2014/04/11 - 2014/04/20
59位(同エリア123件中)
azianokazeさん
- azianokazeさんTOP
- 旅行記451冊
- クチコミ0件
- Q&A回答12件
- 808,743アクセス
- フォロワー30人
4月16日 ラホール観光はTDCP(Tourism Development Corporation of Panjuab)のムニールさんにおまかせ。
先ずは旧市街のデリー門周辺のスポットを回ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
写真は旧市街入口のデリー門付近
この日最初にやることは、インド国境のワガーで行われる国旗降納式ツアーの予約。
「歩き方」によれば、TDCP(Tourism Development Corporation of Panjuab)でツアーを催行しているとか。
「歩き方」(07〜08年版 これが最新板です)に記載されたTDCPの住所を頼りにリキシャーで向かいますが、これが大変。何人もの人に尋ねながら行きますが、例によって行きつ戻りつ・・・。ようやく記載の住所にたどり着くと、移転して今はないとのこと。訊いても分からない筈です。
その旧住所にある小さな自動車修理店(事務所移転の張り紙がしてありました)の店先にはTDCPの者だという人がいて、「新オフィスは遠くて行くのが難しいから、TDCPに電話してこっちへ来てもらうので、まあ、お茶でも飲んでいなさい」とのこと。
そんな経緯で現れたのがムニールさん。 -
写真はデリー門 ラホール旧市街の12の入口のうちの1つです。
たまたま旧住所にTDCPの人間がいるはずもないので、おそらく古い情報でやってくる“カモ”を待っているのではないでしょうか。そしてその“カモ”をTDCPの友人だか同僚に引き渡す・・・というシステムでは。
いろんなことから判断してムニールさんはTDCPの人間であるのは確かなようですが、おそらく正規の業務ではなく、TDCPを通さない個人的仕事として“カモ”を案内し、お金は二人で山分け・・・ということではないでしょうか。
料金は、車付きで、市内観光午前の部、午後の部、ワガー観光、それぞれ40ドルとのこと。(TDCPパンフレット記載と同じ金額ですが、ワガーは10ドル安くなっています)一人催行の料金としては割安です。
私としては、正規業務でも、個人的アルバイトでも構わないので、全部おまかせすることにしました。
昨夜の新市街バス・ステーションからホテルまでの喧騒に圧倒されたことや、ロータス・フォートで体調を崩したばかりということもあって、自分一人で歩き回りたいといったこだわりは特にありませんでした。 -
デリー門をくぐって最初の案内されたのが“Royal Bath”とも呼ばれている“Shahi Hamman”です。
ラホールはムガール帝国第3代皇帝アクバルの時代にラホール城が築かれ整備されますが、この建物は第4代皇帝シャー・ジャハーンの時代、1634年に建設された浴場です。 -
8つの大理石の温水浴槽、8つの冷水浴槽、そして5つのスチームバスなどを備えた施設で、王族関係者が近くのワジール・ハーン・モスクなどを参拝する前に入浴したものと思われます。
-
(写真は天井部分)
ただ、帰国後ネットでいろいろ確認して、ある程度のイメージはつかめましたが、現地では、明かりが全くない薄暗がりに、むき出しの作業現場・・・ということで“廃墟”のイメージでした。
確認したところでは、ムガール帝国衰退後の放置・破壊や植民地支配したイギリス及びパキスタン政府による修正などで原形が薄れている部分があることや、給湯システムなどがよくわからないことなどで、ノルウェー政府の資金援助で調査発掘作業が行われているようです。
しかし、この日は作業員は誰もいません。調査作業が中断しているのか、休日だったのか・・・よくわかりません。 -
(ネットにあった調査作業前の天井の写真)
http://shirazhassan.blogspot.jp/2012/11/shahi-hammam-only-public-place-for.html -
(同じくネットにあった調査作業前の建物内写真)
http://shirazhassan.blogspot.jp/2012/11/shahi-hammam-only-public-place-for.html
