2014/04/20 - 2014/04/25
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ハートネッツさん
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ボイジゃーではオールアクセスツアーという名の船内ツアーがあります。
このツアーではボイジャーの普段は乗務員以外は入ることが出来ない、操舵室、船員さんの居住区、レストランの厨房、シアターのバックステージなどを見学することができます。
限定15名で所要時間3時間・料金は一人150$です。
直ぐに満員になる人気ツアーでなんとかもぐりこむことが出来ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- タビックスジャパン
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まずは9:00に指定された集合場所に集まります。
前日の夜、部屋にツアー参加の手紙と同意書が届けられました。
同意書は英語で書かれたもので、ツアー中に怪我したりしても自己責任です。という内容です。
この同意書を渡して、このツアーの参加証を受け取ります。
本来は英語のツアーですが、今回は日本人の参加者が多いので通訳がつきました。 -
いよいよ、137,276トンの巨大クルーズ船の心臓部へ潜入です。
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こちらは乗客に渡される船内マップです。
いろいろなところに船の図がありますので、船首と船尾とこのマップを照らし合わせながら移動します。 -
こちらが、船の心臓ともいえる機関コントロール室にあった、本当の船のマップです。
私たちのマップではデッキ2までしかありません。
デッキ1、0、まだその下もあるようです。 -
まずはデッキ1へ。
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広い通路があって、乗客の世界と別のもう一つの世界が展開していました。
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廊下にはスタッフのためのお知らせがいろいろ。
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救命ボートの使い方も大きく張り出されています。
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横道には機材が置かれています。
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こちらは人事部。 このほかにも経理部や、船員さんのビザや出入国を管理する実務部など普通の会社と同じような部署があります。
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最初に案内されたのが、リサイクリングセンターです。
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5000名近い人たちが出すごみですから、本当に膨大です。
きちんとペット、紙類、木材、ガラスと、街のごみ集積場と同じように細かく分別が行われていました。
一番沢山でるのが、食べ物のごみです。
食べ物は細かくミンチにして、圧縮、海岸線15km以上離れた場所で海の中に捨てられ、魚のえさになるそうです。 -
ごみは寄港地のごみ処理場に出せるときには、そこで下ろされます。
今回の一番大きなごみは400万円のグランドピアノだったそうです。
煙探知機からの水滴をかぶってだめになったものです。
船内で細かく解体分類され、釜山で処理業者に引き取られました。 -
ごみとなって廃棄される一方、寄港地では必要な荷物も積み込まれます。
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次に訪ねたのが、デッキ2、3,4にまたがる1300名収容のシアターのバックステージです。
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舞台はこの日の夜のショーのためにオーケストラピットが用意されていました。
思ったより狭い、舞台と花道です。
そこで、迫力あるショーが繰り広げられるのですから、かなりの実力ですよね。 -
舞台袖にはモニターがあって、ここで、直接舞台を確認しながら、せり出しをあげたり、ターンテーブルの操作、背景の転換と全てが行われます。
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その舞台の裏には衣装と小道具が置かれていました。
早や変わりが多いので、どの衣装もマジックテープで止まるように作ってあるそうです。 -
その狭い舞台裏には舞台道具も所狭しと置かれていました。
上からつるされているのはプロムナードで行われるパレードの着ぐるみです。 -
次はデッキ0へ。
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こちらは船内新聞の編集室と印刷室です。
英字新聞を基本に今回は日本人乗客が多いので、2名の日本人スタッフを入れて、日本語新聞も発行されます。
夜に船室に配達されます。
この新聞に船に関する情報が全て載っているので、とても重要です。 -
奥の部屋には輪転機がありました。
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その下のデッキへ
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この階には洗濯部門があります。
使ったタオルがコンベアーから下の階の洗濯機の中に落ちていきます。 -
洗い終わったタオルが濡れたまま、機械の中に入れられると乾いてプレスされた状態で出てきます。
タオルだけで、一日10000枚以上が洗濯されます。 -
今度はデッキ2へ。
私たちのマップでは知らない世界がありました。 -
船員さんたちの居住区間です。
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たまたまドアが開いていて、中をちらりと観る事が出来ましたが、高級船員のお部屋のようです。
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なんと品物充実のスーパーがあります。
エー、このチップと、ドクターペッパー買えないかしら。 -
娯楽設備も整っています。
この他にTVやゲームのある部屋などあります。
簡単な理髪設備もありました。
美容師免許のある人がアルバイトでお店を開くようです。 -
バーは海風が気持ちいい場所にありました。
その隣はレストランになっていました。
高級船員は乗客と同じ11デッキのブッフェも利用できます。
船員さんによっては6ヶ月以上船での生活の人もありますので、快適に過ごせるようになっていました。 -
今度はレストランの厨房です。
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厨房はデッキ3,4,5のメインダイニングの中間、デッキ4にありました。
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巨大な厨房はピカピカに磨きあげられています。
ここで、11デッキのブッフェも合わせて、1日15000食が作られます。 -
コックさんがパイ生地のようなものを作って、機械に入れると・・・
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ハイ、出来上がり。
何分割にもされた四角いパンや、丸パンが出来上がりました。
この機械は1台で3人分の働きをしています。 -
こちらが、出番を待っているパンです。
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デザート部門では女性のパティスリーでした。
メニューには低脂肪などがあり、甘さ抑え目のお味でした。
でも、メニューにある温かいデザートは頼んでも一度も出てきませんでした。
どうしてメニューに入れてあるのだろう??? -
12:00から開くメインダイニングのために最後の仕上げ中です。
今日のメニューが写真に撮られて、その下に実際の料理が並んでいます。 -
3名のコック長によって最後の味見がされていました。
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いよいよデッキ10の操舵室へ入ります。
この操舵室はデッキ11から少し覗けるようになっています。
安全検査を受け、保安官2名に付き添われて入場しました。
中央にコントロールパネルがあります。 -
船が大きいので着岸のときのために左右に同じコントロールパネルがあります。
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天井にはいろいろな計器があって実際の海もモニターできます。
現在の船の状態が一目で分かるようになっています。 -
こちらが船の位置を示すレーダーです。
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こちらが船を実際に動かすパネルですが、昔の船のような大きな舵などありません。
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中央に見えているのが、左舷にある同じコントロールパネルです。
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あまり広いので、この船が就航したときに、会社が船長さんに送った自転車です。
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こちらが中央のコントロールパネルです。
基本、今ではコンピューターで全て運行されています。
とはいっても、小さな船などの急な接近などに備えて、中央の人が双眼鏡で海を監視しています。 -
全てコンピューター制御といっても、釜山のように大型客船専用の新しい港は船だけで入港、出港が出来るようになっていますが、まだまだ着岸や出港の際には小さな働き者のタグボートがやって来てせっせとお仕事をする港も多いです。
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次にはデッキ0にある機関室へ。
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この船はディーゼルで発電して電気で動いている船です。
今では機関室で数人の人がメンテを行っているだけで、全てモニター室で監視されています。 -
こうして、3時間の船内ツアーを終了しました。
このツアーで船の裏側を垣間見ることが出来て、今まで以上にクルーズが楽しいものとなりました。
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