2014/05/10 - 2014/05/14
43位(同エリア384件中)
たくじさん
トルコ旅の後半は、世界遺産のパッムカレを経由し、エーゲ海畔のクシャナダスにたどり着きました。有名な遺跡であるエフェス遺跡では、現地のツアーに参加する機会を得たことで、日本では想像もつかない、思わぬハプニングに遭遇しましたが、これも旅の試練のひとつかもしれません。そして最後には、エーゲ海に沈む夕日を見、はるか昔、ギリシャからクルーズ船に乗った時にみた時と同じである夕日の神々しさに再度、触れることができました。夕日の美しさと潮騒のささやきに大満足しつつ、人間が作り出してきた数々の文明と自然が醸し出した景色の荘厳さに感動しつつ、今回の旅を満喫理に終了することができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の後半はカッパドキア近くのカイセリ空港から始まります。こじんまりとした地方の空港ですが、まず空港内に入る時にセキュリテイチェックがあり、搭乗ゲートに入る時にも同様のチェックがあります。この国は、お国柄かセキュリテイが厳重のようです。
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パムッカレに向かうのにはデ二ズリ空港に行かなければなりませんが、直行便がないのでイスタンブール経由になります。という訳で23:00発のTK2019便に乗ります。
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イスタンブール経由でデ二ズリ空港に着いた時には次の日の早朝になっていました。
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デ二ズリ空港はきれいな空港でした。
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空港の出口です。パムッカレ遺跡の目前の宿泊ホテルのハルツールには、バスで向かう方法とタクシーで行く方法の2つのオプションがありますが、スーツケースが重いのでホテルに直接連れて行ってくれるタクシーでホテルに向かうことにしました。料金は200トルコリラぐらいでした。向かって左側にタクシーがみえますが、このタクシーを利用しました。
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ホテル ハルトールに到着しました。
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デ二ズリにもあったモスク
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ホテルにあったこじんまりとしたプール。ホテルは白い石灰棚の目の前にあり、世界遺産のヒエラポリスと石灰棚へのアクセスは抜群です。
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石灰棚の前には自然公園がありました。
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自然公園の案内板。向こうに雪のように白く見えるのが石灰棚です。
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石灰棚を後景に水鳥たちが気持ちよさそうに泳いでいます。
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ヒエラポリスの案内板
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自然公園にいたカモの親子の散歩でしょうか?
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世界遺産ヒエラポリスとパムッカレの案内板です。向こうに見えるのが世界遺産の入口で入場料は両遺産への入場込みで25トルコリラでした。石灰棚は、滑りやすいので、入口で料金を支払って、素足で入場となります。
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いよいよ石灰棚に入ります。
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石灰棚の中に黄色に変色している部分がみえます。なぜこのようになったのか疑問です。
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石灰棚でハイポーズ。
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石灰棚を鑑賞した後は、ヒアラポリスの遺跡を続いて訪れます。自然公園にもいっぱいありましたが、きれいなバラの花が迎えてくれます。
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入場が禁じられた石灰棚。ヒエラポリス脇にあります。
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ヒエラポリスとは、石灰棚の上の傾斜地に広がる古代都市遺跡で、紀元前190年にベルガモン王国のエウメネス2世が建設し、「聖なる都市」を意味するのだそうです。
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南門の説明
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南門には、観光案内所がありチケットが購入できます。
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現在の南門です。
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広大な遺跡にある案内板。本当に広大な敷地ですが、見晴らしがよいので、不思議に迷子になる感じはしません。
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円形競技場の案内板
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円形競技場です。遠くにDenizliの街並みを眺めることができます。
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遺跡の坂道を登っていたところ、蝸牛君を見つけたので撮影しました。蝸牛君の目前に小さな蟻君たちがみえるのですが、先をいそいでいたので、両君がその後どうなったかはわかりません。人間に踏みつぶされことがなく、長生きしてくれればいいなと思う限りです。
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山頂付近にあった教会後です。
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ヒエラポリスを巡回しているバスが見れます。2トルコリラでポリス内を巡ってくれるようです。
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比較的新しい人口橋です。これも遺跡のひとつだそうです。
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橋の説明です。
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今まで訪れてきた教会と墓の案内板です。
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北浴場跡です。
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ホテルに戻ってきました。かの有名なアルジャジーラの放送局をみつけました。なぜかトルコでは英語で放送していました。
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ホテルの敷地内から目前の石灰棚を望みます。本当に目と鼻の先とはこのことを言うのでしょうか。
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ホテル内の食堂。こじんまりとした感じです。
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鱒の定食を食べました。
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ホテルの駐車場になぜかいたrabbit君。石灰棚の色をまねて補色しているのでしょうか?日本ではまず見かけない景色です。それにしてもどうやって生活しているのでしょうか?今回も先を急いでいたので、生活状況をインタビューするのを失念してしまいました。
