2014/04/26 - 2014/05/02
269位(同エリア6773件中)
YU_KAさん
- YU_KAさんTOP
- 旅行記57冊
- クチコミ486件
- Q&A回答26件
- 414,678アクセス
- フォロワー33人
今年のGWは1週間かけてイタリア、ヴァチカンを訪問♪
一言で言うならば「最高の旅!」だった。
ローマに魅せられ、ミラノで至福の時を過ごし、憧れの地ヴァチカンでは大好きなルネサンスに浸る一時。
これまで訪れたどの国も素晴らしくて順位はつけられないけど、
今回は自分が好きなもののルーツを探る、心髄に響く旅だった。
沢山の教会、聖堂、美術館巡りに付き合ってくれた旦那さんに感謝!
本当はフィレンツェにも行きたかったけどそれはまた次回。
そしてローマ法王に偶然2度も遭遇出来た!偶然すぎて運命かと思った♪
旅行前、全日雨の予報だったけどいつもの様に奇跡的にほぼ晴れた!
充分すぎる程満足な旅となった。
?旅の始まりはローマから
トラブルから始まった今回の旅行、いつもは起こらない様なハプニングばかり。スリに遭遇するし、ぼったくられるし本来なら散々な旅。だけどそれ以上に奇跡的な場面があったりとラッキーな旅でもあった。ローマは一つ間違えばカオスとも呼べる光景や日常があり、だけどそこにある教会や美術品は古代ローマから始まり、ルネサンス、バロック芸術の原点そのもの。美しい街でもあった。
思い描いていた通り、またそれ以上に、
ルネサンス期の芸術が好きな私にとってはヴァチカン含めここイタリアこそが本来、芸術の都と言うにふさわしい場所だと確信した。
4/26 TOKYO(HND)22:15-PARIS(CDG)04:00 JL5057(FLIGHT TIME12h45)
4/27 PARIS(CDG)07:15-ROME(FCO)09:20 AF1204(FLIGHT TIME2h05)
4/28 ROMA18:00→MILANO20:55 Freccia rossa9650(TIME2h55)
4/29 MILANO16:00→ROMA18:55 Freccia rossa9643(TIME2h55)
5/1 ROME(FCO)15:15-LONDON(LHR)16:55 BA547(FLIGHT TIME2h40)
LONDON(LHR)19:15-
5/2 TOKYO(HND)15:15 JL044(FLIGHT TIME11h45)
個人手配
航空券@JAL
ローマホテル@SUITE ART NAVONA
ミラノホテル@Mokinba Hotel King
鉄道@Freccia rossa
その他、ヴァチカン美術館、サンタマリアデッレグラツィエ教会etc....
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エールフランス ブリティッシュエアウェイズ JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
羽田空港国際線ターミナル到着、自宅から30分程で行ける羽田はやっぱり便利。
今回も旦那さんは会社から直行なので1人先に到着して空港で待ち合わせ♪
JALで予約していた便が4月の改定で欠航になり、結局行きはエールフランスとのコードシェア便に振り替えられた。
最初の便より3時間程早くローマに到着出来るので結果オーライ♪羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
-
羽田空港ではシャワールームが便利で会社帰りの旦那もさっぱり。
深夜便も多いので有料で24時間いつでも利用可能。成田空港もそうなってほしい!
そしていよいよ搭乗。チェックインが遅くなったので前後バラバラの席になってしまった。けどいいっか♪機材は初めて搭乗するエールフランス。ワクワク♪
乗客は日本人とヨーロッパ人半々程。そしてTake Off!!!
----FLIGHT TIME------------------------------------☆
が・・・初めての事態だった・・・。
機体は順調に進路を進み、何度も寝ては起きてを繰り返しそろそろモスクワ上空を過ぎる頃。(随分と飛行してきたしフランスは後少し!)
突然アナウンスが流れた。
「お客様の中にドクターはいらっしゃいますか!?」と・・・。
ドラマならきっとこんな時颯爽と医師が現れる。
が、現実にはそんなタイミング良く搭乗してる訳もなく、急遽機体はロシアの小さな国際空港に緊急着陸することになった。
あのー、乗り継ぎがあるです私たち・・・
(けど人命救助が先でしょ!あぁ、けど乗り継ぎがー泣)
そしてロシアのサンクトペテルブルク国際空港に一旦着陸。
救急隊が患者を運びだし、急遽給油も必要となり、結局1時間半程してようやくロシアを飛び立った。この1時間半がどんなに長かったことか・・
乗り継ぎ時間が3時間あってよかったー。何とか間に合いそう!
