2014/04/19 - 2014/04/19
1513位(同エリア4433件中)
空飛ぶライオンさん
- 空飛ぶライオンさんTOP
- 旅行記43冊
- クチコミ2件
- Q&A回答34件
- 65,194アクセス
- フォロワー3人
先日、ローカルバスでS?n Tây(ソンタイ)へ行きました。
なんやかんやありまして、実は現在ローカルバスを駆使しまくってます。
最初の頃はなんやかんやありましたけど、一度慣れてしまえばすごく良い移動手段ですね。
S?n Tây(ソンタイ)はハノイの郊外、西にあります。
ハノイからS?n Tây(ソンタイ)までいくつか移動手段がありますが、代表的なのは以下のローカルバス2路線でしょう。
70番 : Ben Xe Luong Yen >> Long Bien >> Cau Giay >> Son Tay
71番 : Ben Xe My Dinh >> Son Tay
※2018年新規バス路線が開拓され、より便利になりました。
Nhonで92番に乗れば村の入り口まで行くことができます。
92番:Nhon >> Lang Co Duong Lam
7,000VND
今回は71番を利用、旅の出発地点は郊外西方面へ向かうバスの発着場所、My? Dinhバスターミナルです。
<<今回の旅費>>
バス乗車券 : 40,000VND/人/往復
タクシー Son Tayバスターミナル-Son Tay古城 : 20,000VND/taxi
タクシー Son Tay古城-ドゥオンラム村 : 70,000VND/taxi
タクシー ドゥオンラム村-Son Tayバスターミナル : 70,000VND/taxi
観光チケット : 40,000VND/人
民家での昼食 : 100,000VND/人
<<土産代>>
Ruou Nep : 75,000VND/ボトル
Che Lam : 20,000VND-30,000VND/pack(買うところによります)
Keo Lac : 12,000VND/パック
なんといっても酒、そして民家での食事がうまい!
しかし、ドゥンラム村、またバスターミナルも外国語が通じないため、ベトナム語ができる人の同伴をお勧めします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
Mỹ Dinh-Son Tay間を結ぶ71番のバスに乗車。
終点Son Tayまでで片道20,000VNDです。
(チケットには22,000VNDと記載されてますが、20,000VNDが正当らしいです)
片道約1時間̀50分、ひたすらタンロン高速道路の下道を走り続けます。
到着はSon Tayバスターミナル。
ターミナル内で停車することもあれば、直進した先のロータリー前で降ろされることもあり。
さて、ここからはタクシーで移動です。
タクシーはロータリー付近で客待ちしてますので簡単に乗ることができます。
ここいらでメジャーなのはSơn Tây Taxiです。 -
まずはThăng Long城を守護する西方の砦として築かれたSơn Tây古城を見学します。
ここまでタクシーで30,000VNDほど。
ソンタイ古城は1822年、ベトナム最後の王朝となる阮朝の二代目皇帝、明命帝時代に建てられました。
その後1947年に再発見、1994年に国家遺産に指定、2007年には敬天殿が再建されました。
城を囲むお堀もそのまま。
橋を渡って敷地内に入ります。
敷地内は公園のようになっており、地元の人たちが自由に出入りし、散歩やバドミントンなどを楽しんでいます。
まぁ、ベトナムではどこでもよく見る光景ですね。 -
敬天殿。要するに天守閣跡。
2007年の再建です。
中にはかつての皇帝を祀った祭壇があります。 -
三関門。
しかし、ここで一番のみどころは・・・ -
これ。
当時のまま残っている門です。
タ・プロームのアナコンダを髣髴とさせる大きな木が印象的ですね。
続いて本日のハイライト、ドゥンラム村へ向かいます。 -
よいよ今回のハイライト、Làng Cổ Đường Lâm、ドゥンラム村へ。
Son Tay古城からタクシーで約60,000VND。
Mông Phu 門前で下車。
チケット(30,000VND)を購入していざ村内へ。
ドゥンラム村はその中でもいくつかの集落に別れています。
モンフ門。
まず足を踏み入れるのが、こちら。
モンフ集落の入り口に立てられた門です。
昔は朝になると門を開け、夜になると門を閉じ、集落内の治安を維持していたようです。
ちなみに門が閉まってから帰ってきてもあけてもらうことはできず、外で朝が来るまでまたされたそうです。 -
道なりに進むと、左手に高く聳える建物が見えてきます。
その建物を追うようにわき道を進むと・・・
ドゥンラム村の教会に出ます。
いつもは閉まっていますが、この日は運良く教会で鐘を鳴らしている方が中へ招いてくれました。 -
告解に使われる美しい木彫りのついたて。
-
祭りで使われるお神輿。
教会にお神輿!?と思いますが、アジアとヨーロッパの大胆な折衷で面白いかも。
祭りの際にはマリア様が乗せられるそうです。
この日はこの教会でお勤めされている方が特別に見せてくださいました。 -
