2014/03/21 - 2014/03/21
34位(同エリア162件中)
昆虫博士さん
極北の大自然とオーロラを見るため、ユーコンに行ってきました。
3日目はクルアニ国立公園近くの宿からアラスカ・ハイウェイを東に走り、ホワイトホースに戻りました。クルアニ国立公園周辺は曇りだったのに、ホワイトホースは雲ひとつない快晴でした。
午後は、快晴のなか ユーコン野生動物保護区で北の大地に生きる動物たちを見ました。冬毛と夏毛があるキツネやウサギは、この時期まだ真っ白な冬毛で とてもきれいでした。
■ ユーコン 極北&オーロラ 4泊5日 ■
1日目) 準備編,往路,ホワイトホース(タキニ温泉)
http://4travel.jp/travelogue/10869984
2日目) ホワイトホース(先住民, 博物館, 蒸気船)→ クルアニ国立公園
http://4travel.jp/travelogue/10870531
★3日目) クルアニ国立公園 → ホワイトホース(野生動物保護区)
http://4travel.jp/travelogue/10871196
4日目) ホワイトホース(犬ぞり)⇔ カークロス
http://4travel.jp/travelogue/10871828
5日目) ホワイトホース(オーロラ観察,ベリンジア博物館),帰路
http://4travel.jp/travelogue/10873038
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- レンタカー
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クルアニ国立公園に隣接するクルアニB&Bでの朝です。
この日は曇りでした。
月がまだ見えます。クルアニ国立公園 国立公園
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曇りの天気も味があります。
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天気が良ければ、もう少しこの周辺を見て回ってもよいと思っていました。
しかし、曇なので ホワイトホースにすぐに戻ることにしました。クルアニ ベッド & ブレックファスト ホテル
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この絶景も見納めです。
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アラスカ・ハイウェイをヘインズ・ジャンクションに向けて南下します。
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右手には世界遺産 クルアニ国立公園の山々が連なります。
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ヘインズ・ジャンクション(Haines Junction)に到着です。
人口600人ほどの小さな村で、ここが目抜き通りです。
冬期なので、観光案内所や国立公園ビジターセンターは閉まっていました。 -
ヘインズ・ジャンクションからはアラスカ・ハイウェイを東に走ります。
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ホワイトホースに近づくにつれて、天気が良くなってきます。
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日光に輝く雪山がとても美しいです。
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ホワイトホースに到着です。
快晴で気持ちが良いです。 -
B&BのJoanneお勧めのレストラン“Burnt Toast Cafe”で昼食です。
店内は満席で、人気店のようです。
地元の人が勧めるだけあって、料理は当たりでした。ホワイトホースの地元の人に人気のカフェ・レストラン、ランチや軽く食べたいときにお勧めです by 昆虫博士さんバーント トースト カフェ 地元の料理
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本日のスープ(Daily Soup, small 5ドル+税5%)。
この日は、カレー味のスープです。 -
神戸ビーフ・ハンバーガー(Kobe Beef Burger, 15ドル+税5%)。
“Kobe style beef patty”とあるので、神戸ビーフではないと思いますが、手作り・焼きたてでペロッと食べられました。
スープもハンバーガーも美味しかったです。 -
本屋“Mac's Fireweed Books”をのぞいてみます(写真の左から3軒目)。
この辺りがホワイトホースで一番の繁華街です。 -
ユーコンの写真集や極北に関する本・地図が充実しています。
さらに、ユーコンお土産も売られています。 -
ユーコンの州旗です。
イヌが描かれています。 -
世界最高峰の犬ぞりレース“ユーコン・クエスト”が毎年開かれるだけあって、ホワイトホースと言えば 犬ぞりなんですね。
翌日はその本場の犬ぞりを体験しました↓
http://4travel.jp/travelogue/10871828 -
犬ぞりの他にはマンモスも有名なようです。
最終日にマンモスの骨が展示されているベリンジア博物館に行きました。