(その後のアナウンスでは遅れたとしても乗り継ぎ便を確保してくれるとのことだった)
そして数時間後、フランスのシャルルドゴール空港に到着した。 -
シャルルドゴール空港では2E→2Fに移動。
徒歩数分で到着。スムーズに移動出来てよかった。
イタリアとフランスはシェンゲン協定加盟国なのでここフランスで入国審査。
思いの外、全てが上手く進んだのでショッピングも出来た♪
そして予定通りの便に搭乗。ほっと一安心♪シャルルドゴール空港 (CDG) 空港
-
再びエールフランスにて、フランスから目的地イタリアに向かう。
古い機体の小型機で個人モニターはなく、
どこを飛んでるのか分からなかったけど窓側からの景色が綺麗だった。
いくつかの島を眺めながら機体は進んだ。 -
朝食はシンプルにクロワッサンとコーヒー。
エールフランスはどうやら80Th(Congratulations!)。
そして2時間程してそろそろイタリアに到着♪
何だかどっと疲れた長かったよー。 -
長い旅路を経て予定通り午前9時半頃、フィウミチーノ空港@ローマ到着。
スーツケースをピックアップしてターミナル1→3に移動。
空港から市内に向かう為レオナルドエクスプレスのホームを探す。
外貨両替はすでに日本で済ませてきた(1?=約145.57円)。
日本でしてきてよかった!この空港のレートは1?=161円!
そしてホームの窓口で切符購入。大人1人片道=14?。
その際、「後5分で出発だよ!」と急かされる。この電車は30分に1本しか走ってないので急がなきゃ!緑の刻印機にチケットを差し込んで電車に乗り込んだ。
Leonardo Express/全席1等、FCO→TERMINI(30min)フィウミチーノ空港 空港
-
レオナルドエクスプレスはExpressだけど速度が遅かった。
けど空港から30分程でテルミニ駅に到着。到着したホームはすごく臭くて雰囲気はよくない。同じ首都ならインドのデリーと変わらない。
すぐさまホテルがあるナヴォーナ広場に向かうためバスNO.64を探した。
が、infoに行ったら「今日は観光客が多く街は大渋滞、ナヴォーナ方面は運休だよ」とw!
こんなに立て続けにトラブルばかり起きたのは初めてだー、、、けどなぜかポジティブな気持ちしかない。
そしてメトロでの行き方と、渡してくれたローマの地図に最寄り駅スパーニャからナヴォーナ広場への足取りをペンで記してくれた。
Grazieグラッツィエ♪
※旦那さんが駅構内のこの自販機でジュースを購入したら、なぜか取口が半分しか開かなくて缶が取り出せないwよほど喉が渇いていたのか、「諦めたら?」って言っても必死になる旦那。トラブルばかりだし、そんな状況に笑うしかなく思わずここでお腹抱えて笑った!
前回のフランス同様にドリンクは高くて、自販機のジュースが3。 -
そして結局歩いてナヴォーナ広場を目指すことにした、Let's Go-!
この辺りにちょうど行きたい教会があった、今思えばこの時行けてよかった。
写真はテルミニ駅付近にあった、前ローマ法王像。 -
さらに歩いていくと何やら記念碑が。その時はオベリスクだと分からなかった!
