2014/05/03 - 2014/05/04
204位(同エリア247件中)
うねっちさん
ふだんなかなか行かない奥能登に行きました。昨年から能登里山海道(以前の名称は能登有料道路)が無料になったので、アクセスが楽になりました。今回、農家民宿に泊まり、真脇遺跡を見に行きました。これまでとは違った旅になりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回、県内に住んでいるのに、珠洲市に初めていくことに。大型連休に事前に予約してみた宿が、農家民宿で、それが珠洲市であった。能登里山海道は普段七尾まで行くことは多いので、その先、能登空港までで、後は海岸線などで行けるのか、と漠然と考え、あと、数日前に新聞の記事で見た、真脇遺跡に興味があった。また、数年前マイブームだった珠洲焼の博物館にも行こうというのが今回の計画。
能登丼というのも興味があったが、改めて調べて見ると、50店ほど出しているというので、通り道を探すと、穴水や能登町がいいと思い、値段とシンプルさで、穴水町にある滝川食堂とする。事前に予約がいるところも多いので電話すると予約は必要ない、とのことで行くことに。 -
日ごろ、それなりに混んではいる能登里山海道も、内灘のところは、斜線制限がされているため、一部渋滞。2車線になった、白尾から先は混んではいるが、渋滞にはなっていなかった。
順調に穴水まで行く。穴水は事前に調べたが、ボラ待ちやぐらとかあるが、特に施設というのはなくて、能登丼だけと思って行ってみた。
滝川食堂は、町の食堂という感じで、洋風の定食やうどんなどリーズナブルな値段で出している食堂と、町の中心地にありながらもあまり混んでいなかった。
すぐに能登丼が出てきたが、近海魚の丼ということで、まぐろはあったが、ほかに、いくら、白身魚(ひらめ、かわはぎ?)やアジ、しめサバ、いか、えび、かに、などが入っている。けっこう新鮮で、また傷みやすいものは加工してある。酢飯に合っている。店内には、この地出身の、大相撲の遠藤のサインとかあるか、と思ったが、うちわと写真だけだった。というか、A定食、B定食がなにだろう、と興味がある。
味噌汁には、岩ノリが入っていた。
土曜日の割引ということで、通常2000円のところ、1900円だった。
他の店が予約を前日までにしないといけないところばかりだったが、旅行で来て、飛び込みで食べられないのはどうか?。食材を新鮮に、ということだからだろうが。
また、店を出てみると、となりに同じ名前の寿司屋があったので、納得。その後、穴水の町を少し歩いてみるが、あまり人がいない。電車で「花咲くいろは」で話題になっているから、街並みが何か整備されているので歩いてみる。海に流れ出る川があり、そこに船が並んでいる。ローエルという人の碑がある。天文学者で能登を紹介した経緯がある。 -
穴水で、行きたいところがみあたらず(滝川食堂で見た、町が出しているパンフレット ネットでもあるが)、能登大仏に行ってみる。大仏は、真和苑という施設の中にあった。緑の大仏でけっこう大きい。暖かい日で、いろいろ花もありのんびりする。途中、蕎麦屋があり小さい店だがお客が入っている。あとから、このお店はけっこう有名なお店であることをしる。
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かもめなのか、ウミネコなのか鳥が多数集まっている。
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真脇遺跡に向かう途中、右手にボラ待ちやぐらがあった。
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途中、海岸線に沿って走り、宇出津港あたりを通ったりして、真脇地区にきて、道に迷ったが、真脇遺跡公園、真脇ポーレポーレという案内にしたがって進むと、山の中に入って行って、さらに降りたりしたら、開けたところにでて、円筒状の建物と、奥に、遺跡を示す、環状木柱?が立っているのが見える。
風も強かったので、円筒形の建物(真脇遺跡縄文館)に入る。カウンターの職員の方に説明をうけ、まず、木柱の再現されたものを見に行く。
この木柱の根元の部分の木が発掘されたものらしい。
広々とした空間を歩き、遺跡の碑があるところまでいく。
50mくらいのところに、とんびが何羽も集まっている。
碑の左のところに穴が掘られビニールシートがかかっていたところがあったが、これが発掘したところらしい。
(後で館内で説明を受けたところによると、発掘対象の広さ(遺跡として認定されている空間)は3万平方メートル以上だが、今発掘されているのはそのうちの4%に過ぎない)
