69.サッシだけじゃないよ！マテーラ

2014/02/21 - 2014/02/23

マテーラといえば「サッシ（洞窟住居）」
確かにサッシ地区と渓谷の景色をみれば十分満足出来るかも知れません。でもどうせ訪れたのならば、欲深くマテーラの町を楽しみたい。町を案内してくれる３輪車だってあるのですよ。乗りたかったけど一人じゃ、こっぱずかしいので乗りませんでした。でも乗りたかったです。

エリア マテーラ(イタリア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

Ｂ＆Ｂの朝食は９時から。朝食前の散歩です。
緑色のドアが"mani nell'arte"というＢ＆Ｂの経営者のオフィスです。芸術品のオフィスのようでＢ＆Ｂには作品と思われる物がお洒落に飾ってありました。

オフィスの横の道からサッシ地区に降りていきます。

外れにあるアゴスティーノ修道院に向かいます。教会は朝早くから開くので、もしかしたら内部を観れるかも知れないし。

"Sant'Agostino"（サンタゴスティーノ修道院）１６-１８世紀
残念ながら開いていません。というより今は廃墟になっているような感じでした。

目の前に展望台がありました。

ここから眺める景色もなかなかのものです。
朝だという事もあって清々しいし〜。

下りて来た道とは異なる道を使ってＢ＆Ｂに戻ります。

途中の景色はこんな感じ。

謎の石文字。

ジグザグの階段を歩いて行くうちに方向感覚を失って行きます。

"San Pietro Barisano"（サン・ピエトロ・バリサーノ教会）
Ｂ＆Ｂ近くの教会です。冬は開くのが１０：３０から。

あっという間にＢ＆Ｂまで戻ってきました。サッシの歩き方のコツをかなり掴んだようです。

"S.Giovanni Battista"（サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会）１３世紀
ここもＢ＆Ｂの近くの教会です。

"Piazza.San.Rocco"（サン・ロッコ広場）にあります。
広場の名前通り、（元）サン・ロッコ修道院の建物もこの広場にありますが、外観はこちらの勝ち！素晴らしいです。

入り口は細かな彫刻で装飾されてます。

この他にも、ぞうさんがの装飾があったり外観を観てるだけでも十分楽しめます。

内部は暗くて写真はピンボケばかり。
これは主祭壇ではなく礼拝堂です。

シンプルだけど趣のある内部でした。

"Piazza Vittorio Veneto"（ヴィットリオ・ヴェネト広場）

朝のDuomo（大聖堂）を真正面から拝みます。

そして広場で朝の一服。
マテーラのあらゆる場所に設置されており愛煙家には有難かったです。しかし、こんなに数があったら清掃も大変だろうな･･･ってお察しします。

"AL CALDERAIO"（鋳掛け屋さんへ）１９６２年
この像が誰なのかお調べになられてた方がおられたので、私が代わりに調べて来てあげましょう！って調査してきたのですが、特定の人物の像ではなさそうですよ？！

"Purgatorio"（プルガトリオ教会）１８世紀

日本の皆様がドクロ教会と呼んでいる教会。

内部は華やかで美しかったです。

クーポラ

"Via Domenico Ridola"（ドメニコ・リドラ通り）
この通りで、頬に擦り傷つけた２歳位の男の子が歩いていたので（わんぱくさん！）とクスっと笑ったら「Ciao!」と片手をあげて挨拶されました。軽さの遺伝子はしっかりと継承されているようです。

"Palazzo Lanfranchi"（ランフランキ宮殿）１７世紀
左側の入り口は教会になっています。

教会じゃなく、宮殿内の礼拝堂なのかしら･･･。名前不明。

何かのイベントがあるようです。

タイトルは「文化人になる為に役立つ会」
クイズ大会でもあるのですかね？？？体重計は何のため？？？

"Via Bruno Buozzi"（ブルーノ・ブオッツィ通り）
なだらかな下り坂を通ってイドリス教会に行きます。

やはり階段は登らないと行けません。

ごつごつした岩が見えてくるとワクワクします。

"Santa Maria de Idris"（サンタ・マリア・デ・イドリス教会）１４世紀
冬は１３：３０までしか開いていません。

入場料３ユーロ（写真撮影禁止）
洞窟に書かれた壁画がみれます。１１世紀〜１８世紀頃の壁画があります。わざとタッチを合わせて描いているのかも知れませんが、１１世紀のものと１８世紀のものの違いが分かりません。１８世紀でこのレベル？って感じでした。でも内部をみれて満足です♪

"San Pietro Caveoso"（サン・ピエトロ・カヴェオーゾ教会）１４世紀
イドリス教会の下にある教会

ミサでもやっていたのかなぁ？何故か内部の写真がありません。

この広場でおじさんに「日本人か？ガイドブック持っているんだ。」と声をかけられる。

車のトランクから出してきたガイドブック。
くれるのかと思ったら「６ユーロを５ユーロにしておくよ」と。私の支払いリミットは５ユーロのようで「５ユーロ」と言われると、直ぐにお金を出してしまいます。買っちゃいました。