ベリンジア博物館については↓
http://4travel.jp/travelogue/10873038 -
ユーコン野生動物保護区(Yukon Wildlife Preserve)に到着です。
“保護区”と名前が付いていますが、“北の動物を集めた牧場”に近いです。
1日目に行ったタキニ温泉の少し手前にあります。
タキニ温泉については↓
http://4travel.jp/travelogue/10869984極北の動物を集めた動物園、自力で回るのは大変なので バスツアー参加がお勧めです by 昆虫博士さんユーコン野生動物保護区 サファリ・動物観察
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冬期は金〜日曜日しか開いていませんが、春休み中は毎日開いています。
敷地内はバスか自力かのどちらかで回ることができ、バスツアーにしました。
バスツアーは正午12時と午後2時の1日2回です(所要1.5時間、大人22ドル)。
自力でも回れますが、雪の中歩くのは大変で スキーがあった方がよいです(大人15ドル)。 -
このキャビンが事務所になっていて、中でツアーのチェックインします。
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キャビンの中では、この保護区で見れる動物たちの、かわいい ぬいぐるみが売られています。
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このバスに乗ってツアーに出発です。
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ツアーのコースは約5キロあり、各動物のところで下車してガイドが説明してくれます。
牧場みたいな感じで広い敷地内に動物がいるので、写真を撮りたければ 望遠レンズを付けておいた方がよいです。
今回は75-300mmレンズで動物を撮影しました。 -
エルク(Elk、アメリカアカシカ)のメス。
メスには角がありません。
シカ類ではムースに次いで、世界で2番目に大きいです。
ユーコン準州には300〜400匹の野生エルクがいますが、それらはアルバータ州から移入されたものの子孫です。
※ 北米で“エルク”という場合は、アメリカアカシカのことを指しますが、ヨーロッパやアジアでは“ヘラジカ”のことを指します。北米では“ムース”がヘラジカを指します。 -
こちらは、エルク(Elk、アメリカアカシカ)のオス。
先週、角が抜けたばかりで、メスと見分けがつきにくいです。 -
森林バイソン(Wood bison)。
バイソン(バッファロー)には森林バイソンと平原バイソン(Plains bison)の2種類がいます。
森林バイソンは平原バイソンより体が大きく、皮膚も厚く、寒冷地に適応しています。 -
森林バイソンは北米で最大の哺乳類です。
ノースウェスト準州とアルバータ州の境にある世界遺産 ウッド・バッファロー国立公園が世界最大の生息地です。
ユーコンには約20年前に再移入され、現在 約1,100頭に増えています。 -
ミュールジカ(Mule deer)。
北米の西部では普通に見られるシカです。
オスのみに角があります。 -
シンホーン・シープ(Thinhorn sheep)またはドール・シープ(Dall sheep)。
今日、クルアニ国立公園のシープ・マウンテン(Sheep Mountain)で見たかったのですが、シープ・マウンテンが見つからず断念しました。 -
ストーン・シープ(Stone sheep)。
上記のシンホーン・シープ(Thinhorn sheep、ドール・シープ Dall sheep)の亜種で、体が茶色です。 -
ジャコウウシ(Muskox)。
9万年前の氷河期から生息しているカモシカの仲間です(北米の動物では下記に出てくるマウンテン・ゴートが一番近い種だそうです)。
世界で最北に生息する有蹄動物で、−40℃でもマント状の毛皮で寒さをしのげます。
極北カナダ〜グリーンランドのツンドラ地帯に元々生息していましたが、現在はアラスカ、ロシア、北欧へも移入されています。 -
ジャコウウシの産毛は“キヴィット(Qiviut)”と呼ばれ、羊毛の8倍温かく カシミヤよりも触り心地がよいのですが、非常に希少なので とても高価です。
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カナダ・オオヤマネコ(Lynx、リンクス)のオス。
このヤマネコは自然界では後で述べるカンジキウサギを捕食します。 -
カナダ・オオヤマネコ(Lynx、リンクス)のメス。
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ホッキョクキツネ(Arctic fox)。
その名の通り北極圏に住むキツネで、哺乳類で最も北に生息します。
冬毛は美しいほど真っ白ですが、夏毛は茶色になります。
この2匹が夫婦なのかはわかりませんが、つがいで一生過ごします。 -
人なつっこいのか、見学者が来ると 雪とじゃれたり、元気に走り回ったりしていました。
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マウンテン・ゴート(Mountain goat、シロイワヤギ)。
ガイドが雪が残る岩肌を指して マウンテン・ゴートの説明をしましたが、どこにいるかわかりますか? -
これです!
