2014/05/17 - 2014/05/17
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Fluegelさん
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前日、2000m級の山に行きたくなり、地図を眺め、急きょ、選んだ乾徳山。1330年(鎌倉時代)、塩山に恵林寺(えりんじ、甲斐武田氏の菩提寺)を開いた禅僧が修行したため、乾徳は恵林寺の山号(乾徳山恵林寺。比叡山延暦寺などと同様)となっているらしい。登山途中、国師ヶ原(国師=仏教行政を統括した職)という地名もあり、山岳信仰にも関係しているようだ。
鎖場が目的の若者に、人気の山でもある。週末なら賑わっているらしいと、鎖場のことを深く考えず、単独出発したものの…
表紙写真:月見岩より、乾徳山を望む。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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朝4時20分。久しぶりに、家の窓から朝焼けを眺めた。5時10分に家を出発、7時に勝沼IC、7時半に三富に着いたら、舗装された駐車場(20台)は満車。未舗装スペースに空きがあって、よかった。
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乾徳公園(トイレあり、標高830m)にある蕎麦引き水車小屋(復元したもの)では、5月下旬、八重桜が咲いていた。標高が高いから花が遅いのか、今年2月の大雪のせいなのか…
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登山口までは、乾徳公園から舗装道を歩いて20分少々。
ヤブジラミ(セリ科)が咲いていた。
つくづく、可哀想なネーミングだ。 -
舗装道から見上げると、小さな社があり、丸葉空木が咲いていた。
三富という村名は、三箇村が合併して富むようにとの願いを込めたものらしい。 -
登山口までの途中に掲示された地図。ここは、秩父甲斐多摩国立公園(埼玉、東京、山梨、長野にまたがる)。山域としては、奥秩父。
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乾徳山入口に到着。舗装道から登山道に入る。
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乾徳山入口に咲いていた山吹。
珍しい花ではないけれど、この色に、ハッとさせられる。 -
薄暗い林床には、スミレが咲いていた。ずっと林床歩きが続き、天気が良くても暑くない。週末で、行き会う登山客も多い。朝一番の下山者はソロ男性ばかり。私が追い越したグループは、若者率高し。ソロ下山者は、ピストンだということを肝に銘じるべきだった…
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視界が急に開け、国師ヶ原(1,570m)に着いた。左に見えるのは、大烏山(1,855m)。
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月見岩(1,740m)が見えてきた。
風流な岩の名前だ。 -
扇平(1,850m)。国師ヶ原に比べると、小ぢんまりしているものの、高地トレーニングできる位の標高があり、眺望も良い。
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ここから、岩登りが始まる。リュックを背中から下ろし、中から出した軍手を着用。この辺りでは、まだ心に余裕があった…
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岩と岩の隙間に設けられた梯子。何これ?と、思わず、後続の若者に「先に行って下さい」と道を譲ってしまった。登りなのに、どうして梯子が下に向かっているのかと思ったら、岩を乗り越えるために設けられた梯子だった。
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この期に及んで、私、鎖場が苦手だったのだと、思い出した。ジェットコースターだって嫌いだ(関係ないか…)。鎖が2本ある所では、先ほどの若者が「右の鎖が楽ですよ。下山用だけど、上から人が来てなければ」と教えてくれ、そちらを選択。出発前は、行ける所まで行って、引き返してもと思ったものの、小学生も喜んで登っているのに、私だけリタイアできない(子供に対する意地?)。最後の鎖場は、もちろん、迂回路の梯子を利用(写真)。
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登りに2時間50分かけて、山頂に到着。本当に岩山で狭く、足元を見ると、結構、高度感がある。件の子供が父親に「お賽銭あげた?」 父「お金もってないんだ」(上手い!) 写真の左肩には、甲斐駒と仙丈ヶ岳が見える。えっ、見えない?
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ほらね。
甲斐駒ヶ岳(右、2,967m)と仙丈ヶ岳(左、3,033m)。
5月下旬、仙丈ヶ岳は真っ白だけれど、甲斐駒の雪はうっすら。 -
白峰三山には、少し雲がかかっている。
北岳(右、3,193m、火山でない山としては日本で最も高い)、間ノ岳(中央、3,189.5m)、農鳥岳(左、3,026m)。 -
悪沢岳(右、3,141m)、赤石岳(中央、3,120m)、聖岳(左、3,013m)。
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上記2枚の写真を含めた全景。
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山頂から眺める富士山。件の父「ここは狭いからお昼を食べられないな」 子「さっきの月見岩まで戻って食べようよ」 その言葉に釣られて、来た道を下山してしまった。下山道へ周回するつもりが…いや、子供のせいにしてはいけない。
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来た道を下山し、国師ヶ原に戻る。
立派な角を持つ雄鹿が食事中。全く私に関心がなく、下を向いたままなので、わざと音を立てて振り向いてもらった。 -
国師ヶ原から、今度こそ周回のため、林道(大平方面)へ。
右下が林道(未舗装の車道)。
左に桜が咲いている。植樹だろうか。 -
道満尾根に入ると、「熊注意」の掲示…週末は賑わう山だと思って、鈴を持って来ていない。人も歩いていない。先ほどの賑わいが嘘のように、しんとした山。ピストンすれば良かった…
それでも、遠くにミツバツツジを見つけ、ホッとする。 -
ずっと林床を歩き続け、どこが道満山(1,314m)だったのか分からず、杉の植林ばかりで、鳥すら鳴かない。
それでも、ツクバネウツギ(スイカズラ科)を見つけ、歓喜。 -
ヤマツツジも。ようやく、人のいない道満尾根を、熊に遭遇するかも知れないと思いながら歩いたものの、これらの花に出会ったのだから良かったのだと、思えた。
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道満尾根から徳和集落のある林道に出て、後ろを振り返る。
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ゲートを開けて、集落へ。この後、T字路があり、どちらに行くか逡巡。周回時は、来た道と別の道から下山するので、集落付近の詳細地図も必要だったけれど、持ってなかった。週末だというのに、誰も歩いていないので、人に道も聞けない…とほほ。右へ行ってみると…正解!
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旧坂本住宅(山梨県指定文化財)。1761年(江戸幕府10代将軍家治の頃)築。意匠に優れた上層階級の家で、切妻屋根を持つ。馬房があり、人馬がひとつ屋根の下に暮らすhorsehouse. そういえば、3月にhorsehouseを改造した宿に泊まったなあ。
道満尾根へ周回したお陰で、この家の前を通ることができた。 -
13時の駐車場は、既に出庫した車が何台かあり、満車の時には見えなかった鳥瞰図が掲示されていることに気づいた。下山には2時間20分かかった。
久々のソロ登山。ドキドキしたものの、下山後の達成感も一入。また一人で行こうかな…懲りない性格だぞ、自分!
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