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 大河ドラマ「軍師 官兵衛」が放映され、「官兵衛」人気が沸騰中です。黒田家は関ケ原戦後、福岡の大大名になりますが、若き頃の官兵衛が姫路城主であったので、当地では今でも親しみを込めて「筑前さん」と呼ばれています。その黒田家の始祖を訪ねて、JR北陸線木ノ本駅を降りました。<br /> まず、北国街道筋に出て、黒田官兵衛博覧会大河ドラマ館(戦国大河きのもと館)を訪れました。そして、北国街道筋の富田酒造、木之本宿本陣跡、木之本地蔵院を巡りました。昼食後、北国街道からはずれ黒田家御廟所、黒田神社、黒田観音寺を廻りました。官兵衛ブームで賑わいの当地でした。

黒田家発祥の地を訪ねて/滋賀県・長浜市、木之本町

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2014/06/01 - 2014/06/01

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ひま人

ひま人さん

 大河ドラマ「軍師 官兵衛」が放映され、「官兵衛」人気が沸騰中です。黒田家は関ケ原戦後、福岡の大大名になりますが、若き頃の官兵衛が姫路城主であったので、当地では今でも親しみを込めて「筑前さん」と呼ばれています。その黒田家の始祖を訪ねて、JR北陸線木ノ本駅を降りました。
 まず、北国街道筋に出て、黒田官兵衛博覧会大河ドラマ館(戦国大河きのもと館)を訪れました。そして、北国街道筋の富田酒造、木之本宿本陣跡、木之本地蔵院を巡りました。昼食後、北国街道からはずれ黒田家御廟所、黒田神社、黒田観音寺を廻りました。官兵衛ブームで賑わいの当地でした。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
3.0
ショッピング
3.0
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 私鉄 徒歩
  •  黒田官兵衛博覧会 大河ドラマ館。ドラマ出演者の写真パネルや衣装の展示をはじめ、木之本を舞台にした戦国武将たちの物語をドラマのシーンを交えた映像で紹介。官兵衛も参陣した賤ケ岳の戦いをジオラマ等で語り部ガイドが案内しています。

     黒田官兵衛博覧会 大河ドラマ館。ドラマ出演者の写真パネルや衣装の展示をはじめ、木之本を舞台にした戦国武将たちの物語をドラマのシーンを交えた映像で紹介。官兵衛も参陣した賤ケ岳の戦いをジオラマ等で語り部ガイドが案内しています。

  •  黒田官兵衛博覧会 大河ドラマ館。

     黒田官兵衛博覧会 大河ドラマ館。

  • 富田酒造。470年余の歴史を持つ酒蔵。北国街道沿いに江戸期の蔵が佇みます。地元の名水と酒米を用い、昔ながらの厳寒仕込みで醸す美酒「七本槍」が評判だそうです。

    富田酒造。470年余の歴史を持つ酒蔵。北国街道沿いに江戸期の蔵が佇みます。地元の名水と酒米を用い、昔ながらの厳寒仕込みで醸す美酒「七本槍」が評判だそうです。

  •  木之本宿本陣跡。隣が本陣薬局になっており、店先には古い薬看板があります。

     木之本宿本陣跡。隣が本陣薬局になっており、店先には古い薬看板があります。

  •  木之本地蔵院。伝承によれば、天武天皇の時代(7世紀後半)難波浦(大阪府)に金光を放つ地蔵菩薩像が漂着し、これを祀った金光寺を難波の地に建てたのが始まりという。その後、現在の木之本に移転する経緯については二つの異なる伝承があります。目の仏さまで知られる名刹です。

     木之本地蔵院。伝承によれば、天武天皇の時代(7世紀後半)難波浦(大阪府)に金光を放つ地蔵菩薩像が漂着し、これを祀った金光寺を難波の地に建てたのが始まりという。その後、現在の木之本に移転する経緯については二つの異なる伝承があります。目の仏さまで知られる名刹です。

  •  木之本地蔵院本堂。宗派・時宗、本尊・地蔵菩薩(秘仏・重文)、創建・伝 天武天皇4年(675年)、開基・伝 薬師寺僧、正式名・長祈山、別称・木之本地蔵。<br /> 賤ケ岳の戦いでは当寺に豊臣秀吉の本陣が置かれました。この戦いの戦火により焼失。慶長6年(1601年)豊臣秀頼の命令を受け、片桐旦元が再建しました。

     木之本地蔵院本堂。宗派・時宗、本尊・地蔵菩薩(秘仏・重文)、創建・伝 天武天皇4年(675年)、開基・伝 薬師寺僧、正式名・長祈山、別称・木之本地蔵。
     賤ケ岳の戦いでは当寺に豊臣秀吉の本陣が置かれました。この戦いの戦火により焼失。慶長6年(1601年)豊臣秀頼の命令を受け、片桐旦元が再建しました。

