2014/03/23 - 2014/03/23
32位(同エリア147件中)
昆虫博士さん
極北の大自然とオーロラを見るため、ユーコンに行ってきました。
5日目の未明にオーロラが見えました。オーロラは写真では明るい緑ですが、実物は白っぽくて淡いです。そして、刻一刻と形と濃さが変化していきます。実物のオーロラを一生に一度はぜひ。
その後、午前中にホワイトホース市内を散策し、ベリンジア博物館で氷河期の動物や当時の人類の生活を勉強し、午後3時の便でバンクーバーに戻りました。
■ ユーコン 極北&オーロラ 4泊5日 ■
1日目) 準備編,往路,ホワイトホース(タキニ温泉)
http://4travel.jp/travelogue/10869984
2日目) ホワイトホース(先住民, 博物館, 蒸気船)→ クルアニ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10870531
3日目) クルアニ国立公園 → ホワイトホース(野生動物保護区)
http://4travel.jp/travelogue/10871196
4日目) ホワイトホース(犬ぞり)⇔ カークロス
http://4travel.jp/travelogue/10871828
★5日目) ホワイトホース(オーロラ観察,ベリンジア博物館),帰路
http://4travel.jp/travelogue/10873038
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
PR
-
雲一つない快晴、オーロラ活動度 3で、深夜1時から観察開始です。
北の方角がほんの少し明るいかなと思い、試しに撮ってみたら それがオーロラでした!
多くのオーロラ写真は明るいので、もう少し目立つものだと思い込んでいました・・・
実物のオーロラは かなり淡く、白っぽいです。
これなら、昨夜も見れていたのかも知れません・・・
オーロラの写真撮影、オーロラ予報については↓
http://4travel.jp/travelogue/10869984 -
部屋に戻って1時間ほど仮眠して、外を見てみると さっきより1時間前よりも明るい!
急いで写真を撮りに1階に降りました。
この夜は唯一の客だったので、周りを気にせず オーロラ撮影が出来ました。 -
実物は、少し光る雲のようなものです。
しかし、雲と違って形や濃さがどんどん変わります。 -
シャッター速度を30秒にして、連続で撮ってみました。
上から0秒、30秒後、60秒後、90秒後です。
オーロラの形が、刻一刻と変化していくのがわかると思います。 -
もう少し時間がたつと、このようになりました。
3時に観察を終了しました。
ホワイトホースはオーロラ・ベルトの端なので、頭の真上に広がるオーロラは見れませんでしたが、実物が見れて大満足です! -
宿の玄関がちょうど北向きだったので、玄関から出てすぐのところにに三脚を置いておいて、部屋から見てオーロラが明るくなったときに撮影しました。
ホワイトホース中心部のホテルよりも、郊外の宿をお勧めします。
オーロラが見える宿選びについては↓
http://4travel.jp/travelogue/10869984Hidden Valley Bed and Breakfast ホテル
-
今日の朝食はパンケーキです。
右手にあるサスカトゥーン・ベリーのソースをかけて食べます。
見た目も味もブルーベリーに似ています。
カナダの州にサスカチュワン州(Saskatchewan)がありますが、州名からこのベリーの名前が付けられたのではなく、ベリーの名前から州名が付けられました。
でも、このソースはBC州産でした。 -
未明にオーロラが見えた方角です。
今もあるのかも知れませんが、明るくなると 強いオーロラでないと見えません。 -
今日の目当てのベリンジア博物館は昼12時からなので、それまでホワイトホース市内を散策します。
凍ったユーコン川(Yukon River)です。 -
ユーコン川のほとりにトーテム・ポールが建っています。
トーテム・ポール文化は、アラスカからカリフォルニアまでの太平洋沿岸に広がっていました。 -
ホワイトパス&ユーコン鉄道(White Pass & Yukon Route Railroad)のホワイトホース駅です。
今は手前のカークロス(Carcross)までしか列車は通っていないので、駅舎としては使われていません。
カークロスについては↓
http://4travel.jp/travelogue/10871828 -
メイン・ストリート(Main Street)という目抜き通りです。
ぶらぶら散策します。 -
カナダ政府ビル(Elijah Smith Building)の前にある像です。
クロンダイク・ゴールドラッシュで一攫千金を夢見てやってきた山師です。 -
オールド・ログ・チャーチ博物館(Old Log Church Museum)。
