2014/07/12 - 2014/07/20
95位(同エリア364件中)
極楽人さん
ミコノス滞在中、3つのビーチとデロス島を訪ねた。アテネに戻ってからバスで往復したスニオン岬を加えて、旅の後半の記録である。
ギリシャ旅行の行程は、
成田(前泊)-イスタンブール(経由)-アテネ空港(通過)-ピレウス(1泊)-ミコノス島(4泊)ーアテネ(3泊) … 妻はアテネで2泊して帰国し、私は3泊したあとイタリアに向かった。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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南バスターミナルからは、島の南側にあるビーチへのバスが出ている。ターミナルといっても商店に囲まれた昔ながらの下町広場で、バスが3台も止まると手狭になる。新港とともに整備された広大な北ターミナルとは趣が異なる。(写真は南ターミナル付近の町並み)
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プラティ・ヤロスビーチは島の南端にある入り江だ。20分ほどで到着し、料金1.6ユーロ。本当は少し先のパラダイスビーチ行きを考えていたが、先に来たバスはここが終点。かまわず乗り込んだ。
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バスを降りるとすぐビーチの端。
大きなパラソルの下に寝そべり椅子が2脚ついて、1日12ユーロ。係員がすぐとんできて領収書を切った。この値段は他のビーチでも同じだった。 -
さすがに朝9時半では、まだ誰もいない。隣のパラソルはニャン公が占有。
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ビーチの後ろ側はホテルやレストランが立ち並び、
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注文すればパラソルまで持ってきてくれる。(写真は店内)
食事と引き換えにパラソルを無料にするという店もあったが、美味しそうじゃなかった。 -
水は透明、思い切り泳ぐつもりがけっこう冷たい。ちょっと漬かっては甲羅干しの繰り返し。
2時間で肌が赤くなり、半日で"松崎しげる"が出来あがった。
♪うつくしい人生よ〜ッ 限りない喜びよォ〜ッ -
人出は人気ビーチに集中しているのか、午後になっても空いていた。
我々の年齢・体型を考えると、人目の少ない方がありがたい。
結局、午後2時過ぎまで長居してしまった。 -
プールも閑散。この時期これで経営は大丈夫か?
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こちらの心配をよそに、妙に能天気な奴もいて一人で跳び上がっている。
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ビーチの隅っこから、パラダイスビーチやスーパーパラダイスビーチへ向かう小船が出ている。
これは便利。 -
午後2時過ぎの便で、パラダイスビーチへ移動した。5ユーロ/人。
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小船はいきなりビーチ中央に乗り上げ、乗客は足を濡らして上陸する。
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パラダイスは、超満員とはいかないがかなりな人出。若者の熱気と大音響。
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郊外のショッピングモールによくあるフードコートにビーチが付いているといった雰囲気で、アメリカ流の軽い合理性と活気にあふれているのだが… 落ち着きがない、風情がない。
「さっきのビーチの方が良かったね。」と妻。同感だ。 -
結局ここでは海に入らず、2時間ほど見物して退散した。
帰りのバスは、北ターミナルに着いた。 -
別の日、ミコノスタウンからいちばん遠いビーチに出かけた。
カラファティスビーチへのバス乗り場は、タウンから北ターミナルに行く途中にある。2ユーロ。
バスは島を西から東に25分ほどかけて横切り、着いた目の前がすぐビーチだ。 -
浜は湾に沿って緩やかに湾曲している。
きめの細かい白砂は歩きやすく、水を汚さない。
美しく、静かなビーチである。 -
印象的なツインピークス。
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喧騒とは無縁。地元の人と、この界隈のホテルに宿泊している人しか来ないのかもしれない。ビーチの端にレストランが一軒あり、設備は整っている。
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海はすり鉢で、浜から2mも離れると足がつかない。
水は透明で、10cmほどの魚の群れが寄り付いてくる。 -
ほかには何もないところ。草も生えていない牧場で馬が遊んでいた。
のんびりできた。 -
翌日、デロス島に向かう。桟橋はタウンの目の前で、手前にチケット売り場がある。
