2014/02/26 - 2014/03/12
572位(同エリア1612件中)
てあもーれさん
- てあもーれさんTOP
- 旅行記43冊
- クチコミ0件
- Q&A回答2件
- 109,920アクセス
- フォロワー8人
日本から近く、色んな意味で素敵な国だということは聞いていたけれど、なぜか今まで今まで行った事がなかった台湾。西洋人として初めてこの島を発見したポルトガル人は、この島をポルトガル語で「麗わしの島 Formosa」と呼んだという。九州と同じくらいの大きさの熱帯の島。美しい自然も魅力的だが、自転車乗りとしては、世界の自転車生産の中心地という側面も持つ台湾を一度訪れてみたかった。
2014年2月26日、夫のルイと二人で台湾を自転車で1周する旅に出発。どの方向で一周しようか?経験者に聞くと、開発されていない東海岸が特に綺麗だという。ただ、天気予報を見ると東海岸はずっと雨。ひとまず、西海岸を南下して、天気予報とにらめっこをしながら東海岸を北上することにした。夫のルイは行程をしっかり決めてホテルを予約しておく旅が苦手。幸い、ハイシーズンでもないということで、到着日と出発日だけ空港近くのホテルをネットで予約して、あとは成り行き任せの旅を始めた。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4時間ちょっとのフライトで桃園国際空港に到着。輪行箱も無事に出て来て、エアポートタクシーの受付のおじさんがボックス車を呼んでくれ、ホテルまで運ぶ。ホテルまで、10分弱で175元(600円)くらい。
この日泊まったのは2007年オープンのビジネスホテル、City Suite Gateway Hotel(城市商旅-桃園航空館)。アジアのホテル予約サイトのAgodaで探して、空港近くでは安いほうのホテル。一泊81.45US$(8200円)。フロントは英語も出来るし、部屋は広くてなかなか良い。コインランドリー(無料、洗剤まで置いてある)もあってとても便利。朝食は、野菜料理をふんだんに盛り込んだすごい種類の多いビュッフェでビックリ仰天してしまった。この国の朝食はとっても充実しているみたい!1日中、荷物を担ぎながら自転車を漕ぐ身としては、朝食が充実しているのは非常にありがたい。 -
台湾2日目(桃園〜台中 30kmのサイクリングと電車移動)
自転車を箱から出してみると、私のバイクの前後輪のフォークが3本ほど折れていた。ホテルから1キロほど離れたGIANTの自転車屋さんまで行って、直してもらった。英語は全く通じないので、身振り手振りだけで意思疎通した。店長さんが、時間をかけて丁寧にホイールを調整してくれた。
2台の自転車のブレーキを前後全て取り替え、整備、私の自転車の前後輪を直してもらって2310元(7,700円)。2時間くらい居たかな〜、整備が終わった頃には11時半を過ぎていた。丁寧に直してくれた店長さん、どうもありがとう!これから台湾一周してきます! -
台湾は2月28日が祝日なので週末は3連休。台北に住む私の親友の妹のミチコさんが、台中から南下する3日間のサイクリングに同行してくれることになった。15年前から台北に住んでいるミチコさんとは面識が無いけれど、日本に居る間からスカイプで連絡を取り合った。連休で予約サイトではすでに満室になっている2泊分、中国語が出来る彼女が宿に直接電話してくれて予約してくれた。ありがたい!
空港からミチコさんと落ち合う台中までは140kmの距離。自転車の修理でもうお昼近く、自走で台中まで行くのは難しい。ここは潔く、電車を利用することにした。中壢(Zhongli)の駅まで自走で走り、ランチを食べて駅に向かった。 -
駅でおにぎりを食べていた若い女性2人に声をかけた。電車のチケットを買いたいので、手伝ってもらえませんか?自転車もあるんですが。。。、と。すると、気持ちよく一緒に駅の窓口まで来てくれて、私たちの要求を伝えてくれた。すると、輪行袋に入るなら無料で載せられるとのこと。よし!途中の銅鑼駅まで電車を使うことにした。移動距離80km、急行で1時間15分かかるが切符代は1人150元(500円)。JRだと東京〜小田原(82km)で一人1500円。台湾の国鉄はJRの3分の1か。JR高過ぎるでしょ!