廃墟のような現状からはまったく想像できない華やかさです。 -
大理石の床をはがした、床下の給湯システム
TDCPのパンフレットによれば、TDCPのインフォメーションセンターや土産物店がこの建物にあるとのことですから、調査開始前は、旧市街観光のベースにもなっていたようです。 -
やはり床下の構造
なにぶん暗いので、写真もうまく写っていません。
温水や蒸気をうまく各部屋に運ぶような、すぐれた構造だったようです。
案内のムニールさんによれば「この建物はエコシステムになっています」とのこと。
17世紀当時から環境に配慮していたのか・・・・と感心したのですが、“エコ”ではなく“エコー”でした。
反対側の壁に向かって話すと、その声が反射してこちら側でも聞こえます。
意図したものか、たまたまそうなったのかはわかりません。内緒話には注意が必要です。
他のモスクなどでも、同様のことがみられます。 -
調査修復が終われば、面白い観光スポットにもなるでしょう。
階段下にいるのがTDCPのナイームさん。 -
Shahi Hammanを出て、旧市街を少しあるきます。
コメ屋さんでしょうか? -
こちらは豆でしょうか、よくわかりません。
-
ラホールはパキスタン第2の大都会ですから、車があふれかえった近代都市ですが、旧市街ではまだ馬車も現役で活躍しています。
-
-
生薬を扱う店が集まる一画。どこの国のバザールでも見られる光景です。
-
-
随分古そうな建物も残っています。
-
モスクのミナレットが見えてきました。
-
“Wazir Hkan's Mosque”(ワジール・ハーンのモスク)です。
1634年、第4代皇帝シャー・ジャハーンの時代にパンジャブ地方を統治したワジール・ハーンによって建設されたモスクです。 -
喧騒の旧市街にあって、対照的に静かな境内です。
-
色とりどりのタイルで飾られています。
絵画・彫刻が禁じられているイスラムですが、草花と文字を図案化した文様で装飾されています。
このモスクは最近までイスラム書道を教える場所でもあったようです。 -
-
-
コーランを置いた説教台 レリーフがきれいです。
-
ひんやり涼しく、静かです。
-
境内の一画にある階段を地下に下りると、棺が安置されています。
昔の偉人の棺ではなく、昨日・今日亡くなった方の棺のような気がします。よくわかりませんが、英語で訊くのも面倒なので・・・。
ナイームさんに写真を撮るように促され、とりあえず1枚。 -
モスクを出て、また旧市街を少し歩きます。
このあたりは鍋のような金属製品を扱うお店がずらっと並んだエリア。
「もっと歩くか?」とも効かれたのですが、少し歩き疲れたので、昼食休憩のためホテルにいったんもどることにしました。 -
昼食休憩後の午後はワガーに向かいますが、市街地からちょっとはずれた“シャリマール庭園”に立ち寄ります。
-
1642年、やはりシャー・ジャハーンの時代、王族の保養地としてつくられた庭園で、37ヘクタールにも及ぶだだっ広さです。
昨日、ロータス・フォートで熱中症に倒れ病院に担ぎ込まれた私としては、あまり炎天下歩きたくないところです。 -
庭園は前庭、中央の噴水プール、後庭の3部構成になっています。
手間に皇帝が座り、中央に拝謁者が座ったのでしょうか。 -
斜めになった壁は、水が流されていました。
-
-
くぼみのひとつひとつにオイルランプが置かれ、その上を覆うように水が流れ落ちる・・・・という趣向のようです。
現在も、3月にはランプ祭り(Mela Chiraghan)が行われ、日没後の30分間、園内は電飾で埋め尽くされるそうです。【歩き方】 -
後庭 とにかく広いです。
「向こうまで行くか?」と訊かれましたが、病み上がりなので止めました。
観光を予定より早く切り上げ、このあとワガーに向かいますが、ワガーでの国旗降納式の様子は別編で。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
azianokazeさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ラホール(パキスタン) の人気ホテル
パキスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
パキスタン最安
566円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
34