若き日のビートルズを訪ねて巡礼の旅。<br /><br />リバプールは2009年３月２１日、ハンブルグは2013年10月１日に訪づれた。<br /><br />リバプールはビートルズ初期の曲の思い出がいっぱい、ハンブルグはロックンロール魂を感じさせる巡礼の旅だった。

ビートルズ巡礼の旅、二都物語　（リバプール＆ハンブルグ）

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2009/03/21 - 2013/10/01

95位(同エリア273件中)

#街歩き

エリア

リバプール(イギリス)

旅行の満足度: 3.5

同行者: その他

旅行の手配内容: 個別手配

　女子大生さくらちゃん（当時20歳）の強い希望でビートルズの聖地リバプールへ（2009年３月21日）。ビートルズの全盛期も、Let it be.も知らない世代が、どうして？
　お父さんが、バンドをやっていて、子供の頃から、聞いていたとのこと、なるほど、そうやって伝説が継承されていくんだね。

　ロンドンからレンタカーで、北へ300Kmやってきましたリバプール。マージ川沿いの貿易倉庫アルバートドッグにある、ビートルズ博物館。
　お昼の１時半、ひぇっ〜、並んでるよ！

　解散して何年たつの！もう40年だよ、ビートルズ恐るべし。
　待っているあいだ、誰彼となく歌いだす。

We all live in a yellow submarine. Yellow Submarin.　イェロー、サブマリン！

　そう見ず知らずの人々よ、僕らは、みんな同じ時代に生きたんだよね！
　Back to 60年代！　

　CASBAH、ビートルズ生誕のお店
　路地裏を歩いて聖地キャーバン
　きゃっ〜！　イェッ！イェッ！

　キャバーンのビートルズ・ステージ
　ビートルズの奇跡を１時間かけてじっくり見たあとは
　ニューヨーク・ダコタハウスのジョン・レノンの部屋。

　イマジンが、頭の中で流れてくる。

　You may say I'm a dreamaer.
But I'm not the only one.

そうだよ、そうだよ、
みんな共感しているから、こんなに、来てるんだよ!
イェロー・サブマリンツアーにするか自力でレンタカーでまわるか、ちょっとのお金を惜しんで自力で。その代わり、ファブ・フォーのショップでマジカリー・ミステリ・ツアーのCDを購入し、がんがん鳴らしながら、捜した、捜したJohn Lenonの家。
　ジョン・レノンが１歳のとき、お母さんのジュリアと離れて、ミミ叔母さんと18年間(1945-1963)住んだ家。さくらちゃん、あの２階の一番左の奥の部屋だよ。

From me to you.やShe loves you.を書いたころは、まだ、ここに住んでいたんだね。熱いよね。
　ストロベリー・フィールド・フォエバーだよ。

　鳥肌がたってきたよ！
　初めて聞いた時は、イチゴ畑よ永遠に、だと思った。

　Nothing is real.だけ、すごい、覚えている。
　
　写真を撮るだけ撮ったら、車を細い道路わきに止めて、何回も、何回もストロベリー・フィールド・フォエバーを聞いた。ジョンが子供の頃、ミミ叔母さんに連れられて、この孤児院に来た時、とてつもなく寂しかったんだろうなと思う。歌詞の中に、目を閉じてごらんというフレーズがある、目を閉じるとジョン少年が遊んでいて、フォーエバーが聞こえてくる。
　ペニー・レーン！

　なぜか、
　吉田拓郎のペニーレーンでお酒を
　も頭の中で流れる。

　やっぱり、世界中の若者が、すごい影響を受けてる。
　
　ペニー・レーン
　オン　ザ　コーナー　イズ　ア　バンク.

　あっ、本当に角に銀行があるよ！ミーハーだね、でも何回も、何回もペニー・レーンかけながら、ペニー・レーン走ったよ。贅沢だね。
　日が暮れてエリナー・リグビーのお墓は、ちょっと無理かな。

　でも、もう満足。
リバプールのマッシュストリートに戻る。
若者よ、頑張れ！

明日のジョンやポール目指して。可能性は無限だ！
そしてビートルズの聖地キャーバンへ。

無名時代のビートルズのホームグラウンドだ。
イエッ〜！

テンションあがる！
若いな〜！
ここでは、みんな今でも生きている、全盛期と変わらない。

壁のポスター見てよ、見に行きたかったなぁ。
Hard Days and Nightだよ。

バック・ナンバーのりのりだよ！
うむ、確かに、ビートルズは実在した。
そして、2013年10月1日

ビートルズ、もう一つの聖地ハンブルグへ

ひとり旅です。
聖地はハンブルグの歌舞伎町、レパーバンにある。

港町ハンブルグの歓楽街で、飲み屋や娼婦街（飾り窓）があり、一般の観光客が訪れるには恐いところだ。1960年から1962年、ビートルズが、まだデビューする前、下積みを過ごした街だ。
グローセ・フライハイト通りのライブハウス36、たくさんのお客さんが並んでいた。
グローセ・フライトハイト通りの教会。歓楽街の教会って寂しい。
スター・クラブ。たしかにビートルズが、ここから巣立ったのプレート。

このプレートの前に立っ小便のあと、とてもオシッコ臭かった。
インドラ

デビュー前のビートルズは、ちょっと良いお金のためハンブルグに来た、でも港町の酔っ払い相手に一日１２時間、演奏した。酔っ払いを振り向かせ踊らせるための演奏、この下積みがビートルズを生んだだ。
レパーバンの娼婦街。
ジョンの写真で、有名なジャガー・ストリートの入口。

30分歩いて、刺青やスキンヘッドのお兄さんに聞いて、ようやく見つけた。恐いよ〜。壁は落書きだらけ、この真っ暗な扉を開けたらジャガー・ストリート。

あんた、どっから来たの？日本から、物好きだね。

おぉ〜恐いよ。でも見たい！
不動産屋にあった、ジャガー通りでの若き日のジョン・レノンの写真。黒い皮ジャン着て、ブリックの家の入口にもたれて何とも言えない雰囲気。歓楽街で酔っ払い相手に、何度も何度も演奏を繰り返して、どんな気持ちで日々を暮らしていたのだろう。
夜暗い中でフラッシュでピッカーと一瞬だけ見て、また翌朝見に来た。

感じる、感じる、ジョンの魂感じるぞ。
ビートルズが、よく通ったという居酒屋Gretel&　Alfos。
ハンブルグに来たビートルズがスクリーン裏に寝泊まりしたという映画館Bami Kino.
映画館Bambi Kinoのバンビーのガレージ。
たしかに60年初頭、彼らは、ここにいた。
そして歴史になった。
偉大なビートルズにも、壮絶な下積み時代があったことを本当に実感できるハンブルグの巡礼でした。
ポールが放火未遂で、お世話になったレパーバン警察。

人間、あきらめてはいけません。夢を持って生きれば夢はかなう。