2014/05/03 - 2014/05/11
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arcstudioさん
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ゴールデンウィークを利用して、北欧3カ国(スゥーデン、フィンランド、デンマーク)へ9日間の旅。
建築やデザインに興味があったので、北欧はまさに憧れの地。
芽吹きの緑が美しく、日の長さも手伝って、十分楽しめました。
予想外のトラブルもありましたが、無事に帰国したので、旅の記録を報告します。
まずは、最初の訪問地、ストックホルムから。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- スカンジナビア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 旅工房
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-
成田を昼前に発ったスカンジナビア航空機は、16時にコペンハーゲンに到着。
エコノミークラスが満席のため、運よく1ランク上の座席だったので、快適な10時間半のフライトだった。
ここから乗り継ぎでストックホルムへ。
多少時間があったので空港内を散策したが、イルムスのお店もあるなど、思いの外充実。
お土産は、帰国時にここでいいかも。 -
ストックホルムには、19時に予定どおり到着。
ここから市内へは、リムジンバスで。
ホテルは、中央駅に隣接した「ラジソン(RADISON ROYAL VIKING )」。
部屋はあまり広くないが、バスもあるし、標準的。 -
まだ寝るには早い。
夜のガムラスタンへ歩いていく。
お店は殆ど閉まっているが、歴史の持つ空気感は伝わってくる。 -
ストックホルムは水の都。
水辺に映る夜景は、なんとも美しい。
ダークブルーの空も、いかにも北欧らしい。 -
一夜明けて、2日目。
ホテルのレストランで朝食。
あまり特徴の無いホテルだと思っていたが、
レストランの上は大きな吹き抜け空間。
明るくて気持ちがいい。 -
まず向かったのが「森の墓地」。
朝からでも見学できるので、限られた旅の時間の有効活用だ。
中央駅から地下鉄に乗ると、電車は途中で地上に出て、緑豊かな住宅地を走り抜ける。
20分ほどの「Skogskyrkogarden」で下車。
駅から並木沿いに5分ほど歩くと、大きな公園のような風景が。
中に入ると、右手奥に小高い丘、左手正面に十字架が目に飛び込む。
ランドスケープという言葉がぴったり。 -
写真で見た光景だ!
森という別世界へ、吸い込まれていくよう。 -
森の緑、池の水、そして建築(右手は礼拝堂)。
全てが融合しながら、独特な緊張感が漂う。
コンペで選ばれたアスプルンドが生涯をかけて設計・建設(1918〜40)。
世界遺産に選ばれたのだから、彼の苦労も実っただろう。 -
スウェーデンでは、人は死ぬと森に還るという。
その意味では、森の中に墓地があるのは当然なのだろう。
いろんな墓石がある中で、ひときわ控えめなのがコレ。
色とりどりの花が地植えされていて、ミニガーデンのよう。
彼らの自然感が少し分かった気がした。 -
森にひっそり佇む礼拝堂。
三角屋根がかわいい。
地元の古い民家をモチーフにしたという。
遠くから見ると、まったく建物の存在が分からない。 -
小高い丘に登る。
たぶん人工的に造られたのだろう。
眺めは明るい公園そのもの。
墓地の暗さは微塵もない。 -
次の目的地は「ストックホルム市庁舎」。
地下鉄で中央駅まで戻り、街裏方向に徒歩で10分弱。
メーラレン湖の水際に、赤煉瓦の建物が堂々と構えていた。
建築史にも名を残す、エストベリ設計の大作だ。
1923年に竣工。 -
入り口のアーチをくぐると、そこは中庭。
外側からは判りづらい、複雑な構造となっている。 -
入り口の逆方向を見ると、アーチ越しにキラキラした水辺が。