ホワイトホースのなかでも最古の建物のひとつです。
中には入りませんでした。 -
ホワイトホースの中心部は壁画がいくつかあります。
通信施設の壁画。 -
CBCテレビの壁画。
-
蒸気船の壁画。
-
昔の町並みの壁画。
-
パラダイス・アレー(Paradise Alley)というお土産店。
日曜日だったので、多くの店は閉まっていましたが、ここは開いていました。パラダイス アレイ お土産店
-
ユーコンのピンバッジ(Pins)。
-
ホワイトホースで焙煎されたコーヒー(Bean North Coffee Roasting)。
-
奈良の“鹿の糞”ならぬ、“オオカミの糞 (Wolf droppings)”と“ムースの糞 (Moose droppings)”。
考えることは どこも同じですね。 -
ユーコン交通博物館(Yukon transportation Museum)。
残念ながら、冬期は閉鎖しています。 -
ユーコン交通博物館の建物の前には、飛行機が飾られていました。
-
ユーコン交通博物館のとなりが、ベリンジア博物館です。
その駐車場には実物大のマンモスの像があります。 -
ジャイアント・ビーバー(Giant beaver)の像。
氷河期には巨大なビーバーがいました。
外見は現在のビーバーとそっくりですが、体長2.4メートル、体重60〜100キロありました。 -
ベリンジア博物館(Yukon Beringia Interpretive Centre)に12時の開場と同時に入ります。
入場料は大人6ドルです。
冬期は日曜日と月曜日しか開いていません。 -
博物館名になっているベリンジア(Beringia)とは、ベーリング地峡やベーリング陸橋とも言われ、氷河期にシベリアとアラスカの間のベーリング海にあった陸の橋です。
氷河期には海水の水分が蒸発し、雪となり陸地の氷河・氷床になったため、海水が減少し、海面が最大120メートル下がり、陸橋ができました。
その陸橋を通ってユーラシア大陸からアメリカ大陸に人類、イヌ、マンモスが移動しました。
逆に、アメリカ大陸からユーラシア大陸へは、ウマやラクダが移動しました。
べリンジアは、北にあるにも関わらず、氷には覆われず、緑豊かな土地でした。
ユーコンもべリンジアの一部なので、この博物館があります。 -
まずは、20分くらいの映画に案内されました。
ゴールドラッシュのときに、金を探すため地面を掘っていて マンモスなどの化石が見つかったのですね。 -
ケナガマンモス(Woolly mammoth)のレプリカ骨格標本。
高さ4メール、体長3.6メートル、牙2.4メートルあり、見つかった中で最大もマンモスです。
「ギャートルズ」という昔のTVマンガでは、巨大なマンモスがよく登場しましたが、体格は現代のゾウと大きさは変わりません。 -
マンモスの牙。
-
シミター・キャット(Scimitar Cat)。
サーベルタイガー(剣歯虎 [けんしこ], Saber-toothed cat)の1種です。 -
ジャイアント・ナマケモノ(Jefferson’s Ground Sloth)。
体長2.5〜3メートル、体重1トンありました。
南アメリカ大陸から氷河期にべリンジアまで移動して来ました。 -
ジャイアント・ビーバーの頭蓋骨です。
左が現在のビーバー、右がジャイアント・ビーバーで、巨大なのが よくわかります。 -
ステップ・バイソン(Steppe bison)。
氷河期にいたバイソンです。
ラスコー洞窟(フランス)やアルタミラ洞窟(スペイン)の壁画には、このバイソンが描かれています。 -
サイガ(Saiga Antelope)。
現在も生きている種で、ロシアの一部とモンゴルにいます(絶滅危惧種)。
氷河期にはべリンジアにもいました。 -
氷河期の人類。
カリブーを捕って、肉をさばいている模型です。 -
ホワイトホース空港に移動します。
エリック ニールセン ホワイトホース国際空港 (YXY) 空港
-
カウンターはエアノース、エアカナダ、ウェストジェットの3社が並んでいます。
ウェストジェットは夏期のみの運行で、この時期は閉まっていました。 -
この飛行機でバンクーバーに戻ります。
-
雪山や凍った川が見渡せます。
-
2時間でバンクーバー上空に到着です。
左手の森がスタンレー・パークです。
極北の風景・生活を満喫し、オーロラも何とか見れて、充実した旅行になりました!
オーロラが見れて、イエローナイフにわざわざ行く必要がなくなり、内心ほっとしています。
ドーソン・シティやトゥーム・ストーン準州立公園には行けなかったので、夏か秋にもう一度ユーコンに来てみたいです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
昆虫博士さんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
42