新緑あふるるブダペストをぶらぶら・・ふらふら・・・　☆その２５☆フォトジェニックな可愛い町～センテンドレ～　後編☆

2013/05/04 - 2013/05/04

センテンドレの町は、丘の上にカトリック教会があり、そこからドナウ川に向かうなだらかな丘陵地に民家が立ち並ぶ地形となっている。

階段状や坂道になった細い石畳の路地が迷路のように入り組み、自分が今どこにいるのか、どこに出るのか・・・ワクワクしながらそぞろ歩きするのがとっても楽しい町なのである。

エリア ドナウベント(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

魅力的な石畳の路地。こちらの商店通りから向こうの商店通りに出る抜け道のようになっています。

こういう路地が何本もあるので、裏道を歩きまわるのを楽しんでいる観光客もたくさん見かけます。

中央広場からは、放射状にたくさんの道が出ているので、どの道から行こうかな〜、そういうことを迷うのも楽しい。

北へまっすぐ行ってみようかな。

ちらりと見えている教会の尖塔は、中央広場に面して建つブラゴヴェシュテンスカ教会。

１７５４年に建てられたバロック様式のセルビア正教の教会。

ブラゴヴェシュテンスカ教会 寺院・教会

横道の細い路地にも、おみやげ屋さんがひしめいています。ちょっと香港みたい。

横道へ入ってみよう。

読んでも全く想像つかないハンガリー語。食器か何かを売っているお店があっちにあるとかそんな感じ？

石段の向こうに見える赤っぽい教会は、セルビア正教会の大聖堂。

とりあえず今は、大聖堂までは上らず、先ほどの商店通りに戻ります。

北上していくにしたがって、通りから横道に入ると静かな住宅街という感じになってきます。

商店通りには、相変わらずお店が並んでいますが。

お土産にもよい小さ目のパプリカ袋。でも、パプリカを使わない人にとっては、もらっても困っちゃうお土産でもあります。たとえマズかったとしても、お菓子のほうが無難かもしれません。

もうすぐ１３時になります。

飲食店では、まだまだランチ中の人々がいっぱいです。レストラン前では、演奏して客を誘っています。

ハーブ類やフルーツを干して繋げたオーナメント。

商店通りから１本裏に入ると、嘘のように静かな雰囲気。

また商店通りに出ました。

町の中心からはだいぶ北寄りのはずれに、コヴァーチ家の藍染めのお店がありました。

ハンガリー在住*JY*さんの旅行記で見て、お店を見つけられたら寄ってみたいな〜と思っていたお店でした。地球の歩き方などのガイドブックには載っていないので、目的地にたどり着くのが苦手な私・・・もし見つけられたらいいなぁ・・・と思っていましたが、ちょうど目の前に現れました〜〜(*^^)v！！