パリのコンコルドで見た立派なオベリスクとは随分違う。
世界に現存してる30本のうちローマだけで13本あるそう、そのうちの1本。
そしてここで旦那がスリに遭遇・・・
旦那の後ろを囲う様に一見幼い女の子2人が近寄ってきてた。最初は私も全く気付かず、旦那が背負っていたリュックのチャックに手を掛けて開けられる寸前だった。おじさんの声でその瞬間を目撃。人けがない中、運よくイタリア人のおじさんが追い払ってくれた本当にありがとう!しかも1度では立ち去らず2、3度強引にでも取ろうとしてきた・・(最初1人は強引に旦那に話しかけて、追い払う様に避けて歩く旦那に対しもう1人が後ろにぴったりくっついてその隙に・・)
フランスでもそうだったけどスリを働く子たちの多くは移民の子たちだそう・・・
今回に限ってはスーツケース持って歩いてた私たちもよくなかった、けどその後も旅行中に何度も被害にあいそうになった。注意していてもプロの手口、時には強引。
ローマはこれまで街歩きしたどの都市よりもスリが多い印象になった。 -
イチオシ
そして程なくしてサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会到着した♪
テルミニ駅からは徒歩5分程。
-Santa Maria degli Angeli-
この教会の外観は古代ローマ遺跡を元に晩年ミケランジェロが設計。
18世紀の大改修で大幅に遺構は隠された様だけど、この入口付近はミケランジェロのオリジナルということで訪れたかった。
教会には「BASILICA」の文字、ここもかつてローマ法王から特権を与えられた教会だった様。サンタ マリア デッリ アンジェリ教会 寺院・教会
-
入口の扉もインパクトあり!
このブロンズの扉は近年取り付けられたものだそう。
せっかくなので教会の中にも入ってみよう。 -
入った瞬間、本当に驚きだったそして感動だった♪
外観からはとても想像出来ない、優美な雰囲気が漂っている。
ここローマで最初にこの教会を訪れて、
これまで訪れたドイツやフランスで見てきた教会とはまた違う、
上手く言えないけど本場ローマ、本来のカトリック教会そのものの様に強く感じた。 -
ローマの教会に多く見られたクーポラ、ここサンタマリアデッリアンジェリ教会にもあった。
-
そして何やら人だかりの出来てる場所が、、、
ヨーロッパ人たちは皆スマフォやカメラに収めてる。
すごく気になったのでそこにいたヨーロッパ人のおじさんに聞くと、イゴール・ミトライという人の作品だと教えてくれた。おじさん曰く、有名な彫刻家だそう。 -
何だかすごくインパクトある作品。
現代アートが見事に教会にはまってる様にも思えた。
※帰国後調べたら教会入口の扉もイゴール・ミトライという彫刻家の作品。 -
ヨーロッパの教会って本当に綺麗で惹き込まれる。
きっと日の差し込みまでもが計算されていて、当時の構成に入っている。
むしろこの´光´が大切だったのかも。 -
その他こういった礼拝堂や祭壇があったり、星座や日時計の様なものが床に記されていた。
この教会はあまりガイドブックに載ってないし、地球の歩き方ですら外観を紹介するのみ。
けど美しい教会だった。この教会の本当の美しさは外観、内観ともに見た時初めて分かる気がした。 -
ローマの教会で何度も見かけたピンクの花の木。
何でもローマに春を告げる花でユダの木と呼ばれる花蘇芳。 -
イチオシ
そして1番感動したのはこのパイプオルガンの演奏♪
最初からこんな場面に遭遇出来るなんて思っていなかった、
本当に大きなパイプオルガンでとても古く、教会に入った時から出る時までずっと美しい音色が響いていた。何とも言えない、壮大で優しく、そこに本当に天使がいるかの様な音色だった。
左のパイプオルガンに演奏者、右には鑑賞者。 -
最初にこの教会に行けてよかった、きっとこの時行ったからこそ出会えた瞬間。
トラブルの後はその分いいことが起こるものだ♪
神様ありがとう! -
再びローマの街歩きスタートー
教会前には共和国広場、ナイアディの噴水。 -
トレビの泉、パオラの泉と並んでローマ三大噴水と言われてる、
モーゼの噴水前を通って。 -
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会到着♪
-Santa maria della vittoria-
絶対に訪れたかった教会で本当は4日目に行く予定だった。
せっかくなので教会の中へと進む。サンタ マリア デッラ ヴィットーリア教会 寺院・教会
-
そして教会内へ。ここでも初めての経験だった、ミサだ。
そう言えば今日は日曜日しかも今は午前中。
それに気付かず最初に1枚写真を撮ってしまった。
初めての光景に感動、しかもローマの教会で♪
スーツケースがあるので1番後ろの席に座って静かにしばし眺めてた。
ミサも素晴らしいけど教会の天井画も素晴らしかった。
そしたら後ろにヨーロッパ人の夫妻が来て、席はガラガラだったけどご主人だけ立ってミサに参加してたので声をかけ席を譲った。「大丈夫だよ」と微笑んで座ってくれないのでなぜかそのおじさんと並んでミサの言葉に私もしばし耳を傾ける。徐々に何人もの人がミサに集まってきた。
そしたら司教の何かの言葉を合図におじさんが突然握手を求めてきた、その瞬間皆も一斉に握手を交わす。何の儀式だったんだろう。おじさんの周りには何人も人がいるのに、私はどう見たってツーリストなのにそれが嬉しかった。
そして旦那は誰からも握手を求められていなかった。。。笑!
