南太平洋で唯一残る王国、トンガの巨石遺跡ハアモンガ三石塔

2013/04/25 - 2013/05/01

「ハアモンガの三石塔 」トンガで数少ない史蹟名所にバスで行って来ました。1200年頃に作られたようですがこの巨石をどうやって組んだかは謎です。イギリスのストーンヘンジやチリイースター島のモアイ同様謎が多いようです。
　ヌクアロファからバスに乗って1時間、トンガタプ島の東端に向かいバスは走ります。キャプテンクックの上陸碑も過ぎ、集落がまばらになり、車内も空いてきました。

エリア ヌクァロファ(トンガ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 航空会社: ニュージーランド航空

地元の路線バスで移動。 ヌクアロファの中心部から北へ歩くと海岸沿いにバスターミナルがあります。

バスターミナルは２か所あり、西側のバスターミナルからトンガタプ島の東端Niutoua行きに乗ります。Niutouaへは、バスターミナルを出発した後、町の中を通って向かうので、町の中で「Niutoua」と行先を掲げたバスを見たらそのまま乗り込むことも可能です。

トンガではバス会社を興すほど資本が成長しておらず、個人がバス（といっても日本の中古マイクロバス）を購入し、認可を得た路線を走る仕組みです。バスは日曜は完全休業、平日は朝7時から夕方5時まで。夕方5時になると全く走らなくなり、バス停から人が消えたので驚きました。こちらは朝8時から夕方4時までが勤務時間なのでバスで通勤している人は最終バスに間に合うよう帰ります。バス代は近距離５０円、1時間乗って１６０円ほどでした。午後５時には完全に運行がストップするので、島の外れに行くときは３時には帰りのバスに乗っておくことを考えたスケジュールにする必要があります。

バスは時刻表はなく満席になりかけたら出発する感じです。概ね１時間に１，２本は走っていました。

町から1時間かけて東の果てを目指しています。ちょうどキャプテンクックが上陸したあたりを通過しました。記念碑が建っています。バスは全て日本の中古マイクロバス、焼き肉や海鮮料理の送迎バスだったあとが残っています。サモアには国中、1つだけ教育目的で信号がありましたが、トンガには全くありません。

終点Niutouaの１ｋｍほど手前、進行方向左手にハアモンガが見えますので、ベルの代わりのロープを引っ張りバスを下車。３トンガタプでした。右手には小学校があります。

小学校の校庭で少年たちがポーズをとってくれました。

ハアモンガを見た後、バスの終点Niutouaまで歩きました。

Niutouaの舗装道路が終わるあたりがバスの終点のようです。

豚を眺めているとヌクアロファに戻る帰りのバスがやってきました。

フレンズカフェで食べた、まぐろのココナツミルクあえです。

鶏と羊のバーベキュー。煙突からのにおいでお客さんを誘っている「サブリナズ　チキン」です。

カウンターは網戸で、料理・お金の受け渡しで小さな扉が開くシステム。虫が調理場に入らないよう、原始的な仕組みです。

軽く素揚げし、蒸し焼きにした感じ？鶏肉は美味しかったですが、右側の羊肉は脂身で、これは口に合いません。下に敷いてあるキャッサバと食べます。羊の脂身は、もともとトンガ人は口にしなかったもの。サイクロン被害の際、NZからの救援物資として贈られた後、トンガ人の大好物となり、現在も輸入されているそうです。

日本の店名が書かれたクルマも走っています。

中古車をトンガ人向けに販売している、日本人が居ると聞き、お店に行きました

日本車の10-15年落ちが、手頃で売れるそうで、イプサムやウイングロードとか、当時日本でよく流行ったクルマが売られています。

価格表記はトンガタプ＄で、５５を掛けていただくと日本円です。古いクルマ、日本でタダ同然の下取りでも、トンガでは結構いい値段しています。

通学風景

トンガ王国で一番大きいスーパー、モリシに行きました。

8年前、若者を中心に民主化暴動が起こり、それが中国人経営商店への焼き討ち・略奪へと発展

このモリシは全焼、８人が暴動の混乱で焼死したそうです。

現在のトンガは平和でのんびりしており、暴動のかけらもありません。

ニュージーランド銀行の前で小学生

通学風景

写真はトンガ産の水。パイナップルジュースはマレーシア産、コカコーラはフィジー産でした。

タラヒバというレストランでチキンカレーとキャッサバいもの昼食。タクシー運転手に安くてうまいとブログで読んだが評判はどうかと聞いたところ、トンガ人が行く店で、外国人向けじゃない、腹壊すよ。と言われ、外国人向けの洒落た店を薦められました。

でもタラヒバ来ました。夜も前を通ったら、テイクアウトの人で大にぎわいでした。パーム油の香りが漂ってきてこれが腹壊すというのかも。でもなかなかいけます。

メニューです

トンガ最後の夜はタラヒバレストラン。陽気なおじさんから同じテーブルで食べようとお誘い。このおじさん、トンガのラジオ局でニュースリポーターだそうで日本に1週間旅行経験もあるそうです。トンガ名物でこれははずせないと知ったタコのココナッツミルク煮を注文。定休日日曜以外毎日来ているというおじさんは煮魚を注文。おじさんがうまいから魚も食べろというので頂きましたが、たっぷりのパーム油がかかっていてせっかくの鰺が残念なことに。タコは見映えは悪いですが、味はいけました。