快く撮影もＯＫ！

日本の藍染めよりも、明るくしっかりとした藍色で、糊がきいた仕上げのため光沢があります。

１８７８年から、コヴァチ家によって、藍染め製品が作られてきました。

藍染めは、ハンガリーで２００年以上の歴史を持つ伝統工芸です。専用の木型を用いて生み出される柄は１５０種類以上もあるそうです。

１９世紀初頭からの藍染柄を使用して、現代にマッチした製品を作り続けています。

衣類のほかにも、キッチン用品やオーナメントなどお土産によさそうな小物も色々あります。

イースタのディスプレイが可愛い！

コヴァーチ Kovacs Kekfesto
http://www.kekfestokovacs.hu/

さて、また町の中心のほうへ戻ろうかな。

商店通りのあちこちでは、道路脇にまで商品が並べられています。

暑い中を歩いたので、ここらでちょっと飲み物を補給。露店で飲み物を買って、ベンチで一休みしてから、再び中央広場へと向かいます。

先ほど気になった石段の路地を上っていってみましょう。

この路地は、けっこう皆さんも気になるらしく、通り抜ける人が結構います。

あら？ワンちゃんも藍染めでお洒落してるね〜。

上り坂をあがっていくと・・・

さっき見えた赤っぽい教会、セルビア正教会大聖堂 Catedral Beogradska Serbian Ortodox Churchです。

全景を撮ろうとしても、木々がまわりに茂りすぎていて、こんなのしか撮れません。ちょっとした森のような庭なんです。

建物全体を入れようとちょっと離れると、木々で隠れちゃうし、木々を避けて近くに寄ると、近すぎちゃってこんなのしか撮れません（笑）。

中へ入ってみよう。セルビア正教会っていうのは初めて〜〜。

わ〜ヽ(^o^)丿ぁ！！正面一面にイコンが！！綺麗というか・・・迫力がありますね〜。

ロシア正教と同様、東方正教会なので、像はなく、イコンと呼ばれる聖画があるだけです。

偶像（刻んだ像）を造ってはならないという十戒の掟にならっています。

イコンについても、イコンそのものを神として拝むのではなく、イコンに描かれたハリストス(キリスト)や聖人の原像を崇拝するということになります。

教会の中はわりと小さいのですが、めいっぱいイコンが飾られているので、かなり圧巻の光景です。

イコンの壁には扉がついており、その向こう側は、至聖所と呼ばれる神聖な場所です。神品や神品を補佐する人たちだけが入ることを許されている場所です。

イコンには色や線や形の伝統があるそうです。西方教会が用いる聖画や単なる宗教画とは区別されます。

正教会では祈祷は基本的に立って行いますので、西方教会のように、信者のためのベンチがずらりと置かれていることはないようです。

写真のベンチも、聖所の壁側に少しあるだけです。

・・・と写真を撮っていたら、司祭が怖い顔をして何か言いながら通っていきました。撮影がダメだと怒られたのかな・・・と思いましたが（禁止でないにしろ、こういう神聖な場所での撮影は・・・あんまり褒めた行為ではないと思いますが・・・）、どうやらそうではなく、お祈りか何かの時間になるらしく（何なのかは不明だったのですが）、聖所に綱を張り始めて、まもなく入れなくなりました。

わが家は、内部をちょうど見ることができてラッキーでした〜。

ちょっと離れてみると、塔の先端は見えますが、やっぱり木々で覆われてしまってあまり見えません。

セルビア正教会大聖堂は、ちょっと小高い丘の上にあります。

周りは、商店通りの喧騒とは別世界の静かな住宅街。センテンドレの町なかは、このギャップも面白いですね。

ウェディングの花嫁さんがいました〜！今日はお天気もよいから、ウェディング日和だね〜。

きっと地元の人なんでしょうね〜。このまま歩いて、近くの教会に行くんでしょう。それとも式が終わったのかな。センテンドレには、教会も多いんです。

セルビア正教会大聖堂から、さらにちょっと丘を上がって、丘の頂上を目指します。

丘の頂上への途中、降り返ると、セルビア正教会大聖堂がよく見えました。塔の時計が全く合っていません〜〜（笑）。

家々の屋根も良く見えます。

ファサードが目立つ建物は、市庁舎。

丘のてっぺんには、センテンドレで唯一のカトリック教会があります。

創建は１３世紀で、現在の建物のほとんどは、１７５１年、バロック様式に修復されたものです。

丘の上のカトリック教会 (プレーバーニア教会) 寺院・教会

カトリック教会の前は、だだっ広い広場のようなスペースになっていて、町を見下ろすことができます。

レンガ色の屋根の町並みです。

ドナウ川も見えますね！

なかなか気持ちのよい広場です。

カトリック教会の中も入ってみよう。

こじんまりとしています。

祭壇上部の天井画がとても鮮やかです。

小さいながらも、なかなかステキな教会でした。

別の階段路地を通って、丘から下ります。

路地から出ると、賑やかな通りに出ました。あちらに中央広場が見えています。

先ほど、丘の上から見えた市庁舎。

中央広場と、ブラゴヴェシュテンスカ教会。バロック様式の美しい教会です。こちらもセルビア正教の教会です。

また別の路地をブラブラ・・・。

キレイな柄のお皿ですね〜。

こちらのお庭の奥の方にも、食器のお店があるのかな。

アンティーク店。

この路地は、ちょっと下り坂。行ってみましょう。

木製の街灯がいい味出してます。

何気ないところが、田舎っぽくて長閑でいいです。

主な路地や通りは周れたかしら・・・？同じところを何度か通ってしまうこともあるし、体力・気力が、そろそろ疲れた・・・と告げています。

商店通りではなく、裏の路地から駅の方向へ向かいましょう。

のどかな郊外の住宅街。

表通りから１本裏の通り道ですけれど、時々観光客が（わが家もそうですが）通っています。

路地沿いに通りがかった教会は、聖ペテロ聖パウロ教会です。

表通りに出ました。

間もなく１５時になります。

中途半端な時間ですが、今頃になってお腹が少し空いてきました。

またウェディングの花嫁さんに遭遇〜！

今日は結婚式を挙げたカップルが多かったのかなぁ。

コッシュート・ラヨシュ通りを駅の方へ向かいます。

センテンドレ・・・歩くたびに何か新しい発見があるような・・・迷路のような路地歩きが楽しい、活気あふれた可愛らしい町でした。

コッシュート・ラヨシュ通りの、もうすぐ駅というあたりの中華のファストフード店に入りました。

私の胃が、現地料理のクドい味付けを拒否しているので、そんな時には、日本食もいいのかもしれませんが（海外で日本料理食べたことないですが）、中華料理はとってもありがたいです。