ミサは続く様なのでここで退散、
本当はベルニーニの彫刻「聖テレーザの法悦」を鑑賞したかった。
けど今日はこの場面に出会えたので感動だった。最初の予定通りもう1度後日訪れよう。 -
そして少し早いけど偶然通りかかったレストランに入ってお昼ご飯、
旦那さんの感が珍しく当たって美味しいレストラン♪
観光客はほとんどいなくて地元の常連客に人気の様。
店内の写真も1枚撮らせてもらった、どの国に行ってもたいてい笑顔でOK!と言ってくれる。 -
そして注文した本場のカルボナーラとポルチーニ茸のピザ。
たまたま入ったお店だし期待してなかった分(失礼!)、本当に美味しかった♪
カルボナーラは日本ならそこそこ高級イタリアンの味、
チーズもベーコンも卸したての様で風味が良くて、濃厚で大人の味。
日本のカルボナーラがあまり好きじゃない私は断然本場の方が美味しかった♪
ピザはポルチーニ茸の美味しさに感動、日本で出会う味とは違う。
ポルチーニ茸も本場の方が風味強くて間違えなく美味しい!
両方とも料理が出てくるまで少し時間かかったけど食べて納得。
そして1人トイレに行ったらその戻り、スーツでダンディーにきめたイタリア人のおじさんにナンパされてびっくりした。何でヨーロッパ人っておじさんでも格好いいんだろう。
ウィンクしながら英語で甘い口調。挨拶と一緒で日常茶飯事のスキンシップに対し、「Thank you♪」って微笑んでおいた。旦那に話したら「さすがイタリア人だね♪」とw
フランス同様にイタリアもどこに行っても男性は女性に´特別´優しい。 -
そして再び歩いてバルベリーニ駅程近く、トリトーネの噴水。
-Fontana del Tritone-
さっきのヴィットリア教会の彫刻と同様にベルニーニの作品。
ローマを訪れたなら絶対に欠かすことの出来ない彫刻家ベルニーニ、
バロック芸術の象徴。バルベリーニ広場 広場・公園
-
そして歩いている途中にはこんなパフォーマーがいたり♪
顏がないんだけどーーーーー! -
ローマの街角はこんな路地もあるかと思えば、
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こんな風にかわいらしい路地もあったりした。どれもローマらしい街並み♪
-
なぜかこの少女の絵がすごく印象的だった、レストランかな。
-
そしてホテル、SUITE ART NAVONAに到着した♪
その名の通りナヴォーナ広場に程近いところにある、けどなかなか見つけ出せず何度もこの前を通った。
このホテルにした理由は…ナヴォーナに滞在したい!
ラファエロのフレスコ画が描かれてる2つの教会から近い!
ヴァチカン市国からも程近いところ!
と至って簡単。とてもシンプルだけどそれ程目的がはっきりしてた。
ナヴォーナにあるというだけで割高なホテルだけど、立地は最高♪Suite Art Navona ホテル
-
部屋は想像してたより広くて快適、
ここに3泊滞在して、ミラノで過ごす夜もスーツケースだけここに置いておく(計4泊) -
部屋からは中庭が見える、
シャワーの入口扉が固くてなかなか開かないこと以外は問題なし。
いや、それとシャワーが固定ヘッドなのは嫌だった。
エレベーターは古くてオシャレ、扉は手動だけどそれがいい雰囲気♪ -
そして荷物を整理して少し休憩したら再び街歩き♪
ローマも街歩きたのしー!
