ワールドカップ観戦記その３。サルバドールでスペインが惨敗するショッキングな光景を目の当たりにし、その日のうちにレシフェに戻りました。レシフェ観光をした後いよいよ日本代表の初戦コートジボワール戦に臨みます。

FIFA World Cup Brasil 2014(3)　レシフェ日本代表戦

8いいね！

2014/06/10 - 2014/06/18

20位(同エリア31件中)

#サッカー

エリア

レシフェ(ブラジル)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 30万円 - 50万円

交通手段: 鉄道高速・路線バスタクシー飛行機

航空会社: エミレーツ航空ラタム航空タイ国際航空 TAPポルトガル航空

旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの前の海岸。ここはビーチリゾート感たっぷり。一筋入ると空き地いっぱいで、「ここだけ」リゾートです。
右側の深緑の建物がこの２日のホテル。ワールドカップ料金でめちゃ高かった。左の白い三角屋根はあちこちで見られる売店。やしの実穴開けただけのジュースここでも飲める。サルバドールより少し安かった。Ｒｓ４
数少ないワールドカップブラジル大会の垂れ幕というか幡。日韓大会の時は横浜に住んでいたけど、この手の飾りもっといたるところにあったような。やはり反Ｗ杯デモの影響だろうか。
ここらで一番豪華な（多分）Atlante　Plaza　Hotel。FIFAの公式ホテルらしくFIFAの旗がなびいていてスタジアムまでのシャトルバス（関係者とメディア専用だろうけど）が定期的に出ている。おそらくFIFAのお偉いさんがとまっているのだろう。
まずはチケットの引換所のあるShopping　Recifeでキャッシングと昼飯。雨がぽつぽつ降っている。キャッシングができる機械とできない機械があって困った。あとATMコーナー（Banco do Brasi）を探すのに相当時間がかかった。とにかくでかい。しかも平面的にでかい。昼飯はシュラスコも食べられるビュッフェレストランで。味はよかったし肉の種類もいっぱいあったけど、歯茎が痛くなってきてあんまり食べられなかった。日本に帰ったら歯医者に直行。

レシフェの旧市街に向かうためにメトロの駅(Antonio　Falcao)に向かう。地図では近いようだが実際は結構遠い。しかも一方通行が多いからタクシーもあっちいったりこっちいったりする。こういう時にGoogleMapあると現在地がわかるのでありがたい。ぼられたらすぐわかるし。駅周辺は明らかにBoaViagemあたりとは雰囲気が違う。殺伐とした、人々の目もきつい。
Recife駅までの途中の駅の周りは見事に立派なスラムばっかり。夜は乗りたくないかも。昼間はいたって平穏。Recife駅着。
駅も電車もきれい。治安が悪いと言われるレシフェのメトロだが、昼間の外観は全然日本と変わらない。
ワールドカップのスタジアムまでの切符(メトロとシャトルバス)を買う。シャトルバス用のチケットは１ｃｍ四方くらいで小さくて失くしそう。これでどうやってバスに乗るんだろうか。プルセイラ(腕輪）をしてくれると領事館の案内には書いてあったけどもらってないし。
駅前は予想通り雑然とした雰囲気。BoaViooagemとは全く違う。で、駅前で半裸に金色のボディーペインティングしたデモ隊のような集団と遭遇。殺気立った雰囲気はないのだが何を訴えたかったのだろう。言葉がわからないのはこういうときつまらない。
取り急ぎ歩いて旧市街へ。
駅から旧市街の真ん中へ。この雰囲気、この匂い。２０年前訪れた南米の下町。思い出すなあ。この雰囲気。昔は治安の良しあしなんて全く考えてなかったけど。今思えば命知らずだった。
道中。なぜか金魚のショーケースを売る出店がやたらいっぱいある。
同じく旧市街。ここのココナツジュースはRs2で今までで一番安かった。まあ観光地値段じゃないし、これが正価なんだろう。
旧市街の広場。警官がいっぱいいる。さすがW杯開催日。
コロニアル様式の建物がいっぱい。

