2014/04/18 - 2014/04/21
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empenguinさん
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アレキサンドリアに仕事で滞在中の4連休を使いルクソールに行ってきました.大観光地で多くの人が行っていますが,ガイドなしの一人観光で他と違うこともあるでしょうから掲載します.
まず1日目は東岸で,カルナック神殿とルクソール神殿.(西岸は2日目です.)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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空路ルクソールに行くにはカイロからの飛行機である.アレキサンドリアからカイロまで飛行機はあることはあるが,電車やバスが一般的で,飛行機は早朝でカイロでの接続も悪い.それでカイロにはバスで行くことにした.West Mid Deltaのバスはカイロ空港まで行くので,それにする.予約Webがあるのだが働かない.まあ満席になることはないと思い,予約なしで当日切符にする.
これはMaw’ifバスステーションのWest Mid Delta切符売り場. -
この6:00am発バスでカイロへ.料金50ポンド(800円).一応指定席.乗客は15名ほど.問題なしです.
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アレキ−カイロ間はDesert Road通ります.以前はDesert Roadの名前のように砂漠地帯だったのですが,今は灌漑で7−8割まで農地になっていました.これは何かは不明だが,途中の整備された施設.
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約3時間でカイロへ.
カイロのナイル川と右は中洲の島のカイロタワー.カイロは2年ぶり. -
まずタハリール広場に停車.ビルはRamses Hilton Hotel.
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カイロ市内でもう1ヵ所バスステーションに長く停まったので,カイロ空港までは3時間30分.この空港シャトルバスでTerminal-3へ.
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Terminal-3 は2年前とは違い,このように新装されていた.
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このエジプト航空機でルクソールへ.飛行時間は1時間ちょっと.エジプト航空のサービスの評判は良くないが,短時間なので気にならず.
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ルクソール空港ビル.新しいです.
ルクソール国際空港 (LXR) 空港
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市内への交通はタクシーのみ.これはタクシースタンド.ホテルまでの値段を聞くと200ポンドと言うので,とても相手にならず.私は50と言ったので,150, 100と下げてきた.それでも高いので別のタクシーに行くと同じようだった.結局80ポンド(1280円)で妥協した.
地球の歩き方にはタクシー乗り場に行く途中に適正料金表の看板があると写真も載っているが,なかった.地球の歩き方には市内まで25-35ポンドと書いてあるが,とても無理でしょう. -
このタクシーでしたが,新しく高級車ぽかった.
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Iberotel Hotel. Iberotelを選んだのは中心地に近く,アレキサンドリアにもある一応高級ブランドホテルで,料金はディスカウントだったから.
ディスカウント料金だったのでまずまず. by empenguinさんイベルテル ルクソール ホテル
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部屋は普通.
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小さいベランダがあり,ナイル川,王家の谷がある岩山が見えるのはGood.
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ペット水はなく,各種ティーパックはあるがコーヒーなしはNG.
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一休みしてタクシーでカルナック神殿へ.3.5km程なのでアレキ感覚では10ポンドだが,20ポンドという.15ポンドで折り合った.ところが降りるときに5ポンド札がなく,20でお釣りを要求したら(当然ながら)ないという.せっかく15にしたのに20ポンド(320円)払うことになった.大した金額ではないものの癪に障る.でも観光客減でその程度の貢献は仕方ないでしょう.(後で1ポンド・コインでは5ポンドあることに気付いたが,コインはトイレやチップなどに必要.)
これはカルナック神殿入口.チケット80ポンド(1280円). -
カルナック神殿の模型.
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カルナック神殿前の大広場.ナイル川辺まで続いている.
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第1塔門前のゲート.荷物検査あり.
カルナック神殿 城・宮殿
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第1塔門前のスフィンクス参道.頭は羊.
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左側のスフィンクス列.
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第1塔門の石積み.
