梅雨の琉球DECOR 03_2014

2014/06/07 - 2014/06/10

梅雨の沖縄３日目、４日目。

前日の天気予報では翌9日は、激しい雨と風に注意と残念なお知らせ。
当初のプランは中部から南部を散策する予定だったが、これは変更も止むなしか・・・

ちなみに当初の予定は、朝食後プールでひと泳ぎ ⇒ 北中城村の「KARMA ORGANICS」で沖縄野菜のスムージーを頂く ⇒ 宜野湾の「タコス専門店メキシコ」でタコスを堪能 ⇒ 同じく宜野湾の「ことり洋菓子店」でシフォンケーキに舌鼓 ⇒ 浦添の「喫茶ニワトリ」でかき氷 ⇒ 近所の老舗の「セラドコーヒー」で冷えた体を温めて ⇒ 那覇の「ペーチン屋」で大福をお土産に購入し ⇒ おもろまちの「長堂屋別邸」で今帰仁アグーの焼き肉を満喫♪という知る人ぞ知る、新旧注目スポット巡りを楽しみにしていたのだが・・・

エリア 名護(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

まとわり付く南風に、地面は雨痕。
昨晩、泡盛に撃沈し爆酔しているころ外はスコールだったようだ。

今まだパラパラ雨だが、黒い雲が凄い速さで流れている。

とりあえず今朝は温かいラテを頂きながら、恨めしそうに空を見つめる。

さて、朝食を物色すると、美味しそうなフレンチトーストが焼けているが、まずはいつものきのこチーズオムレツダブル。

好物のゴーヤジュースは見当たらなかったが、スタッフにお願いすると快く持ってきてくれた。

メインは沖縄定食。

そして、デザートはフレンチトーストにパンケーキと併せて、生クリームと温かいベリーソースで食べる。
う〜ん至福の時。

いつもなら雨雲の切れ間から、青空がちらほら見えるのだが、さすがに今日は分厚い雲に覆われているようだ。

こうなると安全策で当初のプランは変更、ＥＳＰＡでエステ三昧とジャクジー・岩盤浴でデトックスな１日にすることに。

緑に囲まれた別棟にＥＳＰＡはある。

扉を抜けるとそこは癒しの香り〜
ナチュラルウッドの内装は、まるで大きな木の幹に包まれているかのようだ。

小雨の中の紫蓮

小雨滴る緑を楽しみながら、ジャクジーからの眺め。

しかし、なかなかスパの予定とシッターの調整がつかず、本日のＥＳＰＡは断念。。。

まぁこういうこともあるので、今回はスパからインルームマッサージに切り替えて今夜21：00に予約となった。

空いた時間で名護のファーマーズマーケットへ。

結構大きなファーマーズマーケットは、新鮮な野菜目当てに朝からウチナンチューで混雑し、補充されたそばから飛ぶように売れている。
野菜だけでなく果物や肉、惣菜、加工食品なども揃っていて、地元価格だから人気があるのも納得。

山積みのこちらはシブイ（冬瓜）

見た事の無い茶色の物体はモーウィ。
ヘチマぐらいのサイズがあるが、沖縄ではポピュラーなきゅうりらしい。

黒糖だけでも多くの品揃え。

赤紫から赤、黄色など色とりどりのパッションフルーツ。
これは品種が違うらしい。

一般的な土産やだと1ケ250〜300円程するようだが、ここなら100円しない。

フルーツは他にもスナックパインやたんかんなど季節のものが揃う。

沖縄うずら豆。

これは、ほとんどがうずら豆ご飯として食べられるらしい。

他にも青パパイヤや島唐辛子、島にんじん、ハンダマ、長命草、紫芋、田いも、各種ハーブ等など相当数の沖縄野菜類が販売されており、本土への配送も出来るようだ。

とりあえず今回は目に付いたいくつかを購入し試してみることにした。

ついついファーマーズマーケットで盛り上がり、またしても長居してしまった。

さてホテルまでの帰り道、ふと近くに「宮里そば」があるのを思い出した。
58号線から一本裏に入ると広い駐車場の中に、一際レトロな食堂風の建物が目に入った。

少し傾いた引き戸をくぐるとほぼ満席、厨房からは鰹だしの良い香りが漂ってくる。
券売機にはお目当ての「三枚肉そば」と「ソーキそば」どちらも500円と安い。

テキパキと働くおばちゃんに促され、入れ違いで空いた畳の席にて待つ。
辺りを見渡すと地元の人から観光と思しき人まで、みんな幸せそうな笑顔がこぼれている。こういう店は間違いなくうまい。

