2014/05/21 - 2014/05/31
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natto9さん
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何年振りかの英国訪問、・・・というより「帰国」の想いで今回の旅を決めた。通い慣れ、歩き回ったあちこちではあるが、今回は前回から何年も経っているので、心躍った。建物自体はイギリスであるので変わらないが、新しいビルもあちこちに建ち、・・・それよりも物価が急騰しているのには正直驚いた。
今回の主な目的は、「貴族の館」マナーハウスに宿泊を体験し、その昔をしのび思いを馳せることであった。
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まず、ビジネスラウンジで、肩のコリをほぐしてもらい、「いざ 出発」
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「前菜」から始まり、メインは四種類ほどから選べて・・・そのあとデザート、フルーツ、コーヒー。チーズの種類も半端ではなく・・食べきれない。
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香港のラウンジは、さすが「中華風」。ただ お手洗いへ通じるドア(仕掛け)には、世界のトイレに精通している私でもびっくり! おまけにHand dryer も、奇妙!
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これが Starter いわゆる「前菜」。これだけでいい時もあるのに・・・。約12時間のフライトで、このフルコースが3回も出る!
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ツアーの五分の四ほどの追加料金で、はれてビジネスクラスに。高いねえ!
この機種は今年 受賞したものらしい。すべて必要なものはついており、快適そのもの。 -
次にメイン・コース。ワインほかアルコール類も10数種類ものものがワゴン一杯に積まれてくるが…それほどは飲めない、残念。
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フルーツも行く種類でも、どれだけでも選べるのだが・・・後が怖い!必要なカロリーの何倍もの食べ物をこの12時間でとっているので・・・。
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ケーキやプディング、アイスクリームなどかなりの数から好きなだけ選べるのだが・・・、こうしてみると胃に収まるにも限度があり、ということは結構高くつくビジネスクラス。
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沢山食べたら、後は…寝るしかない。
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ロンドンの喧騒からのがれ、バスは一路コッツウォルズ地方へ。
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132キロ、約3時間の行程。
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バイブリー(Burton -On- The Water)
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何百年も変わらぬ風情を残す「世界一美しい村」
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世界一美しい町・・と誰かが言ったとか。何百年もたっても依然として変わらない家屋敷、そして生活。家の瓦はすべてスレート。
バイブリー( Burton-on-the water) -
石垣の境線はこのように。
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バイブリー
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貴族の館 Manor House
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アフタヌーンティーがおひとり、20ポンド(約4000円)これにわずかにサンドイッチが付いたが、それは別料金であったかも・・?!
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今回の旅のプレミアムポイント:マナーハウス「貴族の館」にてアフタヌーンティーをいただく。私の希望でまず Earl Grey を。続いて追加で Darjeeling Tea それに English Breakfast. ただこれが昼食でなくて残念だった。
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湖水地方:蒸気機関車に乗る £2.90(シングル、片道)。12分ほどで、600円!
