学生が占拠中の立法院へ行ってきました(3月19・23日）＋高雄での抗議活動もちょっとだけ（20日）

2014/03/18 - 2014/03/24

2014年3月18〜24日の7日間、台湾（台北・台南・高雄）へ旅行してきました。
今回はその中でも19・23日の立法院の「服貿」反対運動と、20日の高雄での抗議活動の様子についてです。
「服貿」とは、「海峡両岸服務貿易協議」＝「海峡両岸サービス貿易協議」のことで、その概要に関して、そしてこのために発生していることに関しては台湾に興味をお持ちの皆さまはすでにご存じだと思います。
（すみません、私自身が明確には理解できていないためうまく説明できません・・・）

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

立法院選挙の報道（18日夜）を見た翌19日、二二八平和紀念館から立法院へ足を延ばしてみました。
立法院は台北駅から徒歩10分程度です。

まだ占拠まもなくとのことでしたが、あたりはすごい人！
学生から民衆、政治団体（台湾独立派）がごったがえしていました。

つたない中国語ですが、話しかけてみた一人の女子学生は台中からやってきた子で、彼女自身は国民党を支持してはいるが、今回の協議が「黒箱」（ブラックボックス、密室協議？非公開協議）だったことが許せないと言っていました。

占拠翌日の新聞が貼られていました。

こちらは過去の政治事件？でしょうか。

お子さん連れの抗議者も多くいます。
ペットの犬に「反服貿」の服を着せている人もいました。

見にくいですが右上には「服務台」（＝サービスカウンター）と記されており、学生によって運営されていました。
報道を拡散するための各種新聞や食料などが置かれていました。

新聞は自由に読むことができ、こちらはアップルデイリーです。

立法院の外では有志による演説が行われました、その中である台湾人教授が演説をしたのですが、その教授は壇上でまず台湾ブランドのビールをゴクリ、相当盛り上がっていました。

のちに一時占拠される行政院もすでに警戒態勢です。

かわって23日、この時はすでに運動はかなり拡大し、「ひまわり学生運動」などと報道されていました。
19日とは比べられないほどの人と熱気です。
民衆からの学生への食糧支援なども盛んで、サービスカウンターは規模が大きくなっていました。
また、出たごみの分別も細かくおこなわれていました。

こちらはたしか外務省前だったでしょうか、多くのひまわりが付けられています。
また、ピンク色の紙には「服貿」への抗議メッセージや学生への激励、また警察への感謝が記されています。
今回警察は学生に臨する側ではありますが、ある警察がフェイスブックで「運動を規制する身ではあるが、君たち（学生）の仲間だよ」（うろ覚え）といった書き込みをしたそうです。

馬英九は辞任しろ（「馬下台」）
「匪不来」に関しては誤訳してしまいそうなので・・・

この辺は、台湾独立派の旗やビラが多くありました。

立法院正面への道はすごい人でした。
おまけにこの日は暑く、屋台のアイスクリームが飛ぶように売れていました。

多くの「服貿」反対ビラが貼られていました。
左上の黄色文字は「今日立ち上がらなければ明日も立ち上がらない」＝今日たちあがらなくてどうするの！？でしょうか。
間違ってたらすみません。

「當獨裁」は抗議学生がスプレーで付け足しました。

真ん中の空きスペースは病人護送用です。
滞在中何人かの学生がここより護送されている報道を見ました。
もちろん油断はなりませんがこの場にいて危険は感じませんでした。
以上が台北の立法院です。

こちらは高雄です。
高雄では国民党支部？前で学生が抗議活動をしていたようです。
これは中央公園付近ですが、通りかかるドライバーがよく呼応して盛り上がっていたのを覚えています。
また、ほかの地域の学生が台北へ行ったり（このとき費用を出す大学教授もいたとか）、また食料を届けたりという支援活動もあったと報道されていました。

以上が今回の旅での立法院占拠についてです。
ご覧いただきありがとうございました。