  •  木之本地蔵院・地蔵菩薩大銅像。日本一の大きさで、本尊の写しとして約3倍(高さ約6m)大きさで造られたもので、明治27年(1894年)に建立されました。建立の際、県内はもとより愛知や岐阜や福井からも道鏡を集め、それらを溶かして作られました。第2次大戦中、当時の住職や東条英機の妻である東条勝子などの援助により、銅の拠出命令を免れました。

     木之本地蔵院・地蔵菩薩大銅像。日本一の大きさで、本尊の写しとして約3倍(高さ約6m)大きさで造られたもので、明治27年(1894年)に建立されました。建立の際、県内はもとより愛知や岐阜や福井からも道鏡を集め、それらを溶かして作られました。第2次大戦中、当時の住職や東条英機の妻である東条勝子などの援助により、銅の拠出命令を免れました。

  •  北国街道石碑。

     北国街道石碑。

  •  北国街道通り、当時を思い起こす古い建物が散見されます。

     北国街道通り、当時を思い起こす古い建物が散見されます。

  •  黒田家御廟所(くろだけごびょうしょ)。黒田家の祖・源 宗清は近江国伊香郡黒田村の荘園領主で、黒田判官と呼ばれ6代目高政までの約200年わたって居を構えました。<br /> 昭和48年に、黒田集会所の改築工事中にこの敷地内より「源宗清」と彫られた花崗岩が出土しました。この石碑の出土により福岡藩の大名「黒田家」の始まりはこの黒田村と確定し、ご当家の子孫の方の願いで、現在の場所に黒田家始祖の「御廟所」が翌49年に竣工しました。

     黒田家御廟所(くろだけごびょうしょ)。黒田家の祖・源 宗清は近江国伊香郡黒田村の荘園領主で、黒田判官と呼ばれ6代目高政までの約200年わたって居を構えました。
     昭和48年に、黒田集会所の改築工事中にこの敷地内より「源宗清」と彫られた花崗岩が出土しました。この石碑の出土により福岡藩の大名「黒田家」の始まりはこの黒田村と確定し、ご当家の子孫の方の願いで、現在の場所に黒田家始祖の「御廟所」が翌49年に竣工しました。

  •  黒田家御廟所。源宗清石塔。

     黒田家御廟所。源宗清石塔。

  •  黒田神社。

     黒田神社。

  •  黒田神社本殿、一間社流造檜皮葺。祭神・大己貴命 黒田大連。<br />欽明天皇(540年)の創始。永久元年社頭炎上、承久の乱(1221年)で社殿消失。天正11年(1576年)賤ケ岳の戦火で焼失。明治9年10月再建。<br /> 源宗清が当地を領し姓を地名により黒田氏と称し七世に及び当神社を氏神として崇敬篤く献進が寄せられました。

     黒田神社本殿、一間社流造檜皮葺。祭神・大己貴命 黒田大連。
    欽明天皇(540年)の創始。永久元年社頭炎上、承久の乱(1221年)で社殿消失。天正11年(1576年)賤ケ岳の戦火で焼失。明治9年10月再建。
     源宗清が当地を領し姓を地名により黒田氏と称し七世に及び当神社を氏神として崇敬篤く献進が寄せられました。

  •  黒田観音寺。建立・行基和尚、本尊は平安時代初期の最澄作と伝わる一本木造の千手観音像(重文)で、夫婦円満・治病のご利益があると地域の信仰を集めています。境内には黒田家の供養塔も建てられています。

     黒田観音寺。建立・行基和尚、本尊は平安時代初期の最澄作と伝わる一本木造の千手観音像(重文)で、夫婦円満・治病のご利益があると地域の信仰を集めています。境内には黒田家の供養塔も建てられています。

  •  SL・C56「北びわこ号」。帰路、木ノ本駅で電車を待っていたら、米原方面から、SLが進行。この時期JR西日本が、日曜日に米原〜木ノ本間を運行している「北びわこ号」で、大勢のチビッ子で大賑わいでした。

     SL・C56「北びわこ号」。帰路、木ノ本駅で電車を待っていたら、米原方面から、SLが進行。この時期JR西日本が、日曜日に米原〜木ノ本間を運行している「北びわこ号」で、大勢のチビッ子で大賑わいでした。

  •  SL「北びわこ号」。

     SL「北びわこ号」。

  •  SL・C56、「昭和14年川崎車輌製造(現・川崎重工)」の銘板が見える。<br />75年前のSLが現役で走行しているのは驚くばかりです。

     SL・C56、「昭和14年川崎車輌製造(現・川崎重工)」の銘板が見える。
    75年前のSLが現役で走行しているのは驚くばかりです。

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