2014/03/15 - 2014/03/16
11位(同エリア41件中)
Fluegelさん
- FluegelさんTOP
- 旅行記154冊
- クチコミ131件
- Q&A回答35件
- 218,805アクセス
- フォロワー9人
2013年に引き続き、2014年も英国へ。半月を過ごした。
3月10日(月)日本出国〜ロンドン3連泊。
3月13日(木)14日(金)Torquay 2泊。
これは、15日(土)Dunster, Exmoor, Launceston泊と16日(日)Dartmoor の旅行記。
表紙写真:Church of St Pancras, Widecombe-in-the-Moor.アングリカン。Cathedral of the Moorsとも呼ばれるのは、小さな村(Widecombe)にしては塔が高く、収容人数も多いから。300人入るらしい。14世紀の後期ゴシック建築。内部の天井には、three hares(またはTinners' Rabbits すず坑夫の兎)と呼ばれるroof bosses(浮上げ彫)が見られる。15〜16世紀、地場産業である、すず坑の収益によって、教会は増築された。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
-
Torquay を発ち、一路、北へ。Exmoor の中を走り、Dunsterに着いた。ここは、Somersetだ。High Streetの中央には、無料駐車できるスペースがある。
Dunsterは、ヴァイキングの侵入に対する、海辺の砦だった。でも、イングランドは1066年ノルマン人に征服されてしまう。その直後は、Dunestore と呼ばれていた。dune=小山、tore=tor=小山の岩砦。 -
Luttrell Arms Hotelは、13世紀、修道院長によってゲストハウスとして建てられた。porch(張り出し屋根のある玄関)は、17世紀につけられた。Luttrell家は、ノルマン人の征服前からの、Dunsterの所有者。1376年、再び領地を侵略者から引き渡された。
ホテルやHigh Stは、A.クリスティー原作、D.スーシェ主演のドラマ「名探偵ポアロ」シリーズの『コーンウォールの毒殺事件 The Cornish Mystery』ロケ地だ。題名にコーンウォールという地名が入っているのに、Somersetで撮影されたのがミソ。
High St でSomersetのジャムを求め、その店で尋ねると、近くに観光案内所があるという。 -
案内所に行ってみると、1500年のHigh Stを再現した絵があった。羊毛、そして毛糸の売買で栄えた村で、右手中央の白いテントの軒下に、毛糸が吊り下げられている。Dunsterは、中世の村がそのまま保存されたような所だった。
-
Dunsterを後にして、A39号線を走る。沿線のところどころに、展望駐車場(無料)が設けられている。Hurlstone Pointを眺める。海の向こうにには、うっすらと陸地が見える。ウェールズだ。
-
County Gateに車をとめると、野焼きをしているのが見えた。英国でも、やっぱり春先にするのね。
-
Foreland Point. Devonで最北にある岬。崖の高さは89m。
-
同じ所から東を撮ると、順光…午後だからね。
-
Exmoorを後にして、宿泊地 Launcestonへ。人里離れたfarmには番地もなく、地図でも道がよく分からなかった。A388号線を右折すると、突き当たりに別の農場があった。夕方6時だ。そこに、屋根つきトラクターでイケメンがご帰宅。車から飛び出し、道を訊いた。日没前ぎりぎりに、B&Bに到着。
写真:B&B 客室は2F。鏡台に赤いチューリップが生け込まれている。 -
客室から、夕焼けが見えた。手前の柵で囲ってある芝生は、キャンプサイト。B&Bは、夏にはキャンピングカーで泊まる客を受け入れる。DevonとCornwallの境界に建つ宿で、River Tamarを渡ると、そこからCornwall。Launcestonの街から僅か3マイル(5km弱)なのに、公共交通機関がなく、とても静か。
1892年築。全3室。この日は、他に客がなく、貸切だ。 -
1Fのguest sitting roomに、Janeがお茶を用意してくれた。差し湯もポットで。心遣いを感じる。紅茶がなくなってから、二番煎じするのでなく、お茶が濃い時、薄めるのに使う。
もともと、図書室だったのか、書棚には古い書籍が並ぶ。卓上には、アジア仏教らしき、顔の置物。英国の中流家庭は、仏教オブジェが好きだ。ただ、七福神も全て、Buddaと呼ぶ。私達日本人は、西洋絵画を鑑賞する時、イエスとダビデの区別はついているのだけど… -
全館貸切なので、買って来たsupperをとるのに、dining roomを使わせてもらった。ワイングラスまで用意してくれた。部屋に並べられた骨董品は、売り物だった。飾り棚の中のブローチやら小物も、全て値札つき。
-
ベッドマットのスプリングもしっかりしており、快適に眠れた。これは、もやは若者ではない年代には、結構、重要。ホテルでなくB&Bだからね。
前の日、夕焼けを見た景色が、朝日に照らされていた。柵の向こう、丘の上に点々と見えるのは… -
羊だった。
