2014/04/18 - 2014/04/21
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empenguinさん
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ルクソール2日目は西岸で,メムノンの巨像,ハトシェプスト女王葬祭殿,王家の谷,ラムセス3世葬祭殿にいきました.
ツアーに参加しようと思ったがダメで,レンタサイクルでの冒険でした(脚力に自信がある人以外は止めた方がよいです).
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- エジプト航空
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朝,庭からのホテル.
イベルテル ルクソール ホテル
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ホテルのプールは陸地でなく,ナイル川に浮かべているのだった.
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これはホテルの船のよう.
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外のテラスで朝食.
気持ちいいのですが,ご覧のように宿泊客は少ないです.ルクソールの観光業に限らずエジプトの観光業は大変. -
西岸に行くためにフェリーの船着き場に.右がフェリーボート.料金1ポンド(16円)と格安.
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西岸からこちらに来たフェリー.
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フェリーの中.観光客らしい人は私以外にいないよう.フェリーの中でタクシーの客引きが寄ってきてウザかった.
さてどのように西岸観光をするかです.ルクソールに来る前に日本のHISが西岸ツアー(英語)を運営しており,Webで予約できるとの話を聞いた.予約しようとしたが4,5日前だったので,もう締め切られていた.前日にホテルで予約しようとしたら,ツアー・パンフレットを置いておらず,ツアー業者を呼ぶという.呼んで嫌だったら断りにくいので止めた.という次第でツアー参加はなしに.2,3人ならタクシーのチャータだが,一人では気が進まない.そこで地球の歩き方に書いてあるレンタサイクルに. -
少し探して見つけたレンタサイクル屋さん.半日15ポンド,1日25ポンドなので,半日でレンタル.(半日は正午までのようで,返却が2pmだったので追加で5ポンド支払った.)
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自転車はこれで,上のフレームにMade in China と書いてある. 変速ギヤなしが辛いことになった.
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最初は順調.途中で止まりハトシェプスト女王葬祭殿や王家の谷のある岩山を臨む.
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メムノンの巨像と呼ばれているが,アメンホテプ3世(第18王朝)の像.ローマ時代の地震でヒビが入りこのような姿に.後ろにはアメンホテプ3世葬祭殿があったが,石材として持ち去られた.ここは無料.
メムノンの巨像 建造物
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メムノンの巨像の側面.勇敢な王の姿が描かれている.
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メムノンの巨像の後ろのアメンホテプ3世葬祭殿跡の残された像のよう.
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このメムノンの巨像のところで物売りにつかまった.エジプト観光写真帳が100ポンドという.高いと言うと50,30と下げてきた.カメラ持ち込み禁止の王家の谷の墓の写真があると言うので,成程と思い30ポンドで買った.ところが王家の谷であったのはこの写真だけ(上部は王妃の谷のネフェルトリア(ラムセス2世の妃)の墓の絵). がっかりだが半分寄付の気持ち.
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買った観光写真帳の裏表紙にはヒエログラフとアルファベットの対応表があった.
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左下”You are here” のところにあったこのエリアの大看板.
王家の谷(Kings’ Valley) まではいささか距離あり. -
大看板の近くのチケット売場.王家の谷,ハトシェプスト女王などメイジャーな場所はそれぞれのところで買うのだが,他のスポットのチケットはここで買う.どこか一つ買おうと思い,ラムセス2世葬祭殿とラムセス3世葬祭殿のどちらが良いかと聞いたら,3世の方と言うのでそれを買った(40ポンド,640円).このラムセス3世葬祭殿はチケット売場の近くで,後で行くのでこの時に買う必要はなかった.
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チケット売場から少し行った所のメルエンプタハ神殿跡(第19王朝).有料だが入らずとも道路から見えます.
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さらに進んだとところにあるラムセス2世葬祭殿(ラメセウムと呼ばれている)を道路から見る.大建築王ラムセス2世(第19王朝)はカルナック神殿,ルクソール神殿にも多数の像があり,さらにアブシンベル神殿の像もこのファラオ.24歳で即位し67年間君臨し92歳まで生きた.正妻はネフェルタリだが側室も多し.王子111人,王女57人がいた(この中には養子も含まれる).各地に神殿やモニュメントを建てた.
偉大なファラオ・ラムセス2世情報: http://egypt.newton-geo.jp/category/history/ramsesラメセウム(ラムセス2世葬祭殿) 建造物
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山側の貴族の墓の辺り.パス.
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ハトシェプスト女王葬祭殿.
ここまではそれ程苦労せずに来られた.ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷
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ハトシェプスト女王葬祭殿に行く道の土産物店.観光客少なし.
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ハトシェプスト女王葬祭殿チケット売場.50ポンド(800円).
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南側の古いメンチュヘテブ2世葬祭殿(第11王朝)エリアに通じると思われる門.
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ハトシェプスト女王(第18王朝)はトトメス2世の王妃.息子はいなかった.夫の死後,夫の側室の子供で幼いトトメス3世の摂政となったが,権力を奪い自らファラオになった.戦争でなく通商,貿易で国を豊かにし大国にした.カルナック神殿にもオベリスクあり.しかし,次のトトメス3世から権力を奪ったことで恨まれた.
ハトシェプスト女王の物語 http://www.cosmos.zaq.jp/t_rex/fusigi_4/works/works_13_s.html -
1階右端の巨像.ハトシェプスト女王のはず.
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2階のテラス.1997年11月に乱射テロがあり,日本人10人を含む62名が犠牲になった.
この時は今は荷物検査があるので安全かと思った.しかし乱射テロのときは砂漠から来て警備員を撃ち殺して入ってきたと聞き,それは今でも防げないと思う. -
2階テラス右端のアヌビス神の礼拝所.この中に彩色壁画あり.
