2014/04/20 - 2014/04/26
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natto9さん
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40数年前、中国へ足を踏み入れ、それから中国の歴史・風景・文化・芸術・人々の生活の営みに関心をよせ、訪れる回を重ねること幾たびか。その頃から心に決めていたことは、終幕を「黄山への旅」で終わろう・・ということであった。
今回、中国の友人やガイドさん、それに友人に支えられ、高齢のこの歳にして、そして28回目にして遂に終結できたことはこの上ない喜びであった、。
(写真はどこかの看板)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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黄山、夢にまで見た「黄山」
名前の由来は、中国古代の伝説上の皇帝・黄帝が、ここで仙薬を調合し 仙人になったという伝説から、黄山と名付けられたとか。 -
まずは麓のホテルへチェックイン。それから老街へ出て、レストランで夕食。いよいよ・・だ。
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10時近くまで店は開いているのだが、照明が暗く・・・この地で有名な硯、墨、お茶などがゆっくり吟味できない。
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今回、我々4人の日本人の旅に参加してくれた36年来の古き中国の友人。今は大学の教授の職を辞し、悠悠自適。なにかと(手配など)便宜を計らってくれて、助かった。
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この安徽省にはこのような白壁の家があちこちに散在している。だが地域によっては微妙に棟瓦の特徴が異なっている。
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山頂へ行くロープウエイまで、この公園の専用バスで行く。30分ほど。
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山頂までわずかに12分ほど、全長2804mで標高差は773m。この雲谷ロープウエイは2007年に開通。このコースが一番いい・・と、われわれのガイド洪さんは言う。入園料230元、ロープウエイ往復160元、合計390元。高いよねえ。高齢者(70歳以上)はパスポートを見せて半額になる。70歳未満は団体・学生の割引で。
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黄山の雲谷ロープウエイから歩くこと約一時間、そこには想像だにしなかった5つ星のホテルがあった。2013年完成のホヤホヤのホテルであった。ただしツインで2万円余。食事も街中より3倍ほどする。
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出来たてであるので、すべてが真新しい。リネンも備品も・・・。そしてスペース、館内の飾りも 出しゃばらず、控えめで・・それでいて大人の感覚でシック!! 申し分なし・・の評価。ただし夕食時にワインを注文し、そのサービスができなかったのは残念。多分誰もワインを注文しないのだろう。一本4000円近くしたが、うまくなかった。
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さあ、奇岩・美景・いろいろな名前をいただいている松を鑑賞する旅の始まり。
この近くを通るのはドッキリだが・・地震のない地域なのでホッ。 -
こんなところを歩いて・・・(ドキドキ)と思うのだが、それ以前にこの山を開き、石を削って階段を作った中国人の「根性」に乾杯!
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山頂までロープウエイ・・というものの、日に4200段プラスα・・総計5000ちかくを上がったり下りたり・・これは脚こたえる。
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岩山から水も栄養分も吸い取り、風雪に耐える松の木をみて、かっての修行僧たちは自分を叱咤激励し、行(ぎょう)を行っていたのだろうか?!
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一本の幹から幾重かの枝が分かれ広がり・・・56本も!これは中国の民族の数と同じ・・とガイドの洪さんは誇らしげに語る。
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夫婦松。 一本の幹から寄り添うように二本の枝(幹)が。夫婦もこうありたいの願望?!
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4,50キロ・・時には100キロもの荷を運ぶゴウリキ。それも担ぎ棒が竹を半分に割ったものにもう一本の棒で支え、バランスを取っていく。すべて人力。山頂の何軒かのホテルの建材も多くはこうした担ぎ屋のおかげだという。「金は力なり」か?!
