2014/07/20 - 2014/07/23
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yukibxさん
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夏になるとバスク地方に行きたくなります。
目的はゴルフなのですが、バスクには優れたゴルフ場がかなりあります。
表紙の写真は シャンタコ(Chantaco) ゴルフ場。2番ホールのスタートから
撮りました。
今回はベースをサン・ジャン・ド・リューズに置き、夏の宵はこのカラフルでエレガントで美味しいものが一杯のこの観光地/漁港/避暑地で過ごしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
これまでフランス バスク地方へは、6〜7回ほど来ています。毎回、短い滞在なので訪れる度に新しい側面を発見したり、なんだか戻った来たような気持にさせてくれます。
今回はサン・ジャン・ド・リューズと隣接するエリア、シブール(Ciboure)のペンションに宿泊。丘の上に建つ大きな家からは海が見渡せます。海に近い高台なので常に空気が流れ、暑苦しいことがなかったのは有り難かったです。 -
これがペンションの写真です。サン・ジャン・ド・リューズでは家々がくっついていて、パーキングのあるホテルは例外的だし、部屋も広くないので
中心街からやや離れているシブールのこのペンションを選んだのは正解でした。
このペンションの部屋の広さは35平米、さらに浴室も広く最新の設備が整えられています。しかも価格はリーゾナブル。きっとサンジャンドリューズの中心から離れているせいでしょう。
車ではサン・ジャン・ド・リューズから5分ですが、歩くとなると30分はかかると思います。但し、ずっと海を見下ろす道なので、時間さえあれば、いい散歩道で快適。 -
ペンションは家々に囲まれていますが、皆、大きくて庭には花々が咲き乱れていたり、こんなところに住めるなんていいなあと羨ましかったです。
写真はすぐ隣りの家で、ここでもペンションをやっているようでした。 -
大きな花をさかせていたペンションの庭のハイビスカス。
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シブールで、こんなチラシをみました。週に3回、8時半〜10時までシブールのソコア(SOCOA)海岸の砂浜でヨガのセッションがあるということです。
海の波の音を聞きながら、そして朝の潮風に吹かれて瞑想するのは、素晴らしいと思います。飛び入りもできるようですから(一回15ユーロ)これからサンジャンに来られる方にお勧めです! -
着いた日は、日曜日だったのでシブールのマルシェが立っていました。
小さいながらもそれはそれは美味しそうなものが一杯。観光局(Office de
Tourisme)の前にあるレストランでまずは昼食を取ることに。メニューは
タラを使ったメインと、私はアジの炭焼きをオーダーしましたが、魚が新鮮なので、とても美味しかったです。ボリュームをかなりありましたけれど、アジなんて、20尾位ありましたから。サン・ジャン・ド・リューズに来たら、魚を食べなくては! -
マルシェで売られているパエリア。魚介類がダイナミックに使われています。
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バスク地方の名物、ガトー・バスク。勿論手作り。ガトーバスクは新鮮であることが肝心とのこと。
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サン・ジャン・ド・リューズの中心街に向かいます。ガトーバスクの話の続きとして、メゾン アダムのガトーバスクは中にクリームが入っていてなかなかの美味しさ。
直径25センチほどのもので、12ユーロ(約1600円)だったと思います。 -
美味の街、サン・ジャン・ド・リューズ。まずは街の中央にある屋内市場に行きました。本当に美味しそうなもので一杯。野菜でも魚でもチーズでもドカッとダイナミックに置いてあります。食べるっていうことは本来醍醐味がないと。匂い、形、カラー、売っている人も生き生きとしています。
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チーズです!圧巻。ひとつずつ 味が違うのでしょうか。フレンチバスクだからこそ!
バスクのチーズはこくがあり、塩が利いているので、チェリーのジャムと一緒に食べます。 -
市場の中には、数件の魚屋さんがありました。写真でみる通り、ボリュームが凄いです。それにしても今、上げたばかりという新鮮さ。
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市場のもう一軒の魚屋さん。活きのよい魚が所狭しとおいてあります。
お刺身にしたい! -
例えばこのマグロ!切り方が大まかな感じ。
今度、サン・ジャン・ド・リューズに来たときにはキッチネット付きの部屋を見つけたいと思います。こんな食材を使って自分で料理したい! -
お惣菜屋さん。奥の方にコロッケもあったし、パエリアも。魚を使った料理がやはり多かったです。1キロ 1400円位からですから決して高くはありません!
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サン・ジャン・ド・リューズの伝統的イベントも魚をテーマにしたものが多いのは当然です。
写真はマグロのお祭り。行きたかった!行った日の2週間前に開催されていたのです。マグロをどのように料理して人々に配ったのでしょう?
そしてポスターもユーモアがあってしかも手作りっぽくて、楽しいです。 -
サン・ジャン・ド・リューズのナイトクラブで「アジの夜』というイベントを開催。そのポスター。アジの炭焼きの匂いがさぞかし香ばしかったことでしょう!
