還暦過ぎオヤジのスリランカ一人旅　No1

2014/05/27 - 2014/06/03

　「世界の車窓から」に憧れ、今回はスリランカの紅茶畑を走る高原列車に乗りに行きました。オヤジの一人旅なので、街頭に立っだけで、「日本人か」「一緒に写真を撮ってくれ」「○○に連れて行ってあげる」と騒がしいです。中には怪しい話もあったので適当にあしらいましたが、ツァー旅行では絶対に経験できない、貴重なリアルスリランカを体験してきました。
○　１日目　関西空港　→　バンコク　→　コロンボ(泊)
○　２日目　コロンボ　→　ダンブツラ　→シーギリヤ(泊)
○　３日目　シーギリヤ　→　キャンディ(泊)
○　４日目　キャンディ　→　ピンナワラ　→　キャンディ(泊)
○　５日目　キャンディ　→　ヌワラ・エリア(泊)
○　６日目　ヌワラ・エリア　→　コロンボ(泊)
○　７日目　コロンボ(機中泊)　→　バンコク　
○　８日目　バンコク　→　関西空港　

エリア ダンブラ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: Agoda

スリランカへは、関西空港からの直行便がないため、タイ航空のバンコク経由で行きます。11:45 on time発。5時間のフライト

バンコクで小型のタイ航空機に乗り換え、22:10 on time発。

機材は三列、三列の小型機で、あっという間にサリーを着た女性客や髭の濃い男性客らで満員になりました。既にスリランカワールドです。

安全飛行に入ると早々に機内食が出ました。でも日本時間で考えると午前2時過ぎです、オヤジにはちょつとキツイです……が、もったいないので完食しました。で、4時間のフライトの後、00:01(定刻)無事、コロンボ(バンダーラナーヤカ国際空港)に到着。
　空港からは、税関を出てたすぐ右側にあるタクシーカウンターで手配してもらい、コロンボ市内のホテルまで行きました。2800Rs。
　ちなみに、運転手から「高速道路を利用するか」と聞かれたので「是非」とお願いし、料金所で300Rs払いました。よってホテルまでは3100Rsかかったのが正しい料金です。

１:30頃、やっとホテルに着きました。4時間程度寝るだけなので、これで十分です。日本にいればもう未明、シャワーも早々に爆睡しました。

電車の音で目が覚めたので窓の外を見ると、アレ、海が…インド洋でした。昨夜は真っ暗だったので気がつかなかったなぁ…。

で、ベランダに出てみると海岸線ギリギリにレールが。暫くすると、ゴール方向に車両から溢れるほどの通勤客を乗せ、赤い列車が走って行きました。

7;00　お腹も空いたのでチェツクアウト。ホテルのスタッフにお願いしてオートリクシャーを呼んでもらい、コロンボ・フォート駅前のバスターミナルまでの値段交渉をしました。すると運転手が「メーター」を指さしました。何だ、心配することないんだ。緊張が一気にほぐれました。

10分程でセントラル・バスターミナル(国営バス)に着きました。料金は400Rs。でも、私が乗りたかったのは民営バスのクーラー車。英語が話せないので運転手に「バスターミナル」と言ったのでしかたがありません。

で…周辺を散策。すぐ横にマーケットがありました。

色々な物を売ってます。日本では絶対にお目にかかれない光景です。

通勤途中でも多くの人が買って行きます。

美味しそうな果物ですが、全体的に小ぶりです。

で、国営バスターミナルの南側の民営バスターミナルでノーマルバスに乗り、ダンブッラへ。
　こう言うと簡単ですが、バス乗り場に行き、バス関係者と思われる兄ちゃんに石窟寺院の写真を見せて「どのバス」と聞いたら、「このバス」と言って乗せられたので、着くまではハラハラ、ドキドキ。何度も兄ちゃん(車掌さんでした)に「まだか、まだか」と聞き、やっと、たどり着いた次第です。所要時間4時間　料金は380Rsでした。

11:30　やっと朝食兼昼食です。長時間バスに乗るので朝から水も飲んでません。お腹もペコペコ。店を選ぶ余裕もないので…目の前の食堂に飛び込み、ナンのような物でカレーを包んで揚げたパン2個と普通のパン1個＆コーラーを注文。締めて90Rs。美味しかったです。