そうか、こういう演出だったのか、、。 -
アーチと水辺、どこかで見たような、、。
あっ、ベネチアのサンマルコ広場と同じではないか。
エストベリはイタリアでヒントを得たらしい。 -
湖畔側からの見上げ。
よく見ると、かなり凝ったディテール。 -
内部はガイドツアーでしか見学できないので、少し待ってそれに参加。
建物の中に入ると、まず現れたのが「青の間」。
床がグリーングレーの大理石だが、青い空間には見えない。
壁は、赤煉瓦の表面を叩いたもので、やさしい表情を出している。
それにしても、この巨大な吹き抜け空間は大迫力。
かのノーベル賞の晩餐会の会場にもなっている。 -
複雑な建物で、中庭、大ホール、その隣に部屋が並んでいる。
その部屋の1つが議場である「赤の間」。
これは正に赤一色だ。
バイキング時代を彷彿とさせる、ダイナミックな空間。
壁が煉瓦積み、天井が木構造というのも、北欧らしい。 -
そして圧巻は「黄金の間」。
建築というより、全体が装飾そのもの。
外観のストイックさとはまったく異なり、エストベリの気迫が伝わってくるようだ。 -
窓周りの壁をアールにして、金色のモザイクタイルを張り回している。
まるでモスクのようだ。 -
この精巧さ。
この執念には驚きだ。
シチリアの建物を参考にしたらしい。 -
せっかくなので塔にも登ってみたい。
(ガイドツアーの時間がうまく合わず、翌日登る)
エレベーターで途中まで上がり、そこからは階段。
彫刻も並んでいる。 -
登ってよかった、さすがに良く見える。
ガムラスタンは、小さい島なんだ。 -
市庁舎から歩いてガムラスタンへ向かう。
幾つかのアーチ型の門をくぐって行く。 -
ガムラスタンの路地。
さすがに観光地、土産物のお店が殆どだ。 -
偶然、王宮広場で衛兵交代に遭遇。
鼓笛隊の演奏があったりで、思いの外本格的だった。 -
ここがガムラスタンの中央広場。
正面の建物は、ノーベル賞博物館。
広場に面しては、カフェが立ち並ぶ。 -
狭い路地に建つ、ドイツ教会。
-
ボールト天井が美しい。
ドイツらしく仕上げは質素だ。 -
ガムラスタンで一番狭い路地。
手を伸ばせば、両手が容易に壁につく。 -
さて、ガムラスタンを跡にして、ユールゴーデン島へ。
ここはフェリーで移動すると決めていた。
やはり海からの眺めは違う。
右手にはセーデルマルム島の丘がよく見える。 -
振り返れば、ガムラスタン。
さっきのドイツ教会の塔も、左端に見える。 -
15分ほどで、ユールゴーデン島に到着。
ちょっとした小旅行した気分。 -
目指すところは、「ローゼンタール・カフェ( RosendalsTradgardCafe)」。
ストックホルムの人々に人気のガーデンカフェだという。
トラムに5分ほど乗って、そこから林の中を10分ほど歩く。
道端には白い花、のどかな気分だ。 -
花畠の中に、質素な小屋が見えてきた。
ここがカフェなんだ。 -
お目当ては、ここのランチ。
農園で採れた野菜を使った、ヘルシーランチらしい。
地元の人で大いに賑わっている。 -
これがそのランチ。
シンプルだが、確かに美味しかった。
素材の良さが分かる。 -
ユールゴーデン島には幾つもの展示施設があるが、
友人から勧められたのが、この「ヴァーサ号博物館」。 -
1628年、処女航海に出かけてまもなく、大風のため湾内であえなく沈没。
それを、1961年に引き上げたものだという。
写真では理解できなきが、全長61mの迫力たるや、息を飲むほど。 -
黒光りした船体からは、造りの精巧さが判る。
ヴァイキング時代の勇士が想像できる。 -
戦いのための船だというが、やけに凝っている。
船尾の彫刻だけでも見応えがある。
この技術力を持っていたスゥーデンは凄い。
感心していたら、デンマーク人に造らせていたとか(笑)。 -
これが彩色された模型、なんとカラフルなことか。
それにしても、模型や解説など、全体的にレベルが高い。
この博物館を見ない手はないだろう。 -
さて、ユールゴーデン島から、ストックホルムの中心地へ向かう。
