スペイン・ポルトガル　ドライブ旅行記　10　（サンティアゴ・デ・コンポステーラ）

2014/05/21 - 2014/06/21

コクリコが咲く道を1時間走っている間に、道路脇を大きなリュックを担い出歩く人たちを時々見かけます。カミーノ・デ・サンティアゴ（サンティアゴ参り）の人たちですね。
所々に古びた教会があり、ほたて貝マークの立て札が立っていて、お参りしている人たちがいました。巡礼箇所のようです。いよいよサンティァゴ・デ・コンポステッラに行くのだなあという気持ちの高まりが自ずと生じます。
　そうこうしているうちに到着。調べておいた駐車場に入れ、そこから歩きます。古い街並みを10分くらい歩いて迷路のような教会付近に出ました。人がいっぱいいます。ほたて貝を模ったおみやげ品や杖等を売るお店が並んだ中を、老若男女が教会目指して最後の行進をしているようです。修学旅行のような学生の団体も見かけます。フランス人の中学生もいました。
この人たちとはア・コルーニャでも会うのですが、何処の国でも、女の子の方が大人っぽく、男の子はまだ餓鬼っぽいですね。

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

いよいよカテドラルが見えて来ました。あちこちに物乞いの人も見かけます。結構若い人もいて、どうしたのかなあという感じです。

中に入るとミサが始まっていました。たくさんの人たちが集まっていて、中には懺悔をしている人もいます。懺悔室がいくつもあるのには驚きました。しかも扉もなければ、丸見えの懺悔室。たくさんの人を捌くには、こうでもしないと大変なのかなあ？普通は周りの人に見えないようになっていますよね。

　行列の出来ているところがあったので並んでみると、

聖ヤコブの像の後ろに行くことが出来、聖ヤコブの背中をハグして来ました。ご利益ありますように！！

中央では例のお香をたいて振り回す壷の様なものがぶら下がっていて、いつ動き出すか期待して待ったのですが、一向に動きません。特別の日にしかしないのでしょうね。あるいはもっと待っていたらよかったのかしら。

その聖ヤコブを正面から拝謁すると、それはきれいな祭壇とやさしそうな聖ヤコブでした。
大きなカテドラルの中には、全ての人の罪を許し、新たな人生に向かわせる何かがあるように思われました。

キンターナ広場にあるサン・バイオ・デ・アンテアルターレス修道院

キンターナ広場に面した「免罪の門」のある裏側の大聖堂

よく写真でみるカテドラルのファサードが何処にあるのか分からず、ぐるぐる回ってやっとあの広ーい広場に到着。余り近くにいると分からなくなるものですね。ここですここ！オブラドイロ広場。大きなカテドラルと横にはパラドールと市庁舎。やっぱ大きいわー！！

市庁舎

パラドール

帆立貝の付いた杖が売られていました。

　駐車場に戻ろうと歩いたのですが、どうも違う。迷路のようなので分からなくなり、インフォまで戻って駐車場のカードを見せ、場所を教えてもらってやっと帰れました。