2014/05/08 - 2014/05/09
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eullyさん
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今年のゴールデンウィーク(正確にはゴールデンウィーク後)は新婚旅行を兼ね、イランへ行ってきました。きっかけは以前、雑誌で見かけたイスファハンのモスクが見たいと思ったところからです。新婚旅行休暇が貰えるため、少し時期をずらし5月8日からリーズナブルなツアーを利用しました。移動手段もご飯もホテルも付いていてラクチン。しかもガイドさんが逐一、色々教えてくれるので、イランという国に対する理解がとても深まりました。イランといえば、普段ニュースで見聞きする情報だけでは、かなりハードルが高く無茶かな。。っと思っていましたが、予想を180度覆すほど、素朴でとても良い国でした。また時間を置いて訪れたいです。今度行く時は、お互い定年してから、3◯年後・・!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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今回はツアー利用です。23時関空発のカタール航空でドーハまで。ドーハの悲劇ぐらいでしか耳にしない「ドーハ」。。
ボーイング777機材だったと思います。行きは満席にも関わらずトイレが最後尾の4つしかなく、いつも混んでいました。 -
12時間でドーハ空港着。朝5時の到着にも関わらず、空港内にはたくさんの人がいました。ここはカタール航空のハブ空港です。
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事前にドーハ空港のネット口コミを調べるとトイレが少ない・汚いとありましたが、普通でした。タバコ、酒、チョコや化粧品を置いている、よくあるタイプの免税店はいずれも小さめ、ブランド系の店はありませんでした。そういうのが好きな人には物足りない空港だと思います。
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空港で買ったジュース、グアバジュースです。ドルが使えました。2ドル払って現地通貨が2枚帰ってきました。100%フレッシュジュースで美味しかったです。
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乗り継ぎ便3時間程度で、イランの首都テヘランに到着しました。
手荷物受け取り場でツアーガイドさんと合流しました。
空港外に出ればピカピカのボルボバス(エアコン付き)が待っていました。
荷物も運んでくれるし、至れり尽くせりです。 -
早速テヘラン市内へ
全く読めないペルシア語にイランへ来たんだな〜っと実感が湧きました。 -
砂漠の中にたたずむ飛行機、なんか違和感を感じます。空港が街から外れたところに作られているからですかね。
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バスは快適。ツアー客は20名ほどなので1人1シート確保でき、広々でした。現地感覚からすると相当高級バスだと思います。日本人の庶民からしても高級バスでした。
天井に万一に備えた事故用ハンマーがセロテープでたくさん付けられていました。きちんとやってます感が出ています。 -
テヘランに歓迎されました。
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道路は広く片道4車線以上あります。よく路肩に止まっている車あり。
金曜日はイスラムの休日で我々の日曜日と同じだそうです。でこの日は金曜日。
休みなので家族で遊びに来ているようです。 -
初の観光はイラン革命の指導者「ホメイニ」さんの霊廟です。
近づいていくと、こんな大きな絵が掲げられていました。ちょっとメルヘンチックな背景でした。 -
エマーム・ホメイニ廟です。
以前は少し小さいものだったそうですが、より豪華で大きなものに改修しているそうです。ガイドさんが「ずっと改修してるんだよ〜」と教えてくれました。 -
空港から30分程度のこの場所は、ちょっとした公園にもなっていて、現地の人がピクニックに来ていました。イラン人はピクニック好きで、よく緑のあるところへ家族で出かけるそうです。テントを持ち込み、本格的にエンジョイする人も。
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早速タマネギ頭のイスラム建築が見られて満足です。
移動中もあらゆるところにタマネギ頭がおり、興奮します。 -
市街地に来ると交通量も多くなります。
車が多く、思っていた以上に都会でした。この日は休日のため、これでもまだ交通量は少ないほうだそうです。 -
看板が全然読めない。蛇や部分的にニコちゃんマークに見える。
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次の観光は宮殿です。近くまでバスが行けないので、少し歩いて向かいます。
建物に書かれたペルシア語が素敵な模様に見えます。 -
イラン国旗。この縦型の国旗は街の至る所で見ました。
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ゴレスタン宮殿に到着。日差しが強くじりじり暑いですが、日陰に入ると一気に涼しく感じました。空気が乾燥しているので、日本とはだいぶ違います。
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ここはペルシア式庭園としても有名な場所だそうです。その特徴は真ん中に筋状に池と噴水があり、その左右に木々が植えられている事だそうです。
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家族連れも多く、のんびりした雰囲気でした。
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ちょうど花のシーズンなようで、様々な花が庭園に彩りを加えていました。建物の外壁も色鮮やかなタイルで装飾されていて、可愛らしいです。
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建物に入る前にあった看板です。優しい色合いに、ここでもメルヘンを感じます。もちろん何と書いてあるのかは不明ですが、周りの草木をモチーフにした装飾が良いと思いました。
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ここには7つの博物館があるそうで、その中の1つに入りました。イランの昔の人の民族衣装や生活雑貨を展示しているところでした。
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なぜか唯一撮った中の写真。昔のイラン人の婚礼衣装だそうです。白をチョイスするのはどこも同じなのですね。眉毛がつながっていて顔が濃いマネキン。。今のイランの女性は彫りが深いところは共通していますが、もっとあか抜けていて、オシャレで綺麗な人が多かったです。
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肝心の宮殿は見ないようです。残念です。
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次はお昼ご飯のため、5分程歩き、移動します。
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レストランはここ。いかにもペルシアっぽい外装です。
