作州、武蔵の里と智頭急行　

2014/07/20 - 2014/07/20

古い表紙の小説は、家の本棚の片隅にあった。

学生だった私は、一冊を手に取りパラパラとページをめくる。
その小説の題名は『宮本武蔵』。

長い夏休みの初日に、剣豪に出会った。
宿題も忘れて、貪るように読み耽る。



あれから数十年の月日が流れた。
久しぶりに武蔵の里を訪れてみた。

エリア 岡山

武蔵の生誕の地は、はっきりしない。

「播磨」「美作」と諸説あるなか、吉川英治の作品にある作州の大原へと出かけた。

賛甘神社

生誕の地

武蔵神社へ行ってみましょう。

武蔵神社 寺・神社・教会

森林に囲まれた中に、それはありました。

剣豪にあやかって、多くの人がお参りしているようです。

神社の隣には

武蔵道場へ

静かな庭園が広がっています。

武蔵像

近くにはプールと温泉施設の「武蔵の里」があります。

クワハウスの中もこんな感じに。

智頭急行線にある「宮本武蔵駅」

駅前には、三人の像も。

ホームに上がってみましょう。


無人駅のノンビリとした時間が流れます。

次は、県道７号を久賀ダムに向かいます。

久賀ダム(ジャイアンツ田んぼ) 名所・史跡

水量も豊富ですね。

下流に目を移せば・・・

ありました！


右手に「Ｙ」「Ｇ」のマークとサッカー少女。

この『田んぼアート』は、８月〜１０月頃（稲刈り前）までが見ごろだそうです。

峠を越え、鳥取県に入り国道に沿って北上します。


国道をそれ、ちょっと山の中に入った所に...

ありました！

智頭急行線のピンクの駅舎『恋山形駅』

駅自体は、鉄道が開通した１９９４年に開業。

それまでごく普通の駅舎だったが、２０１３年にピンク色に塗装。

ホームの端には、ハート型のたくさんの絵馬が。

マスコミで紹介され、どっと女性客が増えたとか。

ホームに上がってみましょう。

無人駅のホームは、御覧の通り♪

看板もハートのマーク

しばらくすると、列車が入ってきました。

乗客は数人

この駅で乗り降りする人はいませんでした。

駅の外には、こんなものが？

そうです！

記念撮影用の「カメラスタンド」です。
この上にカメラを載せて、セルフタイマーで。

これなら一人旅の乙女でも、カップルでもだいじょーぶです(^^♪

列車が過ぎると、駅は元の静寂に包まれました。