いざ、石窟寺院へ。ダンブッラバス亭からはオートリクシャで行きました。200Rs。まずはこの建物前にあるチケットofficeで遺跡入場券を購入(1500Rs)。

石窟寺院手前の建物でチケットチェツクを受け、いよいよ寺院へ。ところが…入場直前にお寺関係者から「オイオイ、日本人か。何で靴履いてるんだ。ここは土足厳禁だよ」と注意されました。
　先のチケットチェツクの所で係員から脱ぐように指導されるのが本来ですが、入場者が疎らで係員が「オヤジ１人かよう」てなぐあいで私語に夢中だったため、靴を履いたままスルーしてしまったのです。オヤジの扱いは何処に言ってもこんなもんです。

神秘的です。が…入場者が私１人なので、オヤジと言えども少し怖いです。

暗いので肉眼ではハッキリ見えませんが、写真に撮るとこんな感じ。天井全体に描かれています。思わず手を合わせました。

この辺の標高は200m程ですが、素晴らしい眺望です。有名な山ですが名前はチョツと…。

南国の昼過ぎ。お猿さんも眠そうです。

石窟寺院を出て、バスでシーギリヤに向かう予定でしたが、睡眠不足で体はヘロヘロ。もう死にそう…。
　それを察したのか寺院前で待機していたオートリクシャーの兄ちゃんが「今日のホテルある。何処へ行くの」と営業トーク。ためしに「シーギリヤまでHow much ?」と聞くと、「いくらなら乗る?」と逆質問。過去の旅行記で1500Rsと書いてあったので、「1500Rsが相場だが、一刻も早く行きたいので2000Rsでどうだ」と聞くと「Ok、Ok」と商談成立。
　途中、お断りしたのだが、兄ちゃんが「無料だから大丈夫」と言うので渋々「スパイスガーデン」に立ち寄りました。これはJACK FRUITです。

これは、VANILLAです。
　てなぐあいに日本語が堪能な係員から説明を受け、帰ろうとすると係員が「どのスパイスが欲しいですか。日本円でいいです」と一言。やっぱりなぁ…無料ほど怖いものはありません。参考までに「シミが取れるこの瓶はいくらですか」と聞くと「日本円で6000円です」とのこと。「オヤジには脱毛スパイスもシミ取りスパイスもいりません」と丁重にお断りして退散しました。

スパイスガーデンから暫く走るとシーギリヤ・ロックが見えて来ました。

バス亭で時間調整止と思われるバスが止まっていました。色が独特です。インド製と聞くと「そうかもね」と思うしだいです。

大きな木の下に郵便ポストがありました。少し傷があり年代を感じさせます。

幹線道に「Sigirya Village 」の看板が。ここを左折して入って行きます。

5分もしないうちに「Sigirya Village 」ホテルに到着。ホッ。

木漏れ日が降りそそぐこーんな林の中の…

こーんなコテージが、今夜の宿です。

室内はリゾート感満載で…。

入り口のドアは、上下別々に開閉できます。

窓からは…

こんな花や野生のリスが見え…

頭上に目をやると、有名な影絵作家の作品のような風景が広がります。

夜の帳が降りると、ホテルのスタッフがランプ風の玄関灯を点し、旅行２日目の夜が静かに更けていきました。続く。
　　　　　　

この旅行記へのコメント （2）

• cooさん 2014/06/21 20:20:58

  はじめまして

  旅好きオヤジさん、こんばんは。
  
  スリランカすごく興味があって、旅行記一気読みさせていただきました。
  言葉できないってありましたが、そんなことは感じさせない位馴染んでおられますね。
  続きも楽しみにしています。
  
  coo
  

  鉄人２９号さん からの返信 2014/06/24 16:28:52

  RE: はじめまして

  > cooさん、早々のコメント有り難うございます。
  >
  > 初めてのネット投稿なので、想像外の展開に驚いてます。コメントに返事が出せるのも今、分かりました。投稿を誰かが見てくれていると思うと、今後も頑張れそうです。コメントありがとうございました。
  　あ、トルコ旅行記読みました。私もいずれ訪れたい国なので参考にさせてもらいます。