「STAP細胞は、有りまっす！」とオボちゃんは言った。Ｘ線自由電子レーザーとSPring-8施設一般公開

2014/04/27 - 2014/04/27

今年も開催された一般公開。

何かと理化学研究所への風当たりが強い昨今、特別の興味を抱いて突撃であります。

とにかく、巨大な施設で円形の内部に入ると「映画2001年宇宙の旅」の宇宙ステーションや宇宙船のイメージを思い起こします。

しかし完成して年月が過ぎ、何となく薄汚れてきているのが残念。

（施設解説については関係のサイトを見てくださいね）

エリア 上郡・佐用(兵庫)

• 交通手段: バイク

SACLA（Ｘ線自由電子レーザー施設）の加速器。
延々と続きます。

「電子ビームを加速」と言っても光速を超えることは出来ないので、もっぱら質量を増やすことに使われます。
でも慣習で「加速器」と呼んでいるそうです。

細かい技術は日本が一番とか。

特筆すべきは「AED」の設置数。
ＡＥＤだらけです。

何処までも、まっすぐ。

電子ビームは体感のない地震はおろか、月の重力による地殻変化にさえ影響を受けるそうです。

とにかく「堅い物」ばかりです。
鉄とコンクリートと鉛の遮蔽物ばかり。

ぐるりと蓄積リング棟を一周できます。

このパイプの中を放射光が通ります。

ワケの分からない機材があふれています。

「触るな」のマーク。

「押すな」と言われると押したくなる。
「触るな」と言われると触りたくなる。

「大丈夫」のマーク。

出入者全員のｷｰが無いと起動出来ません。

何かの機械。

使用しているのは汎用のデスクトップパソコン。
DELLやHPが多いです。

ホールに機材が溢れて通りにくいです。

台湾も独自のビームラインを持っています。

中華風。

高度な真空を作るために機材をオーブンで焼いて内部の水分を散らしてから真空ポンプに掛けます。

焼くときに機器をアルミホイルで包むとムラなく焼けるそうです。

今年は結晶年。

アルミホイルで作った紙飛行機を電磁石の間に入れて通電するとアルミ飛行機が飛び出します。

いわゆる「レールガン」です。

シャトルバスも完備、どれ位の予算を組んでいるのだろう。

電磁石です。
なんだかレトロっぽいです。

難しい研究でも汎用コンピュータで十分なんです。

記憶媒体が８インチや５インチのＦＤＤを使っていた世代の者としては驚くしかありません。

酷いゆるキャラ。
名前は「ピコネコ」

中央制御室です、以前は円卓のコンソールでしたがサクラと一体制御するために現在の形式に変わったそうです。

パソコンは汎用品ですが職員さんは「サーバーは良いヤツを使っています」と言われておりました。

得た膨大なデーターをサーバーで一体管理しているとか。
侵入されたりクラッシュしたらタイヘン。

これらのコンピューターはリース品だと思っていたら、なんと買い取り品だとか。
ＯＳはウインドウズ7です。

高度な実験に使えるとは、汎用コンピューターはすごいです。

スプリングエイトはユーザーに年間5千時間の稼働を保証しています。

運転時は24時間運転ですが、それ以外は結構、止まっているのです。

8月から10月までは運休ですがメンテや新機材の実験はやっているそうです。

一番エラい人が座る席？

左の電話機、機能が気になります。

このイスも高価そう。
前の、レカロシート程ではないのでしょうが。

（岡村製作所のコンテッサシリーズと思いますが）

レールガンを造る小学生。

年間の電気代は20億円。

心臓ペースメーカー利用者はダメなんですねぇ。

蓄積リングの内側通路、ゆるーく円状です。

天井の空調。
1年を通じて気温は27度に調整されています。

足です。

郵便ポストが赤いのも電信柱が高いのも、みんな理研が悪いのよ、とオボちゃんは言った。

ウソです。

広場には「鹿のフン」が。

レストランです。

レストランメニューのチキンライス、公開日特別メニュー。

早い話が「有るの？無いの？」

会見のビデオ画像。

公式記録、プレスリリースだけです。
STAP細胞があるかどうか分かりませんがオボちゃんが言うのだから、有るんだろうな。

安全管理体制の解説。

ここ全体が「放射線管理区域」なのです。

原発事故や韓国のフェリー事故影響しているのか、今まで安全管理のハナシなどなかったのに。

実際に見学者を閉じ込めて、安全性をアピールしています。

鉛とコンクリートで作られたハッチ。
覗き窓のガラスは鉛ガラスで、放射線を遮断するそうです。
意外に透明度は高いです。

イトカワから持ち帰った微粒子を千倍に拡大した模型です。

これも。