどん私たちのほうに向かってきて、さらには追い越してものすごい速さで潮が満ちていきます。

大怪獣が「おかあさああん！ここが波打ち際だったのに、もうこんな海の中だよ！」と。
そうなんだよ。地球は生きているんだね。素敵だね。

あさりがわかめを食べていました。

本当にこの環境は正しくサイクルしています。
食物連鎖の下位のプランクトンが豊富で、上位の動物相は食べ物に困ることがない。
この日のように日中気温が高くなれば夕方には雨が降ってくる。
この地に集まる渡り鳥たちは４０００ｋｍの距離を飛行して中継地のこの地に降り立ち、1週間以上この地で羽を休め栄養をつけて、さらに旅をつづけるそうです。陸があればいいという問題ではない。豊かな自然環境がなければ「わたり」は成しえれないそうです。
「全部が地球の仲間」そんな思いが足底の泥をつたって体の中に入ってきました。そしたら、アザラシツアーに参加できなかったことの怒りとかは消えていきました。Wattenmeer、心のデトックスにも効果ありかもしれません。

この旅行記へのコメント （2）

• 鼻毛マンさん 2014/08/17 11:17:33

  あざらしツアー!!

  子連れ旅人さん、こんにちわ!!
  以前、スペイン旅行のQ&Aではたいへんお世話になりました〜
  
  あざらしツアー　見ましたよ！
  シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州ってどこ？
  ホルスタイン牛乳がたくさん採れるとこ？
  って地図を見たら、デンマークと接する州なんですね。
  アムルム島もわっかりました!!
  ヴィトデュンというとこに寄港する船でしょうか。
  こうして、知らない街や島を辿るのも楽しいですね。
  
  それにしてもあざらしツアー残念でした。
  このツアーは島観光の目玉なので島に一泊しないと参加できないようになっているのかもしれません。
  僕もこんな時はめっちゃくちゃテンションが下がって、すべてが嫌嫌モードになります。
  でも、ごはん食べると気持ちの切り替えができるのが不思議。
  子連れ旅人さんの行動が僕と一緒だったので、ゲラゲラ笑って嫁さんに変な目で見られてしまいました。
  
  ミュンヘンからここまで来るのもたいへんでしょう。
  また次くればいいやと軽々しく言えない距離ですね。
  それでも、また、次は島内で一泊してあらざしツアーに参加を期待しています。
  
  鼻毛マン
  
  追記：
  鼻毛マンだと「鼻毛まん」と間違って変換してしまうこともあるかと思います。
  ですので、僕のことは親しみをもって鼻毛さんと呼んでくれるとすっごい嬉しいです。
  

  子連れ旅人さん からの返信 2014/08/17 14:49:12

  RE: あざらしツアー!!

  鼻毛さん☆
  
  お返事有難うございました！
  シュレスヴィッヒ・ホルスタインの位置まで調べていただいて
  興味持っていただいてうれしかったです。
  ここの日本語の情報本当に無きに等しくて・・・。
  
  いやいや、このツアー実は裏話がありまして
  私たちが宿をとった場所からタクシーで5kmいったところにも
  このあざらしくんツアーがあったんですよ。
  でも、旦那さん的にはタクシー乗るの嫌（ガウディーの時は惜しげもなく乗ったのに！！）、レンタサイクルも嫌・・・って人で
  このアムルム観光ついでならOK・・・というスタンスだったんで
  ミュンヘンから10時間かけてきながら！！・・・という
  怒りだったわけです。
  まあ、このアムルムのツアーを探し当てたのは私ですし
  （どうしても見たかったんです。）
  自業自得といえば自得・・・。
  フェリーが夜遅くまで行き来していたので、その島の最終の時間を
  あらかじめ調べておかなくてはならなかったのですよね。
  （旦那さんが夜9時ごろまでフェリーがあるっていうのを丸のみした私がバカでした。）
  本当に残念なことをしました。
  怒りモードにはいった私を見て、旦那さんがおびえたのは言うまでもありません。
  そのあとのエリカツアーでは彼の株は上がりましたけれどね。
  （私の眼力？？のせい？？）
  
  まあ、こういうことも旅のよい思いでになっていくので、不思議ですね〜。
  昔、クロアチアで地雷の森をさまよったのも、今はいい思い出？？
  旅に出ると本当にいろんなことがありますね。
  
  これからも鼻毛さんと奥さまの楽しい旅の記事
  心待ちにしております☆
  
  子連れ旅人