住みたくなったシチリア島　の旅 　シラクーサ

2014/04/20 - 2014/04/26

シラクーサには夕方についたが、Ortigia島で駐車場を探すのに大苦労

同じ道を何度もとおって。。。ドライバーの墓場だな。

マンハッタンみたい。　

結局、小さなスペースを見つけて縦列駐車。前と後ろ10センチ。出る時も入るときも、前と後ろの車に軽くぶつけることになる。

まあそのためにバンパーがあるといってもいいのかもね。

シラクーサは、景色はきれいだし、次々においしいものに出会い、めずらしいお土産も買えて。。

本当にいいところ。ギリシャ人が住み着いた理由がわかる。かつてギリシャの外にある最大のギリシャ都市だったそうだ。

ここで生まれてここで殉教したサンタルチアの話（↓）は、なんとも考えさせられる。

エリア シチリア島(イタリア)

駐車場の問題で、着いたら夜になっていた。

で、予約していたSicilia in Travolaで夕食

マグロのボッタルガとポルチーニのパスタ

うにとタラの入ったラビオリ

スパゲッティーアラビアータ

どれもめちゃくちゃうまい。

自家製のパスタ　絶妙なパスタのかたさ。いい素材　すごい店

翌日のお昼ご飯の予約を入れた。

Ortigia島のDomus Mariae Albergo

安いけど、眺めは最高

波があらかったが

駐車した車に波がかかる

せっかく駐車できたと思ったら、車は海の水をかぶっていたら悲惨

で、ホテルのおばちゃんのお勧めのコースを歩く

まず、MERCATO

晴れてきた

いいトマト

いわし

イチゴが旬

このちいさいやつ、特においしい。

２ユーロ

たちうおもあって

Loupもあるし　　すずきみたいなやつ

さめとかえいとか
ブイヤベースにいれるやつ

皮がはがされたやつもいるし

聖人でいたな

これは、ズッキーニの葉とつる

ゆでて食べるそうだ

まあ、花が食べられるから、うまいんだろう

やってみよ

くだものや

きんかんもある

Mandarineか

このレモンがおいしい　白い部分を食べると、ちょっと甘くて、ふわっとしていて、似たような果物は他にないと思う　オレは全部かぶりつく

一個買う

かたくちいわし

これがうまい　ふつうのいわしよりも

ポルトガルで食べてから忘れられない

ギリシャの遺跡へ

地震で壊れなかったらしい

で、アルキメデス広場

アルキメデスはシラクサ生まれ

Arethusaの噴水

よ、よこ乳が。。。エロい

Duomo

ここはギリシャ神殿を教会に立て替えたもので、中には神殿が残っている

ギリシャを感じさせる

厳かな雰囲気

なんか、うんちくがあるのだろうが、時間切れでパス

横の部屋に、ちいさなサンタルチア博物館みたいなものがある

サンタルチアの像

サンタ〜ルチ〜ア〜の陽気な歌とは違って、サンタルチアの話は、ホラーだ。
首にナイフが刺さっている。で、微笑んでいる。

よくみると。。。グサッささっている

サンタルチアは、この像のように、いいねーちゃんだったらしい。

3世紀にシラクサの豊かな家に生まれたが、幼くして父を亡くし。お母さんの病気を治すために一緒にカターニアの聖人に会いに言って祈っていると奇跡がおきる。お母さんは娘に裕福な家に嫁ぐように勧めるが、サンタルチアは自分はジーザスと結婚する、と拒否。

サンタルチアは富を貧しい人たちに分け与えようとしたが、怒った婚約者はシチリアの総督に、サンタルチアはキリスト教を信仰していると告発。サンタルチアは抵抗したが、最後は処刑された。目をくりぬかれたという話も

キリスト教迫害で殺されることで「血の洗礼」を受けたということで、罪が償われると信じられていた。

「キリスト？はぁ？ばからしい。そんなもの信じるわけないでしょ？」って言えばよかったんだ。いいねーちゃんなんだから、イケメン金持ち上級ローマ市民と結婚して、奴隷に家事させて、毎日スパ（浴場）に行って、エステやってもらって、うまいもの食べて、楽しく暮らせばよかったのに。あまったお金ができたら貧しい人に分けてあげればいい。そして、死ぬ直前にアーメンって言えば、それで極楽にいけるんだろうが。キリスト教では。

聖人となり、頭の後ろに輪がついたところで、死んじまったらおしまいだ。貧しい人たちを助けることもできない。

サンタルチアは、シラクサだけでなく、イタリアの他の地域でも守護聖人であり、人気者。まあ聖人の中から選べ、って言われたら、法王のジジイじゃなくてサンタルチアを選ぶだろうな。

ギリシャの話では、首を刺されたのではんく、首をはねられたということだ。

はねられた首のつくりもの？

本当の首は、ヴェニスにあるらしい　ってことは幹細胞をとって、「復活」させられるということだ。いつかね。

ジーザスのように、肉体の犠牲を強調することで、信仰を得ているのだろうか？

Church of Santa Lucìa alla Badìa

ここにはCaravaggioの書いた殺されたサンタルチアが官能的な姿で書かれている

ちょっと悪趣味

で、Pranzoプランッオ　昼飯を食う　

もちろん昨日と同じ店

それ以上の店を探せる自信がないくらいおいしかったから。

さっき市場でみたイワシを注文

後で考えれば、カタクチイワシにすればよかった。

ピスタッチオのソース

シチリアならでは

これをつくるために、ピスタッチオの粉をお土産に買ってきた。

イカ墨のパスタ

北イタリアのものに比べて、ちょっと甘めの味付け

で、シーフードパスタも

みんな激うま

こんなに食べて結構安い。

感激

で、パピルス池に散歩

エジプトとここにしかパピルスは生えないそうだ

カイロにもこんなところがあって、パピルスの絵、買わされたな。

deja vu

また買わされては、と心配になり、店には入らず

島から本土に戻り、ギリシャ遺跡にいって

ちなみに本土は、車は停めやすい

Ear of Dionysius

耳のように見えるからこの名前がついたそうだが

ギリシャ・ローマ時代には、貯水所

そして、刑務所に

ギリシャ時代の競技場　

いいお天気

ここではいろんなパフォーマンスが行われるらしい

こっちはローマ競技場

ギリシャ競技場の見世物に飽きたローマ市民は、ここに来て、人と人や人と獣の殺し合いとかの残虐なショーを見たらしい。

人間は生まれつき残虐なのだろうか？多分そうだろう。