こんなに素敵な外観の教会があったけど先を急ぐ。 -
そしてホテルから数分でサンタ・アゴスティーノ教会に到着した。
-Santa Agostino/15世紀完成-
絶対に訪れたかった、ホテルの決めてとなった教会の1つ。
ここも日本のガイドブックには殆ど詳細が載ってなかった、
日本人ならほとんどは訪れないであろう教会の1つ。
が大好きな画家、ラファエロのフレスコ画がある。
OPEN時間の詳細を知らぬまま行ったのに、到着したと同時に扉が開いた時は驚いた。
入口で確認したらちょうど午後のOPEN時間♪サンタアゴスティーノ教会 寺院・教会
-
ルネサンス初期に建てられた教会で内部の青が綺麗。
人は少なくて欧米人ばかり。 -
イチオシ
そして何より足早にこの作品に会いたかった♪
ラファエロが描いたフレスコ画「預言者イザヤ」。それがそのまま今も教会に残ってる感動。
外人さんも皆、「Raffaello」と見上げてる。お祈りする椅子の辺りにある。
この作品は時を同じくして活躍していた彫刻家、ミケランジェロの作品に影響されてるとか。ミケランジェロが作成中だったシスティーナ礼拝堂を訪れた後ヒントを得て描いたそう。
繊細で優しく美しくて、改めて大好きな画家だと思った。 -
そしてラファエロと共に、バロックの巨匠カラヴァッジョの作品があるという驚き、、、
ルネサンスとバロックの融合。
ローマの教会はまるで美術館の様、だけどこれこそ本来あるべき場所にある姿。
誰かがコインを入れて作品を灯してくれた。
カラヴァッジョ作「巡礼者の聖母」 -
しばらくするとここでも何かが始まった、ミサだ!
ミサは日曜の午前中のみだと思ってたけど時はすでに午後。
司教が登場してミサが始まった。
カトリック教徒でもなんでもないけど不思議と神聖な気持ちになる。
さて、そろそろ退散しよう。 -
ラファエロの作品に出会えてよかった♪
人が少ないのでラファエロやカラヴァッジョが好きな人にはお薦め。
入口付近には黄金に輝く聖母像もあった。 -
そして続いてサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会へ。
-San Luigi dei Francesi-
カラヴァッジョの3部作があることで有名な教会らしい。
フランスの守護聖人ルイ9世に捧げられた教会でもあった、ルイ9世と言えばパリのサントシャペル教会を思い出す。
今日は何でもこの教会にとても有名な大司教がいらしているらしく入口に警護も多数、
大勢のヨーロッパ人が列をなして大賑わいだった。
ローマに降り立ってからというもの、何だか教会で特別なシーンばかりに出会う。
それだけヴァチカンもローマもカトリックの聖地っていうことなのか。サン ルイージ デイ フランチェージ教会 寺院・教会
-
イチオシ
けど私たちはこの作品を観たかっただけ。
ミサとは区切られて作品をすぐ鑑賞出来る様になっていた♪
カラバッジョの代表作「聖マタイの召し出し」。
さっきの作品もそうだったけどカラヴァッジョの作品は明暗がくっきり、バロックの世界。 -
同じくカラヴァッジョ作、「聖マタイと天使」「聖マタイの殉教」
さすがにこの教会はすごい混雑なので揉みくちゃになりながら早々に退散した。
隣では大司教によるミサが行われていた。 -
そして神々に捧げられた神殿、パンテオンへ。
-Pantheon-
パンテオンはミケランジェロが「天使の設計」と評し、
ラファエロも最後はここで眠りたいと願った場所。
ローマは少し歩いただけで見どころある場所目白押し。パンテオン 建造物