教会を後にし、元来た道に戻って道なりに進むと・・・
Mong Phu 亭の前の広場にでます。
ドゥンラム村の歩き方はこの広場を基点にすると簡単です。 -
ではまず、早速広場奥のMong Phu亭へ。
亭とは村の集会所のことで、その土地にゆかりのある神様や英雄を祀っていることが多いです。
こちらの亭は1759年築、この土地出身の馮興という英雄を祀っています。
馮興はベトナムの軍事指導者で、791年当時中国支配下にあったに安南都護府(ハノイ)を占領しました。
彼は死後、布蓋大王と呼ばれるようになりました。
布は父、蓋は母の意があり、『父母のように偉大な王』という意味です。
当時支配していた中国へのレジスタンス運動は40年の徴姉妹の反乱から、100年、137年、154年、187年、248年、544年、729年、そして791年の馮興へと続き、865年に高駢が派遣されるまで繰り返されました。
さて、この亭の見所は建築当時の様相を残す柱や梁、また屋根の上に上がっているNgheという守り神です。
とくにNgheは躍動的で今にも動き出しそうですね。 -
亭を出て、そのまま広場を通って真っ直ぐ進みます。
途中右に曲がって少し歩くと古民家Ha Huu Theさんのお家。
ここはお酒と、液体の味噌を作っています。
現在でも昔ながらの製法を守っているとのことです。
さて、今回の我々の任務のひとつ、酒の買い付けはこちらで。
このお宅で作っている酒はRuou Nep Camといい、紫色のもち米が原料です。
フルーティで甘く、女性向けとも言われています。
飲みやすい反面、アルコール度数は25度と結構高いので、どんどん飲んでしまうといつの間にか酔っ払ってしまいます。
こちらは1本70,000VNDほどです。
さらにここでお昼ご飯。
ベトナム料理の真髄は家庭料理にあり。
一人100,000VNDでおなかいっぱい食べられます。 -
食後は腹ごなしもかねて村内を散策。
一度広場に戻り、亭の向かって左の道を進みます。
途中、進行方向右手にミア妃神社があります。
ミア妃は本名をNguyen Thi Rongといい、この地方出身でした。
当時ハノイで権力を握っていた鄭氏の妃となった後、両親の世話の為、故郷に戻りました。
故郷では橋や道路などインフラの整備を中心に貢献したため神社を建てて祀られるようになりました。 -
さらに直進すると、ハイライトのひとつ、ミア寺に出ます。
正確な名称は崇厳寺といい、通称「ミア寺」と呼ばれています。
ミアとはサトウキビのことで、この周辺にサトウキビの栽培が盛んだったためにつけられた名称のようです。
13〜15世紀の陳朝時代に建てられ、1632年に現在の規模に修復されました。
内部には287体の仏像があり、そのほとんどがジャックフルーツの木でできています。
須弥壇もさることながら、回廊をぐるりと回ると護法、八部金剛、十八羅漢など多くの仏像を見ることができます。
奥にはベトナム観音のThi Kính、誕生物、苦行物、聖母道の祭壇などがあります。
特に誕生物に掘り込まれた背景は圧巻です。
また、柱も非常に特徴的で特に創建当時のままとも言われている柱は形も特徴的で面白いです。 -
次にもと来た道を戻・・・らないで!
もと来た道の一本となりの細い路地に入ります。
道なりに進むと、その最奥に。。。
HIEN BAOというお菓子工房に出ます。
こちらではドゥンラム村特産のKeo Lac(ケオラック、ピーナッツの起し風菓子)を作っています。
ドゥンラム村のお菓子コンクールで優勝したのがこのお店。 -
こちらがそのケオラック。
一袋12,000VND。 -
JICAの指導が入ったこともあり、こんなお土産として喜ばれそうなデザインのパッケージもあります。
こちらは一箱20,000VND。 -
せっかくなのでケオラックをかじりながら散策を続けます。
もと来た道を広場まで戻り、亭正面の道へ。
突き当たりまで進んで右に曲がると、村内に現存する最古の井戸があります。
かなり深い井戸。
枯れずに蓋もしてなく、パイプで水を引っ張っているようなので現在でも使われているみたいです。
この井戸の先を右へ曲がると・・・ -
Nguyen Van Hungさんのお宅。
ここでは生姜味のお菓子、Chè Lam(チェーラム)を作っているお家です。 -
チェーラムはドゥンラム村の特産のひとつで、村内の路上でも売っているのを頻繁に見かけます。
固いものと柔らかいものがありますが、私は柔らかいほうが好きですね。
食感は餅のようです。
噛んでいくと中から生姜の味と香りがふんわりと出てきます。
お茶請けに良いのですが、あまり日持ちはしません。
せっかく柔らかいものを買って帰っても時間がたつと固くなってしまうので注意です。
最後にチェーラムとお茶を楽しんでから、ドゥンラム村を後にします。
タクシーでバスターミナルへ戻ります。
Ben Xe Son Tay(Son Tayバスターミナル)まで片道70,000VNDです。
Son TayからHa Noiまでは来たときと違う70番に乗車。
70番はMy Dinhに寄らず、Xuan Thuy>>Cau Giayと、市内中心部に進みます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
20