自転車を2台持ち込むと言うと、列車の1両目の指定席にしてくれた。きっと、1両目には自転車を置くスペースがあるに違いない。でも乗ってみると、隣の車掌室に置いて下さいと言われた。これでほっとひと安心。
隣の席に、優しそうなお兄さんが座っていたので英語で話しかけてみた。「英語下手なんですよ〜」と困ったように返事してくれたけれど、ゆっくりだけど、ちゃんと意思疎通が出来る。アンディさんは、毎日この電車で通勤しているエンジニア。お仕事は半導体関係で、家族の写真を見せてくれたり、台中で夕食を食べるには、どこのレストランに行くといい、と教えてくれたり、超ナイスガイ。 -
豐原から台中までは国道3号線を自転車で南下。台湾には乗用車向けの車線とは別に、機行車(オートバイ)と自行車(自転車)が走る車線がある。
-
スクーターの大群の中を走って、なんとか無事に台中に到着。台中で泊まったPark City Hotel Minquan Taichungは2日前にbooking.comで予約しておいた。直前セールのお陰で、素晴らしいホテルなのに2000元(6,600円)で泊まる事が出来た。
台湾は2月28日が祝日なので週末は3連休。台北に住む私の親友の妹のミチコさんが、台中から南下する3日間のサイクリングに同行してくれることになった。なんかすごく嬉しい。現地の日本人に台湾のことを色々と聞きながら過ごせるのもいい。 -
朝は3人で台中の街中をサイクリング。その後、観光スポットとして有名な鹿港(Lugang)という街に向かった。川沿いの道を走って南下。この日はすごい暑さで、サイクルコンピュータ上には33℃の表示。
-
鹿港は古い街並を残す街として有名。市に入ると電柱が鹿の角をモチーフにしてて可愛い。
-
鹿港の中心地には大きな寺院があって、この日は祝日ということもあってすごい人混み。屋台も沢山出ていて楽しい雰囲気。
-
ミチコさんに、この地方の特産物である牡蠣の専門店に連れて行ってもらった。初めて食べた牡蠣オムレツ。ちょっと甘酸っぱいソース、片栗粉で溶いたぬるぬるの生地に繋がれたオムレツは強烈に美味しい。3人で460元(1500円)でお腹いっぱい。
-
人混みに疲れて旧市街でカフェに入ると、そこは自転車乗りのたまり場だった。台北から来た人たち。
-
鹿港を出発して南西に向かい、ミチコさんがホテルを予約しておいてくれた虎尾という街を目指す。
-
この地方は水田が多いが、田んぼの中に工場が点在している。多分、工場排水が田んぼにも紛れ込んでるんだろう、、、オレンジ色に変色した田んぼもよく見かけた。う〜ん、、、ここで採れたお米は食べたく無いカモ。それにしても、ものづくりの国なんだな、台湾は。
-
大河、濁水渓にかかるアジアで最も長い1952mもある橋を渡った。路肩が無くて日本の国道みたい。でも時間帯が良かったのか、あまり交通量が無くて助かった。
-
橋を渡って虎尾まで、まだまだ遠い。信号待ちで道を聞くと、バイクに乗っていたおばちゃんが3キロほど先導して道を教えてくれた。親切だな〜。。この日は82kmのサイクリング。
-
台湾4日目(虎尾〜關子嶺温泉 64km)
翌朝はルイの憧れる有名な泥の温泉、關子嶺(Guanziling)温泉を目指して虎尾を出発、大きな河の土手をしばらく走って斗南に向かう。
土手には、なにか白い物が集まっている。よく見ると、アヒルの養殖場? -
土手際にはこんな黄色い花も。何の花だろう、初めて見た。
-
途中で、斗南の街に寄って、、、
-
朝市に行ってみた。ルイの大好きなイチゴが大きなパック1つで50元(200円)で売っていた。この近くで、家の畑で作っている、というおばさんから購入。
-
斗南を出て東南に向かうと、今度はのどかな田園風景が広がっていた。
こんな林があって、地元の人に聞くと、タケノコ栽培とのこと。台湾では白いタケノコを食べるんだけど、白く保つために日光を遮る黒いビニールシートを掛けているそうだ。 -
日本の「開店祝い」の飾りに良く似てる!可愛い色合い!