路地入ったところ。ゴミ臭くてざわざわした、発展途上国特有のこの雰囲気。
ビルの軒下にはお菓子売りの屋台と浮浪者がいっぱいで、ちょっと嫌な雰囲気。女の人や子供も歩いているので大丈夫だとは思いますが、ひったくりには要注意ですね。
植民地時代の立派な建物がいくつかある地域。人通りがほとんどなくて、今思えば一人で歩くのはまずい場所だったかも。
川向の植民地時代の建物。近くに寄るとかなりボロボロのものもある。まあ変に新しくされてなくてかえって趣はある。
同上。近くから見た様子。塗装はきれいですが。
Recife　Antigo
本当に昔のままの建物。これは何の建物だったのだろう。
同上。
おとといブラジルの開幕戦を見たPV会場。今日はさすがに閑散としている。コスタリカーウルグアイ戦を中継してた。メキシコ人サポーターがなぜか多い。
FANFEST入り口
ＦＡＮＦＥＳＴ会場を出て街中をうろうろ。
旧市街の安食堂。さっきジュースのみながらブラジル人のおっさんたちとＴＶ観戦したところ。再び同じ場所で少し早い夕食を食べながらコスタリカーウルグアイ戦を観戦。食事はスパゲティだったがやはりふにゃふにゃ。イタリア以外のパスタはなんでこんなにふにゃふにゃなんだろう。でもスタジアムには多分ろくな食い物ないだろうし我慢して腹に詰める。コスタリカがウルグアイから点を取るたびにブラジル人のおっさん達は大喜びしていた。マラカナンの恨みはいまでも健在なのだろうか。
まだ５時過ぎなのにもう周りは真っ暗。清掃業者も一斉に街中の公共ゴミ箱の回収を始め、まるで真夜中のよう。怖くなって近くでタクシー拾ってレシフェ駅まで。わずか１メータちょいなのだが、安全第一。これからが本番なのだから。
さっき切符を買った時にもらった極小のチケットをゲートで見せると駅員さんが赤い紙のプルセイラを付けてくれる。これを見せると駅からスタジアムの往復のシャトルバスと帰りのメトロに切符買わなくても乗れるという算段。駅には日本人もちらほら。思ったほど多くない。ブラジル人のほうが目だつ。
レシフェ駅。乗るのは２０分くらいか。ここ始発駅なんだけど、入線してきた電車に何人か乗客が座っていた。なんで？まあいいか。ここはブラジルだし。余計なことは考えない。
スタジアムの最寄。Cosme e Damiao駅。このスタジアムのためだけに新設されたらしい駅。ブラジル人の「ジャーポン」コールが幾度となく響き渡る。たまに日本人が「日本」コールを恥ずかしそうにしている。
テレビ局もいっぱい。現地在留の日本人、日系人団体のお迎えもいっぱい。有名人はわからなかった。
シャトルバスへの乗り場。GoogleaMapではスラム同然だったが本大会までにきちんと整備した模様。ほとんど並ぶことなくバスへ。まだ３時間以上前だからかな。
駅出口で日本人会？の方が配っていた日の丸手袋。これを手にはめて応援しようという趣旨のようですが、くれたのが外人スタッフで、１０個くらいくれてしまいました。あと形状が手袋と理解できない人が多く(すいません私も)、手提げ袋だと思って物入れに使っていた人多数。残念。
シャトルバスの車中。何もない暗闇の中を走るバス。ブラジル人の歓声だけがこだまする。ここらへんお国柄の違いがよく出る。
途中の道路でバスを降り、しばし歩くと暗闇の中美しく白く光るペルナンブコアリーナ。
雨はぱらつく程度。気温は涼しいくらい。湿気は多い。
入場まで大分並んだがまだ早いほうだったか。もう１本か２本後のバスの人は相当並んでいた。X線チェックで折り畳み傘を没収された。これは帰りが思いやられる。雨が降らないことを祈る。
いよいよ入場。テーマソングがガンガンかかり、スポンサーのブースがいっぱい。
外壁は旭硝子製なんだそうな。
ここがあのペルナンブコスタジアム。去年コンフェデで日本がイタリアを追い詰めたところ。
スタジアム入口の自動改札。チケットのバーコードかざすと入れる。
スタジアム内部。売店は空いてると思ったらまだ開いていなかった。
まだ人気の少ないスタジアム。ゴールネット裏あたりから。ピッチと客席との間があまりなくて見やすいスタジアム。日本のスタジアムは陸上トラックが挟まっていてみにくい。バックスタンドが非常に近く見える。
日本のサポーター(青いビニール袋持った）がいっぱいいるバックネット裏の壁。
売店で売っているコーラとチキンサンド。コーラのカップには「日本vsCote D'Ivoir」の文字と両国の国旗をデザイン。しまった、サルバドールのスペインオランダ戦でもこのジュース買ったのに気づかず捨ててしまった。あーあもったいない。
館内の案内板。１F席から２F席に移動するのが大変だった。
チケットと自席。大分コーナーに近い。
日本代表サポーターのいるバックネット裏。前方は屋根から外れるので雨に濡れてべちょべちょ。でもみんな頑張って応援していた。
今回W杯初お目見えのゴール判定機の事前チェック。FIFAの人が試験でボールをゴールに蹴りいれると会場全体から「ゴォ〜〜〜ル」の大歓声が起こる。ブラジル人楽しいね。
いよいよ日本代表の試合前ウォーミングアップ。本田と岡崎は判別できた。
コートジボワールのウォーミングアップ。日本とは大分やり方が違います(当たり前か）
試合前の国歌斉唱
キックオフ直前。キャプテンとレフェリーの記念写真撮影とペナント交換。
試合開始。日本サポーターのほうが勢いあり。コートジボワールの紹介の時はブーイング。ブラジルの皆さんありがとうございます。
これ以後写真がありません。日本バテるの早すぎました。本田のゴールはすごかったのですが。これで持ちこたえてたら彼も有言実行のヒーローになれたのに。