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ピーターラビットの絵本の風景が広がる湖水地方へ。まず蒸気機関車に乗る。
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つづいて ウインダミア湖で遊覧船に乗る。(40分)
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湖水地方:ウィンダミア湖の遊覧船で、ピーターラビットの絵本の風景が広がるところへ。
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マンチェスター湖水地方
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ウィンダミア湖
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ピ-ターラビットで知られているビアトリクスポターの世界館へ入ってみたが・・・私にはどうも・・・。
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今回の旅は高いので、参加者がわずかに7名。バスはベンツで49人乗りなのに・・・がら空き。
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ライダルマウント:William Worthworth はイギリスを代表する詩人で、こよなく自然を愛し、1813年から37年間、湖水地方のこの家に家族と共に住んだ。
現在のこの家の主は、詩人ワーズワースの直系の子孫が受け継いでいる。 -
英国の詩人、ワーズワースが晩年過ごしたライダルマウントの家の内部
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ウィリアム・ワーズワースの寝室
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自然詩人とも称されたワーズワースはこよなくこの湖水地方を愛し、このあたりをくまなく歩いては、詩の構想を練っていた。
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彼と妹のドロシーはともに詩作に身を投じ、妹のドロシーは生涯、彼を助け・・そのことを日記にも書いていた。
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ワーズワースとその家族の墓地
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ワーズワース家の墓地近くに広がる丘稜には、羊たちが自然を満喫し、のんびりと草をはんでいた。
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湖水地方のホテルは「Daffodil Hotel」。
英国はバラ、スコットランドはアザミ、そしてウェールズは水仙。ウエールズ人が愛してやまない黄色の水仙は、英国では「春の訪れを告げる花」と言われている。そして、ワーズワースの作品の中で私が個人的に好きな詩のタイトルが「水仙」でもある。それを意識しているのか?!スコットランドにあるこのホテルの名前が「水仙」。 -
5月中のキャンペーン・・ということで、「泥エステ」(2人で1万円)をした。一時間という事であったが、実際は45分、しかもほとんど自分でする・・というシステム。
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スティームの部屋の中に、2台のタイル張りの椅子があり、体にアロマ入りの泥をたがいに塗りあい、この椅子に20分ほど横たわっている。時間が来ると、天井からシャワーの放水があり、洗い落としたらもう一度体にアロマ・オイルを塗りあう。もう一度タイル張りの椅子の横たわってもいいが、嫌ならシャワーで洗い落すか・・そのままで。
なんだかいい加減なエステ。 -
このホテル内には絵画展のように、多くの絵画が展示されていたが、そのすべてが著名な画家、たとえばダリやクリムトなど、の絵を少しまねてパロディ風にしたものでおもしろい。
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ホテルの朝食は概してどこも同じだが、この地方独特の Haggis がよく出ていた。これは刻んだ羊や子牛の臓物を胃袋に入れて煮込んだもの。あとはハインツの豆やフレンチ・マッシュルームなど。
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毎日、毎日・・雨。今日も雨。
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途中寄った Blacksmith, 土産店にあった写真の一枚。スコットランドの男性諸氏がお国の衣装キルトをはいたまま「用足し」。この国は軽犯罪にならないのかしら?!
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あやしげな空模様。雷雨が来そうです。
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エジンバラ城。キャッスル・ロックという岩山の上に建つ古代からの要塞で、エディンバラのシンボル。
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キルトをまとった男性が高らかに吹き鳴らすバグパイプの音色。スコットランドのものと思うでしょうが、実は、バグパイプはスコットランドだけのものではありません。 ペルシャでもエジプトでも聞かれます。ただ「タータン柄」の民族衣装をまとって演奏するのはスコットランドだけです。
余分なことですが、タータン柄は日本の紋章と同じく「家紋」を表しています。そしてバグパイプは、袋(bag)と管(pipe)を合体させた楽器のことです。 -
要塞の砲台の窓から城下を臨む
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エジンバラの街、セントジャイルズ大聖堂
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その昔、部屋の暖は炭であり、召使はご主人さまの家族のベッドを、ひとつずつ 炭の入ったポットで温め、お湯で足を温め、ねかしていた。そのため暖炉が各部屋にあり、屋根の上の煙突の数を数えると、いくつ部屋があったかがわかる。
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「あざみ」はスコットランドの国花。
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カールトン・ヒル。
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カールトン・ヒルの図。海抜100mちょっとのこの小高い丘に登ると、エジンバラの全景が見られる・・・ということであったが・・・
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ちょうど暗雲が立ち込め、豪雨となり・・・川のように流れる雨水に靴はずぶぬれで、行かなければよかった・・と後悔。
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エジンバラ駅。ここからバーミンガムまで高速列車の旅。5時間もかかる。
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二等席で12000円余。予約席でも 無断で座っている客があちこちにいて、すこしギクシャクした光景も見られた。いずこも同じですね・・人間のすることは。
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私のような短足でもきついのに、よく英国人は我慢しているなあ、椅子の前後の間隔が狭すぎる! 二等席ではなあ…これはプレミアムの旅ではないなあ。