新聞記事でみた環状木柱は、ただ木柱が並んでいるだけだが、とても神秘的。日の光を受けて影ができているのも神秘的。 -
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この写真の、掘ってビニールシートが張られたところが、発掘場所らしい。
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縄文館では、カウンターの職員の方に熱心に説明をうけ、この真脇遺跡が、水の層の間にあったため(木が形をのこしていたため残っていた)、縄文時代(約6000年前から約2000年前)の前期から後期までの4000年間の遺跡物がそれぞれの層に残っており、生活の変化などが連続して見れるという全国あるいは世界的に見ても素晴らしい遺跡ということの説明をうけた。
木の文化というとアジアで、法隆寺など今でも残っているものもあるが、もっと昔、縄文時代の生活のイメージは、自分が勉強した狩猟の生活ではなく、社会というのが出来て、同じ場所に祭祀をするような場所があった(そして、それが、水没することなくほぼ連続して続いていた−たぶん地形がよかった)というのが驚きである。 -
真脇遺跡縄文館では、イルカの骨や、木柱、木柱の上にあった青年の人骨、土器など展示されていた。
土器がいつくか展示されているが、きれいに形が残っていて、壊れず埋まっていたのか?と思ってしまったが、尋ねると、一緒な場所で流されていないので、破片が全部残っているので、きれいに復元できる(通常だと足りない部分を石膏などで補うが)、ということで、細かい模様が入った土器などが残っていた。特に素晴らしいのが「お魚さん土器」で、お魚の口が4つの縁に盛り上がっていて、流線美がすばらしい。現代の作品でもないし、どうやって焼いたのか?
真脇遺跡縄文館をでて、真脇温泉というのが敷地にあると思っていくが、駐車場に車もなく、仕方なく縄文館でいただいたパンフをみて電話するが電話は止まっていて断念。しかし、後からネットで見ると、たぶん移転して再オープンを4月中旬にしていると、「能登町」のホームページで知る。残念。 -
その後、国道249号などを北上して、珠洲市へ。珠洲市では、メルヘン日進堂というお菓子屋に入る。バームクーヘンが有名なようで、事前に調べていた、「珠洲焼の里」を買うために入る。中ではいろいろな商品があり、ちょうど店内にあった能登の案内の本(雑誌 能登 →以前から大好きで図書館などで見ていた)に出ていたのでは、どら焼きも有名(通称 たろうくん)らしくて、それも買おうと思ったら、ちょうど焼きたてで、エージレスを入れるのに時間かかるということで、お土産にしようと思っていたのであきらめる(さらに帰り道にもよったら、珠洲焼の里は、母の日バージョンが翌日には売っていた)
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道の里すずなり、が少し進んであったので入る。いろいろお土産があるが、塩を使ったお菓子がいろいろある。ここで食べたソフトクリームはおいしかった。ミックスだったが、塩が特に美味しかったような。
近くに、自家製麺のうどん屋があり気になる。
鉢ケ崎という地域に、りふれっしゅ、というところがあり、そこらへんにグランドや日帰り温泉、野球場などがある。事前に調べていたハーブの丘はやはりしまっている。
そこから、3kmほど行ったところに今回の宿、農家民宿の、しいたけ小屋「ひろ吉」があった。大きな敷地の家である。通路にたくさんの菌床を打ったほだ木が立てかけられている。
恐る恐る声をかけるを暖かく迎えてくれる。大きな家のうち、手前の3部屋を使わせてくれるとのこと。畳の部屋。手前の部屋にはソファや大型テレビもある。家の前のしいたけのことをたずねると、取らせてくれることに。もう時期は過ぎたらしいが、大きなものもあり、取る楽しみがある。
夕飯まで、畳でだらだら。久しぶりに畳の部屋で身体を伸ばす。この日一日はけっこう暖かく、暑すぎず、という日だった。
夕食は、ご主人と奥さんのダイニングの隣で食べさせていただく。
とってもたくさんのメニュー。焼いたはちめ(ちゃばちめ)、てんぷら(こしあぶら、しいたけ、たらのめ)、お煮しめ(あげ、こんぶ、しいたけ、にんじん)、刺身(はちめ、ふくらぎ)、からし菜、切り干しの酢の物、うどの酢味噌和え、ギバサの味噌汁。
普段もけっこうこういうものを家で食べているが、豪華に焼き魚、刺身といただく・ふくらぎは、ご主人が釣ってきたものということで、通常の者と違って(皮をはいでいるからか)、身がすきとおりぷりぷり。量が多く、なんとか完食。特に、からし菜(わさび菜かも)はおいしかった。
さらにずうずうしく、お酒を少しと頼むと、こちらの宗玄を出していただく。お酒も少し入り、奥さん、ご主人とさまざまは話をする。
