東欧・バルカン旅行その６ 再訪ルーマニア①:ドラキュラのふるさとトランシルバニア

2014/06/19 - 2014/06/22

６か国目はルーマニア。２年前訪れて大好きになったので、もう一度来てみました。まずはルシュノフ要塞からの景色をどうぞ。

エリア ブラショフ(ルーマニア)

ドラキュラのモデルになったヴラド・ツェペシュの城、ブラン城です。やはり怪しげな妖気に包まれてますね。


…って、ウソです(^_^;) 背景は単なる雨雲です。すいません。

ツェペシュはオスマンの兵隊を串刺しにした人だったそうです。この写真からは「串刺しにしてやろうか！」という叫びを感じ取って下さい^_^

すいませんこの人調子に乗りやすくて(^_^;)

黒いドラキュラ風？コートはお城の中の売店で60レイ=1920円でした。

ここで移動情報。キシニョウからブラショフまで、直通バスの方が大きいしややこしくないから楽だろう、と思って乗ったのですが、９時間38分かかりました。

キシニョウ12:08→国境15:03　いくら山道とはいえ、90kmほどの道のりに３時間かかりました。道が悪く、バスを振動させたくなかったのかもしれませんが、人生で最も遅いバスでした。小ぶりな車ならもっとスピードを出したり、よその車を抜くと思います。

国境手続きなどもあり、ルーマニアのヤシと思われる街にやっと16:23到着。キシニョウからいったんヤシに行って乗り換えた方が良かった気がします。

そしてブラショフは21:46着。しかも野ざらしの「アウトガラ２」に着きます。真っ暗でWi-FiもＡＴＭもなく、タクシーは嫌がらせみたいな金額を言うし、結局スーツケースを引きずり、見たこともない街を雨の中、40分も歩きました。

実は終点の１つ前に鉄道駅に停まるので、ここで下りてＡＴＭを使ったり、市内バスを探したりするのが良いと思います。

時間といい、わけのわからなさといい、最悪の展開でした。その反動でこのようにはじけております(^_^;)

先ほどの要塞は「BRASOV」の文字のあるところです。

ルーマニアはバスの方が乗りそうな人に近寄って減速してくれたり、バス停の人たちがわあわあ教えてくれたり、すごい時は運転手が１回下りてきて、地図で下りた後の行動をアドバイスしてくれてから発車することもありました。だから、好き。この国。

要塞への道、後半はこれで登りました。これ、トラクターだよね？

ルーマニアは農業国で、バスで走っていると時々、馬に荷車を引かせて、自分は御者席みたいなところに座っているおじさんとすれ違います。

要塞制圧！男子はこういうのも大好きなのであります。

勇者チキン、トランシルバニアを獲ったであります！

コスプレはたったの５レイ=160円です。

ブラショフの市街です。ちょっとドイツっぽいです。これはスファトルイ広場です。

料理はもちろんトゥキトゥーラ。上からチーズ、目玉焼き、ママレガ(トウモロコシをマッシュポテトみたいにしたやつ)、そして豚肉の角煮っぽいものがごろごろ入ってます。レストランにて19レイ=608円です。

すいません。このトウモロコシはどうも合いません。そして肉もレバーは残しました…(>_<)

あと、サルマーレ(ロールキャベツ？)って料理も酸っぱくてダメなんですよね。お前ほんとにルーマニア好きなのかよって感じです。

ブラショフ駅の１番ホームです。右端の赤い看板、わかりますかね？実は駅の建物の一部がホテルになってて、僕この３日、駅に住んでます(^_^;)

ドアを出ればホーム、のどが渇いては下に下りてきて水買ってまた寝転ぶ。便利です。agodaのホームページでは発音が間違っているので注意してください。「ホテル　エレガンス　エクスプレス」です。１泊19ユーロまたは83レイです。

一つ注意！６月末ですが、ブラショフは寒いです。午前11時ごろまでと、午後７時以降には、フリースを着用してます。

ドラキュラゆかりのもう一つの街、シギショアラにやってきました。モデルのヴラド・ツェペシュの生家が、今はレストランになっています。（次の写真の、黄色の建物です。）

色からして、プチ・ローテンブルク（ドイツ）ってとこですね。そりゃあ人気の街になるはずです。

白人団体と写真撮りに来る女子高生と小学校の遠足とでもう大騒ぎ。目くじら立てずテーマパークだと考えましょう。

今日も全力で観光して、全力でいじられてます。

ここは日本人がよく来るようで、日本語で話しかけられ引き出され、日本の歌（♪さくら　さくら　弥生の…）を歌わされてました。

びっくりしたのは、どこかのインターナショナルスクール（現地の子も通えるタイプ？）の遠足が来てたんですけど、ここでダンスしたり劇をやったり、学園祭を持ち込んでるんですよ。世界遺産ですよ、ここ(^_^;)

遠足と言えば、やはり長年の職業病で、遠足の子どもにはものすごくいじられます。女子高生グループと写真撮り合ったりするのもめっちゃ盛り上がります。応対に慣れてるんでしょうね、僕。きっと。

ただねえ、いまだに日本人＝カラテができる＝ジャッキーチェン、なんですよ。何回否定しても「チェン！」と呼ばれるので、もう返事することにしました(^_^;)

実は旅の中で華やかな街というのは「点」でしかないんです。今日も２時間の観光のために、６時間こんな風景の中揺られてました。旅人が見ている景色は実はこっちなのです。

すてきな緑色なので、勝手に「東欧グリーン」と呼んで、アルメニア以来愛しております。