往復18ユーロで、ツアーではなく帰りの便が選べる。
この時期は、往路が 09:00,10:00,11:00… 復路が12:30,13:30,14:30・・・ -
9時の便が強風で欠航になり、10時の船に乗り込んだ。
昔来たときは、10人乗りくらいの小さなボートで波にもまれたものだが。 -
30分足らずで到着。桟橋から島へ入る門で、博物館の入場券(5ユーロ)を買う。
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デロス島は古代ギリシャの聖地。神話では太陽神アポロンと月神アルテミスの生地とされ、各地のポリスがペルシャに対抗して結成したデロス同盟の拠点としても名高い。
最盛期には商業・貿易・宗教のほか、ヘレニズム文化の中心として栄えた。 -
現在は夥しい遺跡が眠る無人島。容赦ない強風と陽射しだけが昔のままだ。
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かつて港から神殿までの参道だった脇に、ライオン像。これはレプリカ。
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本物は敷地内にある博物館で保管されている。
博物館は、陽射しをさえぎるもののない島で、唯一の避難場所である。
傍らに小さな食堂もあるが、スプライト缶がなんと4ユーロ。神を恐れぬ暴利! -
小山に登れば、島と海が一望できる。
13:30の船でミコノスに戻った。暑くて、このへんが限界。 -
4泊5日のミコノス滞在を終えて、ピレウスに戻る。帰路は14:15発の BLUE STAR FERRIES。往路に利用した HELLENIC SEAWAYS は出航が遅く、深夜到着になってしまう。往路と同じエコノミー席だが、少し豪華でひとり\6,000也。隣に座ったギリシャ一家と話が弾んで、退屈することなく時間が過ぎた。
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19:45 ピレウス着。メトロ1号線でホテルのあるシンタグマ広場に向かった。モナスティラキ駅で3号線に乗換え、夜9時前にホテル到着。
夕食はホテル近くのプサラ(PSARA'S)で、味も雰囲気も申し分なかった。 -
アテネ観光はサワリだけ。
観光客で埋め尽くされる前の、朝8時から始動した。
パルテノン神殿はまた値上がりしていて、セット券が18ユーロ。 -
ほとんどの客はパルテノンだけ見て帰る。
われわれは勿体なくて、古代アゴラも博物館もしっかり見物。 -
アクロポリスの高台からは、都合よく近隣の観光名所が見渡せる。
ゼウス神殿も、 -
リカヴィトスの丘も、ここから見学。
お土産が気になる妻は、早々に繁華街エルムー通りへ走った。 -
夕食は、古代アゴラ裏の高台にあるレストランを予約。
テラス席から写真のようなアクロポリスが望めるのが自慢の店だ、
FILISTRON、悪くはないが予約するほどの店ではなかったような… -
そのあとシンタグマの国会議事堂の衛兵交代を見て、妻の旅は終わった。
このとき、酔狂で乗車した観光トラムに一眼レフを忘れる大失態に気がついたが、すぐ連絡した別のトラム運転手さん達の連携プレイで無事に戻った。感謝に耐えない。 -
ホテルの屋上からライトアップのアクロポリスを見納めて、妻は次の日アテネ空港から一足先に帰国した。
アテネ⇔空港 往路:メトロ3号線 8ユーロ(ふたり券だと7ユーロ/人)、復路:バス(X95)5ユーロ メトロは速いが途中駅止まりが多く、所要時間は大差ない。 -
空港で妻を見送った帰り、ふと思いついてスニオン岬行きのバスに乗った。
片道2時間、複雑な海岸線に沿って蛇行を繰り返し進む。片道6.3ユーロ。 -
スニオン岬はアッティカ半島の最南端、路線バスの終点。
小高い岬の突端に崩れかけた神殿跡がひとつ、これだけのところ。 -
ただ、風光明媚な場所ではある。
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バス停前のレストラン横から丘を登ったところが入り口、4ユーロ。
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海の神を祭るポセイドン神殿跡は修復中。
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一軒だけのレストランは本日貸切とかで、飲み食いできず。
時間をもてあまし、妙な鶏と戯れた。キジの仲間か。 -
復路のバスは30分間隔らしい。
一緒に着いた乗客たちは乗ってきたバスで折り返した模様。
なんと、わずか20分間の滞在。往復4時間かけてである。 -
19:00 のバスで同じ道を帰った。滞在1時間20分。
岬で夕陽を見るには早すぎて、アテネに戻った頃ようやく空が茜に染まり始めた。 -
今回のギリシャ旅は、これで終了。
モナスティラキのタベルナ街で、ひとり乾杯! -
翌朝のモナスティラキ駅前。
朝陽のアクロポリスを一瞥してから、メトロに乗った。 -
アテネ空港。
LCCでローマに飛び、次の目的地ピティリアーノに向かう。
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