-
そして神殿内部へ。
じつはさっきから小雨が降っている、それなのに日が差していた。
ローマのすべての神々に捧げられたこの神殿、
天井の穴は日時計として設計されていて、日が入って何だか神秘的な空間。
ここから神殿内の空気が上昇するから多少の雨なら弾き飛ばされて、
雨が神殿の中に入ってこない様造られてる。 -
サルデーニャ王国(首都トリノ)という国があった頃の最後の国王、
イタリア統一に力を注いだヴィットーリオ・エマヌエーレ2世という人のお墓があった。 -
そして聖母マリア様とキリストの下に眠っていた。
-
イチオシ
ルネサンスの巨匠、ラファエロ・サンティ。-1483〜1520年-
ラファエロの作品を鑑賞している時は、
まるで恋をしているかの様な不思議な気持ちになる。
今もなおこんなにも多くの人を魅了してるなんて。 -
パンテオンは広々として神秘的な場所だった。
-
そして旦那さんの希望でサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会へ
-Santa Maria Sopra Minerva-
ローマでは唯一のゴシック教会だそう。
外観は一見何てことないけどベルニーニが原案という象の彫刻が印象的、
その上にはオベリスク。 -
この青の天井を見たかったらしい。
確かにこれは綺麗♪芸術に癒される一時。サンタ マリア ソプラ ミネルヴァ教会 寺院・教会
-
青に星が散りばめられて、聖人も並んでる。
そしてこの教会に作品を残した画家や彫刻家の名もすごかった。 -
ルネサンス期画家、アントニアッツォ・ロマーノ作「受胎告知」
よく見ると天使がお金渡してる様な・・・
この作品あまり好きじゃない、突っ込みどころ満載。
個人的な感想としては、画家自身もきっと嫌々書いたんじゃないかと思ってしまう。 -
フィリッピーノ・リッピ作、カラファ家の礼拝堂が綺麗。
どこかで聞いたことある名前と思ったら、
フィリッポ・リッピの息子でメディチ家お抱えの画家の1人だった。 -
主祭壇の下には聖カテリーナ
-
そしてミケランジェロ作とされる「あがないの主イエス・キリスト」。
オリジナル作品なのでこの教会で1番楽しみにしていた。
けど何かが違う、どうしても何かが違う。
一瞬見た瞬間、とてもミケランジェロの作品と思えなかった。
本当にこれはミケランジェロの作品なんだろうかと疑問だけ残った。
※日本のガイドブックには全てミケランジェロ作と書いてある、けどどうしても信じられなくて帰国後調べたら、ミケランジェロが途中で放棄した作品だと分かった。そして大理石の状態がひどくこの作品を作るにあたって意欲的でなかったと。顏は唯一ミケランジェロらしさが少し残っているがそれ以外は別の作者だそう。
パリのルーブルで鑑賞した時とは違い、とてもミケランジェロが造りだす肉体美ではないと思った。自分の感性を信じて調べてよかった、引っかかっていた点が繋がった。
彫刻が置かれてる台には後から誰かが付けたであろうミケランジェロの名が彫られたプレートがあるけど、教会のHPにはしっかりと作者が変更された旨が書いてある。
けど日本のガイドブックは全てミケランジェロ作…
せめて最初に造り始めたのはミケランジェロとしてほしい。 -
イチオシ
ここは1番好きだった、何て綺麗な空間だと驚きだった♪
どうしたら彫刻でこんな世界観を表現出来るんだろう。
右側の彫刻はベルニーニが設計した世界。 -
そして何とフラ・アンジェリコのお墓があった。
なぜここに?!