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中はこんな感じで外国人向けのレストランのようでした。他に来ているお客さんもテヘランの地元の人というよりかは、他の地方から来たイラン人がほとんどのようでした。
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メインはアブグーシュトと呼ばれるもの。トマトベースのスープに野菜とラム肉が入ったもので、ナンを浸して食べます。
その他にフレッシュサラダでレタス、人参、トマト、キュウリが毎回付いてきます。サラダのソースはヨーグルトにイチゴを混ぜたもので、甘い。日本人的感覚ではサラダに違和感ありです。 -
スープで終わりかと思いつつ、具が来ました。先ほどのスープに入っていたメインの具(ラム肉、ジャガイモ、人参等)を潰してペースト状にしたものとナンを食べるよう指示が、もうお腹いっぱいです。食後に紅茶が出てきて終了。
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考古学博物館へ
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写真では分かりにくいですが、入り口はお椀をひっくり返したようなドーム状になっています。イスラム建築の代表的な形状で「エイワン」と言うそうです。お椀と似た言葉の響き。。
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紀元前6000年(!)から19世紀までの品が展示されています。その中で一番気に入ったのはこれです。動物の形を模した水瓶だそうです。
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どの子も口がのべーっと開いていてめっちゃ可愛い。
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これは口がタコになっています。
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この子は足が車輪になっていて駆動可な仕様になっていました。紀元前パルティア時代の遺物だそうです。日本の埴輪に通じるところが多々ありました。
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次はアケメネス期、数日後に行くペルセポリスという遺跡から出土したレリーフです。ひげのおじさんたちが王に謁見しに行くところを表しているそうで、状態の良いものを、この博物館に持ってきて保存しているそうです。
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これもペルセポリス系。こうした展示物はフランスやイギリスで見た気がします。
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虎。やけにリアル
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牡牛の柱頭。これもペルセポリスの出土品でここまで完璧に残っているものは、ほぼないという貴重なもの。先ほどの虎もですが、時代からして、凄く精巧に作られているなと感じました。
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足を折り畳んで座っています。これもよく見ると可愛い顔。
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有名なハムラビ法典の石像です。これもどっかで見たなと思っていたら、本物はルーブルにあるらしく、これはレプリカだそうです。っというのもフランス人が「修復してあげる」と本国へ持ち帰り、修復後にイランへ偽物を返却したとのこと。
イラン人は当時こうした遺跡にあまり関心がなく、よく騙されていたと言ってました。 -
先ほどの写真より分かりやすいエイワン。博物館より出て来たところ、現地の高校生と思われる団体がいて色々と声をかけられました。アジア人はまだ珍しいみたいです。
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この博物館の前も小さな噴水があり、安らげるスペースとなっています。平和。
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次は絨毯博物館へ。この博物館はイラン・イスラム革命が起こる前、王様の奥様が作ったものだそうです。
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入ってすぐのところに、馬鹿でかい絨毯が4枚程展示されています。とても目が細かく手間がかかっているのが一目で分かります。タブリーズやイスファハンなど、作られた地域の名前が付いていました。地域により特徴的な柄があるそうです。
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絨毯がだーっと展示されているだけなのですが、1枚1枚じっくり見て行くと、図柄が細かく、多様で楽しいです。
やけに人間っぽいフクロウがいました。 -
キャンバスに絵を描くように、色鮮やかに様々な絵柄が表現されていました。濃いめの色に薄い色で模様が書いてあるのが、私の好みでした。
左右対称にきちっと織って行くのが原則で、中には遊牧民やキリスト教をモチーフにしたものもあり、興味深かったです。 -
絨毯博物館の外観。大きな格子は織り機をイメージしているそうです。言われないと気づかない。
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バスに乗ってホテルへ。左下に写っているのが現地の女性です。テヘランでは黒い布で頭からすっぽり覆う格好をされている方がほとんどでした。
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ふとしたところにタマネギ頭。おそらく、これもモスクです。
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宿泊先はペルシャンアサディホテル。5つ星です。個人旅行では滅多に5つ星ホテルなんぞ泊まらないので嬉しい限りです。
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中の様子。近代的でオシャレホテルです。
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部屋も広い!バスルームも広々でレインシャワーが設置されていました。もう大満足でした。
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メッカポイント。イスラムの国は初めてですが、よく他の国である「アッザーン」は流されていませんでした。ガイドさん曰く、「うるさくて迷惑でしょ〜」とのこと。服装がしっかりイスラム教えに沿っているものの、そこは意外に寛容なんだ。
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部屋から見た景色。山に囲まれています。
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夜ご飯はホテルの中のレストランでビュッフェ形式でした。軽く食事を済ませ、ホテル外を散策しましたが、何もないので早々に切り上げ、広い部屋でくつろぎました。
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