ギザのピラミッドは古王国(B.C.2886-2185年頃,第3−6王朝)で,カルナック神殿などルクソール(旧:テーベ)の建造物は新王国(B.C.1550-1069年頃,第18−20王朝)なので,このくらいの石積み技術は十分あったのでしょう.この第1塔門は末期王国の第30王朝時代(B.C.380-343年)で一番新しい. -
第1塔門と第2塔門間の第1中庭.1本だけ残る柱はタハルコ王(第25王朝)のキオスクの柱. 第2塔門前の左右の巨像はラムセス2世(第19王朝で大建築王).第2塔門の後ろは大列柱.
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第1中庭中央部の柱は10本あったが,他の柱はこのような状態.
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左のラムセス2世巨像.足には王女の彫像.だがこの左の巨像は,後に一時テーベを支配した大神官パネジェムによって名前を書き換えらてしまっている.
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こちらは右のラムセス2世巨像.かなり破損あり.
(ラムセス2世はルクソール神殿にも多数の像あり.アルシンベル神殿の巨像もラムセス2世.) -
第1中庭脇の列柱とスフィンクス.
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第1中庭左側のセディ2世(第19王朝)小神殿.
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第1中庭右側のラムセス3世神殿入口.
ラムセス2世は第19王朝でラムセス3世は第20王朝であり,血のつながりなし. -
ラムセス3世神殿の中.
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第1中庭を左に出たところの野外博物館.神殿や礼拝堂があるが,別料金.入らず.
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カルナック神殿左(北)の壁の外側の様子.
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南側の外.未整備.
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第2塔門と第3塔門間の大列柱室.
16列に配置された134本の巨大な円柱.中央の12本は頂上部分が開花式パピルス柱で高さが21m,直径3.6m.他の122本は未開花式パピルス柱で高さ約15m,直径2m.想像していたより太い.セティ1世(第19王朝,ラムセス2世の父)によって始められ,ラムセス2世により完成した. -
大列柱−2. レリーフありだが,ガイドなしにつき内容分からず.柱頭頂部は開架式パピルス.
カルナック神殿 城・宮殿
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大列柱−3. 同じく,柱頭頂部は開架式パピルス.
先に見えるのはトトメス1世(第18王朝)のオベリスク. -
大列柱−4. 頭頂部は未開花式パピルス.昔は屋根があったことが分かる.
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大列柱−5. レリーフの拡大.石を積み上げて丸く平らにした上で彫刻しているが,継ぎ目は分からない.
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大列柱−6. レリーフの拡大
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第3塔門とその中庭のガイド図.
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第3塔門と第4塔門間のトトメス1世(第18王朝)のオベリスク(右)と,左は第4塔門の後ろにある娘のハトシェプスト女王(第18王朝)のオベリスク.
ハトシェプスト女王は翌日行く西岸のハトシェプトス女王葬祭殿の主人公. -
トトメス1世のオベリスク.
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右(南)に曲がって隠し場(カシェ)の中庭の壁のレリーフ.
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隠し場の中庭(カシェ)を抜けて,トトメス3世(第18王朝)建造の第7塔門.オシリス神の姿のトトメス3世像と左足を踏み出した王像が一対で門をはさんで左右に2組.奥には第8塔門.
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第7塔門の外は下半身だけになったトトメス3世の巨像.左後ろにトトメス1世のオベリスク.
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第7塔門あたりの壁のレリーフ.
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神殿の壁の外に出て,聖なる池.
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池の畔にある大スカラベ(フンコロガシ).日本名は良くないが,聖なる虫.
右に横たわっているのは倒れた1本のハトシェプスト女王のオリベスクだが,スカラベに気を取られて良く見なかった.大スカラベ像 建造物
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スカラベの周りを反時計回りに7周すると願い事が叶うという.私も回りました.
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神殿の東西中心軸に戻り,第4,5塔門間のハトシェプスト女王のオベリスク.
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第6塔門の内側の上下エジプトの角柱(第18王朝トトメス3世による).写真の角柱右側は下エジプトを表すパピルス草模様.(写真はなしだが,上エジプトを表すのはロータス模様の角柱.) 奥は至聖所.
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上下エジプトの柱の北側のアメント女神像.(左に男のアメン神像もいるのだが写真なし.) このアメン神とアメント女神像を奉納したのはツタンカーメン(第18王朝).