"San Pietro Barisano"（サン・ピエトロ・バリサーノ教会）
ここも冬は１３：３０までしか開いていません。ファサードは１６世紀のものですが、内部は紀元１０００年のものだと考えられているそうです。おじさんから買った本に書いてありました。

入場料３ユーロ（写真撮影禁止）
イドリス教会との共通券は５ユーロ。共通券は買わなかったけど、イドリス教会の入場券を見せたら、ちゃんと１ユーロ値引いてくれました。ここは洞窟の地下に入れて面白かったです。

シエスタ（昼休み）は、外観を楽しめるところを散策。

"Castello Tramontano"（トラモンターノ伯爵の城）
重税に耐えかねた市民の反逆により伯爵は殺され城は完成しなかったそうですが、１６００年代には監獄として使われていたそうです。（おじさんから買った本より）現地ツアーで城の敷地には入れるはず。（観光案内所でもらった地図より）

"Matera Sotterranea"（マテーラの地下）
土日だけのツアーですがマテーラの地下に入れます。案内の写真をみると１９９１年には水が沢山あった場所を２０１２年には水がなくなり、過去の水跡を観光しましょう！！みたいなツアーでしょうか？

入り口はヴィットリオ・ヴェネト広場にあります。
午後は１５：３０からなので１５：００には広場に来て開くのを待っていました。１５：３０の鐘が鳴りました。でも開かない。「今日は休み？」って電話したら「１５：３０からだ！」「もう１５：３０だよ。」「まだ１８分だ。」って。時計をみたら本当に１８分でした。失礼。

１５:３０丁度に係りの人がやってきました。時間に正確です。
で、チケットを買おうとしたら「始まりは１６：００からだけどいい。」って。次から次へとやってくるお客さんに同じ案内。皆、チケット買ってから３０分待ち。

うぅ〜ん･･･今から３０分どうやって時間潰そうか。

広場にあるBarでお茶して時間を潰すことにしました。

入場料３ユーロ。所要時間１５分程度。
歩きながら案内を聞くのではなく、通路を歩いた突当りで皆がそろった所で案内が始まります。

一通り説明が終わった後に「何か質問はありますか」と質疑応答するそんなツアーでした。言葉が分からないから私は全然理解出来ませんでしたけど、他の皆は満足したような感じでしたよ。

"Santa Lucia"（サンタ・ルチア教会）
シエスタも終わり、教会が開きだす時間になりました。

可愛い教会でした。

"Santa Chiara"（サンタ・キアーラ教会）１７−１８世紀

入り口上のマリア様が印象的

シンプルな内部。

天井はすっきりしていながらも可愛い。

"Museo Archeologico Nazionale"（国立考古学博物館）
入場料は２．５ユーロだったと思います。

誰も入っていなくて、館員さんが慌てて館内の電気をつけて回られました。

図解が分かりやすくて、小学生とかに見せてあげたい博物館でした。

石の町イタリアも原点は日本と同じ住居だったんだ･･･｡
勉強になりました。

"San Francesco d'Assisi"（サン・フランチェスコ・ダッシジ教会）１３世紀

しぶい内部

天井も素敵でした

"Palazzo Sedile"（セディレ宮殿）１６−１７世紀

このセディレ広場にはスーパーがありました。
本日の夜食を買ってＢ＆Ｂに戻りました。

この旅行記へのコメント （10）

• ゆーりはまーさん 2014/03/15 09:57:04

  沢山の教会

  spumamiさん、ボンジョルノ！
  
  いやあ沢山の教会。マテーラの教会全制覇ですか？
  サッシだけじゃないよって本当ですね。
  
  私的にはＶ．ヴェネト広場でまったりしながら煙草をふかしてるのがいいな。
  
  そうそう、食事のレポートが少ないんじゃないか？
  ホテルの食事、バールのお茶、スーパー仕入れの夕食でいずれも写真なし。
  昼食はどうしたの？
  
  ゆーりはまー

  spumamiさん からの返信 2014/03/16 00:06:25

  RE: 沢山の教会

  Buonsera!
  
  マテーラの教会の制覇は無理です。
  開いてないし･･･登ったり降りたり大変ですし。
  まぁ長年かけて頑張ってみますかっ！制覇！！
  
  私と同じ露天喫煙派ですか？
  広場で、空の下で、煙草を吸うのって美味しいですよね〜。
  でも私の友達は、そんな私と一緒にいるのが恥ずかしいらしいです。
  女は、人目を気にして煙草を吸えって思っているみたい。
  その子も喫煙者なんですけどね･･･。
  
