2014/03/29 - 2014/03/29
8位(同エリア935件中)
penさん
「中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス」
イベントの題名を聞いただけでは「何が」そこに
あるのかイメージできませんでした。
公式サイトの紹介には、、、
・廃校になった小学校の活用
・小湊鐵道の列車やバスなど交通の活用
・食や自然などの地域資源の活用
・そしてここに関わる多種多様な人々の参加
という4つの点を中心に、これまでに例のない、
まったく新しい芸術祭が始まります。
それでもイメージは朧でしたが、つい前売りチケットを購入。
天気の良い日を選び、まずは起点の小湊鉄道を目指します。
- 旅行の満足度
- 4.0
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-
訪れたのは千葉県市原市の「五井駅」。
(写真は五井駅周辺ではありませぬ。)
小湊鉄道の始発駅です。
外観・内装共にレトロな車両が人気のこの路線。 -
発車間際、駆け込んだ車内は、観光にいらした方々が
長椅子に座り、今日の予定を想い々に話す声に溢れていました。 -
若い女性の方々が特に多く乗車しておられました。
小湊鉄道の終点駅はムーミン列車で有名な
「いすみ鉄道」と接続しており、これを目当てに
訪れる人々もたくさんいるそうです。 -
JR五井駅を降りて、小湊鉄道へ向かう通路では
種類豊富な駅弁を売っています。
沿線に飲食店が少ないので、必ずここで
お弁当を買って乗車する様にしています。 -
公式Webサイトに掲載されている「モデルコース」を
今日は辿ってみる事にしました。
出発から40分程の「高滝駅」で下車。 -
いちはらアート×MIX開催期間、周遊バスが
運行されています。
このバスを使って、「市原湖畔美術館」へ。 -
前売り券で購入したのは、、、
小湊鉄道と周遊バスが1日乗り放題&現代アートを
展示している施設の入場券がセットとなった
パスポート形式のパスです。 -
恥ずかしながら現代アートの知識が甚だしく不足
している私は何ともコメントしずらいのですが、、
こちらの展示物、私には「難解」の一言でした。
すみませぬ。 -
湖に囲まれ、水の中にも幾つか作品が作られている
この美術館、庭からは綺麗な景色が望めます。
湖畔に突き出た場所に見付けたベンチで
早速駅弁を。
カマトロ弁当・・・、美味ぃっしー!!
JRで販売している一般的な「駅弁」のお値段と
比べると遥かにお安く、お勧めの逸品です。 -
再びバスに乗る事、10〜15分。
旧 里見小学校へやってきました。
廃校となった小学校です。
この中では様々な展示が行われていました。 -
受付で「ぜひ見てみて!!」と勧められたのは
「旧 校長室」。。。
ただし部屋全体がマイナス20度に
冷却された一つの「作品」です。
廃校となったこの学校の時間を止めた、という
意味かな?、などと思いながら眺めていましたが
寒いっす、ここ。 -
「1組づつ、最大2分間見学できますよ」と入り口で
ストップウォッチを持った係の方に教わりました。
えぇ・・、入ってるの忘れたら確実にエライ事が
起きますものねぇ。 -
投棄・廃棄された自転車の材料を使った
作品を制作している工房がありました。 -
実際に部品を溶接し、表面処理を施した
作品が展示されていました。
校庭では作品にラッカーを吹き付ける
お兄さんの姿が見えます。 -
作業をするお兄さんの、その先では、
付近の公民館で開かれる演劇を
「是非見にきてね〜!!」と紹介しながら
演者の方々がパンフレットを配っています。 -
ここの展示は一目で学校がテーマと
分かり、面白いなぁ〜。
隣の教室は何かな、、と。 -
工作室がモチーフでしょうか。。
作品で教室は溢れています。 -
作品自体も「学校にある備品」を思わせる
モノがそこかしこ、ちりばめられています。 -
さらに進むとカラフルな教室に
懐かしい机と椅子が並んでいます。 -
壁には一面、何故かガーナチョコレートの箱が!!