-
斗南から梅山への道は、南国風。この辺りの雰囲気とても素敵です。このヤシの実は檳榔(ビンロウ)という、噛みタバコに似たものを作る原料になる。台湾に来て道に沢山の「血痕」が落ちているのをみて、この国ではどれだけの事故が起きてるんだろう?!ってショックを受けていたんだけれど、ミチコさんに話すと大笑いされた。「それはビンロウを噛んで、道に吐いた跡ですよ」。確かに、信号待ちする場所の路面に「血痕」が多い。スクーターに乗ってる男性達、信号待ちしてる間に、ペッってを吐いていたらしい。凄い数の人たちがビンロウを噛んでるんだ。ひや〜、知りませんでした。
-
-
梅山から竹崎を通り、アップダウンのある山道を走って、ようやく泥温泉で有名な關子嶺(Guanziling)温泉に到着!この日の獲得標高は950m。途中休憩した小学校には、毒蛇や毒蜂に注意!という張り紙があったけど、無事に到着して良かった〜。このコースはとても綺麗なので、走る価値ありです。
-
この日の宿も、ミチコさんが予約しておいてくれた仁恵皇家温泉山荘。連休なのもあり1泊2800元(9300円)と高価。宿にはもちろん泥温泉があります。台湾の温泉は水着着用。場所によってはキャップも必要なので、行かれる方はお忘れなく。湯船の床に泥が堆積するので、それを風呂桶ですくって肌に塗ります。ルイさんしっかり泥パック。
-
台湾5日目(關子嶺温泉〜台南 77km)
翌日、ミチコさんは体調を崩して1日早く台北に戻ることに。私たちは關子嶺温泉から南に続く、東山珈琲ロードという有名なサイクリングロードを南下して、台南に向かった。
台湾では、なぜか毎朝どんよりしている。日本では晴れの日は朝から青空っていうことが多いから、この、なんとも優柔不断な朝のどんよりした曇り空が残念。素敵な写真のためにも、青空が欲しいところ。 -
昨年の「宮崎〜京都の自転車の旅」の教訓を元に、今回私たちは必要最小限の物しか持たない、と心を鬼にして荷物を詰めた。私はフロントバッグ、リアバッグと少し大きめのリュックに自分の物はすべて入れた。ルイはフロントバッグ、後ろのキャリアの両側にバッグ、そしてリュック。 最小限の荷物と思っていたけれど、旅を初めてみると、「やっぱり使わないんだ〜」という物が大量に発生。連日重いリュックを背負って走り、凝り性の私の肩は悲鳴を上げ始めた。今回泊まった宿、または宿の近くにはコインランドリーがあったので、着替えは1枚で十分だったのに、ちょっと用心深すぎた。
-
東山珈琲ロードはコーヒーの木が密生する丘陵地帯。アップダウンのある素晴らしい風景が広がっている。もちろん、コーヒーを飲みに屋外カフェに入る。1杯100元(330円)とちょっと高め。ブランド品なんですね。
-
お昼になって、大通りから少し入った所に「自助食」とか「便當」という看板をつけた食堂を発見。勇気をだして入ってみた。どういうシステムなのか知らないけれど、要はランチビュッフェみたい。お皿をとって、好きな物を好きなだけ盛って、テーブルに行って食べた。茄子の煮付けの美味しかったこと!全ての物が美味しいんだけど、茄子は特に絶品だった。飲み物付きで、2人で140元(500円)。
-
玉井という街を通過。ここはマンゴーで有名な場所だとか。美味しいマンゴー食べたいな、でも季節じゃないみたい。生のマンゴーを食べたいのなら5月〜8月の間。で、せめてマンゴーのかき氷を食べよう、ということで、最初に見たかき氷屋さんに入った。マンゴーシロップで作った氷をふわふわに削って、その上に冷凍マンゴーと若いマンゴー(緑色のやつ)とイチゴとマンゴーアイスクリームが乗っている。マンゴーづくし。この世のものとは思えないほど美味しかった。100元(300円)は、食事に比べるとちょっと高いけど、大満足。
-
玉井を出て走っていると、サイクリストの軍団が信号待ちしている。頑張って後ろにくっついて台南を目指した。
-
マンゴーの畑。
-
途中立ち寄った左鎮では地元のお年寄りたちが青果を売っていた。噂通り、台湾の老人達は日本語を喋る。このおばあさんも、日本語が上手。バナナとオレンジとドライマンゴーを買って、ルイがVISAカードを渡しておばあさんの反応を見る。一瞬、目が点になったおばあさん。そして、その場が大爆笑に包まれた。
-
距離77km、獲得標高800mの道のりを経て、ようやく台南に到着。公園の池が素敵にライトアップされている。台南は、台湾最古の街で古いお寺が多い、日本の京都のような街だとか。街の雰囲気が気に入って、ここに2泊することにした。英王皇家(Ing Wang Hotel)1泊1,200元(4,000円)お薦めです。街中のとても便利の良いところなのに、ちょっと入った所にあって静か。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
34