出来上がったお惣菜から選んで、チンしてもらうだけです。

１６時半過ぎに、バッチャーニ広場駅まで戻ってきました。

バッチャーニ広場に面して、スーパーがあります。ちょっと覗いたけど何も買いませんでした。

さて、ホテルへ戻りましょう。

Food Fusionで明朝のクロワッサンを買っていきます。以前の旅行記でも紹介させてもらいましたが、ここのクロワッサンは美味しかったです。

Food Fusion
http://www.foodfusion.hu/

帰りは、王宮の丘まで上り坂なんで・・・疲れます・・・。

王宮の丘まで戻ってきました。

ホテルのお部屋で、夕暮れを迎えます。

ヒルトン ブダペスト ホテル

１９時半頃、マジックアワーを狙って、ふたりの記念撮影を撮るために、三脚を持って外へ・・・。

２０時頃、やっと暗くなってきました。

漁夫の砦 建造物

２０時半頃です。

あっという間に空が黒くなっちゃうので、急いで２人の記念撮影をしま〜す。三脚は、夜景撮りには使わなかったけど、記念撮影にはすっごく便利です。

漁夫の砦あたりは照明が明るいので、記念撮影もわりとキレイに撮れます。

漁夫の砦やマーチャーシュ教会をバックにして、２人の写真をいっぱい撮りました。

２０：４５位です。あっという間に真っ暗になってしまいました。

くさり橋も見納めかぁ・・・。

美しい国会議事堂の夜景も、今日で見納めです・・・。

小ぎれいな旧市街の町並みをバックにして記念撮影もしました。

２１時過ぎにホテルに戻り、センテンドレからの帰り道に買っておいたサンドイッチとクルクルで夕食です。

明日は帰国するだけ・・・です。

楽しかったな〜、センテンドレ。どうしようかと思っていたけど、行ってみてよかった〜！

帰国便とおみやげは☆その２６☆に続きま〜す！

この旅行記へのコメント （6）

• fujickeyさん 2014/04/09 14:45:33

  こんなに素敵な街だったんですね・・・

  こあひるさん。
  
  こんにちは！
  センテンドレの旅行記の前編・後編にお邪魔しました〜
  こんなに素敵な街だったんですね(涙)
  というのも…私が行った時、センテンドレへ向かう途中でバスが故障してしまい真っ暗になってから到着、観光したので景色なんて全く見えませんでした。。。お店も閉まっていたし。
  
  センテンドレって陶器でも有名でしたよね。
  小さくていいから何か陶器の置物でも…って買い物と街歩きを楽しみにしていたのに。日が暮れて暗くなってもツアーは必ず予定をこなすんですねぇ。
  ガイドさんが建物の説明をしてくれましたが、何にも見えないっていうの(笑)
  
  こあひるさんの旅行記で行った気になっておきます。。。
  
  fujickey
  
  

  こあひるさん からの返信 2014/04/11 20:18:07

  RE: こんなに素敵な街だったんですね・・・

  fujickeyさん、こんばんは〜！
  
  > センテンドレの旅行記の前編・後編にお邪魔しました〜
  > こんなに素敵な街だったんですね(涙)
  > というのも…私が行った時、センテンドレへ向かう途中でバスが故障してしまい真っ暗になってから到着、観光したので景色なんて全く見えませんでした。。。お店も閉まっていたし。
  
  え〜〜！？なんと・・！ひどいですねぇ・・。そんなこともあるんですね〜。田舎町って、レストランや飲み屋以外は閉店も早いし、ヨーロッパの夜は灯りが暗めだから、そりゃあなんにも見えないよねぇ・・・。
  
  > センテンドレって陶器でも有名でしたよね。
  > 小さくていいから何か陶器の置物でも…って買い物と街歩きを楽しみにしていたのに。
  
  芸術家が多く住んでいるらしいので、陶器はたくさん売られていましたね〜。
  
  > ガイドさんが建物の説明をしてくれましたが、何にも見えないっていうの(笑)
  
  真っ暗な中、観光しているのって・・・寂しすぎますよね。意地でも観光を敢行するんですねぇ・・・びっくりです。
  
  こあひる

• ペコリーノさん 2014/04/09 10:07:55

  すてき〜♪

  こあひるさん、こんにちは。
  
  センテンドレ、素敵なところですね。
  また、こあひるさんの写真が素敵で・・・。
  
  行ってみたい町がまた一つ増えてしまいました。
  
  ペコリーノ

  こあひるさん からの返信 2014/04/11 19:45:20

  RE: すてき〜♪

  ペコリーノさん、こんばんは〜！
  
  センテンドレは、とっても良かったですよ〜。ブダペストから近いですし、人気の観光地だっていうわけがわかりした。
  
  郊外や他の町にも行きたいところはありましたが、それはまた次回ハンガリーに行くときまでとっておきます。
  
  長くだらだらした旅行記にお付き合い頂いて、ほんとうにありがとうございました。
  
  こあひる

• はなかみno王子さん 2014/04/09 08:18:35

  街の色

  こあひるさま
  
  街のデザインもいいですが、
  青空に映えるうっとりするような街の色遣いがとても気に入りました。
  藍染も好きです。
  
  おうじ

  こあひるさん からの返信 2014/04/11 19:42:01

  RE: 街の色

  おうじさま、こんばんは〜！
  
  青空がバックだと、何でも美しく映えて、下手な写真でもすっきりして見えますね（笑）。
  
  仙台で今日午後、ついに桜の満開宣言でました〜〜(*^_^*)！明日明後日、近場に出張ります！！
  
  こあひる