白い毛皮が、うまい具合に保護色になっています。
敵が襲ってこない、このような急峻な岩肌をマウンテン・ゴートは好みます。
ヤギという名がつきますが ヤギの仲間ではなく、レイヨウ(Antelope、アンテロープ)に近い動物です。 -
カリブー(Caribou、トナカイ)。
シカ類で唯一オスもメスも角が生えます。
これは角を使って雪を掘り、食べ物を探すためだそうです。
※ トナカイは英語では“Reindeer”と言いますが、北米の個体は“カリブー”と呼ばれます。 -
ムース(Moose、ヘラジカ)。
木の後ろに隠れている茶色の動物です。
ムースはシカ類で最大の種ですが、隠れるのが上手なのだそうです。
ユーコン準州には約7万頭の野生ムースがおり、州の人口の約2倍です(ユーコン準州の人口:3万4000人)。
以前、カナディアン・ロッキーで近くで野生のオスのムースを見ました。
■ 関連記事 ■
カナディアン・ロッキー&バッドランド(7/全8): スプレー谷, トンネル山, バーミリオン湖
http://4travel.jp/travelogue/10817086 -
ムースの角と頭蓋骨。
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カンジキウサギ(Snowshoe hare)。
野うさぎの一種で、1回ジャンプすると3メートル跳べます。
※ 英語で“Hare”は野うさぎ、“Rabbit”は飼いうさぎを指し、イメージがかなり異なるようです。 -
ミミズク(Horned owl)。
この保護区は、傷ついた野生動物の保護・治療センターも兼ねています。
この檻の中には野生に帰す時期をまっている、もしくは野生に帰れない猛禽類4匹がいます。
※ 檻の中の動物の写真を撮るときは、フォーカスをマニュアルすると比較的うまく撮れました。 -
シロフクロウ(Snowy owl)。
以前、バンクーバーの野生動物保護センター(OWL)でも見ました。
■ 関連記事 ■
野生動物保護センター (OWL)
http://4travel.jp/travelogue/10853834 -
イヌワシ(Golden eagle)。
頭の後ろの羽が金色なので、英語では“金色のワシ”です。 -
夕食もB&BのJoanneお勧めの日本料理店“櫻花寿司(Sakura Sushi)”です。
給仕の多くは中国人ですが、厨房には日本人がいるらしく、どの料理も口に合いました。
店内は満席で、地元の人が勧めるだけあって この店も人気店のようです。日本人も働いているホワイトホースの日本食店、他にも日本食店がありますが ここが一番人気です by 昆虫博士さんさくら寿司 すし
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寿司と巻物のコンボ(Nigiri Sushi D set, 20.95ドル+税5%)。
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巻物のコンボ(Special Roll Combo, 15.95ドル+税5%)。
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天ぷらうどん(Tempura Udon, 10.95ドル+税5%)。
天ぷらとうどんが別皿で来ました。
天ぷらは、衣が厚く、フライ(deep fry)に近いです。
うどんは冷凍だと思いますが、出汁が美味しかったです。 -
その後、ウォルマートで買い物をして、B&Bに戻りました。
この日は雲ひとつない快晴だったので、後から考えると おそらくオーロラが見えたのだろうと思います。
しかし、写真のようなオーロラを想像していたので、部屋から外を見て 見えないと判断して寝てしまいました(実際のオーロラは写真とは違って かなり淡いことが次の日の夜わかりました)。
翌日は犬ぞりツアーに参加し、白銀の世界を疾走しました↓
http://4travel.jp/travelogue/10871828ヒドゥン バレー ベッド アンド ブレックファースト ホテル
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