1994/01/12 - 1994/01/17
56位(同エリア396件中)
愛吉さん
1月14日朝、カイロを発ち飛行機でアブシンベル神殿に到着しました。
此処アブシンベルは、BC13百年にエジプト中王国時代のファラオ、ラムセス2世が造つた神殿。
1963年アスワンハイダムの建設により水没するのを惜しみ、国連の提唱で山そのものを切りだして、上部に移転しました。 正面に聳える4体のラムセス像は高さが20米。神殿全体では巾38米、高さ33米、奥行き63米です。
次いでアスワンに移動し、ナイルクルーズと石切り場の見学、再び飛行機でルクソールに到着しました。 1日をフルに使い充実した一日でしたが、夕食は10時でした。
ルクソールはかってテーベと呼ばれ、新王国時代の首都として栄えた街です。ナイルを挟み生者の都、死者の都の両方から成ります。
生者の都にはカルナック神殿、ルクソール神殿等があり、死者の都には王家の谷があります。
何を見ても圧倒されるものばかりで、とても35百年前に造られたとは思えません。日本では未だ縄文時代なのですから。
その夜二人一部屋のコンパートメントの寝台でカイロに戻ります、朝食は車両毎にボーイが居り配達してくれます。
16日は古代王国の首都サッカラとメンフィスを観光。
エジプトは何処へ行っても素晴らしく感動の連続でした、機会ががあったらもう一度行きたい場所です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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カイロを朝一番の飛行機で出発したので、アブシンベル神殿では観光客はまだまばら、ゆっくり見て回る。
それにしてもこんなに大きなものをよく移設したものと感心する。 でも見ている内にその素晴らしさが判り、移設した意味が良く判りました。 -
像を下から眺めて見ます。偉大です。
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左から2番目の像の頭部が下に落ちていますが、そのままにしてあります。
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入口より中に入ります、回廊の両側にはラムセス二世の像が並びます。
1年に2度春分と秋分の日の早朝、この回廊を通して、奥に安置したラムセス像の顔に日の光が当たる設計になっています。 -
大神殿の北には、ラムセス二世最愛の王妃ネフルタリの為の小神殿があります。
正面の像は、左右に3体づつ、両側にラムセス二世、中央にネフェルタリの像が刻めれています。 -
小神殿の中では、浮彫りの修復作業が行われています。
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アスワンに到着しました。
最初に訪ねたのは、当時の石切り場。
最大のオベリスクが切りだし途中で放棄されていました、ひびが入った為です。 -
アスワンは当時も今も、上エジプトの中心地。
風光も明美であり、気候も比較的温暖です。
ナイルクルーズの船もここから出発します。 -
私達もしばし、ファルーカに乗りナイルクルーズを楽しみます。
白い帆のボートです。 -
ファルーカの中から見た、超有名ホテル”オールドカタラクト”
アガサ・クリスティーがこのホテルに滞在してナイル殺人事件の構想を練り、又
映画の撮影にも使われました。 -
クルーズの途中立寄った小島に在るアガ・カーンの廟所。
これからルクソールに向いますが、乗る予定の飛行機が大幅に遅れ、2時間ほどホテルのロビーで時間待ち、ルクソールで夕食を取ったのは午後10時でした。 -
1月15日ルクソール見学に出発。
ルクソールは古代テーベと呼ばれ、新王国時代の都でした。ナイル河を挟み東岸を生者の都、西岸を死者の都と分けています。
私達は西岸の死者の都からスタートします。
ここは王家の谷の入口。何も有りません荒涼とした風景です。 -
ツタンカーメン王の墓の内部。
王家の谷には、多くの大きな王の墓が存在しますが、このツタンカーメン王の墓は小さい部類です。 造りも他と比較し質素に感じます。
又中央には一重の棺に納められた王のミイラが置かれます。 -
玄室の壁画。
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ハトシェプスト女王葬祭殿
新王国時代、エジプト最初の女王。断崖をくり抜いて造った葬祭殿。
ミイラが博物館に残っています。 -
メムノンの巨像、朝日を浴びると、母なる曙の女神に歌いかけたという。
その歌声を聴く為に、ローマから皇帝が訪れています。現在は歌いません.
大きさは確か21米だったと思います。 -
生者の都に戻り、馬車で街を一周します。
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ルクソール神殿
日本の縄文土器時代にエジプトにこんな素晴らしい文化が在ったなんてとても想像できません、ただただ感動を覚えるばかりです。 -
同上
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神殿に立つ像
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カルナック神殿の大列柱室
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神殿内部
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神殿内部
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神殿内部
夕食を済ませ、ホテルで荷物を受け取り、駅に向います。
夜行列車は2ベットのコンパートメント、洗面台も付いています。
朝食は部屋へボーイが配達して呉れました。 -
1月16日 朝カイロに到着しました。
早速古代エジプトの都メンフィスに向います。
身長15米のラムセス2世像です。当時は立っていたのでしょうが、倒壊して足元が壊れ、現在は横たわったままです。 -
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顔の部分をアップしました。
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サッカラにある、階段ピラミット、最古の石造建築物と言われます。
サッカラには壊れてしまったピラミットの残骸が石の小山のように点在します。
その内の1つ、聖牛のミイラを納めた地下の玄室に入ります、岩をくり抜いて造った廊下の両側に4畳半位の部屋が5つずつ並び大きな石棺が置かれて居ます、大きな石の蓋がしてありますが、どれもずれています。盗掘の名残だそうです。
又一番奥の部屋の石棺が廊下の途中に放置されています。20世紀に入りこんなに大きな石棺を、どうやって運び入れたか試す為、持ち出そうとしましたが、途中で無理とあきらめ放置した為だそうです。
感動に満ちたエジプトもこれにて全て終了です、ホテルに戻りエジプトとのお別れパーティを行います。
明朝はトルコに向います。 終
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