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この日はまさに「天の神が味方」をしてくれたのか・・・予報通り雨が降ったが、雨宿りできるところにたどり着いたら「大雨」で、歩きだしたら止み、ここでは靄がかかってほしいというところに来ると、突然霞がでてきて「水墨画」の絶景を見せてくれた。
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山桜も眼を和ませてくれ、ところどころつつじも咲いて、水墨画を俳画にしたよう。
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この山を下からホテルまで・・それからまたコースをたどって景色を見て・・の全行程で3万円くらい。時間から考えて、武陵源の時を考えて・・・まあ妥当な料金かもしれないが・・でも彼ら「担ぎ屋」さんの手元に残る額はそのうちの何分の一なのかなあ・・・。
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この五つ星のホテルは、中へ入ってびっくりするほどの設備、備品・・・質と言いセンスと言い・・申し分ない。この山頂で…どうやってこんなに立派なものが作れたのだろう?! 中国人の空恐ろしい底力に脱帽!!
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ここ数年、冷ややかな関係で、日本人は来ない・・という。そういえば上海の浦東空港で聞こえていた日本語が・・・それ以来一切聞かれない。
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行く先々での奇跡的なお天気模様。見たいと思う絶景の時には風が吹き、霧や靄をはこんでくれ、美景を更に魅力的に神秘的にしてくれていた。
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溪谷を眺める時には下から薄墨をキャンパスに散らばせたような、しかも筆の動きすら感じさせるようなそんなタッチで、素晴らしい感動を与えてくれた。
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この大自然の中で、いかに人間はちっぽけな存在であるか、改めて考えさせられた。
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多分目が回って端から踏み外したのか?! けが人が出て、すぐ救急班が来て処置、竹でできた担架を四人の男で運んで下山して行った。
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大きな岩肌の横に同じように横に力強く伸びる数本の松。気象(風雨、風向きなど)での自然のなせる美ではあるが、自然に任せた植物の姿勢が我々に教える教訓には奥深いものがある。
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なぜか鍵をこうして残していき「縁結び」や「末永い将来」への願いを託す。
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幾重にも重なる稜線、その向こうに幸があれ・・と祈る。
この日は光明頂の始信峰を臨んだ。 -
夕陽も時の終わりを告げているように山の端に消えて行ってしまった。今日一日、ありがとう。
黄山風景区でみた奇松・・・どれが「黒虎松」「連理の松」「竜の爪の松」か記憶にないが・・・。 -
ホテルには日の出を拝みに行く人のために、防寒具が備えられていた。
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起床4時半、ホテルを出発5時・・・日の出に間に合うようにと気が急く。30分で…とガイド。実際は20分余で登ったが、昨日の階段の勾配と違い幅も狭く急でつらい。
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5時32分、いよいよ日の出。
獅子峰にある清涼台(ホテルのすぐそばの山)での鑑賞。 -
昨夜の予報では日の出を拝める確率は60%だという事であったが、何という幸運。雨も上がり確かに日の出を拝むことができました。
三脚を立て望遠のレンズを使い、動画を撮る勢いで連写していた男性は、感極まって涙すら流していた。余程今朝のこの時までの思い入れがあったのだろう。 -
あの感動がまだ余韻を残しているように、山の端の重なる美しい景色が目に焼き付いた。
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私の今回の旅を成功裡に導いてくれた三人:中国の友人、日本の友人、そしてガイドの洪サン・・本当にありがとう。
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昨日、そして今朝の美の感動のあとの朝食はこよなくおいしい。
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振英さんは今回来られなかった娘の春萌さんのために、写真にできる限りの景色を収めるのに忙しい。
西海大峡谷を見学。 -
こうしたlook out がいくつも作られ、これで快晴ならば遥か遠くまでも望めるものを・・・。
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数えきれないほどの水墨画の一コマ。
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山の岩肌にへばりつくように作られた歩道。今までに何百万、何千万の人が行き交ったことか・・だが道はびくともせず我々を通してくれた。
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ロープウエイの駅の入り口近くに何匹かの猿がいて、我々を威嚇していた。中国人の女性が運悪く、そのうちの一匹に追われ、泣き声を上げ逃げ回ったが…たぶん猿達は「俺らの陣地に入ってくるな」と言っていたのかも?!
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帰りのロープウエイからも 幾つもの奇岩、美景などが見られた。
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何とか岩・・って言っていたっけ。
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黄山よ、これでお別れです。感動をありがとう!
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お茶の名産地らしくあちこちに茶畑が見られた。
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