2014北海道１（上野ファーム）

2014/07/06 - 2014/07/06

２０１４年７月に訪れた北海道旅行記です。今回の一番の目標は、利尻・礼文島に行くこと。
そして、まだ訪れていないＳＬ探訪の旅。今回のＳＬは音威子府・紋別・滝上・大樹・鹿追・
室蘭・豊浦・白老です。
有名観光地としては、上野ファーム・最北端の駅稚内・利尻島・礼文島・美瑛・ファーム富田・
後藤純男美術館・六花の森・有珠山火口散策路を訪れました。今回も長い旅行記になります。

１は、旭川北部にある「上野ファーム」です。

エリア 旭川(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ショッピング: 1.5

• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

上野ファームの入り口は、駐車場の奥にあります。ちょっとわかりにくいので、表の車道に行ってしまいました。
門を入ると、平屋の建物が３棟あり、右がカフェ、中央が入り口兼売店、左が売店です。
この写真では、左の売店と、中央の入り口が見られます。
入場料は５００円ですが、年内に２回以上訪れるならガーデンパスポートが７００円です。入場の際に丸いシールをくれるので、これを貼っていれば何度でも入場可能だそうです。

上野ファーム 公園・植物園

園内に入ってまず迎えてくれるのがこの煉瓦塀です。庭園はこの向こう側と、手前の右側にあります。
このベンチは、記念撮影にもってこいなので、団体が来ると人だかりでたいへんです。

穴が開いているとやりたくなるのが「覗き」。先程の煉瓦塀の丸い穴から覗きました。
この中は小さな庭になっていますが、立ち入ることは出来ず、まさに「秘密の花園」なのです。

下がベロニカで、背後がタチアオイです。
この辺がロングボーダーで、全長５０ｍの長い庭です。

たくさんの宿根草がびっしり植わっています。園内に入ってすぐのカフェの壁に、ここに植わっている花の写真と名前が掲示されています。
だからでしょうが、実際の花のそばには名前札が無くて、名前のわからない花だらけになってしまいました。
右手奥に見えるのがカフェのテラス席です。

イフェイオンの一種かと思われます。普通は春に咲く花ですが、北海道では遅いようです。
一般的には白花で、別名花ニラとも呼ばれます。青花や黄花もありますが、こんなふうに紫のストライプなんて見たことがありません。違う種類なのかな？

これも「覗き」写真・・・ですかね？煉瓦のアーチの先の小道を撮りました。路面も煉瓦でイングリッシュガーデン風ですね。
この上野ファームは、富良野の「風のガーデン」を設計した上野砂由紀さんの庭です。富良野に比べると、個人の作った庭なので、こじんまりしていますが、「紫竹ガーデン」（２０１３年北海道の旅行記参照）に比べて、よく手入れされて見ごたえがあります。

濃いピンクのクレマチスと紫のほたるぶくろが互いに引き立て合っています。
園内には、うすいピンクや藤色のクレマチスがたくさん咲いていて、豪華です。
北海道は花が咲くのが遅い分、一斉に咲いてとても豪華な庭になります。

まるでチョコレートコスモスのような色合いのこの花。名前は不明です。

煉瓦の小道の先には、ベンチがあって、強い日差しを避けて一休みする人が常に占有しています。
背後の白樺林も涼しげです。
ここはミラーボーダーという庭で、合わせ鏡のように線対称に作った庭だそうです。

この庭は、すっと縦に伸びるタイプの花が多いようです。
右端にあるエゾクガイソウが一番のお気に入りです。あの天に向かってすっくと伸びる青い花が気持ちよくて、欲しいなあ・・・
売店で売っているかしらと思いましたが、意外なほど苗は少なく、クレマチスくらいがちょっと売られているだけでした。育苗はしていないんですね。

ミラーボーダー。この庭が出来てからずいぶんたつので、それぞれの草丈が充実して大きいですね。
これらが視線をさえぎって、自分だけの世界に浸れるんですね。

覗きシリーズ最後は、ジギタリスの庭です。
この辺は、人が行ったり来たりするので、途切れる瞬間を待つのがたいへんでした。

ここがマザーズガーデン。上野ファームの出発点の庭です。それだけに様々な花がぎっしり植わっています。

マザーズガーデンの一番奥から。あじさいはアナベルと思われますが、まだ早いんですね。これから白い大きな花を咲かせます。

クレマチスは花盛りですが、タチアオイはこれから、アナベルも色づくのはこれからのようです。訪れる時期によって様々な顔を見せるガーデン。いろんな月に来てみたいです。
でも、ここの雑草取りはムリ。全部の花を覚えておかないと丸坊主にしてしまいそう。

そろそろ終わりに近づきました。マザーズガーデンの奥には、射的山があります。
小さな丘なので、簡単に登る事が出来ます。あたり一面平たい畑なので、この山はいい目印になります。

なんという花なのでしょう。なんとも魅惑的。

足首にこってり花粉をつけて忙しいハチ。ここで作った蜂蜜は「百花蜜」ですね。
いろんな花粉のミックスです。

バラとギボシ。この庭では、珍しい取り合わせです。
ギボシの花はこれからですが、葉のこんもりした様子がステキです。

手前のオレンジ色の花がエゾカンゾウです。カンゾウの中でも背が低いほうです。
この花は７月の北海道を代表する花ですが、結構住宅地の沿道などにいっぱい咲いています。

ピンクのアスチルベが綺麗です。紫の玉になるギガンチュームも大好きです。

おまけ。射的山の説明板です。国道３９号線から上野ファームに至る道筋は、まったくの畑ばかりなので、この小さな丘が目印になります。