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フレンチ バスク地方は唐辛子も特産品として有名です。あまり辛くはないので万人向けかもしれません。唐辛子の色と形が可愛いので、バスクの土産物には唐辛子のモチーフが頻繁に使われています。タオルとかハンカチーフ、小物類、食器類、エプロンなどなど。
写真はバスク地方宣伝のポスターですが、欲しかった! -
唐辛子をはじめ、スパイス専門店でしょうか、こんなお店もありました。大胆。アートしています!
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ルイ14世の館の近くのお土産屋さん通り( Rue Gambetta )には、マカロンを始め、アイスクリーム、スペインがルーツのトウーロン、ヌガーなどなどお菓子の店が並んでいます。その一軒にフランシス・ミオ(Francis Mio) というラベルのジャム専門店があります。教会の近くです(ガンベッタ69番地)このジャムはフランスで数々の賞をとった入り口のステッカーに書いてありました。早速入ったら余りに多くの種類に圧倒。私はジャムの定番、苦みのあるオレンジのジャムとスイカのジャムをお土産に購入。
文句なく美味しかったです。マーマレードはスコットランドが本場なのでしょうか、よくウイスキーを入れると聞きますが、もしかしたら、これも少し入っているかもしれません。 -
そしてバスク独特のスポーツはなんといってもプロートと呼ばれる球技。
プロート用のコートはどんなに小さな村でも必ずあるし、自宅に備えている
ところも時々見かけます。ラケットの形がユニーク。
プロートはフランスではバスク地方しかやっていませんが、なんと南米に輸出されていて、世界選手権も開催されているとか。 -
サン・ジャン・ド・リューズの街はバスク スタイルの家々が所狭しとばかり建てられていますが、規制されているのでしょう、建物様式が一貫しているので絵になる風景をつくっています。でもこれは中心街のみ。中心をはなれると現代風マンションが建っていますが、それでも窓の色はえんじ色やグリーンのバスク・カラーにしてあり、さらに屋根だけは伝統的屋根にしてあり統一性はあります。
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バスク様式の美しい建物。カフェです。
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それではサン・ジャン・ド・リューズにあるシャンタコ(CHANTACO)ゴルフ場に行きます。ここはポロシャツで有名なラコスト家が開いたゴルフ場で、今もラコスト一家がオーナーときいています。創業は1928年の古い伝統あるゴルフクラブです。
写真はやはりバスク様式のクラブハウス。 -
シャンタコ ゴルフコースは、バスク地方の多くのゴルフ場がそうであるように、起伏がかなりあります。慣れたらどうってことはないですが、歩くにはかなりきつく、激しい暑さもあって、大変でした。
雨の多い地方なので木々もフェアウエーも青々としていて、手入れも行き届いていました。
写真はフランス南西地方に良く見られるネムノキ。 -
ネムノキの花が綺麗なのでもう一枚。
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最後の2ホールは完璧な平地。遠くに仏バスク地方のシンボル、リューヌ山が見えます。
シャンタコ ゴルフコースでは残念ながらあまり写真を撮らなかったので、下記のサイトをご覧ください。美しい写真がフルにアップされています。
http://www.chantaco.com -
サン・ジャン・ド・リューズの中央から離れたところにある海岸から街を眺めたところです。(シブールは遠くに眺める街の中心地のさらに向こう側)
ここから歩いて中央街で夕飯をとることにしました。 -
住宅街を歩いていると、花々に飾られた階段がありました。階段が小さな公園になっていて人々がくつろいでいました。
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歩いていたら、街のロゴ入りのマンホールに気がつきました。
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中心街にはレストランが軒を並べているので、チョイスに困る程。写真は魚介類専門のレストラン。
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マッカダム カフェという若い人あるいは家族向けの創作料理。アジアンテーストと西欧料理のミックスしたような感じで意外だったほど、美味しい。
偶然、見つけたレストラン。旅行中、サラダに飢えていたのでここに2度も来てしまった。
写真は外の椅子テーブルだけれど、屋内も広く、店員も感じよく、つまりおすすめ。それに高くないのです。 -
夕食を済ませると9時になっていたけれど、まだ日が明るいので市役所前のカフェに。すると目の前で、楽器がおかれてミュージシャン達が準備をしているのです。9時半丁度、コンサート開始。エレキギター、ヴォーカル、ドラム、そしてシンセサイザー。セミプロのような感じの人たちだけれど
ビートルズの曲とか仏国で流行った歌の数々。魅力あるバンドでした。
まだまだ続きそうだけれど、10時半ころペンションに戻りました。
というわけで、明日は隣りの街、スペインのサンセバスチャンに散歩がてらお寿司を食べに行く予定。
国境まで車で、15分くらい。(高速道路)でも時間はかかるけれど(1時間)海岸沿いの道を通る事をおすすめします。海を見下ろす風景がきれいだし、ちいさな港町も活気があるし。但し観光客で溢れています。
それでは、この旅行記の続編「夏のサンセバスチャンで3時間遊ぶ」へどうぞ。
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この旅行記へのコメント (4)
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- フルリーナさん 2014/09/03 00:40:06
- お久しぶりです
- yukibixさん
こんばんは。
久しぶりにyukibixさんの旅行記楽しませていただきました(^^)。
それにしても、すっごくおいしそうなものばかり!