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彩色壁画−1. アヌビス神は犬の頭をした神
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彩色壁画−2. ラー神に供物をささげる女王なのだが,本当のハトシェプスト女王は中央に描かれていた.女王を憎んだトトメス3世によって削られてしまっている.
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彩色壁画−3. ハヤブサの頭をしたソカリス神にワインをささげるトトメス3世.この絵はハトシェプストを憎んだトトメス3世により描き替えられたよう.
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2階テラス左端のハルホル女神の礼拝所.
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ハルホル女神の礼拝所の壁のレリーフ.牛はハトホル女神の象徴.
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ホルス神.
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2階テラスより3階のホトシェプスト女王の巨像を見る.
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オリシス神のポーズのハトシェプスト女王巨像.
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別角度からのオリシス神のポーズのハトシェプスト女王巨像.
公的な場では男装で,あごに付け髭をつけていた. -
右端外にあったハトシェプスト女王の頭部像.女性らしい顔.
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3階テラスと一番奥のアメンの至聖所入口.
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戻ります. この時は写真に写っている観光客はなしでした.
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さて王家の谷に行くのですが,このように緩い上り坂がかなりの距離続きます.変速ギヤなしの自転車ではきつ過ぎました.気温は35‐38度もあり完全にグロッキー.
地球の歩き方にはレンタサイクルで回ることも書いてあるが,相当に脚力に自信がある人以外は止めた方がよい.(東岸は平らなので十分可能でしょう.) -
休み休み進んで,ようやくこのようなのが見えてきた.体力完全消耗.
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王家の谷前の駐車場.中央は土産物店街.
安いよ1ドルと言ってますが,1エジプトポンド(16円)ではないです.王家の谷 史跡・遺跡
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このVisitor Centerにチケット売場があります.この中でしばし寝転んで休息.
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王家の谷の模型.
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王家の谷チケット売場.100ポンド(1600円)で三つの墓に入場出来ます.ツタンカーメンと模様が綺麗なラムセス6世は別料金(それぞれ100と50ポンド).
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この電動カートに乗って向かいます(往復で4ポンド).
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王家の谷の入口ゲート.ここにカメラを預けなければならず,内部の写真撮影は禁止.
入った王墓は,ラムセス3世(第20王朝;この後に葬祭殿に行きます),メルエンプタハ(第19王朝;ラムセス2世の子供),ラムセス4世(第20王朝).
岩を掘ったゆるく下降するかなり長い(50‐100m)坑道が続き,前室,玄室に至る.壁には絵やヒエログラフの文章が彫られている.絵は色が残っているものも多い.
以前は写真可だったので,以下のようなWebで墓内部の写真が見られる:
http://www.galenfrysinger.com/egypt_valley_of_the_kings_tomb_43.htm
http://www.ne.jp/asahi/y-sakai/fukui/sub48.html
http://www7a.biglobe.ne.jp/~santa2/6_4.htm
あとImage Search “Kings’ Valley Luxor” で多数見つかる.
[追記] この後にも有料でカメラ可になってます(ただしツタンカーメン墓などは撮影禁止).王家の谷 史跡・遺跡
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Visitor Centerにこの銘板があった.周辺整備に日本も貢献した.
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体力消耗しているが,チケット売場のところまでなんとか戻った.
チケットを持っていたので,近くのラムセス3世葬祭殿へ.これは外の道から見た写真.
この一帯にはハブー族が住んでいたのでメディネト・ハブ(ハブ族の町)とも呼ばれる(先の大看板には HABU Temple と書いてある).ラムセス3世葬祭殿 建造物
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ラムセス3世葬祭殿(メディネト・ハブ)入口.
ラムセス3世葬祭殿 建造物
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入口の門に見られた勇敢に戦うラムセス3世(第20王朝).(第19王朝の大建築王ラムセス2世とは血の繋がりなし.) リビア・ヌビア・シリア・海の民との戦い大活躍し,「最後の偉大なエジプト人ファラオ」と言われている(この後に新王国は衰退に向かう).カルナック神殿にもラムセス3世神殿あり.
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戦いの神のセメクト女神の石像.体は人間の女性で顔はライオン.
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第1塔門.
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第1塔門左の勇敢なラムセス3世(左).左手に持っているのは討ち取った生首みたい.
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第2塔門.
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第2塔門前の中庭のオリシス神のポーズのラムセス3世像.
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第3塔門の位置だか,塔門でない神殿部分.
ガイドがいて右部分に壁画があることを教えてくれた.チップを求められ5ポンド渡したが,もっとと言われた.だが場所を教えてもらっただけなので,それだけにした. -
まだ色が残るなかなか高品質の壁画だった.
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壁画その2.
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壁画があったところの角柱のレリーフ.
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一番奥の列柱室と至聖所.列柱室の柱はこの状態.
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ラムセス3世葬祭殿を出て前のこの売店で1.5Lのペット水を買おうとしたら10ポンドという.いつもは3ポンド弱で買うペット水である.高いと言ったら5ポンドになったので買った.多少高いのは観光地価格.観光客が少なくて大変でしょう.
ここで一休みし,西岸フェリー船着き場に戻った.自転車を返却し,フェリーで東岸,そしてホテルに帰った.体力完全消耗. -
東岸,西岸あわせた5枚の入場チケット.
一番下のHabu Temple とあるのがラムセス3世葬祭殿. -
3日目は体力回復のためホテルで休養.
イベルテル ルクソール ホテル
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4日目はアレキに帰る日.ホテル前のタクシーに空港までの料金を聞くと50ポンド(800円)というので,納得して了承.空港入場料10ポンドを足して60ポンドの支払い.
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ルクソール空港の出発ロビーの中.
カイロ経由でアレキサンドリアへ.ルクソール国際空港 (LXR) 空港
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