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ハルトールに宿泊した次の日。エーゲ海のクシャナダスに行く予定があったので、ホテルのオーナーにバスで行くのと、鉄道で行くのとどちらが便利でそして時刻表があるのかと質問しました。驚くことに、この国では、鉄道よりもバスで行く方が時間に正確で確実であるとの答えが返ってきました。よって、その指示に従い、クシャナダスまでデ二ズリから9:15分発のバスで向かうことにしました。料金は32トルコリラでした。バスの発着所とそのオーナーです。気さくなおっさんで聞きかじった日本語で話しかけてくれました。
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同行者の面々です。日本人は私以外はいません。
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いよいよ今回の旅の最大の目的のエーゲ海沿いのクシャナダスに向かいます。はるか昔にエーゲ海の中心にあるミコノス島(写真の真ん中の島)にクルーズしたことを鮮明に思い出しました。
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バスターミナルまで小さなバスで行って、この大きなバスに乗り換えクシャナダスを目指します。なるほどこれなら、鉄道より便利かもしれません。
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快適なバスに揺られること3時間でエーゲ海に到着しました。
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滞在先は、エーゲ海を一望できるカリスマ デラックス ホテルの最上階です。二日間滞在する予定です。
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部屋のベランダからエーゲ海が望めます。
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とりあえず、到着した日は下に見える海沿いのチェアに座ってエーゲ海の潮騒を聞きに行くことにしました。
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なぜかベランダごしに隣の部屋が簡単に覗けてしまいます。外出する時は、しっかり窓のかぎを閉めカーテンを引いて出たことはいうまでもありません。
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部屋から見る左側の光景です。
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部屋の内部からベランダを望む風景です。
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1階に下りてプールわきを歩いてみました。気温はそこそこ温かいですが、誰もプールで泳いではおりませんでした。それにしてもきれいに整備されたプールでした。
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部屋から見たチェアに寝ころびリラックスする人々です。
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早速チェアに腰掛けバス旅行の疲れを取るためリラックスすることにしました。
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ホテル プールわきのホテルの案内板
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敷地内にあったマリンスポーツの料金表。ここでは、リラよりもユーロが標準のようです。リラは乱高下しますが、ユーロの価値は比較的安定しており流動性もより確保されているからでしょうか。
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敷地内にあった室内プール。外にあるプールの開放性に比べれば見劣りします。
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敷地内のジム
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旧館と新館を結ぶ渡廊下にあったカフェ。明るいエーゲ海の陽光にあふれています。
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エーゲ海を望むバー
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ホテルのレセプションです。ここも明るさにあふれています。
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ホテル内のロビー。ここも開放的なエーゲ海の匂いがします。
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ホテルのエントランス
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夕方近くになって夕日が反射する時間になってきました。
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部屋から見る夕日です。
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食事はプールわきのレストランで取ることにしました。朝夕計4食分、すべてバイキングで60ユーロでした。結構reasonableだと思いました。おまけに、この日はバイオリンの生演奏つきでした。
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もちろん夕日を眺めることもできます。見ようによっては豪華なクルーズ船で夕日を眺めながら食事をしているようにも見えます。
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いよいよ日が沈みます。時刻は8時10分ぐらいです。太陽さん、本日も明るく地球を照らしていただいてありがとうございましたと思わず礼を述べたくなるような気分でした。
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事情を知らなければ、この景色はクルーズ船でみる景色そのものですね。
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ジャスト タイミングなのでもう1枚
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調子に乗ってもう1枚
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夕焼けに映える風景
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言葉を失いそうなプールサイドから見る夕焼け
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日が暮れて明かりが灯ったベランダから見るホテルの景色
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ホテル滞在2日目の朝焼け
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ホテル内にあるハマムの入口。最初30分、35ユーロだといっていたのですが、興味ないといって断ったら25ユーロになり、体験してみることにしました。何事も体験です。素っ裸にバスタオルを巻いて、石鹸で作った泡でごしごし洗ってもらいました。
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二日目は現地のツアーに参加してエフェス遺跡を訪れることにしました。待ち合わせの時間でロビーで待っていた時のコンシエルジュのお姉さんの写真です。
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ツアーは9時近くに開始です。ホテルでピックアップしてもらい、他のホテルに参加者をピックアップに向かうためのスナップです。港に豪華クルーズ船が停泊していたので1枚。
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クシャナダスの街並みと港の風景
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本日は1日、このバスで遺跡を巡ります。
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最初はアルテミス遺跡です。紀元前570年ごろ壮大な総大理石の神殿がたてられたそうです。その後幾度も略奪や放火が起き現在は窪地に1本の円柱が残っているだけです。