あの、数えきれないほどのチーズを前にしたら、わたし、もう、悩殺されちゃいます!
バスク地方って唐辛子も有名って初めて知りました。
バスクの唐辛子を使ったお料理食べてみたいです!
こんなに夜中というのに、おなかがすいてきました(笑)
- yukibxさん からの返信 2014/09/04 06:13:08
- RE: お久しぶりです
- フルリーナさん
お久しぶりです。
いいな!を下さってありがとうございます。
長い間 旅行記を書いていませんでしたが、ひとつは時間がなかったこと、
読む事は時々読んで楽しんでいました。
そうしましたら、何故か書こうとしても、イマイチ気分が乗らなかったり。。
きっと書きたい!と思う旅をしていなかったのだと思います。
フルリーナさんはいつものように、丁寧に誠実にお人柄の触れることのできる
旅行記を書いていらっしゃって、素敵です。
これからスイス旅行記を続けて読ませていただきます。山々に取り囲まれている
スイス独特のきれいな空気を写真を通して感じさせてくれます。
では、また、近いうちに!!お元気で。
yukibx
> yukibixさん
>
> こんばんは。
>
> 久しぶりにyukibixさんの旅行記楽しませていただきました(^^)。
> それにしても、すっごくおいしそうなものばかり!
> あの、数えきれないほどのチーズを前にしたら、わたし、もう、悩殺されちゃいます!
>
> バスク地方って唐辛子も有名って初めて知りました。
> バスクの唐辛子を使ったお料理食べてみたいです!
> こんなに夜中というのに、おなかがすいてきました(笑)
-
- Weiwojingさん 2014/08/03 20:10:41
- フランス側バスク地方を旅行されたのですね。
- yukibxさん、「夏のサン・ジャン・ド・リュースで3日間」を拝見しました。
魚介類やワインが豊富で、食べ物が美味しいところのようですね。行ってみたいです。
今回、yukibxさんはフランスのバスク地方のサン・ジャン・ド・リュースを訪ねられましたが、ここはスペイン側のバスクと同じようなところでしょうか。キリスト教を日本に伝えたフランシスコ・ザビエルがバスク出身で、彼のことで少し調べたことがあります。
サンセバスチャンはスペイン側バスクに位置しているのでしょうか。よく調べれば分かるのでしょうが、ご教示いただけると嬉しいです。
私は6月から7月まで2か月間イギリスとバルト3国を訪ねてきました。今、イギリス編を纏めている最中で、後しばらくしてバルト3国へ移ります。見ていただけると幸いです。
では、また。
Tamegai
- yukibxさん からの返信 2014/08/04 07:35:03
- RE: フランス側バスク地方を旅行されたのですね。
- Tamegaiさん、
コメントとご投票をありがとうございました。
確かに、サン・ジャン・ド・リューズは、美味しいものが沢山あります。
自然に囲まれ、気候の温暖な恵まれた土地だとつくづく思います。
典型的なフレンチ・バスクの街だと思います。スペインは目と鼻の先ということも
あり、こちらにはスペイン料理、食材、そしてフラメンコのフェスティバル(小規模)
があったりとスペイン文化も溶け込んでいます。
サンセバスチャンはスペイン・バスクの小都市です。気取りはないけれど洗練され、
文化の香りのするところだと以前も今回も感じました。
フランシスコ・ザビエルはスペインのナバール出身だと聞いています。
そういえば、フレンチバスクの山中の街出身の友人姉妹は、
ザビエルの末裔、と言っていました。
Tamagaiさんの英国旅行記シリーズは傑作です。まだ全部読んではいないのですが、
読んでて引き込まれる面白さでした。写真も豊富で4travelの貴重な旅行記だと思います。
それにしても、世界中をまたにご旅行をなさっていらっしゃるのですね!!
これからも宜しくお願いいたします。
yukibx
> yukibxさん、「夏のサン・ジャン・ド・リュースで3日間」を拝見しました。
>
> 魚介類やワインが豊富で、食べ物が美味しいところのようですね。行ってみたいです。
>
> 今回、yukibxさんはフランスのバスク地方のサン・ジャン・ド・リュースを訪ねられましたが、ここはスペイン側のバスクと同じようなところでしょうか。キリスト教を日本に伝えたフランシスコ・ザビエルがバスク出身で、彼のことで少し調べたことがあります。
>
> サンセバスチャンはスペイン側バスクに位置しているのでしょうか。よく調べれば分かるのでしょうが、ご教示いただけると嬉しいです。
>
> 私は6月から7月まで2か月間イギリスとバルト3国を訪ねてきました。今、イギリス編を纏めている最中で、後しばらくしてバルト3国へ移ります。見ていただけると幸いです。
>
> では、また。
>
> Tamegai
>
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