そうこうすると、おばちゃんが手馴れた感じで運んでくる。デカッ！
特に大盛りではないはずだが、麺も具も盛り沢山。どうやらこれがここのスタンダードなようだ。

早速スープを頂くと濃い目の昆布出汁に鰹が効いていてかなり美味い！
太目の麺ももちもち食感で、ソーキ、三枚肉もボリュームむがり、そして美味い！！

朝あれほど食べたのに、余裕の完食。

これが毎日食べられる名護市民は幸せだと心底思った。

ホテルに戻り、水着に着替えジャクジーへ。
9：00〜13：00までは子供もＳＰＡのプールとジャクジーが利用できる。

ファーマーズマーケットで買ったパッションフルーツ。
その間、食べごろのヤツを部屋の冷蔵庫で冷やしてみた。

半分に切り分けると、甘すっぱい南国の香りが部屋中に広がる。
あぁ〜これ本当に美味しい！

外は激しい雨。
緑に打ち付ける雨音を聞きながら、冷え冷えのオリオンクリアフリーで乾杯。

雨音はなぜか落ち着く。

おもろまちの長堂屋別邸はキャンセルし、代わりに今帰仁村の本店に予約変更。

本店へは豪雨の中、ホテルから40分程で到着。
こちらはアグーの中でも幻の黒豚といわれる今帰仁アグーが食べられる貴重なお店。
七輪で焼かれた今帰仁アグーのばら肉はまず脂身が甘い！
肉質はしっかりしており食べ応えがある。

アグーのバラに肩ロース、ロース、はらみなど一通り食べたが、トントロは別格の美味しさだった。

ここでは沖縄在住の友人に久しぶりに会う。元気そうでなによりだ。
ついつい四方山話しに盛りあがり沖縄最後の夜はふけていった。

21：00にマッサージを予約していたので雨脚の強まる中、急いで帰る。
雨音の響く夜のロビーはまた違った良さがある。

指圧師の方は絶妙のテクニックでぐいぐい。

おかげで肩の凝りがすっかり取れた。
あれっ？埋まっていた肩甲骨が出てきた？

いや〜結局昨日も良く遊んだ。
最後のゴットハンドで疲れも取れて、今朝はすっきり目覚めた。

そして寝起きのゴーヤジュースは美味い。このほろ苦がくせになる。

あまりにも美味しいのでレシピを聞くとなんと快く教えてくれた。
これなら自宅のブレンドテックを使って毎日楽しめそうだ。

ほろ苦いハンダマとリッツ定番のサーモン＆チーズのサラダ。

そして今朝はワッフルデー。

パイナップルやドラゴンフルーツ、キウイ等とナッツを盛って、これが合う。

早いもので3泊4日の沖縄旅行も残すところ数時間。
14：00発のＡＮＡ128便で帰路に着くことに。

いそいそと荷物をまとめるが、ファーマーズマーケットで買い込んだ野菜やフルーツが予想以上に大量だった、またしてもスーツケースはパンパンだ。

来る時は色白だった娘も、この3日で一層成長したように見える。

昔なら梅雨時期の沖縄なんて興味はなかった。
でもそれは、単に青い海に惹かれていただけで、別に沖縄で無くとも良かったのかもしれない。

今回、この時期ならではのインドア旅を計画したことで、観光客向けでない深い沖縄を知ることができ、ますます好きになった。

新旧の確かなクリエイティブは沢山あるし、沖縄野菜・野草を食べてみて、本物の美味しさを知ることもできる。

夏なら青い海が根こそぎ持っていってしまうが、梅雨ならでは深緑の中に「素」の沖縄を垣間見ることができた。

まだまだ行きたい所も沢山残しているし、是非、娘が小さい内にもう一度来たいと思う。青い海に気付く前に。

〜番外編〜
持ち帰った野菜と果物

ハヤトウリ、ヒラザヤインゲン、ナーベラーバジル、長命草、田いも、島とうがらし、ニッケイの葉、ボゴールパイン、パッションフルーツ、金武アーサー。

〜番外編〜

パッションフルーツと共にしばらく追熟させていたボゴールパイン。

これ驚愕のパイナップル感！甘〜い！！
スナックパインと呼ばれ、手でほろほろと外して食べるのだが、止まらない・・・

〜番外編〜

ファーマーズで買った食材で、沖縄家庭料理のドゥルワカシーを作ってみた。

田いも（大小１２個ぐらい）、ヒラザヤインゲン、芋がら、どんこ椎茸、生椎茸、人参、豚バラ、竹輪、それに、鰹だしと白みそ、おかけんの豚スープを使用。

つぶした田いもを出汁で伸ばすのだが、想定外の大量に完成。
見た目は悪いが、とっても滑らかで、出汁が効いて優しい味だ。

余ったドゥルワカシーでドゥル天も楽しみにしていたのだが、美味しさのあまり残りわずかに。。。

他にも、ハヤトウリは鶏の煮物、長命草・紫バジルはスムージに料理してみたが、とにかく野菜の味が濃い。
やはり南国の野菜は美味い。