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遺跡の案内板です。案内板もだいぶお疲れのようです。
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今に残るただひとつの円柱です。今はその天辺に鳥の住人がいるようです。まさしく「兵どもの夢の後」といったところでしょうか。
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本ツアーのガイドのトーゴさんです。こころなしか、ゴルゴ13のデユーク東郷を彷彿させると思ったのは私だけでしょうか。
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本日のツアー参加者は各国代表でしょうか?参加者の国籍は確認できたものだけでも、オーストラリア、中国、オーマン、トルコといったところでしょうか。
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マリアの家の案内板です。聖母マリアがヨハネの世話を受けながら晩年を過ごしたといわれています。歴代のローマ教皇もここを訪問しているそうです。
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日本語で書かれた案内板です。日本語にあえるとなぜかホッとします。
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マリアの像が安置されています。内部は撮影禁止ですからこれがベスト ショットです。
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万病に効くという聖水です。
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ツアーには昼食も含まれておりビュッフェ形式です。どうもビュッフ形式は食べ過ぎてしまい、つきすぎた脂肪を考えると少し憂鬱なのが悩みの種です。
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昼食の後はなぜか、ファッションショウです。食欲を満たし油断させておいて、高価な服を買わせようという策略でしょうか?映っている人はデザイナーです。
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ロシアのテニス選手マリア シャラポアに少し似ているモデルさんです。実は、彼女に拉致され、650ユーロの革ジャンを着てこのステージを歩いてモデルの真似事をしてしまいました。彼女がいうのは、堂々と腰を振って歩いて下さいといわれたので、調子に乗ってステージを闊歩してしまいました。(少し反省?軽率だったかな)でも、それ以降ツアー参加者とより仲良くなれて気がします。やはり異国の人と交流するには、恥を捨て笑いを取ることが重要だとしみじみ思いました。
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モデルさんはかっこいいですね。
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ブランド名はKIRCILARというみたいです。
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ちなみに私が着せられて革ジャンはこれです。650ユーロですが、記念に購入したかどうかは秘密です。
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ブランドの看板です。
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いよいよ本日のメイン イベントのエフェス遺跡に入場します。この遺跡の歴史は古く、紀元前2000年にはすでに集落があり、紀元前11世紀には、アルテミス神殿をを中心に栄えたそうです。この遺跡はトルコの数多くの遺跡の中でも筆頭に挙げられるそうで、そのスケール感、遺物の多彩さ、保存状態のよさには、訪れた人々が一様に感動するようです。
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ガイドのトーゴ氏は目印になぜか黒い雨傘を持っています。ユニークなガイドさんです。でもこの目印なかなか目立って迷子にもならず、とっても良かったです。
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ここでも「兵どもの夢の後」を見れました。
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案内板のひとつです。
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遺跡の保存状態の良さは本当で、エジプトの有名な遺跡であるルクソールを思い出させるふしもあります。
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ここにもヒエラポリス同様、円形競技場がありました。
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女神のレリーフ
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メガネのレリーフの横にいた猫ちゃんです。女神を守っているのでしょうか?
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首をなくしたビーナス像。ルーブル美術館にあったものとほとんど同じでしょうか。もっともこちらの方は少し太めのような気がします。
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エフェス博物館の入口でしょうか?
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公衆トイレの遺跡です。かの時代の人々は、ここで用を足しながら何を話していたのでしょうか。もっとも高貴な人はここを利用しなかったそうですが。
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堂々たる遺跡です。
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往時の劇場跡です。ここで、ツアー参加者みんなで記念撮影したのですが、最後にスマホを渡されて写真を取るようみんなに頼まれました。しかし、なかなかシャッターが押せなくて焦っていたら、日本人なのにうまく使えないないのかとみんなに笑われてしまいました。スマホはみんな日本製なのにという訳です。日本人の皆様、恥をかかせて申し訳ございませんでした。最も、すかざず”I am not an engineer"と訳の分からない答えをしておきましたが。
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劇場跡にあったレリーフを入れたあった見事な彫刻をみることができました。
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見事な彫刻が組み込まれています。
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事件は、エフェス遺跡の出口に向かう時に突然起こりました。突然、Helpの声が鳴り響きました。急いでそこに向かってみると、青いシャツを着た人が苦しそうに倒れているではないですか。そこで、思わず、"Call an ambulance"と大きな声で叫びました。近くで見ると確かに苦しそうですが、意識はあるみたいなので、mouth to mouthや人工呼吸はする必要はないようです。でもたまたまツアーの同行者がトルコ人の医者みたいで、気道を確保するためでしょうか。"Lay on the left hand side"と言ったので、少し重かったのですが、左向けに体を寝かせることにしました。そうこうしているうちに、叫んでから3分もたたないうちに救急車がきたので、後は救急隊員の方に任せることにしてその場を離れました。写真の向こうに救急車が見えます。暑かったので軽い脱水状態だったのでしょうか。それとも心筋梗塞でも起こしたのでしょうか。いずれにしても元気で回復して欲しいものだと感じながらエフェス遺跡を後にしました。
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ツアーの最後は、本日バスでパムッカレに向かうという新婚旅行の中国人をバス停に送っていくことで終了しました。
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