  Barの食事の写真は私が飽きちゃった。
  
  spumami

• satさん 2014/03/11 22:47:29

  たしかに注目をあびそうな三輪車

  spumamiさん　こんばんは。
  
  マテーラは洞窟内のフレスコ画に惹かれます。
  階段が多いようなのに、三輪車！
  注目を浴びたい方にはよさそうですが、たしかに恥ずかしいかも。
  
  体重計が並んでいるのは、なんなんでしょうね。
  ツボにはまったｗ
  
  sat

  spumamiさん からの返信 2014/03/11 23:57:34

  RE: たしかに注目をあびそうな三輪車

  お久しぶりです！いつも投票＆コメント有難うございます。
  
  モザイクやらフレスコ画が好きならば
  本当にイタリアは魅力たっぷりの国でしょうね。
  私は絵心がないからでしょうけど、
  １８世紀でこの絵？？って思って、
  １６世紀であの絵を描いたミケランジェロは偉大だわぁ〜
  って違った意味で感動してました。
  
  イタリアって、
  何故こんな所に？？？って所に体重計がありますよね〜
  フィレンツェのミケランジェロ広場にも
  体重計があったんじゃないかな？？
  自分の血液型は知らないくせに、体重は気になるのかしら？
  その割には横に体格のいい人多いですけどね（＾ｍ＾）
  
  spumami

• ciao66さん 2014/03/11 21:37:38

  町を案内してくれる３輪車・Santa Maria de Idris・Palazzo Sedile

  ３輪車は面白そうですね♪こんな珍しいものを折角みつけたのだから、
  人目を気にせずに乗ってみればよかったのに・・・。
  
  教会巡りのなかでは、岩山の教会　Santa Maria de Idris　が迫力満点ですね。
  キリストの居たころの原始キリスト教の教会の雰囲気？
  ローマにある遺跡を利用した、サンタマリア・デリ・アンジェリ教会も岩がごつごつで面白かったですが、それ以上に岩そのものですね。
  
  
  最後のほうに登場したPalazzo Sedileのデザインもいいですね。
  ツインタワーの奥にドームが有ってふしぎな雰囲気です。
  ドームの向こうはどうなっているのでしょう？
  
  物売りの出現も流石南イタリアという感じでしょうか。
  5ユーロの本が役立ちましたね♪
  出会えば、ほとんどの日本人が買いそう・・・。
  

  spumamiさん からの返信 2014/03/11 23:48:24

  RE: 町を案内してくれる３輪車・Santa Maria de Idris・Palazzo Sedile

  こんばんは〜。
  
  ３輪車は誰かと訪れた時に乗ってみます（＾＾）
  
  Idris教会は素敵でしょ〜。
  そうですね。ローマのアンジェリ教会も岩でゴツゴツですね。
  私も好きです！ゴツゴツ！！
  
  Sedile宮殿は、凱旋門のような教会のような素敵なデザインですよね。
  奥は広いと思いますよ。今は役所的な公共の場所として使われてました。
  
  ガイドブックは中を見ずにかったのですが
  町の歴史的内容というより、教会の説明が多かったので
  本当に買って良かったです☆
  
  spumami

• まほうのべるさん 2014/03/11 20:57:32

  ガイドブックは何か国持っているのかな？

  こんばんは、spumamiさん。
  
  マテーラ＝サッシという言葉しか思いつかなかったけど、素敵な教会もあるんですね。ドクロの模様のドアなのに内部はドクロの模様とは無関係でとても素敵だったりして。
  
  インホメーションのマークがある可愛い三輪車があるんですね。
  
  「日本のガイドブック持っているよ」って行った人は初めから販売目的だったの？
  車の中には日本語以外に何か国のガイドブックがあったのかな？
  イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・などなど
  あるのかな？
  
  端から端まで歩きつくしたい。歩き疲れたら階段に人目を気にせず座ったりして。
  
  ｂｙまほうのべる

  spumamiさん からの返信 2014/03/11 23:40:56

  RE: ガイドブックは何か国持っているのかな？

  こんばんは〜。
  
  たぶん、あのおじさんは露店で本を売っている人だと思います。
  トランクには色んな本が積んでありました。
  そして「日本語、日本語･･･あれ？･･･あった！！」って
  出してくれたのがあのガイドブックでした。
  
  洞穴ばかりならんだ地区もあるんですよ。
  そこには古い洞窟教会が幾つもあります。
  でも開いている確率は低いし、野良犬が多いとの情報も･･･。
  だから私は行きませんでしたが、
  べるさんのフットワークならば行けると思いますよ。
  本当、早くマテーラに訪れて旅行記ＵＰして下さいね。
  
  spumami

• ももであさん 2014/03/11 19:05:07

  鋳掛け屋さん

  なるほど。そういうことでしたか。
  ありがとうございます。
  
  長年の謎が解けて、ほっとしました♪
  
  鋳掛け屋という職業自体、勉強になりました。

  spumamiさん からの返信 2014/03/11 23:33:30

  RE: 鋳掛け屋さん

  こんばんは〜。
  いつも教えて頂くばかりだったので、
  少しはお役に立てたようで嬉しいです♪
  
  この像をみつけた時「あった〜〜！！」って
  おかげ様で興奮出来ました。こちらこそ有難うございます。
  
  spumami