けど間違いなくBeato Angelico(ベアトアンジェリコ)と名前が彫られていた。
初期ルネサンスの画家で、「受胎告知」はあまりに有名。
※フィレンツェではなく、ローマにあるこの近くの修道院で息をひきとったそう。(ミケランジェロ作か調べたおかげでこういったことも教会HPで知れたので結果よかった。) -
フラアンジェリコの弟子、ベノッツォ・ゴッツォリという人の作品。(教会HPより)
-
司教様たちが何やらひそひそ話♪
-
いくつもある彫刻の中でもこの作品が美しくて思わず撮ってた。
教会を出る時、入口にあった説明を見てこの彫刻もベルニーニ作と知った。
天才と呼ばれる人の作品はそれを知らずに見てたとしても、自然と惹きつけられてしまう不思議。 -
どこかに繋がっているらせん階段♪
そう言えばこの教会に隣接する修道院であのガリレオは地動説を裁かれ、
今後口にしないと宣言させられ最後に「それでも地球は動く」と嘆いたという。 -
ルネサンス期画家、ペルジーノ作「主イエスキリスト」
-
教会の外に出たら何やらTV局のカメラが沢山、
そんな中颯爽と政治家らしき人がボディーガードに囲まれ登場した瞬間。 -
パンテオン前の噴水、この顏ひどいw
-
沢山の教会に足を運んだので一旦休憩、ホテルに戻ろう。
ナヴォーナ広場の近くにあったスーパーマーケットに少し立ち寄り。
チーズやハムもグラムで図り売りしてる、
その場で切ってくれる様で新鮮でおいしそう! -
そしてホテルに到着、この玄関扉も自分たちで鍵を開けて入る。
そのせいか滞在中ここで生活してるかの様な錯覚になった。 -
思いの外ゆっくりしてたので再び夜になって街歩き。
ホテルから徒歩1分でナヴォーナ広場に到着。
1番近いのにこの日初めての訪れた。
ローマで1番落ち着いた雰囲気がある広場とされていて、
ここには車も入り込めないしオシャレなレストランやショップが揃ってる。
絵描きの人たちもいた。 -
オシャレなレストランだけじゃなくジェラート店も並ぶ♪
ナヴォーナ広場 広場・公園
-
イチオシ
そして何と言ってもベルニーニの作品、四大河の噴水がある。
-Fontana dei Quattro Fiumi-
ダイナミックだけど滑らかですごく美しかった四大河の噴水。
その上にはオベリスクも立っている。 -
ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川。
それぞれの川を擬人化して表してる。 -
彫刻家ベルニーニが残したバロック彫刻の傑作。
それがこんな風に街並みの中にあるのだからローマはすごい。 -
同じくナヴォーナ広場にはムーア人の噴水
-Fontana del Moro-
レプリカらしいけど中央のムーア人はベルニーニが下絵とか。 -
夜はローマの古い街並みがライトアップされてキレイ。
時間もあるしトレヴィの泉へと歩く。 -
綺麗な外観だった名も知らない教会、扉が開いていたので中に入った♪
-
うわぁ〜、綺麗。バロックの華やかさある教会。
お祈りしてる人々もいた。
夜の教会もまた綺麗だった。
ローマはどの教会に行っても本当に素晴らしい。 -
小さなイタリア国旗がベランダに♪
-
コロンナ広場にもオベリスク。
キージ宮(首相官邸)があった。 -
そしてナヴォーナ広場から徒歩15分程でトレヴィの泉に到着した。
うわぁ??、すごい混雑!人、人、人。
夜だから空いてるかと思ったらさすがにトレビの泉は大人気の様。
そうだよね、ローマに来たからには絶対に外せない場所! -
イチオシ
ライトアップされたトレヴィの泉も綺麗だった。
-Fontana di Trevi-
そして予想していたよりずっと大きい!
世界各国の人とお互いにカメラを交換して写真を撮り合う、
っていうのは海外の観光スポットでのお決まり♪
スリも多そうなので注意が必要。 -
そしてこれもお決まり、旦那と一緒にせーの!でコインを投げて、
ローマにまた戻ってこられる様に願いをかけた。
どうか叶います様に♪トレヴィの泉 建造物
-
臨場感ある噴水の音が夜の街に響く。
さて、そろそろホテルに戻ろう。 -
おいしそうなレストランがこんな狭い路地にあったりするそんなローマが素敵♪
-
イチオシ
夜はパンテオンもライトアップされていた、夜の散歩も楽しかった。
-
最後はイタリアンジェラート、GROMにて。トリノ発祥のジェラート店。
GROMで大好きなピスタチオとレモンのフレーバーをチョイス。
新宿にも店舗があるけど一口食べてその味の違いに驚いた!
本場の方が断然おいしい!とにかく素材の味が濃厚でフレッシュ。
日本で食べるのもおいしいけど本場の方が数段上。
そして本場のジェラートに感動してホテルに戻る。
少しゆっくりした後レストランに向かおうとした。そしたら外は突然の土砂降りで、レストランに向かうも行くのが遅すぎて閉店時間を過ぎていた。
仕方ないのでホテルの近くで本場のパニーノを購入♪ショックな程こちらはおいしくなかった(泣)
そしてすっかり夜も遅い。すでにAM1時頃。
おやすみなさぁーいzZZ
今日は雨の時間帯もあったから明日は1日晴れます様に?!グロム (ナヴォーナ広場店) スイーツ
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この旅行記へのコメント (4)
-
- たらよろさん 2014/06/08 13:52:30
- アクシデント続きの初日
- こんにちは、YU_KAさん。
アクシデント続きの初日でしたね。
ロシアの空港に急遽着陸した時は、
トランジットを考えると確かに人命、、、わかるけどーってなりますよね。
何とか間に合って良かったね。
そう思うと、乗り継ぎがある時は、同じエアー会社でつなぐ方が絶対大丈夫なのかな??