前泊の全7室のB&Bは、街中の住宅地にあり、車がなくても泊まれ、常に10人以上の宿泊客があり、夫婦二人で賄うのに、朝食時はてんてこ舞いのようだった。
一方、全3室となると、空室でも暮らしていけるけれど、人恋しくもあり、時々、宿泊客があれば、ということだろうか。オーナー夫妻は、前泊が労働者階級、こちらが中流階級と思われる。英国人は、泊まるB&Bを選ぶ時、どうやって階級を見分けるのだろう。 -
朝食をとるdining roomからは、鳥の餌場が見えた。皮付きピーナッツを入れているようだ。ヒワが来ている。
-
アオガラとコマドリも来た。カラならまだしも、アオガラと濁音が入ると、響きが可愛くない。アオゲラ(キツツキ)と一字違いではないか(笑)。blue titという英名の方が良い。
-
黒い鳥も来た。カラス? いえ、この目つきに、太く短いクチバシ…カササギだろう。
窓からは、チリ松も見える。Greenwayでも見た、南米産の木だ。1892年の建築当初に植えられたものらしい。樹齢100年を超えている。 -
朝食はfull English breakfast. starterはブッフェから、グレープフルーツとヨーグルト、そしてプルーンを選んだ。ベーコンは、Launcestonの肉屋 Philip Warren社のもの。Cornish `Lanson' pork ソーセージ(Launcestonは、その発音から地元でLansonと呼ばれる)。free-range(放し飼い鶏の)卵。beansは、奥の茶色いポットで供された。このソースが、美味しい。
-
発つ時、Janeがペットボトルの水を持たせてくれた。田舎のためか、水道水も美味しかった。このB&Bは、今回の旅で最も良い宿だった。お値段的にもね。
Launcestonから車を走らせ、Dartmoorに入る。Post Bridgeには、国立公園のinfoがある(写真)。陽気な高齢男性ボランティアと話した。こんな晴天に恵まれて、本当に幸運だと彼が言う。。3月16日(日)は、案内所が開いていた。翌日、月曜は休館だ。もちろん、併設の無料公衆トイレは、休館日も使える。 -
Post Bridge infoの無料駐車場から歩いていすぐ、the Clapper Bridge(大板石橋 石板が橋脚の上に置かれている)がある。13世紀、すずを(鉱山から)Tavistockまで運ぶ馬が通れるよう造られた。今でも、橋の上を歩いて渡れる。
-
古い石橋のすぐ隣に、車道としての新しい石橋がある。1780年代に造られたこの橋も、文化財に指定されている。もっとも当時は、自動車用でなく、馬車用だったのかも。
Dartmoor国立公園内に沢山ある石橋は、車が相互通行できない狭さ。橋の袂で、どちらかの車が対向車を待つ。12世紀より、Stannary Parliaments(すず鉱山立法府?)を設立し、Dartmoorでは国策として、すず坑が行われていた。その頃から、Dartmoorには村があったのだろう。建造当時からの橋を、狭かろうが、今でも使い続けるのが、英国流。 -
Widecomb の駐車場に入ると、出入口の柱に、内向きに(!)料金が示されていた。入庫してからでないと、見えない表示だ。売店で払う。どうも、週末だけ有料のようだ。翌月曜に再び前を通ったら、売店が閉まっていたから。
-
車に積んでいた軽登山靴に履き替え、ハイキングコースを歩いてみることに。このようなゲートがあっても、ちゃんと手で開く。誰かの私有地にお邪魔して歩くのだ。国立公園の中でもあるので、その点は、日本人には不思議だけど。
-
Dartmoor Ponyが放牧されている。すず坑の運搬用坑内ポニーとして品種改良され、19世紀に確立された種。閉坑時に野に放たれ、今は保存のため、半野生的に飼われているらしい。蹄鉄は、どうしているのだろう。
-
ハイキングコースを北上し、Widecombを振り返る。遠くに、木々で囲われた緑の放牧地が、パッチワークのように広がる。Church of St Pancrasが下に見える。見えない?
-
ほら、見えるでしょう。
-
Hamel Down Beaconまでは、のんびり写真を撮りながら歩いて、小一時間。beacon=高台地より、北を望む。
-
西側は、Prince Town方面。刑務所のある地区。脱獄しても、moorをさまようだけで、歩いて街まで行けないから。
-
東には、Hound Tor. その名前から、コナン・ドイルが着想を得て、The Hounds of Baskerville(シャーロック・ホームズ・シリーズのひとつ)を書いたと言われる。Torとは、風化により花崗岩が露出したもの。日本の山にも、イルカ岩だとか、名付けられた岩があるように、これは犬に見えるから、Hound Tor.
-
遠景にHound Tor, 近くにDartmoor Pony. Hound Torは、近くに道路が通っていて、簡単に歩いて行けるらしい。上記の写真も、よく見ると、てっぺんに人影があるような…
-
地平線に浮かぶTorと、羊たち。
-
gorse ハリエニシダ も咲いている。
-
この日の宿は、TavistockのB&B. A309号線沿いにあり、すぐ分かったのが、嬉しい。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
32