第２回　北条鉄道　さくらまつり

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2014/04/13 - 2014/04/13

40位(同エリア116件中)

#鉄道・バス

Tam-Kさん

北条鉄道法華口駅、ボランティア駅長さんが運転手さんにご挨拶、この日はここ法華口駅で北条鉄道のさくらまつりが開催されました。

第２回北条鉄道さくらまつり、北条鉄道は兵庫県加西市を走る第３セクターのローカル鉄道です。この鉄道はJR神戸線、加古川駅から北に伸びる加古川線の粟生駅から、加西市の中心部、北条町駅までの13.6kmを結びます。

今回の桜まつりでは、北条鉄道のちょうど真ん中にあたる法華口駅とその先の播磨下里駅、長駅の3駅でイベントが開催されていました。これら3駅は共に昨年末、その駅舎が国指定の有形文化財に登録され、これらの駅の駅舎を中心にお祭りが行われていました。
今回は朝、終着点の北条町駅そばの駐車場に車を止め、この日限定の1日乗り放題チケットを購入、先ずはこの終着点の北条町駅から始点の粟生駅へ、そして粟生駅から折り返して法華口駅へ、ここで様々なイベントを見たり、到着する列車を撮影すると共に、駅舎の周りに出されているバザーで買い食いなどしてお祭りを楽しんできました。　

広々とした田園風景の中に佇む法華口駅、ゆるーい北条鉄道の雰囲気につつまれつつ、のんびりとした一日を過ごしてみました。

エリア

加西(兵庫)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

交通手段: 私鉄

北条町駅、ここから北条鉄道に乗ってみます。
いつもは1両編成ですが、今日はさくらまつり、
さくら列車が1両増結されています。駅員さんは準備に大忙しです。
北条鉄道1日乗り放題券、1000円でした。
また、この日は先着200人でさくらまつり前駅のバザーに使えるバザー券（100円）が4枚ついていました。とてもお得です。
北条鉄道の途中駅、
北条町−播磨横田−長−播磨下里−法華口−田原−網引−粟生
桜列車の内部です。綺麗いに飾られています。
運転席の後ろから覗いてみました。
今日は小柄な女性運転手さんでした。
チラッ、チラッと大人観です。
長駅の先、石切山です。
のどかな田園風景が広がります。

一直線に延びる線路、広々とした田舎の景色とでもいうのてしょうか、気持ちが晴れやかになりましね、これで晴れてれば最高なのですが、、、
粟生駅に到着、
向かいに加古川行きの電車が停車していました。
粟生駅停車中に運転席を撮影してみました。
粟生駅から折り返して法華口駅へ向かいます。
先ずは、網引駅です。
網引駅−田原駅間、万願寺川の鉄橋を超えていきます。
昔、この辺りの線路に試験飛行中の紫電改が不時着、偶然そこを通りがかった列車が脱線、横転、多くの死傷者が出る悲劇があったそうです。
戦時中でこの鉄道も軍の管轄下であったためあまり世に知られることなく現在に至ったようです。
法華口駅に到着、
この駅舎は、パン工房「モン・ファボリ」になっています。
駅舎内のパン屋さんです。
駅待合室の席、お花がさりげなく飾られています。
こういった気遣いが嬉しいですね。
駅舎前のホームから向かい側の桜を眺めます。先週初めが満開だったため、花びらはだいぶん散ってしまっていました。

イチオシ
列車が到着しました。
ボランティア駅長さんが運転手さんにご挨拶、
イチオシ

そしてお見送りです。
いつもご苦労さま、

法華口駅ボランティア駅長さんのFBページです。
　https://www.facebook.com/hokkeguchi
広い田園風景の中に列車は溶け込み、小さくなっていきます。

イチオシ
駅の前にはお茶席ややきそば、おでんなどの模擬店が並んでいました。
北条鉄道グッツもそろっています。
戦時中近くの鶉野飛行場の工場で最終組立が行われていた川西航空機の紫電改のオモチャも売ってました。
模擬店のやきそばを買ってみました。これがけっこう美味しかったですね♪
駅の広場には軽トラ2台をならべて作られ特設ステージかあり、ここでさまざまなショーが行われていました。
地元、加西市出身のモノマネ芸人,
さゆりちゃんです！
春風小イチローさんの腹話術、
地元郷土史研究家で、もうひとりの法華口駅ボランティア駅長さんの上村さんによる北条鉄道の成り立ちと姫路海軍航空隊についてのお話もありました。
かってこの駅は鶉野飛行場の表玄関であり、周囲には今も防空壕跡や地下防空指揮所跡などが点在しています。

昭和初期の華やかかりし日の法華口駅を再現したジオラマ、うまく作られていますね、
戦時中のこの駅の様子や海軍航空隊にまつわるパネル展示が行われていました。
戦時中、試験飛行中の紫電改が線路に不時着した際、レールがひずみ、運悪くそこを通かかった列車が脱線転覆、多くの犠牲者がでる悲劇もあったようです。その時の機関車の動輪が大阪の交通科学館に偶然にも展示されていたそうです。先日この大阪交通科学館は閉鎖されました。しばらく後、この機関車の動輪は加西市に貸与されるというお話も今日聞きました。
法華口駅でのイベントも堪能し、再び北条鉄道に乗車、
北条鉄道職員さんもカメラを持って乗車されていました。
法華口のイベントもひととおり終わり、北条町への帰還でしょうか、、、
お疲れ様でした。
隣の播磨下里駅
そして、長駅
播磨横田駅

もうすぐ終点の北条町駅です。
北条町駅に到着です。
北条鉄道終点の北条町、
軍師官兵衛にあやかり地元、加西市出身と言われている黒田二十四騎のひとり、後藤又兵衛のゆるキャラ、又兵衛くんですね、
駅の待合室には北条鉄道関連グッツのほか、お菓子などもおいてありました。
この北条鉄道、今回の催しや法華口駅のパン屋さん、のどかな田園風景の中を走る可愛らしい車両、片田舎のローカル鉄道ですが面白い取り組みがなされており、なかなか魅力的な鉄道ですね。

のんびりとしたローカル鉄道、たまに乗るのもいいものです。