こちらの宿は、1日1組しか受け入れていないこと、奥様がグリーンツーリズムの理念に共感し、地域ではじめられたこと。そのうち、いろいろな人が利用し、ご主人は、地域の自然学校(たぶんNPO)や金沢大学(自然学校などもここが関わって、金沢市でも、親子の体験プログラムしているが)などとつながりがあったり、ゲンゴロウやドジョウやアメリカザリガニの調査したり、しいたけの教室したり、アサギマダラの調査したり、家にピザ焼きの窯を作ったり、そば打ちをしたり、釣りに宿泊者を連れて行ったりさまざまな自然活動、地域活動、地域おこし活動をしている、ということであった。 -
また、話の流れで、ノトキリシマツツジを翌朝見に行くこととし、こちらでは、オープンガーデンという形で一般のお宅の庭を開放しているとのこと(道の駅すずなりの前に、オープンガーデン情報というのがあってなんだろう、と思っていた)。近くにある、櫻井家、前家の場所を細かく教えていただく。なにぶん、こちらは地理がわからず、ナビがあるので、電話帳で住所を調べていただく。翌朝は、オープンガーデンを見た後、メインの、珠洲焼資料館に行く予定。
宿には、和室の部屋が3つあり、手前の応接間には、この宿をやっている奥野さん夫婦のことや、ゲンゴロウを研究しに来た西原昇吾さんの本などがある(それをなんとなく読んで、夕飯の話題になる)。また、キリコとともにならぶ地域の子どもたちの写真があり、地域コミュニティを感じる。
風呂は、わざわざゲスト用にあり、浴槽は身体を伸ばせるタイプのものであた。奥の部屋は、寝室で、一番奥は、床の間で、獅子頭などが置いてある。
久しぶりの布団で、またこの夜が寒かったのもあり、布団と毛布でも結構寒く、また腰が痛くなる。 -
朝食は、またいろいろなおかずがある。鮭を焼いたもの、卵焼き、など豪華な朝食で、自家製の梅干し、からし菜?など。
昨日収穫したしいたけをいただき、出発。見送っていただく。また機会があったら来たい。
朝、散歩したが、通りに出たところの木には、多くの鳥が来ている。
出発して、正院小路をまがり、オープンガーデンに向かう。ちょうど、田植えの時期で、田んぼでは田植えをしている。キリシマツツジのオーブンガーデン、櫻井家に行く。
家の方(〔ご主人)がおり、説明をしていただく。こちらは、たぶん昔から豪農なのか、樹齢100年以上のキリシマツツジが3本あり、1本は花弁が二重になっているもの。キリシマツツジは穴水町あたりでもところどころにみたが、こんなに立派な大きなものは初めて見た。ツツジでも、淡い色でなく、はっきりした赤で、花弁が小さいので、今まで見ていたものとは違う。奥には、大きな松もある。ご主人によると代々守ってきた木々で、この松にはフクロウも住み着いていたとのこと。 -
次は、正院小路から戻り、丸和工業という珪藻土で七輪などを作っている会社の近くにある、前家のオーブンガーデンに行く。こちらは、先ほどの櫻井家とはだいぶ趣が違う。樹齢はあるものというよりは、自分の家でツツジを作っているようで、それがこれでもか、というくらい、斜面に植えられている。
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このように、近くに行くと目印の旗がある。
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家の前には看板がある。
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須須神社。受験の絵馬がたくさんかかっている。宝物として、源義経の「蝉折の笛」というものや、珠洲焼の面があるらしいが、もし人がいたら見せてもらえるのかと思ったが、誰もおらず。
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その後、ここらへんでとっても有名と思われる、ランプの宿というか、最近、パワースポットとして有名な「聖域の岬」に来た。入口は細い道だったが、途中から開けて、いきなり観光地の人の数になった。ランプの宿は、昔、辺境にあるイメージがあったが、今は、リゾートを目指しているらしく、プールなどもあるよう。それ以上に、観光客向けの展望台や岬まで有料ゲートがあることに、がっかり。さらに、お土産ショップがあり、パワーストーンなどが売っている。他のところで150円で売っていたどら焼きが180円と高くなっていて、商売っぽい。
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新しく、何か施設ができるらしい。
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