なんて再認識しました!
それに、スリも間一髪大丈夫だったようで、、、
この時、これからの旅を注意してねって警告だったのかもね。
イタリア人って、女子に声かけてその後どうとか、、、って言うんじゃなくて、
その時その場を楽しみたいって感じだから素直に返せますよね。。。
たらよろ
- YU_KAさん からの返信 2014/06/08 19:46:49
- RE: アクシデント続きの初日
- たらよろさん、こんばんは〜、
旅行記の方に寄っていただいてコメントありがとう御座います♪
初日はトラブル続きでしたよーこんな経験初めてでした笑!
けどその後はそれ以上にラッキーなことも多く、
普段なら見られないであろう光景の連続でもありました(^^)
ロシアに緊急着陸ってアナウンス流れた時の気持ちといったら・・・
私たちはじつは全てJAL手配(予約してたJAL便が欠航になりAFとのコードシェア便に振り替えられたけど、コード等は全てJAL)だったので
、遅れたとしても乗り継ぎ便は確保された様です。
だけどそうじゃない人はもし遅れてたらどうなってたのか・・・
同じ加盟航空会社同士ならどうにかなりそうですけど、
自分でエアーを繋いじゃってたら自己責任ですよねこれはさすがに。
スリの多さにも驚きでしたよ・・・、
これまで割と色んな街を歩いてきたつもりでいたんですが、
ローマとミラノでも何度もスリに遭いそうに( ;∀;)
イタリア人は挨拶ですよね!
そうなんですよその後どうこうじゃなくて単純にその場の雰囲気と言うか、
さすがに見てると相手を選んでる様ですが、
あまりにそういうことが多かったので日常茶飯事だなこの人たち、
ってずっと思ってましたよ笑。
イメージ通りですよねw
旅行記最初で止まってますがまた続きが完成したらぜひ寄って下さい(^^)/
たらよろさんところにもまた遊びに行きます!
YU_KA
-
- あっちゃんさん 2014/05/25 18:51:06
- イタリアいいなー!
- YU_KAちゃん、こんばんは。
GWはイタリアだったのね!
最近ヨーロッパにハマってるね。
行きの飛行機緊急着陸なんて乗り継ぎを控えてたら
不安になっちゃうよねぇ。でも無事に行けてよかったー!
私がローマ行ったのはもうずっと昔だけど
テルミニ駅の近くのホテルで夜は物騒だったなぁーとか
ピザおいしかったなーとか懐かしみながら旅行記満喫させてもらったよ。
どこで食べてもピザとかパスタとかおいしいよねー!
YU_KAちゃんかわいいから一人だったらナンパされまくりだよねーww
旦那さんに守ってもらわないと!
続きも楽しみにしてるね♪
- YU_KAさん からの返信 2014/05/25 19:41:04
- RE: イタリアいいなー!
- あっちゃん、早速旅行記寄ってくれてありがとう!
今、改めて誤字脱字なおしてたよ結構あったよね笑
いつもながらコメントと投票ありがとう(^^)
今年はGWイタリアだったよーいいところだね♪
行きはびっくりだったよ初めての経験だった、こんなことがあるんだね。
本当に最初はトラブルが続いたけど何事もなくて何より。
あっちゃんがローマを訪れた頃とあまり変わってないのかな?
テルミニ駅周辺は治安悪そうだった、
けどもう毎日感動の嵐だったよ!
パスタとピザはさすが本場だねどこに行っても美味しかったよ♪
イタリア人のおじさんは挨拶だよねもうあれは、
警察官ですら女性と男性に対する態度が違うから笑っちゃったよ!
あっちゃんもイタリアにまた行ったら絶対にそうなるよ!
続きもまた完成したら遊びにきてね、
あっちゃんのところもまた寄らせてもらうよ(^^)/
YU_KA
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