少し寒い春の長崎市&ハウステンボスのイルミネーション。

2014/03/22 - 2014/03/22

近頃「ハウステンボス、よかったよ〜」と話をよく耳にする。
世界最大級のイルミネーションがとにかくすごい、らしい。

じゃあ、繁忙期が終わったら私たちも行ってみない？と職場の同僚と行くことに。
1日中ハウステンボス、っていうのも何だか物足りないから、長崎市も加えてみた。

気軽な春の日帰り旅行、少し寒かったけど、天気にも恵まれていい旅になりました。

エリア ハウステンボス周辺(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

福岡市を10時に出発、太宰府インターの渋滞を抜けたらあとはすんなり長崎市街まで約3時間。
まずは車を止めて中華街へ。
個人的な好みとしては、雰囲気とか規模とか神戸の中華街の方が上。
横浜になると広過ぎる印象。

3連休中日、気候もいい、とあって観光客で賑わう中華街。
「よりより」「月餅」など定番のお菓子も健在。

ここに来るの、何年振りだろう……。

今日のランチは「トルコライス」か「ちゃんぽん」か「皿うどん」か！？。

中華街をブラブラして見つけた「ハトシ」とその横に並ぶ「ごま団子」がとても美味しそうだったので、ランチは食べ歩きに変更。
で、「ハトシ」とは何物ぞ？
海老のすり身を食パンに挟んで、油で揚げたもの、だそうです。

愛想の悪い店主（？）に「10分くらい時間かかるけど、いい？」と聞かれ、待つこと10分。
（てか、張り紙には4〜5分って書いてあるんだけどね……）
待った甲斐があった、ってもんよ。
熱々のハトシ、美味しかったよ〜。
ちょうど出来立てに当たったごま団子も、外はパリッ、中はふんわり。

「愛想の悪い店主でも、この店、正解」というのが二人の一致した意見。

ついでにその横にあった「マーラーカオ」が気になる……。
何だ、それ？
中華風蒸しパン、だって。

お芋が入ってたのかな？　もっちりして、少し油っぽくて、お腹に溜まる感じ。

こっちも美味しかったよ。

他のお店の「マーラーカオ」は、色も形もこれとは別物。
家庭のおやつ、的なものかと思われます。

大浦天主堂。
入場料300円。
1864年完成、1933年国宝指定、日本にある天主堂の中で最古のもの。

大浦天主堂とかグラバー園とか、昔は「修学旅行で来た」くらいの感覚しかなかったけど、大人になって来ると、その姿の変わらない美しさとか定番の観光地っぷりにホッとする。
ベタな場所なのに、何年に一度は「あ〜、長崎行こうかなあ」と思うから不思議。

長崎の桜は咲き始め。
今日の長崎は風が強くて、体感温度が低い。

大浦天主堂のすぐ裏に位置するグラバー園から市街地を臨む。
入場料600円。

クローバー型が印象的、旧グラバー邸。
1863年に建てられた現存する日本最古の木造洋風建築。

「この辺、紅白で福山雅治が歌ってたよね」
「そうそう。寒かったろうね」
「長崎といえばやっぱり福山？」
「さだまさしも。前川清も長崎だよ」
「ああ……。でも、一番有名なのはやっぱり福山じゃない!?（と納得する）」

旧グラバー邸＝福山雅治が紅白で寒い中歌った場所。

長崎市街からハウステンボスまでは、高速道を利用して約1時間半。

17時以降に入場できるチケット「ムーンライト入場チケット」が2,000円（「世界花火師競技会」開催日の特別価格らしい）。
アトラクション施設は利用できないけど、今回はイルミネーションと花火が目的なので、それを購入して夕暮れのハウステンボスに入場。
17時から入場する人もかなりいることに驚き。

通常なら4,200円（結構高いんだよ…）。ラッキー。

園内はチューリップが満開。

正直「チューリップかあ」くらいにしか思ってなかったけど、綺麗に手入れされたチューリップは本当に美しかった。
チューリップの次はバラ（バラ園準備中）。

再建に奮闘する上層部はもちろん、季節ごとに観光客を呼び込むための策を練り、試行錯誤しながら大切に大切に園を育てている従業員の方々の姿が見えるようで、若干感動すらしたハウステンボス。


キャラクターが微妙だったり、イルミネーションのためのワイヤー（？）で体をグルグル巻きにされたテディベアにギョッとする場面もあったけど、それはご愛嬌、ということにしとこう。

日が暮れ始めたら、本格的なライトアップの始まり。

この季節なのにまだトナカイがいたりするから微妙に垢抜けない印象になるんだよなあ、と独り言、言ってみた。


友人の話によると、このイルミネーションは自家発電で賄っているらしい。
このご時世、これだけの電気量を電力会社から買ってたら、維持費も世論も大変なことになるもんね。

ドムトールンのイルミネーションは（おそらく）30分おきくらいに変化。

夜になると一段と寒さが身に染みる。
もっと厚手のコート来てくればよかったね、と友人と反省。
あまりに冷えるので、イルミネーションが見えるカフェで一休み。
友人はホットワイン（700円）、私はホットコーヒー（500円）。

こうしている間にも、人の波は途切れることなく続く。

一度は会社更生法を申請して破綻した会社がね……。

行き交う人は、みんな笑顔。
こういう場所もたまには、いい。
ついでに、一人旅以外の旅も、たまには、いい。

お土産の店が軒を連ねるアムステルダム広場もライトアップ。

ショップでお土産を見てたら、爆音が鳴り始めた。

少し寒い中で楽しむ春の花火もいいもんです。

ちょっとびびった、大胆なカステラのオブジェ。

ここのお土産はどれも意外と高い。
でも、「ハウステンボス限定・柿の種」とか世界のビールにワイン、地ビール（製造は福岡市西区。こういうとこが残念の所以なんだな……）、オリジナルのカステラや輸入チーズなど、面白い商品が揃っている上、ほとんどの店は23時まで営業。

さすがに試食は少なかったけど、「買って頂く」姿勢は素直にすごい、と思う。
私もお土産に柿の種と地ビールを。

長崎の日帰り旅行はこれで終わり。

福岡までは高速で約2時間半。

それにしても、西九州道って暗すぎ！。
対面通行だから、ライト上げられないし、怖くてスピード上げられないし、そんなこんなしてると後ろが列になっちゃうし。
一般道だったら、路肩に寄って「どうぞ、どうぞ。お先にどうぞ」ってできるのに、高速だとそんなこともできないし。

よかった、無事に着いて。

楽しい時間でした。次回も楽しみにしてるよ。