Deeeep !!　下町探訪

2014/05/02 - 2014/05/02

多くの観光客で賑わう 【浅草】 の近くには

実に 【ディープな世界】 が広がっているのです。

エリア 浅草(東京)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

地下鉄 日比谷線・三ノ輪駅を出たら 裏手にある お寺へ向かいます

三ノ輪駅 駅

浄閑寺 （じょうかんじ） は 通称・投込寺 と呼ばれ
新吉原の遊女たちが 投込み同然に葬られたとのこと

浄閑寺(投込寺) 寺・神社・教会

入口にある 【顔なし地蔵】 の横に その歴史が書かれています

一礼して 霊廟へ入ります

墓所の中にある 【小説家・永井荷風の碑】
その向かい側に 【遊女たちの霊塔】 があります

【新吉原総霊塔】　　そこには こう刻まれています

生まれては苦界　死しては淨閑寺

遊女たち そして その子供たちを弔う 花やお菓子が
供えられていました

浄閑寺を後にし　スカイツリーを目印に 浅草方面へ

子供用自転車にも容赦なしの 【浅草警察】 に恐れをなしながら進むと

下校途中の子供にカラまれている 【青年】 を発見

オールドファンには懐かしい　矢吹 丈

「おっちゃん　俺に拳闘 教えてくれよ」

ここが 漫画 「あしたのジョー」 の舞台でもある 山谷 （さんや） です

「バンタムというところは　あの 力石徹が命を捨ててまで・・・」

ちなみに ジョーは 正面から見ると カッコ悪いです・・・

「燃え尽きたよ　真っ白な灰に・・・」

そんな “ジョーのふるさと” いろは会商店街をのぞいてみると

酒屋さんの前には 丹下段平の看板

そして　数年後の サチ が走ってたりします (笑)

しかし残念ながら 商店街は すっかり寂れ

【通行禁止】 をいいことに

道端のあちこちでは

周囲の目も気にせず

酔いつぶれた人たちが寝ています

かつて東京の近代化を担った 山谷の日雇い労働者は高齢になり
機械化された建設業では 【用無し】 となっているのが現状です

この山谷には １泊２０００円程度の安宿が密集しており

★ ＵＨＦ 全室テレビ付　★ 冷暖房完備

ヤドをひっくり返し 【ドヤ街】 とも呼ばれています

ただ そんな安宿にも泊まれない人たちは
路上生活をするしかなく

というか 実際　そんな人が大半なんですが

そんな山谷の人が集団生活しているのが
玉姫稲荷神社横の 玉姫公園

公園内には ブルーシートの家が ２０〜３０は見えます

玉姫稲荷神社 寺・神社・教会

天気が良い日には ベンチで将棋を指したりして過ごしています
もちろん本当は 働きたいんでしょうけど・・・

そんな玉姫公園横の電柱に書かれた 【コトバ】 を紹介します

ヒト ト シテ　　（人として・・・）



つづく