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至聖所あたりのヒエログラフだったはず(?).
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至聖所にあった石像.トトメス3世の座像(第18王朝)
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奥に進み,中王国時代の中庭と,後ろはトトメス3世(第18王朝)の祝祭殿
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トトメス3世の祝祭殿の内側.
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トトメス3世祝祭殿の外側のアムンラー神至聖所あたり.
周壁の外には第11王朝で建造されたメンチェ神殿.カルナック神殿の最初.
ここまででカルナック神殿は終わりで,戻ります. -
カルナック神殿を出てルクソール神殿に行くのだが,タクシーは悪印象なので,地図で見ると歩けそうなので歩くことにした.でも2.5kmほどあって時間がかかり,ルクソール神殿に着いた時は暗くなり始めてしまった.タクシーを使うのが良かった.
これは歩いたナイル川沿いのよく整備された道. -
よく整備ナイル川沿いのエリア.綺麗になっているのだが,ボートなどの客引きが多く煩わしい.
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途中にあったルクソール博物館.入らず.
ルクソール博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ルクソール博物館屋外の石像.
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ナイル川沿いの道から見えたルクソール神殿第1塔門.
ルクソール神殿はカルナック神殿の副神殿として作られた. -
ナイル川沿いの道から見えたルクソール神殿の列柱廊(中央).
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ナイル川沿いの道から見えたルクソール神殿のアメンホテフ3世中庭の柱.
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ルクソール神殿前の広場.暗くなり始めた.
ルクソール神殿の入場料は60ポンド(960円).100ポンド札を出したらチケットをくれて日本語で「こんにちは」と言う.私は「アッサラーム・アレイコム」と挨拶.この挨拶に気をとらさせ釣りをなしで誤魔化そうとした.エジプトに2か月の私は誤魔化されないで釣りを要求.そしたら10ポンド札2枚と5ポンド札2枚でまたも10ポンド誤魔化そうとした.私は誤魔化されず,あと10ポンドを獲得した.国営観光施設でこれでは困りもの. -
第1塔門とその前のラムセス2世(大建築王)の2体の座像.
左手前にオリベスク(右にあったオリベスクは1833年に持ち出されパリ・コンコルド広場にある).ルクソール神殿 城・宮殿
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ラムセス2世座像の拡大.
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第1塔門と第2塔門の間のラムセス2世の中庭.そこには多数のラムセス2世像あり.
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これらもラムセス2世像.
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柱のレリーフ.
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ラムセス2世中庭に出張って13世紀に建てられたモスク.今も現役.当時,神殿は瓦礫に埋まっていて,発掘が始まったのは1884からというので新しい.
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第2塔門を入るとアメンヘテブ3世(第18王朝)の大列柱廊.頭頂部は開架式パピルス柱.この柱は石を積んで作っているのが分かる.
この第2塔門すぐ後ろ右側にツタンカーメン夫妻の像があったのだが,ガイドなしで見逃した. -
大列柱廊を抜けるとアメンヘテブ3世の中庭で,これは側面の柱.未開花式パピルス柱.
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アメンヘテブ3世の中庭の先には8x4の柱のある列柱室.やはりアメンヘテブ3世による.カルナック神殿大列柱室より規模小ですが,立派です.
ルクソール神殿 城・宮殿
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列柱室を抜け,ローマ時代の塞がれた至聖所に通じる入口.
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さらに進み,誕生の間の柱.
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アメンホテプ3世とアレクサンドロス大王による聖舟祠堂の壁レリーフ.
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一番奥の至聖所.アメンヘテブ3世による.
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入口付近に戻り,スフィンクス参道.かつてはカルナック神殿まで繋がっていた.作ったのは大分後のネクタネポ1世(第30王朝)
ルクソール神殿 城・宮殿
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スフィンクス・クローズアップ.こちらのスフィンクスの顔はファラオ(王).
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ライトアップされた第1塔門前.
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ホテルに戻り夕食.バイキングでした.
2日目は西岸に行きましたが,別ページです.
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