2014/05/16 - 2014/05/17
1408位(同エリア4928件中)
ごん太2さん
久しぶりの若狭路。にぎやかになったかと思いきや、なんか前よりひっそりして活気に乏しかったような。新幹線もきてないし、さしたる名所もないし、グリーンツーリズムの活動も聞かないし・・。
しかしJR敦賀駅は新調され、駅前も整備されようとしている。若狭キャンペーンもはじまっている。いいとこもたくさん見つけた。人のもてなしにも触れた。だからがんばれ若狭と応援の気持ちをこめた旅の報告。
街歩きとテーマをつけたものの、今回はさほど歩かなかった。そうしたハイキングコースは少なかった。従って訪ねた順に書いていくと、まず小浜の蘇洞門めぐりの船へ。好天で海は穏やかに見えるのに、強風で洞門まではいけないという。不思議に思ったが海に出て納得。波は荒く船の揺れもはげしい。湾内だけに終わったが仕方なし。
続けて瓜割の滝や熊川宿へ。滝から流れ落ちる水は日本100名水で無料。滝の規模は大きくないが、水はさすが美味しい。熊川宿は鯖街道だ。小浜から京都に鯖を運んだ街道。きれいな街並みなのに、あまり知られていないのか、ほとんど人がいないのがさびしい。
三方五湖の水月湖のたもとに宿をとる。湖だから津波の心配がないから、まさに湖ぎりぎりまで敷地がある。この宿はよかった。あとで口コミを書いてみたい。
2日目はレインボーラインを通って、山頂で三方五湖を一望にする。しかしこの有料道路と山頂公園あわせて2000円ほどは高すぎる。だから人もまばら。なんかもっと行政の工夫がいりそうだ。
下って行くと「サクラサク」の映画のロケ地になった早瀬の街に出る。4月にこの映画を見ていたので、「あ、あの場面で出てきたところだ」と鮮明に思い出すことができる。お寺や運河や交番など。
一転、停止中の美浜原発へおもむく。きれいな海と原発建屋のアンバランス。さすが中まではいけない。PRセンターで見学をする。原発の仕組みはもとより、いちばん強調されていたのは、やはり「いかに安全か」ということ。しかしここも10年ほど前に事故を起こしているのに・・と、かなり疑問が。「もんじゅ」にも寄る。ここもなんか秘密のベールにかこまれたかのよう。
逃げるように敦賀へ。「ムゼウム」がよかった。平和のシンボルのようだ。ほっとする。旧駅舎や赤レンガなど、敦賀も一見に値するところがたくさんある。
その極め付きが「池河内湿原」ではないか。ここで人の温かさに触れることができた。昼食を食べに入った喫茶店で「湿原にはどうやって行くんですか」と聞くと、なんと車で先導するからついてくればいいとのこと。一見の客にそこまでしてくれる店があるだろうか。旅に出ると、そうした不意のもてなしが何よりうれしい。
車で市街地を半分、山道を半分、つごう15分も走っただろうか。こんな近くに湿原が広がっていたのだ。
今は若干元気がないようだが、若狭路にはまだまだ隠れた良さがたくさん。日帰り圏ではあるが、ゆっくり時間をかけて若狭を楽しんでみてはいかがでしょうか。
PR
-
蘇洞門の手前。ここをぐるりとまわるとメインの場所に行くのだが、いかんせん強風には勝てず。
-
熊川宿。きれい。しかしさびしい。
-
瓜割の名水を妻がペットボトルにいただく。
-
レインボーラインの山頂から見た三方五湖。
-
「サクラサク」の映画で象徴的だった瑞林寺。この映画は「若い人にみてほしい」とさだまさしが言っていた。
-
噂の原発。私も実物を見るのははじめて。もちろん中には入れない。
-
ムゼウム。6000人のユダヤ人や多くのポーランドの子どもたちが敦賀に上陸したという。大使や敦賀も人道にあふれていたんだ。敦賀の平和の象徴ではないか。
-
敦賀旧駅舎の内部。我々にとっては懐かしの光景。
-
池河内湿原に自生するヤナギトラノオ。寒い地方の植物で、ここ福井県が南限だそうだ。
-
まだカキツバタはちらほらだったが、まもなく満開になるだろう。広い湿原。それは見事な景観を見せるにちがいない。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
10