よく見るとカーテンは「のど飴」の包装紙だね。 -
お菓子で彩られた、「夢の教室」なのでしょうか^^;
-
しゃがんでみて、カメラのファインダー越し
初めてそれに気付きました、、、
机の中にガーナチョコを隠してる子がいるね!! -
コンパスの針を乗せているこの架台、、、
懐かしいけど、何だったかなぁ〜。 -
この教室を訪れた人々は一様に大喜びしていました。
-
遮光カーテンで遮られた教室の中には
プロジェクターを使ってこんな展示も。
視聴覚教室(古い単語だのぉ)として
使用していた部屋だったのでしょうか。 -
ふと、、、廊下で目にした光景は、、
小学生位の女の子がずっと先の廊下を一人
歩いていました。
廃校で子供達の姿が消えて久しいのでしょうか。
女の子の立てる足音を、学校の廊下が嬉しそうに
壁全体に響かせている様な気がしました。 -
1階ではカフェを営業していました。
厨房設備があるのは家庭科の教室だったのかな? -
美味しそうなマフィンを買って。
-
かなり「強烈」なジンジャーエールで一息。
お盆は給食のトレーだねぇ。 -
教室の隅には地元で収穫された野菜も販売
されていました。
「菜の花」、買えばよかったなぁ。。
天ぷらにすればよかったわい。 -
さて、次の場所へ向かおうかね。
-
再び周遊バスに揺られる事、15分程。
旧白鳥小学校へ到着。 -
イベントのお題は「いちはら人生劇場」。
廊下に張り巡らされた木のカーテンはユラユラと
動いております。
風に揺れているのかと思いきや、マウント部には
アクチュエーターが隠れていましたぞよ。 -
「いちはら人生劇場」とはなんぞや??
ネタバレとなるといけないので、内容は
是非現地でお確かめ下さい。
全編、写真の感じでイッパイです。 -
無人駅舎に描かれるトトロのイラストが
可愛い「上総大久保駅」。
折角なので、少し歩いて列車が来るのを
待ってみました。
田植えを待つ水田に咲く菜の花と一緒に
無人駅に停車した列車をパチリ。
最後の養老渓谷駅へ向かいます。 -
最後は「アートハウスあそうばらの谷」。
古民家の中、かなり珍しいモノが見れました。
ここは写真撮影は禁止でした。
が、しかし、禁止以前にそれなりの機材がないと
撮影できる様な代物ではありませんでした。
ここは、足元にはくれぐれもお気を付け下さい(^^) -
テレビクルーが取材に訪れていました。
「アートハウスあそうばらの谷」では
製作者ご本人がいらっしゃり、帰り際
「どうでしたか?」と話しかけて下さいました。
ハマる人は1時間でも眺めてらっしゃるそうです。 -
さて、、帰りの列車がコトコトとやってきました。
そろそろもどらねば。 -
このイベントは2014年 3月21日から5月11日まで、
52日間に渡って開催されます。 -
旅行記作成時点でまだ開催が続いている為、
見て驚きのある展示は内容を書きませんでした。 -
小湊鉄道の車両にもイベントのロゴが。
いまだに私の中では謎の箱に入っている
「現代アート」ですが、終わってみると意外に
楽しいイベントでした。 -
地域の活性化にも役立つこの企画。
「小学校」の廊下を久しぶりに踏みしめて
みたくなったら是非、市原へ。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 櫻さん 2014/04/18 00:08:49
- 『旧 校長室』のオブジェ!
- 蝋で固められてるのかと思ったら、ホンモノの氷なんですかっ?!
さむ〜。
でも、すご〜い。
私も美術・芸術方面は全く疎くて、そういった作品を見ても「何がどうスゴいのかな…?」というセンスの持ち主です。
でも、「この作品の意図は…」とか難しく語れるのも格好イイけど、単純に「わ〜、キレイ〜」とかって見られる素直な見方も大切ですよっ!(言い訳ですが)
ちょっと田舎の方に行くと電車やバスの本数が少なくて移動が不便だけど、その不便さを有効に生かしてローカル線でノンビリ色々巡るのもイイですよね〜。
今回もまた、penさんならではの穏やかな春の景色を堪能させていただきました。
- penさん からの返信 2014/04/18 19:08:45
- RE: 『旧 校長室』のオブジェ!
- こんにちは櫻さん。
いつも旅行記への投票、ありがとうございます!!
なんとなく変わったイベントに参加してみました^^;
いや〜結果、面白かったのですが、単純な感想として・・・
「なぜこれを造ろうと思ったのかね??」と製作者に
是非尋ねてみたいなぁ、と思いながら眺めてましたわ。
ゲージュツって難しいっすね!!
でもこのイベント&小湊鉄道、女性が本当に沢山いらして
いるので、驚きました。
近場で楽しめるので、人気なのかもですね。
あっ、櫻さんの台湾の「クチコミ」情報も見せてもらいました。
ありがとうございます。
日月潭の紹介写真で、湖畔の右端にボートが停泊
している写真、霧に覆われた背景と対照的に湖面は
ハッキリとしていて、ダークな雰囲気で恰好良いですね(^^)
pen
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