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お弁当は頂いたが・・・お水ではねえ・・・そこで車内でビールを買う。約500円。
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車窓から見えるのは麦畑。♪ If a body meet a body coming through the rye ♪(誰かさんと誰かさんが麦畑で・・)
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車窓から眺める景色は、牧歌的な緑が広がるのどかな景色。それと久しぶりの晴天。
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列車はひたすら南下。
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海岸線に沿ってさらに南下。
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まだ菜の花畑もいくらか見られた。
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やがて赤瓦の家々が見えてきた。バーミンガムへ到着だ。我々のスーツケースはバスがエジンバラから、今夕の宿 Stratford-Upon-Avon まで運んでくれることになっている。
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Birmingham に到着。出迎えの人に誘導され、バスに乗る。それから一時間で Stratford-Upon-Avon。シェークスピアの生誕地だ。
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イングランド中部に位置し、文豪シェークスピアの故郷。
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年間50万余の人が訪れるシェークスピアの生家と庭。
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当時の風呂桶。
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この地からロンドンへ出た頃は、自らは俳優もした。
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Stratford-Upon-Avon にはいくつかのシェークスピアに関連する館があるが、そのうちの4つを見学できる入場券が、一人5000円近く。われわれは、村の知己でありのちの妻の生家も見学。
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革手袋職人であったシェークスピアの父親は、のちに市長になり、経済的にも裕福な家庭であった。
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4つ星のマナーハウス「貴族の館」であったが、温水プール Spa Pool もあり、ジムの設備も完備されており、庭は広く手入れも行き届き、入ったロビーの貧弱さに反して、部屋の内装には心憎い配慮が見られた。
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食事もよく、なかなかのセンス。一泊二食付きで(20%の税込で)スタンダードの部屋が31000円余。
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枕もとには、Sparkling spring water と Still spring water の二種類が用意されており、ゲストの好みを気遣った配慮だ。
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部屋のスペースも余裕で、備品の一つ一つもモダン。
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とくに暗い感じを与えるクローゼットを排除したのはいい。旅人にはスーツケースの置き場に便利でさえある。
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心地よい睡眠をとった翌朝の食事。あいかわらずの English Breakfastだが・・・新旧の入り混じったこの空間はよかった。
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早朝7時すでに温水プールで泳いでいる人がいた。この他にスパもあるし、テニスコートも。
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さすが庭園ホテルというだけのことがあり、手入れも行き届いている。
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またまた雨、・・・まだ雨!!
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Billesley Manor に別れを告げ、バースに向けて出発。2時間半の行程。
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こうした緑の多い美景は目にも心にも優しい。
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世界遺産に登録されるほど美しい街並みを象徴する建築、イオニア式の列柱に飾られた半楕円形の建物、その形に抱かれるように広がる芝生と青空、そして芝生 ...
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世界遺産の「バース」
ローマ時代を彷彿とさせる建物が見られ、ジョージ王朝の時代の美しい街並みと相まって、「歴史を感じさせる」街だ。
もう何度ここを訪れたことやら・・・。 -
およそ2000年も前、戦いに疲れた兵士や貴族らが湧き出る温泉の湯につかり、どんな話をしていたのだろう?!
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バースはロンドンに次ぐ第2の観光地で、日帰りができることから多くの観光客が列車やテームズ川を船に乗ってやってくる。
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次の世界遺産「ストーンヘンジ」まで約60キロ、一時間余で行ける。
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左の手すりの下にある小さなH型の金具は、当時馬で出かけ、帰ってきて家に入る前に「靴の底の泥を拭い取る」ための金具。馬はこの手すりにくくりつけておいた。
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ストーンヘンジはイギリスで発見された巨大な石を円形に組んで作られた遺跡。
この遺跡については非常に謎が多く、何のために作られたものなのか?、誰が作ったものなのか?未だの良く分かっておらず、諸説がある。 -
考古学者はこの直立巨石が、紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと考えている。
しかしそれを囲む土塁と堀は紀元前3100年頃まで遡るという。 -
今回で4回目だが、以前は道路の反対側から歩き、地下には、これまでの何世紀かでどのようにできたか・・・が図式で示されており、突然地上に出るとそこには「ストーンヘンジ」があった・・・そんな風であったが。
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以前は巨石にも触れられたのだが・・・。
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