ニブロ港に面した広い歩道をのんびり歩く。
この辺は、ファブリックで有名なショップがある。 -
王立公園。
奥が見えないほど広い。
天気も良くなってきて、気持ちいい。 -
ストックホルムでNo.1のデパート「エヌコー(NK)」。
時間が無いのでチラ見のみ。 -
ショッピングセンターの「ガレリアン」。
大きなトップライトがあり、明るくていい。
カフェでちょっと休憩。 -
ここがストックホルムの中心、セイゲル広場。
旅の番組でよく見る景色。 -
中央駅の近く。
チューリップの植え込みとは珍しい。 -
地上の街並もいいが、実は地下もいい。
ストックホルムの地下鉄には、アート空間がある。
岩盤をくり抜いたままのところに、モダンなエスカレーター。 -
部分的にカラフルな彩色が施されている。
迷宮に迷い込んだよう。 -
今日の締めは、セーデルマルム島の「ペリカン」。
地元の料理を出す、老舗レストランだ。
有名なミートボールをオーダー。
食べてみると、ハンバーグが丸くなったようなもの。
このヴォリュームには白旗だ! -
一夜明け、今日の一押しスポット、図書館へ向かう。
ヒュートリエット市場を抜けて行く。
カラフルな花屋さん。 -
街角のビル。
曲がった道に合わせてカーブしている。
なんとも存在感がある。 -
ここが「私立図書館」の正面。
ロトンダ(円形神殿)のよう。
設計はアスプルンド。
竣工は1928年。 -
玄関から2階の図書館へ狭い階段を上る。
チラッと見えるが。 -
階段を登ると、智の小宇宙が飛び込んでくる。
一瞬、立ち止まってしまう。
まさに感動!! -
見上げると、大きな吹き抜け。
トップライトから柔らかい光が降り注ぐ。
細かく波打つ白い壁面が美しい。 -
回廊に上がり、入り口方向を見返す。
図書館という、一見地味な施設を、ここまで昇華できるんだ、、。 -
回廊からの眺め。
本が浮き立つよう、照明器具が配置されているがが判る。 -
周りの四角い部分は、勉強コーナー。
理にかなっていて、無駄がない。
昨日の「森の墓地」、今日の「図書館」、
アスプルンドの力量を再認識した。 -
少し郊外のグスタフスベリに足を伸ばしてみる。
2連結したバスで20分ほどで海辺の街へ到着。
避暑地のような奇麗な海岸。 -
煉瓦造りの大きな工場。
スーパーマーケットもあるようだ。 -
お洒落な建物が多い。
博物館、ホテルやショップもある。 -
お目当ては、ファクトリーショップ。
B級品が安く売っていると聞いてきたのだ。
リンドベリ作の葉っぱのお皿を買おうと思ったが、えっ〜と言うほど高い。
急激に購買意欲が衰え、スプーンだけ買ってそのまま退散。 -
街中に戻って、セーデルマルムへ。
有名な展望レストラン。 -
丘に登ると眺めがいい。
ガムラスタンの街並が美しい。 -
セーデルマルムにはお洒落なショップが多い。
ここは、シンプルな雑貨を扱う「グラニート(Granit)」。 -
カラフルなステーショナリーを扱う「オードニング・オック・レダ(Ordning & Reda)」。
変わった名前のお店だが、スゥエーデン語で整理整頓という意味だという。
お目当てのMacbook Airのケースを買う。 -
ホテルから、ちょっと怪しいタクシーで港へ(ボラれたかも、、)。
夕方発のシリアラインで、ヘルシンキへ向かうのだ。
間近で見ると、結構大きな船。 -
中へ入ると、大きな吹き抜け。
メインロビーでは、ジャズの演奏。 -
デッキに出ると潮風が心地いい。
寒さもさほどでない。 -
客室フロアの廊下。
狭いが、造りは凝っている。 -
客室はビジネスホテルのよう。
窓から海が見え、左側のベッドを下ろせばツインに。
洗面、トイレ、シャワーなど、必要なものは揃っている。
狭い部屋を快適に使えるよう、曲線でうまくまとめてあった。 -
バイキングのレストラン。
ワインやビールも飲み放題なので、いい気分。 -
午後10時をまわったところで日没。
明日はヘルシンキだ。
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